2007/09/30

ブラックですね

笑えるけど、笑えない話。

http://www.geocities.jp/sakusyu2006/index.html

実際はどうなんでしょうか。
私は学校も辞めましたし
フリーターもしましたし
ただ叔父が言った「学校だけが学ぶ場所ではない」が心に響き、自分で勉強はやっていけるし、仕事もなんとかやっていけるという気概だけはあったので、自分が思う道を選んできただけですが、いざとなったらバーテンでもやりますわ(笑)、もしくはスノボのインストラクター、もしくはトラックの運転とかもいいですね。
今はやりたいことが今の仕事なので、ほかの事は考えたことないですが、明日の事など誰にもわかりませんからね。どこの国へ行っても、どんな状況でもなんとかなるでしょう。そう願います。

2007/09/29

習慣が人生を創る

「習慣が人生を創る」…実にいい言葉ですね。
今朝ブログを読んでいたら冒頭に3行ほど書かれていたのですが、非常にいい言葉だと思いました。

http://plaza.rakuten.co.jp/hisatune/diary/200709280000/

ブログで自分が書いたものを1年分束ねて置いて読み返して実感したそうです。
私も以前ブログをやっておりましたが、途中で続ける意味あるのかと思い、全て削除しましたが、今は、書き残すことが、結構重要なことだと思っています。
この一語一句は私の中からのアウトプットであり、生きた証でもあるからです。
また月に30ぐらいは書こうと決めておりましたので、2ヶ月は続いているということになります。
この続けるということが、習慣が人生を創るということなのですね。
確かに考えを外へ出し続けることで思考は磨かれていきますし、普段からどんなことにも意見や考えを持つことができる。そこで成長していく。とてもいい機会なのだと思いました。

継続は力なりと申しますが、継続は人生そのものなのかもしれません。
途絶え途絶えの生き方もまた人生、どれがいいかはわかりませんが、続けるということ習慣というものは鏡に映した自分、等身大をよく表しているのではないでしょうか。

昨日はインプットについて書きましたが、今日はアウトプットについて、
インプットが違えばアウトプットに差がつくのは必然ですが、インプットからアウトプットに変化する瞬間が実は一番情報の付加価値は高まる。
ある情報がブラックボックスに入り、外に出た瞬間に非常に有益な情報に変化する。
このブラックボックスの正体について考えた結果、この正体は思考プロセスではないかと仮説が立った。つまり様々な情報を色々な視点、経験や知識でゴネゴネかき回している状態が思考プロセスで、生成されたアウトプットで大きな差がついてしまう。
このブラックボックスの質が個人の能力に大きく影響しているように思います。
とすれば、本来はインプットの質をあげる(ガソリンをレギュラーからハイオクにする)ことも大切だけれど、ブラックボックスであるエンジン(思考プロセス)の性能をアップすることをしないと、最高のアウトプット(ハイパフォーマンス)は生まれてこないことになる。

思考プロセスを磨く。

なるほど。

2007/09/28

興味深い、他人のインプット





興味深い他人のインプットについて、最近凄く気になる人物がいる。
それは、60店舗を束ねるブロック長である。
隣の店舗の店長からも情報を収集したのだが、なんでも全てが1.5倍とか、つまりビデオや読書や、その他なんでもという意味らしいのだが、特に速読について随分とお話をしていたらしい。
また自己投資、年収の10%ぐらいは自分の成長のために突っ込めという具体的な推奨値。
年収に占める賞与の比率が大きい我が社で月々10%とは、相当な額の負担を10ヶ月は強いられることになる。
それでもその額面をまともに自分に投資したら何をするか?とシュミレーションすればなかなか、色々なことに取り組めそうである。
私が、この自己投資(金銭面)とともに感じたのは、やはり時間の投資である。
時間の投資なくして成長はない。
現代、特にWEB2.0のこのご時勢はお金をかけなくてもヘビーなインプットはいくらでも選択できる。
超一級の学術論文だろうが、研究資料だろうが、ネット上にゴロゴロしており、体系的にグーグルを活用すれば、コスト0で急激な成長曲線を描くことも可能だと考える。
問題は時間とインプットするスピードとキャパシティ、そういう点では、速読は1つの手段として有効かもしれない。

