1ヶ月ぶりに整形外科へ、再度レントゲンを撮ってもらい、ようやく歩行練習の許可がおりる。この結果を日ごろ通っている接骨院に共有し、いよいよ復活に向け、地道なトレーニングが始まった。1ヶ月間使っていないと、足をつくだけでも激痛が足の裏に、重心を半々にすることすらままならない。左足の筋力を戻すとともに、足首も硬くなってしまったので、ここもリハビリをしながら、スムーズに歩けるように、次は走れるようにしたい。靭帯のこともあるので、あわてて取り組むのだけは注意をしてゆくが、はやく松葉杖を卒業したいものだ。
2010/05/13
ロシア版シリコンバレー(Silicon Valley) スコルコボ(Skolkovo)
ロシアのメドベージェフ大統領が、モスクワ西部近郊スコルコボ(高級別荘地)の広大な国有地に、先端技術産業(主にエネルギー、IT、通信、バイオ、原子力)の研究施設などを誘致して、人口3万~4万人の、世界中から最もイノベーティブな人々が集まる “イノベーション都市”「ロシア版シリコンバレー」を建設する計画を発表した。100億ルーブル(約300億円)の政府予算が割り当てられた重要な国家プロジェクトである。そもそもロシアが米国のシリコンバレーを自国に作ろうという、これ以上にない皮肉は、シリコンバレーの歴史(Seacret History of Silicon Valley)を辿れば理解することができる。シリコンバレーが発展した背景には当時のソビエト連邦の存在が少なからず影響を与えていたというわけだ。ロシアにはなく、米国にシリコンバレーのような都市が創り出された条件を考えてみると、およそ現在のロシアでは、政府主導でそれを実現するのには困難だと容易に想像がつく。
米国からは、Ebayの社長兼CEOジョン・ドナヒューやTwitterの共同設立者の1人、ジャック・ドーシーや米国政府代表団13人がモスクワを訪問、VCであるエスター・ダイソンは「シリコンバレーを創るために必要なこと」を語っている。シリコンバレーを創り出すために必要なのは、有意義なイノベーションへ報い、失敗から学ぶ価値観を定着させること、そして優れた品質の製品、サービスを正当に評価し、それに正当な対価を支払う顧客の存在があるということ。果たしてロシアに、この2つがあるかどうか。
ロシア版シリコンバレー構想の一部抜粋
-アドバイザリーはドミトリー・メドベージェフ大統領をはじめロシア政府の
閣僚クラスが多数、海外からもリー・クァン・ユー元シンガポール首相等
著名人が名を連ねている。
-最先端の技術・製品を世界市場に供給し、2015年までに
3000億~6000億円の売上を実現。
-ビジネススクールの授業料は2年間で1000万円以上
-高度専門技術者に対する入国規制を緩和する
-労働許可証の有効期限を現在の1年から3年に延長し、
その後も3年ごとに延長を可能とするほか、
雇用主の確認だけで取得を可能にする。
-高度専門技術者は年収200万ルーブル(約630万円)を
下回らないこととし、労働許可証の取得者は同伴家族とともに
居住権も与えられる。
-住民税の税率も外国人の場合30%だが、高度専門技術者は
13%に軽減される。
スコルコボが選ばれた理由として、大統領は、スコルコボの土地のほとんどを連邦政府が保有しており、開発が容易なことから、センター立ち上げまでのスピードを重視した点と語っているが、開発利権が絡んでいる可能性は高い。現に、スコルコボには新興富裕層が使うゴルフクラブもあるうえ、そもそも科学技術の集積する大学・研究機関の近隣ではなく、ビジネススクールであるスコルコボに設置されることに関して批判を浴びている。またこの国家プロジェクトにロシアは日本の先端技術を導入したい考えで、領土問題をエサに積極的な首脳会談を行っている。「日本の首相が誰になっても交渉を進める」と事業成功への意欲を強調している点からも、この事業への熱の入り方がうかがえる。
