一橋大学大学院、国際企業戦略研究科(ICS)研究科長である竹内弘高教授のWayに関するプレゼンにて、Newsweekぐらい毎週読んでいないマネジメントは駄目だという言葉を頂いてから購読しているNewsweekですが、同じ450円という価格でも、今回は情報の質が良いと感じるときがある。今回の「ISSUES 2010」は特に優れた内容が多かったように思う。是非とも一読して頂きたい新年合併号に相応しい内容であった。日々テレビや新聞などに露出している情報も大切だが、様々な情報網から(インターネットや口コミ情報含め)複眼視することによって、実際はどうなのか、一部の事実だけが極端に脚色されていないのかなど、もっと深堀しないといけないことがあることに気付かされる。
各国シンクタンクの分析を長期間眺めていると、おおよそ3ヶ月から半年後に現実が分析結果に近づいていることが多い。これもまた有力な情報網である。予想はできても現実そうなるのかは神のみぞ知るのが現実なので、全く外していることが多いのも事実だが、雲、雨、傘の通り、雲を見て、雨を予測し、傘を持って外出する一連のプロセスを日頃から行なうことは思考力向上に必要不可欠だ。
今回の特集で、改めてなるほどと感じたこと、今後良く知っておくべきことを備忘録として、記しておこうと思う。米国国務長官の職務に対する基本的な姿勢として、緊急課題と重要課題を見極め、緊急課題のせいで重要課題を疎かにしないことというのは、マネジメントそのものだと感じた。またそこに長期的課題が加わる。この切り口は素晴らしい。他、アマゾンのキンドル戦略、事業の展望、中国の抱える問題の深さ、イギリス経済の行方ロンドン・シティーの位置付け、N11(次の11カ国)、バブルの歴史、新型結核XDRの脅威とどのトピックスでも1週間引きこもれそうな内容ばかり。
450円は格安。早朝5時半にキヨスクのおばさんに荷解きしてもらった価値があった(笑)
2009/12/24
これで450円は買得な情報
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