中学生のときに速読術の本を読んだ記憶があるのですが、全く持って意味不明で実家の押入れの中に眠っていると思います、速読とは違うかもしれませんが、無音読という読み方は結構スピードが速い。
無意識に黙読をしていることに気づけば、心の声を消すスイッチさえいれれば、スピードはアップする。
そこから飛躍的に速度をあげるとすると?で考えてみたら浮かんだアイデアが
文章ってなんだ?ってことだった。
文章って名詞と接続詞ぐらいしかないんで、文章が肯定なのか否定なのか、疑問系なのか、結論っぽい雰囲気なのかさえ感じられれば十分で、後は単語を知っているかどうか。
英語の世界に飛び込んだとき、分かる単語と接続語から文章を想像してなんとかやりくりするのと同じなんじゃないか?って気づいたんです。
つまり文章全体をスキャンして単語と文章の雰囲気さえわかればOK、大切な内容は太文字で書いてあるのでつかめるはずです。

よって
①無音読を意識的にやる
②単語と接続詞から文章の構造を掴む
この2行で速読のHOW TO本ができあがりです。

但し見知らぬ分野の本だと苦労するので潔く黙読します(笑)

話はそれましたが、ブロック長の件に戻しまして、
そのアウトプットの物凄いこと、物凄いこと、とにかく鮮やかな論理展開がいくつも連続して超高速で流れていってしまうので衝撃的でした。
ここまで素晴らしいアウトプットをするにはインプットの方法論が普通じゃない感じがしました。
1.5倍でヘビーにインプットしているとしたら、それも何年も継続してやっているとしたら、追いつくことも困難で、下手をするとこうしている間にも、あっという間に差が開いている気がします。
なので、負けず嫌いな私はアウトプットで格の違いを見せ付けられてしまい。
その差は歴然なので、インプットだけは絶対に負けないと決意。
あまり無音読は好きではないし、情報を飲み込んでいくような方法はどうかと思うんですが、徹底してインプットで対抗しようと思いました。

そんなんで今日は夕方休憩の時に、
佐藤可士和さんの超整理術を25分で吸収させて頂きました。
そして本の内容をこっそり実践してみちゃいました。
明日のカバンは軽いぞ(笑)
クリエーターなのにひどくビジネスよりなんで驚きました。
私が知っているクリエーターはルーズ、マイペース、どんぶり
そして異常に独創的だったので、このような方は斬新でした。
「キレ」という言葉が可士和さんに良くマッチしました。


まるで麒麟の発泡酒のようですね。

無差別にインプットしても質はアップしないので、
考えて考えて考え抜いてのヘビーインプットをしていこうと
思いました。

(ではまた。)

2007/09/24

最近流行のM&Aについて



最近流行のM&Aについて、ちょっと勉強してみました。
本屋に並んでいたのは知っていたのですが、買おうとはしていませんでした。
表紙はなんとも不思議な魔法の鏡テイストで綺麗な本ですが、中身は私のような初心者には、読みやすく砕いた内容になっているので、比較的読みやすかったです。
店長職には関係なさそうですが、いつなんどき我々の会社がターゲットになるかわかりませんし、我々の会社が買収を仕掛けることすら当たり前に起こる時代なので、必要かと思っていたので、重い腰を上げたしだいです。
マージャー(合併)のM&(と)アクウィジションのA(買収)
全体像としては、
●M&Aには表現は異なっても買収する側とされる側がはっきりと分かれるという点
 また日本はパーチェス法という世界基準である会計法を取り入れたルールに則って開国しないと、
 つまり日本の常識、世界の非常識により、業界再編が遅れを取り世界から孤立していくということ。
●M&Aの方法論とは
-TOB(株式公開買い付け)
 現金買収方式はキャッシュ・イズ・キングと呼ばれるぐらい流動性抜群、リスク0の為、
 条件では自社株を対価とするより優位。
 現金はエクイティファイナンス(新株発行)などで調達したりする。
-ストックスワップ(株式交換)比率の提示⇒世界ルールは非課税対象、調整難易度高
    なぜか日本では課税対象になっており、活発化しない原因である。
    タックスドリブンと呼ばれるぐらい企業買収は税制主導である。
-プレミアムの提示(買収される側に説得力ある金額か価値を与える)世界的な水準は30%
  現金なら時価総額に対して、ストックスワップなら株式交換比率で条件が明示される。
  なぜか日本では、このプレミアムをクリアにしない企業が多い。
  これぞ日本の常識、世界の非常識。
-納得感のある条件を取締役会が飲まない場合、直接株主に訴えかける。
  プロクシーファイト(委任状争奪戦)がある。
●M&A、買収される側でのCG(コーポレートガバナンス:企業統治)の在り方。
  
