商売は儲けないといけない、経済が成長していると儲けるチャンスも高くなりそうだから、経済は成長しているに越したことはないのは、商売人にとっては当たり前。ふと考えたが経済は成長しなくてはいけないものなのか。そして経済学者は経済を成長させるために研究しているのか、それとも経済を理解したいという探究心から、経済学を追究しようとしているのか。つまりだ、経済学を理解したところで、何もしなければ、意味はない。だから本来は、この不確実な世界を少しでも理解して、アクションを起こさなければならない経営者が学ぶべき学問なのかもしれない。そして何よりも、国の経済を成長させる腕前は、いち企業の経営者の方が、知識として蓄えてはいても武器として使えない学者だったら意味はないのではないかと思う。そんな経済学にイノベーションという言葉が使われるようになったとは驚きだ。こんなことを池田信夫さんが講義しているネット大学の映像を見て感じた。そして、この不確実で裏づけが曖昧な学問に、論理性を感じることができない数学者の方がいらっしゃるというのも、この世界の面白いところなのかもしれない。 池田信夫さんが経済政策を行う第一線の人間なら、どのような改革をするのだろうか、大変興味深い。
2008/08/28
経済は成長させないといけないのか
ラベル: 読書