2007/10/22

本物志向、一流志向


この本自体は文字数も少ないし直ぐに読み終わるボリュームですが、内容はスルメのように読めば読むほどというより、サービス業に携わるなら自分の店舗の状況と照らし合わせて何ができるのか具体的に考えれば考えるほど付加価値が増す内容だと思います。素直に感じたのはCSの在り方や、あるべき姿を描き、どのようなアプローチで自分の会社、自分の店舗に活用するかということと、自分が純粋にリッツカールトンに行ってみたい。それだけ言うのなら、実際にどんなものか自分が体験してみたいということである。以前読んだオックスフォード流、一流になる人のビジネスマナーにあった一文で、「相手に感動を与えることができる人というものは、普段自分が感動している人」というニュアンスの言葉があった。つまり感動したことがない、感動しないような人間が感動を語ることも他に感動を与えることもできない。不可能だということである。正にその通り、感受性が欠如した人間にそもそも感動を与えるようなサービスをしましょうと言ったところで全く無意味。そして、このリッツカールトンの本を読んだときに一流を実践したければ、一流を知る重要性を強く感じた。
というわけで今夜は食卓でリッツカールトンの話題も飛び出しました。
一流のサービスをしたければ、一流のサービスを日ごろ受けていないと実現は難しいということで、我が家ではオリンピックではないですが、4年に一度はリッツカールトンで宿泊&お祝いをしようと決めました。ネットで予約なんかしません、正規価格で予約しようと思います。
それが一流に対する私の敬意です。
(予約はこちら)
(リッツカールトンの逸話)
(リッツカールトンの哲学)
感性を磨くことってこんなに重要だとは思いませんでした。
芸術や美術、音楽は好きなので、このようなことにも手を抜かずしっかりと身につけていかなけらばなりませんね。以前、自分の会社も海外研修でNYのスリースターホテルに滞在することがあったのですが、わたしは、なぜNYで三ツ星なのだと考えたことがありました。その理由はこのような一流ホテルで一流のもてなしをされる経験を持つことが、一流企業の社員たる意識付けだと思っていたものです。感性が枯れる時、創造性が枯れ、会社も枯れる。
本物志向&一流志向という意識がわたしの中に芽生えた1冊でした。