■ザ・マスター・キー 第4週目 パワーの秘密
07/11/12週
面白い表現だ。「わたし」が私の心と体をコントロールしている。
確かに心が体をコントロールしているように感じている、つまり脳が指令を出して体が動く、脳が考えて行動が起こる。そんなこと普通だと思っていた。昔、生きていることとは何だろうと考えたことがあって、人間の素晴らしさは、この「考えること」「創造できること」なんだとつくづく思った頃があった。それはなぜか、人間はいつか死を迎える、死を迎える瞬間どうなるのか。それは無だ。人間は生きて思考しているがゆえに死後の世界に思いをはせることもあろうが、死した瞬間それは思考の終着点、肉体の終着点となる。つまりジ・エンドである。
つまりもしも「わたし」が私の心と体をコントロールしている何かとしたら、私が「わたし」によって与えられてきた最も偉大な驚くべき力はそう「考える力」である。これには第3週目まで懐疑的であった私?わたし?にもストンと落ちた。そして肯定的な暗示(わたしはなりたいものになれる)を朝から晩まで唱え続ければ、やがてそれはわたしの一部となり習慣となる。
そうなるまで何も始めるな!と著者は警告する。何かを始めてそれを最後までやり遂げられない、決心しても続けられないなら負け癖がつくからだと言い切っている。続けられないものは始めてはならないという提言。これは非常に身にしみる言葉であった。これと同じ効力をコミットメントは持っている。誰かにやると宣言した以上、絶対にそれを成し遂げなければならない。それが腹の括りである。一旦はじめたら、たとえ天が落ちても最後までやり通す「継続は力なり」である。
賽は投げられたのだから議論の余地はありません。物事をスタートする、意識から行動へ、そして習慣へ移すことの厳しさを良く表した表現だと思います。
パワーの秘密はここに在り。なのでしょうね。
そしてパワーは休息を必要としている、心を鎮められるのは沈黙であり、心が鎮まれば考えることができる。思考はあらゆる達成の鍵なのだと著者は言っている。
沈黙の中に閃きが潜んでいる、閃きに満ち溢れるのは確かに一人で自分と向き合っているときな気がする。4週目にしてようやくノッテきた!(笑)