池田信夫さんの記事から、労働市場で生き残るためにはどうすべきか。色々と考えさせられる内容であった。特につぶしのきかない文脈的技能しかもたない、という表現は見事に核心を捉えている気がする。香港で働いていて切実に感じるのは、日本人というのは会社に対する帰属精神が、現在に至っても、やはり高く、これは世界的に見ても稀としか言いようがないのではないでしょうか。日本が特殊であって、海外では会社への帰属精神など欠片もなく、会社がどうなろうと、というと極端だが、給料がもらえればいいという程度でしかないのだと思う。もしくは、自分のスキルアップ。香港では転職は当たり前で、比較的短期間で、どんどん職を換える人が多いようだが、実際は、つぶしのきかない文脈的技能すら持たず、彷徨い歩いているようなもので、彼ら、彼女らの将来が、とても心配になる。人の心配をする前に私自身も、同じようなもので、文脈的技能はもう捨てて、明らかに労働市場で生き残れるように準備を進めないといけないのだと肌で感じている。