池田信夫さんの記事に面白い内容のものがあったので、少し自分なりに解釈した内容を書いてみようと思う。確かにエンロン事件がアメリカ資本主義に与えた大きかったと思う。池田さんのおっしゃる通りで民主主義の長所も欠陥も企業に持ち込まれるということは、例えばSOX法(日本も内部統制と話題になっているJ-SOX法)による過剰なまでの規制などで、アメリカ企業が持つ本来の躍動感ある競争力やパワフルさが失われる懸念もあるだろう。その中で株主民主主義の行き過ぎを恐れる必要はないと池田さんが書いているのだが、なぜ日本を除外できるのか?という質問があがっていた。裏を返すと日本の株主民主主義が行過ぎるぐらいになっているかというと、不思議の国のM&Aの中にもあるように、まだまだ米国に見られるような段階にも入っていないし、買収防衛策に頭を使ってもさほど注目すらされていないし、魅力も感じてもらえてないのが現状で、過剰ガバナンスによる足枷の方を考えなければならないは同感です。