2010/01/08

香港滞在記 第5話 遠回りのようで実は近道

私はお見合いをしたことがないが、お見合いをするということは、こんなことなんだろうと香港の店舗に着任してわかった。全てが手探りの毎日、どこまで要求していいのかも手探り、どこまで可能なのかも手探り、理由は私は、この国での事業と現場を知らないからだ。今となって言えることは、一通りやらないと何ができるのかなんてわからないということ。整理整頓しようにも、何が不要か、何が本当に必要かは自分がやってみてはじめて理解できるものだ。はじめにできることは整頓という並び替えで、整理という本質に迫ることは難しい。そして一緒に仕事をしようというお友達視点も全く意味をなさない。やるべきことは自分でどうやってベストを作り出すかだけだ。新入社員のメニュを半年ぐらいかけて自分で完結させるのが、いいのかもしれない。顧客にとっても、会社にとってもそれがベストだろう。その国の現場から叩き上がらないと、その国のマネジメントはできない。振り返れば年単位で時間を浪費するだけになる。要するに最短で業務習得を行い、最速でブラッシュアップするのがBestwayだ。Global wayとは最短最速で近道を探し出すことにほかならない。

次に新規海外事業に携わるなら、間違いなく倍の速度が出せる。
学んだことは非常に重要だった。当初計画と実績、反省点は全てデータ化して
所有しているので、これは次の挑戦のときに必ず役に立つだろう。