2008/09/26

スタント メソッド

凡庸な教師はただしゃべる。
良い教師は説明する。
優れた教師は自ら示す。
そして偉大な教師は心に火をつける。

19世紀の英国哲学者、ウィリアム・アーサー・ワードの言葉だ。

スタントの教育法は、真剣に相手と向き合うことで、相手の心を奮わせて、眠っている潜在的な能力を引き出す。これはアーサー・ワードの言う、心に火をつけるやり方だ。この記事を読んで、教育の重要性を再確認したとともに、店長という職に対しても考えさせられるところがあった。「教師」を「店長」と置き換えてみれば、驚くほど自然でしっくりくる。これは職業というより、人間としての在り方を上手に表現しているようにも捉えられる。つまり「教師」を「人間」に置きかえればいいわけだ。 スタント・メソッドは現代の教育現場で失われてしまった志がある。授業を受ける側の生徒にも、このようなスタンスが必要だ。私もせっせとバイトに専念していたため、実に耳の痛い話だったが、学ぶ喜び、学べる喜びは、ほとんどの人が後々になって気づく大切なもののうちの1つである。