2008/04/17

香港大富豪のお金儲けの教訓





出勤する場所にもよりますが、現在キー店舗になっている店にはフェリーと地下鉄を組み合わせてゆくのが定石なんです。ところが最近何百本も複雑に走りまくっているバスを活用することで、同じ目的地に最短で、もしくは同じ時間で到着できるルートを開拓しました。なぜバスが良いか?それは圧倒的に時間でしょう。フェリーと地下鉄は立っていたり、動いたりと細かい移動が連続するため、はっきり言って時間の無駄です。それと比較してバスは一度座ったら目的地まで自由にまとまった時間が使えます。ということで、読了した本が「香港大富豪のお金儲け」でした。ちなみに上の画像はバスの側面の広告ですが、左が新垣結衣、真ん中が優香、右が西川先生だね(笑)と同僚と笑いながら写真に収めました。くだらない気づきです。

さてさて今晩は宿題が山ほどあるので、脱線はここまでで、本題の7つの鉄則について
①経済的合理性を第一に考える。「Reasonable」
②お互いに儲ける。
③お金に感情をはさまない。
④資産は不労所得で増やす。
⑤一極集中投資こそ王道。
⑥国境を越えて投資する。
⑦つねに3年先を検証する。
なんで金儲けの本?という感じでしょうが、華僑について今週は勉強していたなかの1冊です。
①はなるほどと感じました。呼んで字のごとく。⑤はリスク分散のポートフォリオと対極的な考え方で、極端な話、リスクなしで儲けようなんて、そんなうまい話自体があるわけない。という華僑大富豪のお言葉です。まぁ確かにその通り、①を軸に自分が知る領域で⑤~⑦を徹底してやるということ。つまり自分が知らない分野や株、それ自体がハイリスクで一番避けるべきだという哲学がある。恐ろしいまでに考察を重ね、情報収集を徹底し、信頼できる人脈をフル活用した上での⑤は①であり、負ける要素を極限まで削り取っている凄みは感じることができた。またバスの中で身にしみたのだが、④にはDark side of moneyという金持ちになった人間がお金に試される瞬間というものが存在するということがリアルに描かれていた。それは人間の心の闇である。p140の一文で涙が出そうになった。それもバリバリに早朝の出勤途中のバスの中。お金の使い方で、その人間の品性が出る。そう我が社の社長はおっしゃっている。お金を持つこととは難しいものなのですね。
澳門はすぐそこだし、たまたま当たってしまったらどうなるんですかね。ギャンブルでなく香港の大富豪が澳門の町を歩いているなら、それを観察しに行きたいもんです。この本ではギャンブルと投資は③で境界線を引いております。ギャンブルは心を爆発させるワクワクしたもの…らしいです。