2007/12/07

決定的な差を生み出すマインドセットとは

昨日の公休日で、前日にあった研修の内容をよくよく考えてみました。講師はグレードが2つ上の店長で、全体としては本部機能(MDや在庫コントロール)など未知の分野の話はいいとして、現場の販売計画のレクチャー自体は目から鱗というものは多くはなかったが、スキル面では収穫も多かった。そこで更になぜグレードが2つ上で、内容で考えたら参加した店長のグレードなら理解もできるし、実践もできそうなものが多い中で、差がでるのか。決定的な差を生み出すマインドセットとは何なのか、試験勉強の合間に考えをめぐらせてみた。今朝は5時に起きて、試験勉強を少しと販売計画の見直しをメインでやっていたのだが、そこで気がついたことがある。決定的な差を生み出すマインドセットがあるのではないかということに。数値検証はどうしているか。需要予測と在庫の確保はどうしているのか。今回はそんな明確な指標をレクチャーしてもらう場面もあったのだが、誰でも前週伸び率は知っている。これも同じ条件で確認して翌週の需要予測を立てられる。これは条件はイーブンだと思う。私は、この指標を質問されたときに「肌感覚」と答え、笑いも起きたが、前週比は当然加味して、売場をこう作るから、もっと伸ばせる機会があるという意味を込めて「肌感覚」と答えた。実はこの答えとグレードが2つ上の店長のマインドセットと隠れた引き寄せ法則が隠れているのではないかと仮説が立った。
ロジックはこうだ。会社が出す売上動向は相当なデータ検証の上で出ている予測なので堅い。そのトレンドをはずさないために前週の週間の売上規模と翌週の売上規模の伸び率(売上予測)から単品の伸び率を算出し、そこにまずは乗るという定石を打つ。その販売数つまりは回転に耐え販売機会をロスしない売場を構築する。面積が取れなければ補充計画を打つ、これはリスク回避、軽減である。ここまでが見えている部分。これだけなら誰でもやれる。実はこの単純なメカニズムの裏に引き寄せ、作りたい数字を描いているはずなのではないか。つまり伸び率1.5倍を2.0倍にしようと策をめぐらしている可能性は十分にある。でないと普通にやれば全員が成果を出せることになる。意思入れによる数字作りが決定的な差を生み出すマインドセットではないかと思う。もしそれがないとしたら、現在の大半の店舗は無策であるとしかいえない。そうすると会社はもっと伸びる可能性がある。またはツーグレード上のマインドセットを全員が習得すればそれはそれで会社の業績はもっと伸びる可能性がある。どちらにせよ空白が広がっているということになった。顧客のニーズと数値変動、全体の動向をうけ、最適最善な数値をイメージし、それを実現させるための打ち手とリスク回避を店舗へ落とし込む、この一連の思考とアウトプットこそ、決定的な差を生み出すマインドセットではないでしょうか。さてテストに行ってきます。