2008/07/31

部下の哲学


というわけで、江口克彦さんの「部下の哲学」成功するビジネスマン20の要諦、計画通り香港への帰りの飛行機の中の所要時間内で読了できる2冊を選んで置いたうちの1冊。会社のトップになると上司はいなくなるので、そのような状況下にない限りは間違いなく誰でも「部下」と呼ばれるポジションで仕事をすることになる。もちろん部下をやりつつ、上司をやるということもあるだろうが、部下としてどうあるべきかを1冊である。正直目頭が熱くなったページもあった。これはお勧めと言うよりは必ず読むべき1冊と言ってよいだろう。上司としてもどかしく感じる点が良く描かれており、逆に自分は「部下」としてどうなのかという点を大いに自省できた1冊である。上司のあるべき論は死ぬほど巷に溢れているが、今一度、部下のあるべき論を考える必要があるだろう。帰りの飛行機はエコノミーで狭い感じが読書に最適でした。お隣は香港の方で、中国政府の富国論のような本を読んでおりました。まともに読書している方をはじめてみました。休暇で家族旅行に日本を訪れていたようなので、ある程度の所得がある知的労働者なのでしょう。この2席だけ終始読書、ちょっと気持ち悪い絵ですね。