勝間和代さんが、実に興味深いことを朝日新聞のコラムで書いていらっしゃる。書くということは、自分と会話をすること、実に頭のパワーを使う作業というのは、正にその通りで、Blogなどは非常に良いトレーニングになるのではないかと思う。また自分がどんなことを考えているのか、どんな人間なのか比較的等身大の姿を理解してもらえる可能性も高く、自分の過去の姿を振り返ることも容易にでき、忘れないように備忘録として情報を蓄えることもできる。言葉にするということは、思考そのもの。
先日イランの大統領選挙の不正に関しての報道があったが、イラン大統領選で、なぜ不正があったのか、誰が得をするのか、どんな利害関係があるのか、自分の頭で考えて、自分の見解を書き示すということは、やはり深い思考を要することになる。改めて情報を整理して、先を考え、自分は何がいいたいのかまとめて、アウトプットすることで、思考が完結する。とてもエネルギーは必要だが、投稿ボタンを押したときのスッキリ感は癖になる。そして自分の言葉を読み返す、あれ意味がわからない?自分だけしかわからない文脈があるかな…などなど、改めて読み返すと改善すべき点が出て来るのも、また勉強になる。こうやって試行錯誤しながら、思考のトレーニングをしているわけだが、これが至って楽しい。なぜなら義務ではないし、締め切りがあるわけでもなく、どんなことをトピックに、選んでもいいわけなのだから、自分の為に挑戦する価値はある、と私も思います。
2009/06/17
言葉にすることが、思考である。
ラベル: 話題