2009/09/29

価格で対抗するのは賢明か、マーケターの手腕は?

18日にイオンはPBで、680円のフリースの販売を発表した。価格とカラバリ(カラーバリエーション)で勝負するようだ。前年比2倍の450万枚の販売を見込んでいるようだが、確かに「安い」だが、価格設定は前年比でどうなっているのか、また原料費はどうなっているのか。価格設定が前年の半額以下なら2倍売っても、採算が合わない、採算が合うなら原価を抑えている、つまり技術革新によるものか、大量生産によるコストダウン、もしくは質の低下、または話題性の提供のみで、来店客数の増加により、他の商品を買ってもらうことで空いた穴を埋めていこうとしているはずだ。(マクドナルドのコーヒーの無料券と同じやり方)低価格戦略は正解なのか、以前本ブログでも書いた、売れるもマーケ当たるもマーケの①、そして②に該当するような事例に当たっている。ユニクロの代名詞のフリースと低価格を掲げてのマーケティング戦略、果たして吉と出るか、凶と出るか。顧客は価格もさることながら質にもこだわる。このような分野はファストファッションの安くて、ファッション性が際立っているから売れるとは別の領域であることをマーケターは理解しなくてはならない。またスーパーのユニーも同様にユニクロの代名詞である「ヒートテック」に対抗して、「ヒートアップ」という商品開発をし、PBとして販売を発表したが、こちらも同様。