2011/01/27

ガラパゴス

会社の成長を支えているのは店長であり、その集団の質が今後の会社の存続に大きな影響を与えるのは間違いない。「フラット化する世界」を読んだことがあるのが、60名以上いる管理者の中で、自分だけという現実に危機感を通り越して、恐怖すら感じる。更に言えば、読んで理解できるのかどうかと、それでどうするのだ、というところまで行けるかどうかだろう。このようなことは何年も地道にインプットとアウトプットをしながら、理解を深めてゆくことで自分の血となり肉となることであって、試験の一夜漬けとはわけがちがう。本当に世界で戦える人材を育てようと思えば、上司は当然、貪欲に学ばなければならないし、部下にそのような情報を共有し、時には引き上げるようなこともしないといけない。そのような風土を築かない限り、会社の成長が、人材の成長を遥かに上回り、会社は崩壊してゆく。今すぐに、保護区の壁を全て取り払わないと、競争に勝てない絶滅品種の温床になりかねない。