-買収する側の企業が買収される側の企業に対して、プレミアムの提示をされたときに、
  買収される側の取締役会が買収される側の株主にとって一番正しいジャッジを
  しなければならないということ。
  
-買収される側の取締役会が自分の席を守るために納得感のあるプレミアムが提示されている
 TOBを蹴るということは、ある意味、全くと言っていいほど株主を無視した行為となる。
-買収される側、特に敵対的TOBの場合は、社外取締役会の役割が重要である。
この場合、買収される側の取締役は退陣される可能性が高いため、保身になりがちである。
株主にとってのメリットを最優先に考えれれるのが、独立性のある社外取締役であるということ。
ここでCGと社外取締役について、非常に興味深い話が引用されていた。
米投資会社のバークシャー・ハザウェイの会長である。
ウォーレン・バフェットである。
あのマイクロソフトのビルゲイツのお友達の彼がこんなところで登場するとは思いもよらなかった。
バフェットは自己資産の99%をバークシャー株で持ち、ほかの取締役も同様に自己資産の大半をバークシャー株で持っているということ。
つまりである。
彼は常にバークシャーの株主とともにあり、株主の不利益になることは決して選択しない。
不利益が生じれば=自分にとっても不利益であるという仕組みを自らにビルトインしたのである。
どんな状況下でも、正しい判断ができるようにする、バフェットの哲学は素晴らしい。
-M&Aで買収される側の取締役会が正しい判断ができるかどうかは、この社外取締役の独立性と
  能力と意欲が必要である。
 能力は鍛えられたものでなくてはならないし、
 意欲という点ではウォーレン・バフェットのようにあるべきであるということ。
このように全体観がうまく表現されており、非常に面白い1冊となりました。
この本の中で取り上げられていた楽天の三木谷社長とTBSの買収劇について1石投じようと思う。
著者は楽天がTBSへ仕掛けた買収劇に対して、旧世代の経営者であるかのような印象を抱かせたと書いているが、その理由はプレミアムの未提示などにある。
しかし、興銀のM&A担当であった三木谷社長が、そんなお粗末であるわけもなく、私は、不思議の国、日本の慣行を逆手に取って仕掛けただけのことだと感じてします。
世界の常識、日本の非常識を常識として買収を持ちかけただけ、通ればラッキーぐらいだったのかもしれない。
TBSに対して妥当性のあるプレミアムを明確に提示するということは事実上、極端なダイリューションにより、三木谷一族と楽天株主の議決権が薄まってしまうので現実的にプレミアムの提示はできないことぐらい三木谷社長は知っているはずで、そこがスペシャリストにとっては子供騙しに映ったのかもしれないが、この本の意味するところをよく理解した三木谷社長の試みであったのではないでしょうか。
私には、摩訶不思議M&Aの国の日本の常識を探ってみた楽天社長はもっと巧みだったように感じてしまいます。
明日からは、自分の会社とそれを取り巻く環境をこんな視点で眺めてみようと思います。
また
ウォーレン・バフェットが選んだビルゲイツという男は、どんな男なんでしょうか。
改めて、この二人に興味が湧いてきた次第であります。

2007/09/23

2次元バーコード

ふと人様のブログを眺めていたら目に留まったアイツ。
QRコードをじっと見ていたら疑問がわいてきた。
ブログに貼り付いているということは、ブログの管理者がその2次元バーコードをどうにかして
作ったんだということに気がついて、早速検索してみたら簡単に見つかりました。











 私のアイツです ↑ (なんでアイツかというと色々あってね)

 もし携帯電話をお持ちなら上のバーコード試してみてね

 http://www.cman.jp/QRcode/

2007/09/21

Powerset

パワーセットをご存知だろうか。
今シリコンバレーで一番熱い新興企業であるパワーセットはグーグルキラーというニックネームまでついているぐらい世界から期待されている。
新しいテクノロジー、自然言語検索を引っさげて2008年に登場する。
今はその前段階でお試し期間中、ユーザー登録を行っている状態である。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0709/18/news033.html

私もこっそりエントリーしておいた。
新聞には取り上げられているので説明するまでもないが、簡単に
グーグル:キーワード検索
パワーセット:文章検索
より必要な情報を早く的確に広大なインターネットの荒野から抽出してくれるというもの。

in-put 「what`s masaki goto`s favourite drink ,esp cooktails?」
out-put「side car with orange-bitter」

