超難問や答えのない難しい問題もそうだが、自分を取り巻く環境の中には同じような問題がゴロゴロしている。50人相手に仕事をしていくこと、また商売にはサービスを提供する側もいれば受ける側もいる。自分ひとりでは到底解決できない問題は山積になっていく。
解決すべき問題、タフな問題にどのようにアプローチしたらいいのか、ここ数日間考え続けている。
私に大きく欠落していたものは、与えられていない条件に気づいていないこと。
物事を考える上で、まず私がやらなければいけないことは問題を発見すること。
そして、その問題には見えない与えられていない、盲点になっている情報が潜んでいるということに気づかなければならない。
そして問題がなぜ問題になっているのか、その原因とそれを取り巻く前提条件や制約条件を的確に把握しなければならない。
そして有効な対策を打つのだが、有効な対策程度で解決できない超難問に対して、あと1歩踏み込んで考える必要があるという現実。
前提条件や制約条件をクリアすることに目が行ってしまう。それでは解決できないことがなぜか多い。
前提条件と制約条件に触れてはいけないのかもしれない。
つまりアプローチ自体が誤っている可能性が高い。
このような場合、いつもの仕事と全く変化がないのである。
前提条件、制約条件に触れずにアプローチするためには、通常思いつくような考え方では問題をクリアすることができない。クリアするためには前提条件、制約条件に接触することなく、見えない、全く与えられていない情報を的確に浮き彫りにして思考を組み立てていく必要がある。
なんとも説明しにくいが、もしかしたら、これが0ベース思考なんではないかと感じている。
テーブルに四枚のカードがあり、どのカードも一方には数字、反対側には文字が書いてある。
当然上になっているカードしか見えない。
ここで問題、カードの一方に母音が書いてあれば、裏には偶数が書いてある。という規則を確かめるために、めくらなければならないカードはどれか特定してください。
A F 2 7
この問題を解くことと、この問題の論理を考えていたら、これって仕事に似ているな
と思いました。
答えは A と 7
でもこれは答えより、なぜそうなるのかが大切で、もっと大切なのは、なぜ誤った答えを導きやすいのかということではないのか。
ここができるようになれば、0ベース思考に近づけるのではないかと思う。
2007/09/03
0ベース思考とは何なのだろうか
ラベル: 仕事