私が小さい頃、よく絵本を読んでました。
本当にたくさんあった記憶があります。
それから小学生になり、中学生になりと成長する過程でほとんど読書というものをしませんでした。
元々理系で科学や数学が好きだったので読書とは完全に無縁と自分で思っていたからです。
でも好きな科目については積極的だった記憶があります。
理系の方は知っていると思いますが、ニュートンという科学系の雑誌は講読してました。
また天体に関する本もよく読んでました。
宇宙が好きだったんです。
それと記憶に残っているのは西遊記とか、チョコレート工場の秘密(笑)
それからはあまり印象に残ってません。
今の会社に入ってから読書というものに興味を持ったのは、課題図書として1冊配布された本を読んでから、1冊読んだら世の中のことが全てわかったような錯覚を起こしました。
凄い錯覚ですね。
そして物凄く賢くなった気分で成長したぞ!と勝手に思っていました。
それから定期的に毎月1冊は読もうと決めて、将来自分のためになる本をスキルアップのために読んでました。
今振り返るとその当時にジョージ・ソロスのヘッジファンドについての書かれた本を読んでいるから驚きます。どんな気分で選んだのかさえ定かでない(笑)
でも内容は覚えているのが、更に不思議。
今でこそヘッジファンドなんて良く耳にしますが、当時はそんなにメジャーではなかったんですが。
そして当時の私の読書の決め事は読んだらレポートを書くこと。
その本の内容と自分の会社とを関連させて考えられることを徹底的に書き出した。
ネットカフェなんかも使って20時間ぐらい色々な情報を集めて完成させていた。
これを毎月やっていたのでかなり苦しかった記憶がある。
自分では本物の充実感を感じていた。
そんな生活をしている内に、衝撃の一言を…
月に1冊なんて読書じゃない!
社内のメールだったか、なんかの雑誌だったか記憶が曖昧だったが、衝撃だった。
こんなに苦しい思いをして書いているのに、論外??
それから週に1冊は絶対読むぞと決めた。
その衝撃の言葉を発した人物は毎日1冊読んでいるという噂を耳にしたことがある。
とても悔しかったので、今の自分では難しいが絶対に追いついてやりたいと思っている。
毎日毎日思っている。
それから公休日1日につき1冊というノルマになり、いつの間にか目標を上回り読書の本当の楽しさを知った。今では週に4冊ぐらいは自然に読んでいる。
最近は量より質を重視するようになり、よく吟味しているし情報も集めるようにしている。
今、思うのは毎日1冊読むのは簡単なことだと思うが、それでは例の言葉を発した人物と読むスピードは並ぶが積み重ねた時間が違う分、一生追いつかない。
だから考えた。
倍読むか、短時間で質の高い読み方をするしかないと。
だから今も試行錯誤している。
そんなことは当人は知るよしもないが、これってちょっと素敵な関係。
なぜなら、その人物は社長だから(笑)
私が社長なら、背中を追われたら相当嬉しい。
そして追い越そうなんて、思われていることが嬉しい。
それぐらいトップマネジメントには一言に重みがあるということですね。
読書の素晴らしさを気づかせてくれてありがとうございます。
今、私の本棚はパンパン、読み待ちの面白そうな本が10冊以上並んでる。
冷蔵庫の中にウメッシュがずらっと並んでいるのを眺めてうっとりしているCMのあの感じである。
皆さんも知を愛してください。
2007/08/12
読書について
ラベル: 読書