2007/10/06

部下育成について

伸び悩む部下を持つことは、そんなに珍しいことではない。
そんな部下の変化を感じた時、一番喜びを感じてしまう。
特に新入社員の場合は社会に出てからの日が浅いこともあり、差と言っても大した差が発生しているわけではない、だがそのまま差を放置して半年、1年過ごしてしまうと致命的な格差へと状況は変化してしまう。
そんななか、私の部下のひとりが、変化を開始した。
「できない」のレッテルを貼り続けられ本人も悔しい思いをしてきたに違いないが、彼には未来がある。
本など読んだことがなかった彼は、最近週に1冊ペースで読書をしている。
週に1冊は、なかなかできることではないが、毎日コツコツと読み進めている。そして昨晩は、テレビを自宅から排除すること。ゲーム機を排除すること。漫画を排除することを約束した。
恐ろしい変化だと思う。
私は大いに期待しているし、眠っている潜在能力を開花させてやりたいと思っている。

ちなみに彼の読書の秘訣は、
①1日のノルマ=総ページ数÷1日に読む目標ページ
※目標ページは文章の難易度と文字数で私と決めている。
②毎日進捗状況と内容に軽く触れる。
※私は彼が読む本は全て先に読んでいる。
③読み終わる日を①から算出して次に読む本の話をする。
こんなことで彼は毎週1冊確実に読み進めて自己啓発を続けている。

テレビについては社宅の備え付けだが、はずして一旦実家に置いて来ることになっている。
運搬は勿論わたしがお手伝いする。
環境さえ整えてやれば、伸び悩む部下は大いに力を発揮する可能性はあるのだと感じる。
半年間しっかりと育成していくつもりだ。