2009/11/12

残業0に向けて

日経新聞にイケア・ジャパンのCEO、ラース・ペテルソンのインタビュー記事が掲載されていた。1日8時間、週で40時間より多く働くべきでない、驚くべきことに有給は100%消化、残業は禁止ということだ。この記事について自社の社長もふれていたが、それから3週間経過しても、全く現場には、そのような変化は起こっていない。まるで違う世界の出来事のようだと感じた。思うに、それを実現するために知恵をしぼる時間すらないのではないか。小売業というものは労働集積型産業であり、たくさん売るには、たくさん陳列しなくてはならない。一定の仕事をするためには、一定の経費を当てる必要はある。ここでのポイントは管理能力の質的アップだろう。どうやって、この残業0を実現するのか。ここにメスを入れようと思っている。自分ができたら、次は上司へ要求しようと思う。上司ができたなら会社へ要求しようと思う。いつまでもダラダラやるべきことではない。日本式、有給は消えて当然などという常識も同様、上司の働き方を見ていると、とても週6出勤、1日12時間労働、食事抜きなどという働き方はできないと思う。

①固定シフト制、ピンポイント採用
②ルーチン業務圧縮
③売上動向に合わせて、事前人員調整を徹底的にやる
④高度な権限委譲
⑤商品陳列方法工夫
⑥商品補充方法工夫
⑦有給消化を含めた年間計画

実際、仕事の質を落としまくって、単なる「残業0」で弱体化したサラリーマン社員も多い…。
時間が来たので帰りますというようなトンデモナイ働き方にならないように注意は必要だ。