2009/10/01

必ず失敗できるマネジメント

必ず成功できるマネジメントではないところがポイント。多くの店長と話を聴いて感じた、いわゆるイケてる店長と、詰めが甘い店長のマネジメントの相違点、それは「理由付け」に要因が潜んでいることが1つあげられるのではないだろうか。発せられる言葉を聴いていると良くわかるのだが、理由付け=言い訳(Excuse)の使い方だ。

必ず失敗できるマネジメントの発言
「明日は、業務量が多くて、その仕事までできそうにないけど、頑張ろう」

一見聞こえが良いのだが…

既に業務量が多いため、仕事を完結できそうにない布石(言い訳)が打たれているのが特徴で、事あるごとに同じようなニュアンスの言葉を繰り返し使う習慣が定着している。それを共有されるチームは、既に心のどこかで、その仕事までやらなくてもいいとお墨付きをもらったような感覚になり、既にその仕事は放棄されているような状態になる。よって翌日は、ほぼほぼ高い確率で、その仕事は終わらない。

成功しやすいマネジメントの発言
「明日は業務量が多いが、その仕事は3ヶ月に一度だけだから絶対にやろう」

理由付けの使い方が逆なのだ。このようなマネジメントは、事あるごとに、今日だけはやるぞ、せっかくだからやってしまおう。兎に角、事有るごとに理由をつけては、業務遂行をチームに促すことになる。促されるほうは大変だが、間違いなく成功体験(やり遂げる習慣)を繰り返すこととなり、成果が出しやすい集団となってゆく確率が増すと考えられる。

なんとも納得感があるような、ないような理由付けだ。

今日だけって言いますが、今日も! やるんでしょ… 
折角? だからって何だろうと思いつつも、なぜか使命感が増すのが不思議。