先日、香港のTaxiの割引制度について、ヒヤリングしてみた結果。基本的にTaxi会社に登録しているドライバーは一定の金額を会社に納めて、それ以外は全て自分の懐に入る仕組みらしい。つまり看板だけ借りて後は個人で管理、もちろん事故の場合の保険などはあると思うが、基本的に固定額で会社に収めるため、後はどうやろうとドライバーの自由というわけだ。よって割引Taxiの種類が何通りということではなく、交渉によって割引額や固定額での送迎を決める仕組みだ。だから長距離だと50%割引もあるし、100HK$固定でどこどこまで、というような料金も成立することになる。だからTaxiについているメーターはただのドライバーと顧客との料金の基準に過ぎず、会社とは関係ないことになる。だから、レシートの金額と料金が一致していなかろうと、ガス代に見合わないような距離の送迎も、ドライバーの判断で、ドライバーが良ければ、どうでも良いということになる。なぞが解けた。だから不正にボラれることも起こるし、気前良く割引されることもあるというのが現実のようだ。突き詰めて考えると、明日暮らせるお金だけ稼げればいいので、やり方は自由ですね。その代わり上客や効率よくお客をゲットするためにドライバー同士のネットワークは凄い発達しており、大体携帯電話を2~3台、それに無線で、ガンガン連絡を取り合っています。香港にお越しの際は是非、観察してみてください。旅行だけでは、そんなTaxiの裏事情はわかりませんから、面白い側面が見れると思います。ちなみに割引Taxiは午後6時以降に稼動開始しますので、深夜の移動は便利ですね。