2010/08/03

We only live once.


2010年もまた8月3日がやって来た。仲間がこの世を去ってからまた月日が流れた。この日を繰り返すたびに思うことは、命の重み。織田信長を討った石田三成は捕われた。三成には死が待っているのは言わずと知れたことであった。喉の渇きを覚えた三成は飲み水を懇願する。そんな三成に手元にあった柿をくれてやろうとするが、柿は後から喉が渇くから水をお願いしたいと言う三成に、どうせ死ぬのに、柿でも水でもどちらでも良いではないかと誰もが思う。三成という人物は最後の最後まで命を大切にした。何が起こるかわからないということは自分が本能寺の変で証明したわけだから、当然と言えば当然だが、命の重みをよく理解していた人物である。西郷吉之助もまた同様に、最後の最後まで、まだまだと踏みとどまった。歴史に名を残す人間の中で、この2人は命の重みを理解していた人物だろう。無用な命などこの世にはない。1つの命が成せることは、とても大きい。そして命の襷が成せることは更に大きい。我々はたった一度だけ生きることができるのだから精一杯やろうじゃないか。