レバレッジとは「梃子の原理」のことである。真っ先に思い浮かんだのはFX、少ない投資でリスクを取ってレバレッジで儲ける?(儲かるのかどうかは別として)、もう1つは梃子の原理というからには力点や支点が本の内容として構造化されているのかな?ということだった。多読は力の入れ具合、だとしたら支点は何に当たるのかなと読む前に考えてみた。多読で力をギュッと入れてみると、ボンッと反対側が持ち上がる(成果が出る、成長する)支点がポイントでここの場所によっては一生懸命、力を加えても苦労するだけに終わることになる。ではそれはなんだと疑問を持ちながら一度読んでみることにしました。p25にこんなくだりがある。「おそらく本物の天才は本を読まなくてもやっていける」と思う。ということを著者の本田直之さんはおっしゃっている。つまり、天才ならレバレッジを多読という方法論でなく、自らの直感で働かせるかもしれないというのだ。この時、ピンときました。多読とは支点の定め方であり、力点には時間が来るのが、この本から読み取れる全体像なのではないかと。構造がわかったので後は支点の設け方、それも多読からどんなアプローチでやってゆくのか、より少ない時間で、どれぐらいレバレッジがかけられるのかを吸収しようと読み進めてみました。速読が1つの武器だと思っていたので、多読はどうかなと思って読書方法は色々考えたことがありますが、速読で多読しているようなもので、なかなか読書経験が浅いひとには難しいかもしれません。一番良かったのは目的を持って読むということ、ただ多読をするのと意図的に戦略的に多読するのでは当然インプットの方向性が変化してしまうし、アウトプットも難しくなる。そのほか細かい訓練方法は非常に参考になったので、部下にもオススメしてみました。衝動買いした本でしたがレバレッジが効きそうです。この方の書いたレバレッジシリーズは現在4冊あると思います。既にもう1冊衝動追加買いをして読破しているので、それについてはまた後日。
2007/12/31
多読で働くレバレッジとは何か
ラベル: 読書