エンロンの粉飾決算も、現場で発生する金銭不正も、見破るための目を養うには、現実、現物をとにかく見るということだろう。他者が言うことを鵜呑みにせずに自ら確認をするということだ。よく信頼はしても、信用はするなというが、自らの責務を果たすとしたら、信用しないというより、真実を自分で見極める習慣を癖付ける、単純にそれを実行するということ。後を絶たない金銭不正、はした金で人生を棒に振る人の身には一体何が起こっているのだろうか。1000歩譲って、少なくとも生涯稼げるであろう金額、一生働かずとも食べていける金額以上の誘惑でないと、リスクを取る気にはならない。