シリコンバレーといえば、スタンフォード大学だが、英国で言えばケンブリッジである。中世のハイテク産業であった羊毛産業、革新的な毛織物技術によって新製品を生み出し、ヨーロッパ大陸にも輸出するほど繁栄を誇り、羊毛産業で蓄えた莫大な富を、教育にも惜しみなく注いでいく。ケンブリッジは、近郊のハイテク産業の支援のために多数の研究所を有する。スコルコボにはこのような背景がないことが最大の欠点だと私は感じているが、世界の視線は、このスコルコボに注がれているのは間違いないようだ。
ロシアよ、汚職と賄賂まみれから脱却し、1バレル70ドルより上か下で一喜一憂するようなお粗末な経済基盤におさらばし、世界をワクワクさせてくれるようなイノベーティブな技術や企業をどんどん輩出してくれることを期待したいが、それよりも日本が、そのような活力を持たなくてはいけない。
ラベル: 話題
2010/05/12
2010/05/09
休日はFrenchで癒される
多忙な日々の食事と言えば、体に栄養、短時間でバッと済ませることが多いが、休日の食事はこうあるべきだと感じた本日のLunchである。近所に本格的なFrenchをリーズナブルな価格で提供してくれるFrench Restaurant CHARMER(シャルメ)ランチMenuにはパスタランチ、ワンプレートランチが1000円程度とかなり値ごろ、Special Lunchでも頬っぺたが落ちそうな美味しいコースが2600円程度とお勧め中のお勧めレストランである。時間をかけてゆっくりと口に運ぶ、絶品料理を味わいながら、のんびり過ごすLunch Timeは、日頃の体に栄養という食事の仕方とは打ってかわって、心に栄養、繊細な味を楽しむ贅沢なひとときとなる。ここがエサと食の境界線。たまにはブラッと贅沢Lunchをするのも良いものです。食事が終わるとシェフが直々にご挨拶に出て来るのもこだわりがあって素敵。店員さんも、丁寧に料理の説明をしてくれるので、食べる前から心が弾みます。お試しあれ。
GWの連勤で腫れあがった足も、今日はゆっくり静養。
ラベル: 話題
2010/05/06
本屋さんから本を頂く
ラベル: 話題
2010/05/05
祖母と両親
久々に祖母と再会。端午の節句ということで、うちの両親と一緒に祖母が遊びに来てくれた。言葉が随分話せるように回復していたことには驚いた。私の姿を見るなり、大丈夫というような視線と声をかけてくれた。隣を通るときにも肩にポンとたたいてくれて、記憶が徐々になくなっていく中で、当時と変わらない温かい愛情を感じた。一緒に食事をしながら、両親を見ていると、当時祖母が還暦のお祝いで、親戚一同が集まって、食事会を開いたときのことを思い出す。還暦といっても、当時の祖母は私から見たら、全然若々しいと感じていた。その年齢に両親は到達したわけで、20~30年という時間のズレが祖母と両親に存在しているが、こうやって世代がどんどん移り変わってゆくのを目の当たりにしていると、少し怖気づいてしまいそうになるが、そもそも人類は滅びへとむかっているわけで、それが天文学的な時間軸だからピンとはこないが、精一杯生きようとする、人生を全うする姿は、至極心を打つ。その姿に勇気付けられるわけだから、人間とは実に不思議な生き物だ。
ラベル: 人生
片足の生活
片足の生活になって2週間が過ぎた。誠に何の役にも立たないありさまで、非常に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。ようやく昨日で6連勤が終わり、足はミッキーマウスのようにむくんで、丸みを帯びてパンパンにふくらみ。血行が悪いものだから、ふくらはぎには強い痛み、腿は長時間正座をしていたように痺れすらある。手は松葉杖を握って体重を支えるために、皮がめくれ、圧力で握るのも痛い、脇の下も松葉杖をはさまなくてはならないため、同じように痛みを抱えている。ひと度歩けば、登山をしているような気分で、常に自分との戦いという状況。何よりも仕事で売場に立てないことの影響は如実だ。GW明けにはなんとかリセットする。現状は一進一退と苦しい戦いである。この気持ちを忘れないようにここへ綴っておく。
ラベル: 話題