「貴方の人生は誰のものですか?」という問いに、ほとんどの人は「私のもの」とか「自分のもの」という回答をするだろう。そこでもう1つの問いかけは「では本当に貴方の人生は貴方のものと言える状況になっていますか?」である。かのジャックウェルチは「Control your destiny or someone else will.」とおっしゃっている。つまり貴方が貴方の人生をコントロールしなければ、誰かが貴方の人生をコントロールしますよという恐ろしくも考え深い言葉である。なるほどと感じるかもしれませんが、実際、貴方自身のことを考えてみることをお勧めします。貴方の上司は貴方をいつも助けてくれますよね。貴方に取ってとても大切な人物でしょう。貴方は上司の指示をせっせとこなし毎日充実した日々を送っているかもしれません。貴方が窮地に追い詰められたとき、貴方が大きな壁にぶち当たったとき必ず手を差し伸べてくれる。上司は貴方にとって人生の師である。果たしてこれが貴方の幸せかどうか一考すべきではないか。貴方は必要以上に甘えてはいないか。判断を全て上司に委ねていないか。会社は自分に何かをしてくれると思っていないか。上司は何でも教えてくれると思っていないか。いつも目標を明示してくれて一緒にいると、どこまででも成長できると思っていないか。つまりこれが私が言いたい「貴方の人生は既に誰かのコントロール下に置かれている」ということである。本当に自分が自分で自分の人生をコントロールする、自分の人生が自分のものだと言い切れるためには、積極的に果敢に困難な問題や目標に自ら手をあげてチャレンジしていかなくてはいけない。頼れる上司は時として意識とは別の世界で貴方の人生を支配するのである。飛躍的成長はつまるところ自らの血の滲むような努力からしかうまれてこないのである。