私は余生の大半を異国の地で費やすことになると、10年前に感じていた。もしかしたら、これは私が引き寄せた運命なのかもしれない。香港での任期1年が間もなく終わろうとしている。既に丁度9ヶ月の時間が経過した。そして今、決断を迫られている。この決断によって私の人生は大きく変化することになる。異国の地で戦い続けるのか、帰国して日本に経験したことをフィードバックし、そこから再度外へ出てゆくのか。不思議なもので、どうなるのか想像がつかない領域に足を踏み入れている。本当に私は、守るべき人々を守り抜くことができるのだろうか。自問自答の毎日だ。
2008/12/20
2008/12/19
同じ釜の飯
同じ釜の飯、ナショナル炊飯器、人口680万人の香港で、なぜ800万台売れたのか。九龍半島から、ビクトリア湾を挟んで香港島のネオンを眺めていると、ひときわ大きなネオンが目に留まる。ナショナルである。このナショナルのネオンの裏に隠されたストーリーを知ることができる1冊。香港理工大学に、この偉業を成し遂げた人物、蒙民偉の名前の入った建物がある。これは彼が寄付したもので、実は、この本を読む前から、気づいていたのだが、改めて彼の歩みを知ることができ、いつもと同じ風景が少し違って見えた瞬間であった。松下幸之助と蒙民偉が歩んだ歴史、いまでこそ高品質で認知されている日本製の製品が当時どのような状況であったかも、参考になるのではないかと思う。歴史に学ぶことは多い。
ラベル: ビジネス
2008/12/11
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