2週間後に人生初となるTOEIC受験がある。先日グローバル人材についてブログにアップしたことだが、自分の身にも確実に強制的なグローバルの波が押し寄せている雰囲気だ。Irelandにカウボーイとして乗り込んだとき、数学や科学、化学が好きだった私は語学とは無縁であり、片道切符か往復切符かも理解できない有様だった。その後は生活するために語学学校に入るも、試験の質問自体を理解できずにほぼ白紙の状態で、問答無用のBeginnerコースに直行し、夜な夜なラジオ、TV、Pubにて活きるための英語を身につけるのに奮闘した記憶がある。その後、香港への海外赴任で飛び込んでみたものの、公式に語学レベルを測ることもなく今まで流れてきたわけで、改めて初TOEICはドキドキだ。昨日は閉店間際の書店で、山積みの棚から、店員さんにお勧めをしてもらいGetしたのは「はじめてのTOEIC」という初心者に優しい1200円の1冊。
TOEICの構造:合計200問得点10~990点
リスニングセクション:45分100問
①写真描写問題 10問
②応答問題 30問
③会話問題 30問
④説明文問題 30問
リーディングセクション:75分100問
⑤短文穴埋め 40問
⑥長文穴埋め 12問
⑦読解問題 文章1 28問
文章2 20問
つまり1問5点ぐらいで、リスニングは1分で2問ちょい
リーディングは1分で1.5問ぐらい解くペースになる。
評価
A:860以上 Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる
B:730~860 どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備える
C470~730 日常生活のニーズを充実し、限定された範囲で業務上支障なし
D220~470 通常会話で最低限のコミュニケーションができる
E:220以下 コミュニケーションができるまでに至っていない
2週間速習で、どこまでいけるのかに挑戦、これはGameだ!!
先行詞、目的格…完全にチンプンカンプン、でも正しい答えを選んでいる…。
そもそも私の英語は現在完了形から迷宮入りしたままなのだ。
そこを一から習ったのはIrelandの語学学校なのだから、先行詞などという言葉自体
の記憶がない(正しくは習ったはずだが、拒絶していたのだろう)
どうやら私の英語は感覚英語らしい。まずは220を超えようではないか。
バリバリと外資で働く友人からコツは?の返答を3つ頂いた。
①迷ったら飛ばす、時間切れに気をつけて
②マークシートの塗りつぶし位置を間違えないように
③慣れ
非常に良い友人を持ったものだ…。
彼が満点で私が220点以下なんて許しがたい現実は避けたい(苦笑)
2010/03/28
強制 初TOEIC受験
ラベル: 話題
慣性の法則の落とし穴
仕事でも、プライベートでも、この慣性の力というのは非常に注意すべき影響力を我々に与える。ある程度の規模の企業なら数年ならば、そつなく仕事をこなしていれば給料は保障され続けるというような安心感、また今の自分がなんとなく生きていることが、あたかも当たり前のように永遠に続いてゆくだろうと言う錯覚も、慣性が与える魔力なのではないか。外部から招聘されたスペシャリストは、一見スペシャリストだが、慣性の力にやられていると、ただの歯車に成り下がる。結局は同じことをできる人材を連れてきて、そこに当てはめてしまえばいいだけのパーツになる。しかし志があれば、イノベーションを起こすような人材へと成長することだってありえるはずだ。この慣性の魔力に対抗するには、覚悟が必要だ。常にMake it better。
ラベル: 話題
2010/03/27
最近熱いオピニオン
最近熱いオピニオンを発信しているGlobisの堀義人さんのブログ、Google Readerに入れて読み続けてきたが、この気持ちの良いぐらい突き抜けた志に惹かれる。ツイッターもある。このような良質な言葉のシャワーを毎日のように浴びるべきだ。
堀義人Twitter@YoshitoHori
ラベル: 話題
P&G式 世界が欲しがる人材の育て方
和田浩子さん著書「P&G式 世界が欲しがる人材の育て方」、丁度新入社員の育成をしていることもあって、人材育成についての本を物色して選んだ1冊。P&Gという会社の強さは知っていたので、興味もあり目に留まったのだが、読んでみて改めて参考になる部分が多い。特に将来はマーケティング部も経験するつもりなので、ブランドマネジメントについて触れているのは非常に参考になる。自社の組織の状態と比較しても、改革できそうなところは多いように感じる。このぐらい1つ1つのブランドを育てるノウハウ、言い換えれば、そのブランドを背負える人材を輩出し続けることができる企業は素晴らしいのではないか。人を育てるというこだわりや志は同じところに通じている。自社以外で興味がわくとすれば、P&Gのような企業風土を持った活躍の場だろう。いくつかKeywordを抜き出した。
