今日は社宅に戻る電車の中で、事件が起きた。「お前押すなよ!」「これって暴力だろ!」というような怒鳴り声が満員電車の中に響き渡った。いつも満員の小田急線、いつも遅れる小田急線にはありふれた光景かもしれない。ストレスを他人に押し付けるように、ここぞとばかりにグイグイ押してくる方々、ひじを無駄に人に押し付け、まるでバスケットボールのリバンド争いでもしているんじゃないかという勢いの方々はたくさんいらっしゃるのは事実であり、今回も、そんなささやかな嫌がらせが、たまたま同じ類のひとを押したもんだから大騒ぎになった。登戸の駅に着くまでは、罵声が飛びつづけ、駅につけば今度は、駅員が電車を止めて、事情聴取。その間にも、周辺のイライラした人々が、とっとと降りやがれだの、早く帰りてーんだ、この野郎と叫ぶ女性だの、それを聞いた隣のひとは、「時間は金なんだ」って今のは名言だな、名言が出たぞとおっしゃっていました(笑)気になったのは、「このひと、前もこんなことしてたんだよ」と言っていたひとがいたこと。皆さん、毎日同じ時間、同じ車両のお友達同士、穏便に。ちょっと滑稽で、平和ボケな日本らしいと感じてしまいました。この騒動で、電車は、5分遅れたらしいが、5分なんて小田急線にとっては日常茶飯事、誰も気にしていないでしょ。それに満員電車で押した、押されないなんて、どうしようもない話。どっちもどっちです。