リッツ・カールトンと言えば5つ星ホテルとして、最高のサービスを私達に保証してくれている有名なホテルだが、クレドと呼ばれる信条が書き込まれたカードを従業員が全員所持していて、常にその原理原則に基づいて個人ができる限りのサービスと感動を顧客に提供できるような組織や仕組みが確立されていることでも、よく知られている。改めてサービスとは何かを感じることができる1冊である。難しく考える必要はない。ひとりの人間として相手に自分が、どんなことをしてあげられるか、思いやりや気配りを持てるかどうかということだけなのだが、それを全員が実践できることが素晴らしい、サービスは人に強制されて、できるものではない。それは単なるうわべだけの行動で、そのような薄っぺらいサービスでは、おそらく私達自身、感動をおぼえることはないだろう。だから心底難しい課題だと思っている。この国でも、極たまに見かける奉仕精神溢れる人材、とても活き活きしていて、こちらが気持ちいい。
2008/11/05
リッツ・カールトン20の秘密
ラベル: 読書