□いつまでもいると思うな親とボス
最悪な上司も、いつまでも一緒に働きたいと思える上司も
あっという間にいなくなる、強い自立性が必要だということ。
□内部昇格制(Promotion from within)
自前で人材を調達する覚悟が滲み出ている。これは経営も同じ
外部から招聘された人材では本来その企業が持つDNAや強みを発揮しにくい
□育つ社員しかいらない
採用時点での多少の優劣より、将来会社の理念や志を背負えるかを見極めることが
重要であり、ポテンシャルを見つめる目が必要であるということ
□難しくて正しいことを正しくやる
差別化や優越性を決定づけるものとは、ユニークでおよそマネがしにくいものだ。
ということで、簡単なことを正しくやるだけでは競争力がない、卓越性を要する。
海外事業などに参画する場合、グローバルマーケティングや人材育成戦略の仕組みを構築する場合には役立つエッセンスが詰まっている。日本から海外へ海外から日本へグローバルワンを創り出すために、多くを学び実践してゆく必要がある。
ラベル: 読書
2010/03/26
グローバル人材育成の最前線
グローバル人材育成の最前線に、語学力という課題に直面している企業は少なくないようだ。但し多くの企業が陥っているミスが、英会話自体が目的と化していること。本来は語学は手段の1つでしかない。問題解決をする上で、語学が1つの方法であることを徹底認識しなくてはならない。どうやったらグローバリストを育めるかという命題に私自身は私自身も含め毎日、知恵を振り絞って考えているが、この語学という奴は、そのうちの小さな1つの項目でしかない。TOEICにも文法偏重ではなく、活きた英語を測定するSWテストの導入があり、ケンブリッジ大学ではIELTSという話す、聞く、読む、書くことに重点を置いた測定試験を開発している。このようなプログラムを積極的に利用しているのは、中国や台湾である。日本はその点大幅に遅れを取っている。そして現場では大きな勘違いが主流だろう。TOEICで点数を取ることだけが目的になっている。成長著しい韓国のサムスンなどは社員にバックパックを背をわせて、海外旅行をさせて英語でエッセイを書かせるなんていう、とてつもないが本質的な試みも行なわれており、私達も目的をはっきりさせて、この点にアプローチする必要がある。しかもお金をかけずにできたら尚良いのではないか。
ラベル: グローバル
成長なき繁栄は可能か
成長しないで繁栄をしようという考え方は斬新なのか、それとも衰退への罠なのか。
英国の危険な政策(定常型経済)つまり成長を前提としない経済
-労働時間の縮小
-大量消費の抑制(TV広告禁止など)
経済成長偏重のGDPではなく国民の幸福度で国の豊かさを測ろうする方法などは、決して否定するわけではないが、成長を求めない人間が最終的にたどり着くゴールなど、容易に想像できるのではないだろうか。勿論国の未来を考える人間が、浅はかな考えで、このような政策をまじめに議論しているとは到底思えないが、私は英国政府や独仏が出口として考えているこのような政策には反対である。
ラベル: 話題
新興国のお買い物ラッシュ
09年後半に新興国が先進国の企業を買収した件数は前年同期比で30%増加、これは別に驚くべき数字ではない。日本がバブルの頃に海外不動産や美術品などを買い漁っていた時代を思い出せば少しも不思議なことではない。問題はそれをどう活かせるかなのだろう。その点で日本は大いに反省すべきだった。そして買うか、買われるかでいえば、日本は買われる側にいることを認識する必要があるが、買いたいかを問えばYesとは言いがたいのも現実だ。非常に足早だが、アウトプットしないインプットは意味がないため、サクサクとアウトプットをしている。
ラベル: 話題
3丁目の夕日に黄昏ている暇なし
誰かが上手いことを言った。今、日本を覆うこのあの頃は良かった感、失礼な表現をすれば「3丁目の夕日に黄昏る」そんな暇は日本に残されてはいない。再立国しなければ、この国は、昭和の古き良き時代の遠い記憶を白昼夢で見るような人々だらけになり、誰も知らない東の端で水没することになる。団塊の世代の生きた時代の環境は、私達には存在はしない、私達は自ら世界で生き残る環境を創出していかなくてはならない。現実を直視すれば一目瞭然なのではないか。
ラベル: 話題
Google中国からの撤退
