ドーナツ星雲
馬頭星雲
梅田望夫さんの愛犬のジャックの話を読んでいて、ふと思い起こしたことがある。私も幼少の頃、コロという犬を飼っていた。10歳の頃、近所の公園で捨て犬として捨てられていたのを親の知り合いづたいに話が流れてきて、我が家で飼わないかということになった。初めて出会ったのはいとこの家で、本当に丸くて白くて可愛かったのを覚えている。べタですが、コロコロしているのでコロという名前を私がつけた。サッカー少年だった私。クラブが終わると毎日帰宅してからコロの散歩で真っ暗な学校のグランドに足を運んでいた。たまに親も同行することがあったが、私が宇宙好きになったのは、そんなコロとの散歩の夜に毎晩星空を見ることがきっかけであった。当時、夜空に映る星座の名前や星団などほとんど全て答えることができたし、肉眼で確認できない馬頭星雲やドーナツ星雲、ブラックホールとか、遠い宇宙や銀河に思いをはせていたことを思い出した。私の家庭はワケありで、グレて暴力団にでも入ってチンピラのような生活をしても不思議でない環境にあったが、コロの存在が私を正しい道へ導いたと今でも思っている。コロは14年間と大往生し、私は思春期も一緒にくぐりぬけた良き相棒であり、兄弟でもあるコロを今でも心の支えにしている。今は妻と相談して、自分達の子供が10歳になる頃に、柴犬とめぐり合わせようかね、なんて話をしている。きっと自分より弱い者をいたわる心や愛情を育む助けになってくれるであろうと思っている。コロがいなければ今の僕は存在しない。梅田さんの愛犬ジャックは11歳ということですが、きっと長生きをして素敵な人生を送るのだろうと思います。
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20071226/p1
2007/12/27
愛犬と暮らすこと
ラベル: 家族