昨晩は上司の奥様が無事こちらに合流されたということで、歓迎会を催しました。色々と話し合って「北京ダック」が食べられるお店にしようと決まり、夕方待ち合わせをし、タクシーで移動することとなったのですが、ここでひと波乱。早い話、香港ではよくあるのですが、客が日本人だとわかるとメーターをごまかして割増にするとか、遠回りして小銭を稼ぐという軽い詐欺行為があります。このタクシーの運転手が下手なところは、私たちが毎日働いて土地勘のある場所を無駄に1周したというところです。まぁ観光客だと思っていたのかもしれませんし、今年、現地の方と結婚をする日本人店長も乗り合わせていたので、地元っ子もいたわけです。我々からは激しい罵声が飛び交い、タクシーの運転手は警察呼ぶぞ!と脅そうと思ったのが裏目に出ました。呼べ!早く呼べ!ふざけるな!と更に我々の怒りに火をつける始末。日本人=カモれる印象はなかなか払拭できない。
カモられた後にカモの話
歓迎会で、お待ちかねの北京ダックが登場、できたてホヤホヤのダックさんを手際良く切り分けるコックさん、こちらに来て初めて食べたのですが、最高に美味しい。パリパリの皮もそうですが、ネギとの相性が抜群で、口にほおばると甘みの効いたミソとネギの酸味、それになんともいえないほどよい歯ごたえと肉と皮の風味が絶妙なハーモニーを奏でます(笑)更にお魚の姿煮や定番の小龍包など、僕らの胃袋と心を満たしてゆく、黄金の時間が過ぎてゆきました。これで駐在員のご家族は全員揃ったことになります。私といえば一人ぼっちで寂しく食事をすることが多いので、大勢で食卓を囲めることはとても嬉しく一層美味しく食べることができます。
デザートが出された後に、なぜか出された小龍包、実際この店の価格もボッタクリっぽい(苦笑)
私がこちらに来て感じるのは、日本人が行くところ、好きそうなところは駄目だという点。地元の人のほうがよほど、美味しくて安いところに行っている。何事もひと任せにしないで、自分で調べて、自分でアレンジしないと、いつまで経っても、自立できないことをレストラン選びから学ぶことができた。わざわざ日本人が好きそうなところをアレンジしてくれるのでコケる。開拓者精神がないといけない。ということで、今回の歓迎会は、皆と過ごせた時間「PriceLess」、料理の価値「Less Price」とまとめさせて頂く。
2008/05/29
北京ダック
ラベル: 話題