中国のOnline Game市場はこれからが本格的な成長段階に入る。市場規模は2011年には約6000億円規模まで急速に拡大し、現状(2008年)の2500億円規模から2.4倍に膨れる。距離と時間を問わないOnline Gameという産業はインフラ(高速回線)さえ整っていれば恐ろしい速度で拡散する可能性がある。2009年11月成都で、WCG(World Cyber Games)という世界的なゲームイベントが開催される予定となっており、今後の中国のOnline Game市場への参入機会を狙っている企業の熱い注目を集めるのではないか。そもそもGameというものは単純にアルゴリズムを感じてしまうような対コンピューターよりも人間の思惑が絡み合うOnlineや対戦型(あえて対人型と言うべきか)のGameというものには強い中毒性があると思うのは、私の経験談から言えることなのだが、中国でOnline Gameが、社会現象もしくは、社会問題になることは、さほど遠くない未来のお話である。
2009/05/14
2009/05/09
中国通信産業の政府支援について
3Gサービスでは中国独自の規格であるTD-SCDMAを採用している中国移動が政府から優先的に巨額の技術支援を受けるという見方が強まっている。規格に関しては以前、本Blogでも書いたことがあるが、中国の通信産業及び、マーケットを独占するためには独自規格によりインフラを整えるということが有効な政策であることからも、200億元に及ぶ支援は中国移動に重点投資される可能性が高いと考えられる。
ラベル: 中国産業
2009/05/07
PCの普及を凌ぐ3G携帯Userの増加率
中国では現在9000万台のPCが普及しているが、それを凌ぐ勢いで3G携帯Userが急増するとの見通しが示されている。中国ではここ数年で携帯電話利用者が6億人に急増したことを考えると、3G携帯(第三世代)への移行も比較的早い段階で進んでゆくとの見方を強めている。キーポイントはゲームなどのアプリの開発で、ユーザー増加を左右するファクターであると中国情報部は予測している。また日本は、2008年に中国で認可が承認された3G携帯の通信分野で協力提携を行っていく合意文書に署名しており、特にゲームの配信や電子決済などの開発に重点を置いているのが現状である。
ラベル: 中国産業
2009/02/25
日本的雇用慣行と香港的雇用慣行
ラベル: 中国産業
2008/04/25
ジェネリック医薬品について
今週は主に中国のエネルギー資源とジェネリック医薬品産業について勉強した。特にエネルギー産業については、以前ロシアの政策でインプットしていたので、比較的敷居が低くなっていたが、ジェネリック医薬品という分野は、正直空っぽだったので、相当梃子摺ったし、風邪を引いていたため睡魔とも闘う有様。体調が回復したらもう一度調べなおそうと思います。
NPV=(p2009-AVC )×q2009/(1+r)²+(p2010-AVC )×q2010/(1+r)³-E
p=原薬の市場単価
q=年間生産量
NPV=正味現在価値
AVC=平均可変費用(原薬1単位の原材料コストと労働力コスト合計)
E=参入コスト
これに特許切れの年数と需要が存在するであろう期間と、特許が存在しない途上国での
参入を想定して計算すれば、ジェネリック原薬市場における企業の参入決定のファクターが導き出せる。極論ずれば、特許制度が緩い国ほど、企業の競争力は高い。後は現状参入している企業をキャッチアップすれば、この分野はひとまずおしまい。知らないことほど莫大な時間を消費する。知らないことは知っているひとに聞くのが一番安上がりかもしれないと思った。このインプットが意味をなすのは、きっと特許が存在しない途上国(社内)から先進国(社外)へ出たときだ。
ジェネリック原薬市場は、ようするに計算式からインドと中国が優位性があるということだ。
アジアの人口動態を考えると医療費の負担軽減を、ジェネリック医薬品で補うことで、少子高齢社会へのソフトランディングの一部を補えるのだろうか。ソフトランディングはしないと思うが、今後ジェネリック医薬品のシェアは飛躍的に伸びてゆくだろう。
ラベル: 中国産業
2008/04/19
苦い思い
香港に赴任して3週間が経過し、非常に苦い思いをした。仕事は仕事で120%やりきらなければならないのは当然。自己成長のための努力は仕事とははっきりと区別してやる。その自己成長のための計画が遅れている。計画は単純に雲雨傘だ。
①雲:客観的な事実を把握する。
②雨:自分の考えを①から抽出する。
③傘:具体的なアクションに移す。
つまり「雲を見て、雨が降ると予測し、傘を持って外出するという行動に出る」これを今回の計画に置き換えると、①中国の産業全体を把握する(俯瞰⇒ミクロ)②その事実から何が起こるか、何が起きているか考察し未来を予測する③会社に提案できるものは提案、自分でやるべきことは自分でやる。このようなステップを描いて渡航したのだが、失敗した原因は2つ、中国について、単純に自分があまりにも無知であったということ、情報のインプットだけでも多大な時間を要し、1ヶ月で②まで引き上げるような状況ではなかった。また産業についても、あまりにも知らなさ過ぎた。2つ目は想像以上に中国の産業の流れ、変化が早くインプットしている間にも変化をしており、社会主義特有の法律の改定により、昨日OKだったものが今日はNGや、中国のフィルターで情報収集をすると言語のハンデにより、読み込みに時間がかかる。また情報の信憑性や情報がいつ出たものかを注意して確認する必要があるため。私の力量が良くも悪くも明確になった3週間。苦いの一言だ。非常にいい経験にはなったので、今後は立て直しをして、自分が納得できる状態にしてゆきたい。ほか、外的要因は語学力アップのための施策、ネット環境整備の遅れぐらいで、そもそも出国前に①を完結すべきであった。苦々しい悔しさが頭の中、一杯だ。
ラベル: 中国産業
2008/03/02
中国で海賊版が大量生産される構造
中国で海賊版が大量生産される構造について、何であんなに海賊版が多く作られるのか疑問に感じていたのだが、その背景には、中国市場の競争の激化にともない、生産過剰となった製品の低価格販売による収益性悪化と弱小企業淘汰に起因していることが考えられる。一部大企業、外資によるシェアの独占とともに数多くある低収益企業にとってR&Dや技術力向上への資金調達が困難となり、開発などへのモチベーションは資金調達の現実と合わせて著しく低下する。結果として安易なコピー商品による経営へ流れてしまう企業が特に家電や電子産業に多くみられる。そうした一連の流れを理解せずに海賊版商品というだけの側面で中国を捉えてしまうと、中国の本質を見誤ることとなる。しかしながら国民性という人間の集団としての要素も少なからずこうした海賊版商品というものに反映されていることは否定できないと考える。
ラベル: 中国産業