2009/07/12

It's not how good you are,It's how good you want to be



IT'S NOT HOW GOOD YOU ARE, IT'S HOW GOOD YOU WANT TO BE. Paul Ardenの著書ですが、CatchyなTitleに惹かれて思わず購入。広告業界で成功を収めただけあって、このようなCatchyさや、1ページ1ページのメッセージ性など非常に考え抜かれたうえで、生み出された1冊ということは読めばわかる。一番の特徴は何か1つあげるとすれば、それはSimpleなMessageに込められた本質に肉薄する鋭い切り口が随所に散りばめてあり、読みやすいが、熟考してしまうという点。

P12 IT'S ALL MY FAULT.はNO EXCUSEというマッキンゼーでも有名な言葉と同じ。P30 Give away everything you know, and more will come back to you.は自分が持っている知識や情報をもったいぶったり、独り占めするなということ、一度アウトプットしてしまえば、それはコモディティとなり、自らの特許というわけではなくなるが、何も無くなってしまった状態から、優位性を取り戻そうとするエネルギーをかけるためにも、出し惜しみするなということを言っている。全て出し切って空になれば自ずと貪欲に満たそうとする力が働くわけだ。P49 If you can't solve a problem, it's because you're playing by the rules. これはかなり深い。この本も100ページちょっとで持ち運びやすいサイズなので、通勤時間や休憩時間を使って読むにはもってこい。1時間もあれば読了はできるが、興味のあるところを深堀してみると10倍楽しめる。お勧めの作品だ。