2009/10/01

日本経済二番底か

企業はデフレの影響を受け、過度の低価格販売に踏み切り、販売価格の下落により企業収益が悪化。これが、雇用者所得・設備投資の減少に波及するであろう。また原油価格が高騰した場合も、原材料費のコスト上昇分を価格に転嫁できないため、収益の悪化に拍車をかける懸念がある。収益悪化に伴い、ボーナスカットや給与の減少、それにより一層消費マインドの冷え込みが起こる可能性がある。また継続して失業率が増加することも予想される。日本では、欧米諸国の景気回復までは、厳しい状況が続きそうだ。消費者マインドの冷え込みで、爆発的に売れる可能性は高いが、極端な冷え込みは、年末年始商戦に悪影響を与えかねない。今からあらゆることを想定しておく必要がある。