第1の人生とは、この世に生まれたときからはじまった。
第2の人生とは、1996年アイルランドの大地に立ったときからはじまった。
そして今まで第3の人生が始まる感覚を味わっていないが、人事異動でアジアへという話が出たとき、もしかしたらと思った。アジアと言えば香港ぐらしか知らない私に取って相当刺激的な生活が待っていると感じた。色々と障害があり今回は見合わせになったが、着実に第3の人生の扉が開きつつあると実感した瞬間だった。
目まぐるしく変化するアジア、異国の地での仕事は私を成長させてくれるには十分すぎるぐらい魅力だ。
異動の経験は店長職をやっている方なら何回か経験されている人が多いと思います。
特にチェーンストアなら尚更、全国を転々と、もしくは世界各国へという方もいるのではないでしょうか。
わたしもその中のひとりですが、今回の異動がなくなったため、現在の店舗を続投する上でやはり、真剣に考えなくてはならないのが、自分自身のあり方である。
ある方からアドバイスを頂いたが、「従来の延長線上を超えることは通常容易ではない」
確かにその通りで、とても困難なことは私が新人店長の頃、同じ店舗に1年半いたが、自らを変革することができなかった。
最初の半年で築き上げた自分の成果と勢いに勝つことができなかった。
最大の敵、最大の障壁は自分である。
確かに色々な要素はあると思う、部下の素質や、やる気、店舗を構成しているメンバーや上司、顧客など様々な影響を受ける中で少しずつ時間とともに何かが削られていく、そして妥協したり、言い訳をしたり、失望したり、ひどい場合は人に責任をなすりつける有様。
幸い、そのような状況に陥ってはいないが、延長線上の成長は緩やかな弧を描いてしまう。
そのまま平行線というときもある。緩やかに下がる曲線もある。
私が目指すのは延長線上を超えること。
突然変異である。
外的な要因、つまり異動という要素での変化ではなく。
延長線上で戦いながら、葛藤しながら全く次元の違う自分に生まれ変わることを目標にする。
今までの自分の意識と行動を徹底的に洗い出し、どのように変化するかを色鮮やかに描き出し、変化の糸口を創り出す。
糸口は些細なことかもしれない。
髪型を変える。着こなしを変える。体格を変える。
スイッチング。
見た目の変化は糸口にすぎず、意識と行動の変貌は圧倒的なものにしたい。
私は新しい自分にチャレンジする。
2007/08/15
第3の人生
ラベル: 仕事