Googleが中国から撤退することの意味は深い。言論の自由の放棄、ミドルクラスの衰退、統制経済、統制国家の勝利など、賛否両論だが、私が考えるところ、この新しい価値観で育った次の世代が中国を背負う頃に一番影響が出るのではないかと思っている。世界が動くルールが明らかに変化してきている。欧米主導の常識が覆され、新しい常識が誕生すること自体を正しく受け止めなくてはならない。少なくとも13億の殆どの中国国民は、中国政府が掲げる新基軸によって世界を眺めることになることに変わりはない。その現実を踏まえて、コミュニケーションをしてゆくことが必要になるわけだ。そのような価値観を持つ人々とビジネスをするのが現実なのだ。
ラベル: 話題
労働時間の壁
労働時間の壁で、出勤がロックされた。月間240時間を超える勤務は認められていないため、3月から着任にして走り続けた結果、残りの勤務日数は8時間の定時で働く制限にブチ当たった。映画STARWARS、エピソード1でルークの師が宿敵ダースモールと直接対峙したときに、エネルギーシールドによって一旦戦闘休止となり、ライトセーバーを置いて瞑想を行い、集中力を高めていたのと同じ状況だ。店長としては非常にもどかしい状況である。やるべきことは山積しているわけなのだから、やらせてもらいたいという気持ちでいっぱいだ。此処で頭を冷やして、自分の状況を冷静に見る時間と捉えれば、また違った景色が見えてくる。本当に必要なことは何か、不要なことにエネルギーを使っていないか。先行投資できているのか。瞑想には意味がある。8時間で最高のパフォーマンスを引き出す術は。葛藤は続きそうだ。
ラベル: 仕事
2010/03/20
2010/03/03
デッドライン仕事術
デッドライン仕事術、ノー残業で有名なトリンプの社長である吉越さんの著書。ビジネスの世界、特に小売業という労働集積型産業においては、永遠のテーマではないだろうか。この本からは4つほど重要なエッセンスを引き出した。
①指導者が現場から遠くにいるほど、ホワイトカラーの生産性は下がる。
②がんばるタイム(コアタイム)
③フィジカルスピード<シンキングスピード ④仕事のアウトプット=能力×時間×効率 ①については、旧日本軍が敗戦した原因のうちの1つとも言われている、非常に優れたリーダーが戦場から遠く離れた場所から、指揮をとっていたことが結果的には、軍隊の生産性低下や判断ミスなどに影響を与え、敗退という状況に追い込まれた。こんな歴史を思い起こさせる内容であった。仕事の質や生産性を高めるには、指導者が現場にいることが重要な意味を持つ。
②については私も随分昔に、取り入れたコアタイムのこと。仕事が遅いひとを見ていると、まず集中できる環境にいない、だいたい複数のひととコミュニケーションを取りながら、ダラダラと仕事に向かっていることが多い。コミュニケーションを取るときと、集中するときのメリハリがないわけだ。
③フィジカルスピードは極限まで上げるべきだが、素早く賢明な判断ができるように思考回転をあげる必要がある。
④この公式のポイントは、通常仕事のアウトプットというと能力×時間で、能力は1日やそこらで急激に変化するものではないので、アウトプットをあげようと思えば、時間を延ばす、つまり残業しまくるということに陥り易くなる。しかし残業には精神的、肉体的な負荷もかかり、高い集中力を持続するのも困難で、結局その時間は集中している時間よりもかなり淡白な時間となり、思うような成果をあげることができない。この式で効率というところが隠されている。変動要素として力点を置くべきは、この効率であり、限られた時間(定時)の中で、頭を使って効率をアップすることで、アウトプットを伸ばすことができる。定時の中で戦うことの重要さは、ここにあり、それが飛躍的な成長とプライベートの充実となるのだろう。
ラベル: 読書
ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣
仕事では昼休憩1時間、夕方休憩30分があるが、2回目の休憩の有効活用を考えたとき、以前実施していたのが、書店でのインプットだったが、前任店舗、香港ではそのような距離に書店がなかったため、今回の異動で、店舗の下に大型書店があるのは非常にありがたいことだ。気になる本は山ほどあっても、なかなか全てに手を出せないのが現実。リアル書店は、その点で試し読みができるのが利点だと思う。この本から得たのは、中国の言葉にある「貴人」ということばで、心が豊かなひと、徳のあるひとという意味があり、最近誰か、貴人に会われましたか?という問いに、「はい」と言えるひとは、そのようなひとと繋がりがあるという点で、人生を豊かに過ごされている方ということになる。本の内容はシンプル。一番印象に残ったのは、ビジネス界で成功を収めている方々は、異常なぐらいメモ魔であるということ。メモの重要さを改めて感じさせるぐらいページの大部分をメモのことに費やしている。ひらめきや、重要な情報はメモに書き留めるべきなのだ。本を読みながら、重要なエッセンスを書き出すと、仕事で使えそうなことがメモ紙に蓄積される。これはかなり使えると実感。
ラベル: 読書