今朝は昨日書いたブログの補足を、ちょっと深めに掘り下げて考えてみました。
それは、たまたまリアルタイムで、ビジネスマンの自己啓発で最近売れている本の話題に上っていたからです。
http://plaza.rakuten.co.jp/hisatune/diary/200710010000/
1日30分を続けるということは、10年で1500時間 睡眠時間約7時間を除いた17時間を1日とカウントすると、88日間、10年中ほぼ3ヶ月間は自己啓発に当てている。
10年でたった3ヶ月では足りないというのが私の考え。
1日5時間を続けるということは、10倍なので10年中、約3年を自己啓発に当てている。
仮に20代、30代の20年間を、それぞれのパターンで送ったら、方や6ヶ月、方や6年という差である。これでは到底太刀打ちできないというのは先日書き出した内容である。
世の中で、それだけたくさん売れまくっている本は誰が買っているのか?という点と、それだけ売れた結果、この国に変化が生まれたのか?という点から、この問題、つまり1日30分が続けられない人をどう改善するか?に対して有効的な手段を自分なりにまとめてみたいと思います。
まず現状、おそらくですが、30分が続かない人は、ほとんど買っていない、買っているのは推測でしかないが、既に自分をコントロールしている人間か、その人物によって薦められて購入した、自立人間予備軍と極一部は、どうしようもないから、これを読めと渡された完全受身主義の人々ではないか。
自立人間は、この本から自分がやっていない効率化や方法論が書いてあればいいかもしれないと情報を張り巡らしているため、それに引っかかって買っている可能性は高いと思う。
そこから吸収できる有益な情報なんてほんとに極少量だが、その少量の積み重ねが大きく自分を左右することをよく知っているからこそ買っているのかもしれない。
仮にこれだけ売れたら日本人の意識が変化し行動に現れるはずですが、一向に満員電車、早朝の電車の中を見渡しても変化を感じ取れる人々はいらっしゃらない。
皆死んだように下を向いてよだれたらして寝ているか、上を向いて口をポカンとあけて寝ているか、音楽を聴いているか、漫画を読んでいるか、DSをやっているか程度である。
日経新聞を読んでいるサラリーマンもいらっしゃるが、新聞は基本的には自宅で読んで、貴重な電車の移動時間はもっとベーシックでない、より突っ込んだ内容の本などでインプットするのが筋だと思う。そう日本は変化していないんじゃないか?
本を読む⇒意識が変わる⇒行動が変わるが見えてこない。私が考えるに本を買っているのは、1日30分が続けられない人間ではないのではなかろうかの仮説が立つ。
1日30分を続けられるひとは、始発を選んで快適なポジションを確保したり、コツコツ努力することが必要と理解している、つまり意識が高いから行動が変化している。
それに対して1日30分を続けられない人は意識がないから本も買わなきゃ、わざわざ早起きして始発に乗る為にくだり電車に乗ったりしないのである。
そしてたまたまラッキーなことにこのような本を手にした1日30分を続けられないひとがなぜ変化しないのかは、社会構造の中で培われた受身人間大量生産方式にあるのではないかと思われる。
受身人間とは、簡単に言うと指示待ち人間のことである。社会に出たあの日から上司から言われることだけをせっせとこなし、はみ出すと追求されるため、必死に上司のご機嫌を伺いながら仕事をする毎日、年功序列、上司は絶対、承認のための印鑑を押す毎日、前向きな検討という名の盾に隠れ、責任所在を不明確にし、政治家のように記憶にない、解釈の違いだとひたすらグレーゾーンを行ったり来たり、それを何年も繰り返すうちに、インプットはするけど変化しない。
いい本がありますよ、良かったですね。確かに素晴らしいよねで止まってしまって具体的な行動に移すことができない。そんな社会的なシステムにすっかり取り込まれ教育されてしまった指示待ち人間が、いくら良質な本を読んだところで何も変わらないのではないか。
もしくは有益な情報の蓄積はしている癖して動こうともしない頭でっかちなご意見番みたいな奴が製造されてしまう(よりによって上位の役職にいたりする)
では1日30分を続けられないひとが本当に1日30分を続けられるような自立人間になるには、どうしたら良いのだろうか。
その30分を使って身近で自己啓発に熱心なひとを探して、土下座してでも指導してもらうことをお願いしたほうがいい。
それが一番有益な時間の使い方かもしれない。そのようなひとのそばにいるとパワーが増すし刺激も溢れている。厳しく指導してくれるし、強制力も発生する。
徹底したインプットを行えるようになったら卒業すればいい。
そうすれば1日30分どころがその何倍も時間を捻出して取り組むことぐらいできるようになる。
まとめると
1日30分を続ける本を買う貴方へ
①既にできている⇒基本的に読む必要はない。
②できていないが方法論は知っている⇒社会のごみです。恥ずかしい。
③できていないし何もアイデアがない⇒身近なできる人に指導をお願いすることに30分使う
しばらくしたら卒業して読み返してみるといいかもしれません。
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2007/10/03
1日30分を続けなさい(補足)
ラベル: 読書