2007/12/01

ユダヤの訓え「大物」になる勉強法





別に大物になろうと思って買ったのではなく、世界でも成功を収めている民族であるユダヤの方々がどんな勉強法をしているのかに興味がわいて思わずタイトルで買った本です。学生時代のバイト先の主任(某ハローキティ)この方やたらと根拠のないポジティブフィードバックを繰り返す方なんですが、(いつも口癖が「いいねぇ~GOTOく~ん」)いつも何がいいのかな?と疑問に思っていた方なんですが、今では随分と出世なされたみたいです。その方は生物学に通じていて、世界で最も優秀な民族は華僑とユダヤと日本人だ発言をしておりました。また黒人は身体的能力では黄色人種や白人の比ではないと過激な発言をしていたのを覚えております。この本を読んで真っ先に思い出したのは、その主任。ユダヤ教についてはほとんど知らなかったのですが、なぜ成功する人間が多いかは納得できる内容でした。また実際に成功を収めている方があまりにも多いことも、改めて知る機会となり文章量自体は少ないのですが、気分転換に読むにはいいかもしれません。特に関心したのは、子供への教育が父親の義務であるという点が現代の日本と比べると姿勢自体が全く違うんだと思い、子供を持つ親なら、そのような視点で読むことも非常に勉強になるとおもいました。彼らは勉強を楽しみ、考えることに喜びを見いだせる民族で、自分達の安住の地を持てない過酷な環境下において知恵をふりしぼる、人生に創意工夫することを常としてきた。改めて「考えること」と「教育」について新鮮かつ普遍の真理というものを感じ取ることができたと思う。ユダヤのタルムード、一度は勉強してみたいと感じた。そんなユダヤの商人もベルギーはアントワープ、ダイヤモンド取引で有名な地であるが、最近はインド商人が幅を利かせるようになっているらしい。町で見かけるのもめっきりインド商人だそうな。インド人と言えば、最近日本で良く見かけるのがインド式計算法ですが、陰山先生の百マス計算もそうなんですが、あれをやらせれば子供が賢くなるなんてのは大間違いで、本質はなぜインド人はそのような計算方法をするようになったのか、なぜ百マスで計算する必要があるのかである。そこを深く考えて実行できる子供に教育することができないと言われたことしかできない大人になる。つまりは、このユダヤの訓え、勉強法をわかったつもりでかじったところで我々が明日にはユダヤが生んだ天才のひとり、アインシュタインのようになれるわけでもなく、ロスチャイルド家のように大成功を収めることができるわけでもない。本当に習得するには一生涯かけて学ぶことが肝心なのだ。これからも勤勉な民族は世界をリードするであろう。