2007/09/02

タフな面接



店長職についているなら、人事のお仕事についているなら誰しも「面接」というものをしたことがあると思う。
採用と不採用を分ける物は一体なんなのか、ここで1冊面白い本を書店で見つけたので紹介したい。
その名も「ビルゲイツの面接試験」である。ビルゲイツはマイクロソフトのビルゲイツ。
IQこそ全て!と言い切ってしまうような極端な考え方ではあるが、なるほどと思った1冊でした。
マイクロソフト社の面接は丸一日をかけて行われる。
そしてその出題内容といえば、パズルである。
とてつもない質問を極度の緊張感が漂う中で行われる。
そして超難解のパズルと論理の問題をそのプレッシャーの中で延々行われるのだから受ける方はたまらないと思う。但し極端ではあるが、我々採用する側、もしくは我々が面接される側になったとき、いくつか素晴らしいテイストがあるので簡単にまとめてみた。
①採用すべき人間を不採用にすることの過ちと不採用にすべき人間を採用にする過ちなら後者の方が致命的である。なぜならそんな人間が大量に会社に入ればたちまち会社は腐る。
だからこそ、このとんでもない面接試験は有効だということ、これは現場で店長をしていても同感。
社員についても同じことがいえる。ドラッカーも言うように人事というものは一番重要な仕事なのである。
②論理パズルは知能だけではなく本人の強みも検査する。そして勝者と敗者に分ける。
答えが出るか出ないかであり、勝てるかどうかは能力だけでは決まらずハングリー精神が必要である。このパズルが提供するのは難関ということだけで、登山家がそこに山があるから登るように、そこにパズルがあるから解くのである。うまくパズルが解ける人は問題を知的に解決する能力だけでなく、どんな難関が自分に与えられても取り組む気があるということを裏付けている。ということ。
確かにさじを投げる人は多い。粘り強く取り組めるハングリー精神と問題解決能力が合わさるとき、最大の力を発揮できるのかもしれない。

ではいくつか例題を
鏡が上下でなく左右を反転させるのはなぜでしょう。
南へ1キロ、東へ1キロ、北へ1キロ歩くと出発点に戻るような地点は地球上に何箇所ありますか。

眠れなくなるといけないので解答も
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0888.html

その他多数ございますが、自分で解こうと思っているのでまた後日

採用と不採用は企業戦略なのだと考えさせられる1冊でした。
そしてビルゲイツがなんで、こんな(笑)になったのかも家庭の環境が書かれていたので納得、このような人物を育むのはやっぱり、このような親なのだ。

そんなビルゲイツも変化をしたんだなという記事も興味深いのでオススメです。
http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u119.html