2011/08/16

逆境に負けない精神を身につける方法



登山。逆境に負けない精神、メンタルタフネスを磨き、決めたゴールを貫くまで踏ん張りをきかせるようにするには、どのような取り組みが一番効果的なのか考えると、最も身近で、費やした時間に対して、効果が高そうなもの。それが「登山」だ。チョモランマやK2に挑む必要はなく、自分の力量に応じた高さを選べば良いし、普段あまり体を動かす必要がないなら、1000m級であっても、結構な道のりだと思われる。富士山は日本最高峰であり、幼少の記憶でしかないが、とても大変だったことは昔のことながら覚えている。子供に挑戦させたり、家庭の風土として、定期的に山に登って頂上制覇の祝福をあげるというのもいい。一緒に仕事をする仲間とともに、1つの同じ目標(頂上制覇)というのに挑戦して一緒に達成感を味わうのもいい。険しい山道をひたすら登ることは、換言すれば、毎日の地道な1つ1つの努力を積むということを擬似的に体験しているようなもので、諦めて下ろうと思えば自分の意思でそうすることができるし、歯をくいしばって、最後までやりきろうと葛藤し、奮闘することと等しい。時にゴールが見えるときもあれば、全く先行きが見えないときすらある。振り返れば随分高みにいることを体感する瞬間もあるし、まだまだスタート地点と変わらないことも体感することができる。登山、そのシンプルな体験は、我々の不屈の精神を磨く絶好の機会なのではないか。