なんて出てきたら硬直しますが、
早くアクセスパスワードが欲しいです。

コントワ・デ・コトニエジャパン

もう1つ目に留まった記事。
コントワ・デ・コトニエが取った戦略。
コンサルティング販売という手法、半径500M以内に4店舗の店舗があるほど集中的な出店と、店舗間の顧客データの共有により、ロイヤルカスタマーが、どの店舗に足を運んでも最高のサービスが提供できるように購買履歴などを熟知しスタイリング提案を実施できるようにするやり方。
ドミナント戦略のように集中出店で売上げを上げていく方法とは一味違った、このコンサルティング販売はちょっと斬新だなぁと感じました。
ご近所の大型SCに出店していたので見学したことがあるが、シンプルで省スペース、ワンサイズずつしか陳列していないので、おっと思ったが、接客のタイミングを自然に持たせるための方法だったとは、人間は色々な事を考えるものだと関心いたしました。

コンビ二のレジでいきなり、「新しく柑橘系の缶チューハイが入ったんですよ」って言われたら、正直驚きますよね(笑)
でも購買傾向ってあるので悪い気分はしませんよね。

ザラ・ホーム

本日の繊研新聞で目に留まった記事がある。
スペインSPAブランドの「ZARA」のインテリアショップinバルセロナ。
この路面店に訪れたときの話が書いてありました。
バルセロナといえば私のお気に入りの土地で、3週間ちょっと安宿に滞在していたことがあり、よくガウディが手がけた建築物を毎日眺めてはご飯食べたり、ランブラス通りというメインストリートで世界から集まったストリートパフォーマンスをする芸人を眺めたりして過ごしておりました。
とても懐かしく思い軽くブログに残しておこうと思った次第です。

残念ながらモダンなアラビアンテースト溢れるザラ・ホームは欧州と中東が中心の18カ国でアジア圏には出店していないので、向こうにいったときに行ってみたいと思います。
我が家のアパレル構図は
自分がZARAが好きで、奥さんはマンゴが好き、H&MはNYのショップを何回も見学しましたが、私はいまひとつでしたが、妻は好きかも知れません。
スペインでのアパレル勢力図と我が家のアパレル勢力図は実はかなり近いものがございます。
最近は自分の会社の商品がとても好きで、プロポーズの時に着ていた紺のベッチンジャケットがお気に入りで今でも季節が来ると着ています。

建築やっている方はよく知っていると思いますが、サグラダ・ファミリアには日本人建築家の確か、外尾さんという方が携わっていらっしゃったと思います。
私が滞在していたころから8年経過しましたが、まだ頑張っていらっしゃるのでしょうか。
サグラダ・ファミリア作ったところが、もう10年、何年たっても未完成。
日本のゼネコンが入れば数年レベルで完成すると言われる建物ですが、かたくなにコツコツと仕上がらない建築物を作り続けるスペイン人、私は大好きです。

2007/09/18

あとで読もう

今朝は簡単に、誰でもインターネットで色々な情報にアクセスしているときに、必ずブックマークをしたり自分のホームがネット上にあるなら有益な情報にリンクを貼ることは、とてもポピュラーだと思います。

ここで一々お気に入りに追加作業をしなくても簡単に保存してしまう方法を紹介

「あとで」とう無料サービスがあり、そのページでボタンを押すと、そのページを丸ごとコピーして自分の指定するメールアドレスへ飛ばしてくれるという優れもの。
気になるのは情報量だと思いますが、Gmailならたっぷり容量の恩恵があるので、ちゃっちゃかと有益な情報はそちらに飛ばしております。
一々ゲットした有益な情報やゆっくり吟味したい文章などは、再度ネットにアクセスするのではなく、自分のポケットに放り込んでおくことが時間の有効活用でございます。

http://atode.cc/

2007/09/17

エアギター

1996年、フィンランドでエアギターを楽しむ人々がメディアで取り上げられて世界に飛び火したのが、このエアギターの起源とか。
音楽はオリジナルアーティストのものを流し自分はギターを持ったつもりで弾き語るというシンプルで最高な遊び、先日エアギター世界大会で日本人が2連覇したようですが、たいしたもんです。
音楽、つまり音を楽しむ方法はたくさんあるものですね(笑)

http://jp.youtube.com/watch?v=y2Olk3bRElY

ギターって本当に難しいものです。
毎日弾かないと全く上達もしないし、毎日弾いていてもあんまり変化を感じないし、
だから私はギターを弾ける人ってとても尊敬してます。
かなりの努力家の証なんですよね。
そんな私は、コード弾きで弾き語りぐらいのレベルなので、なんとも言えませんが、音楽は世界の共通語です。アイルランドに滞在していたときはアイリッシュパブで生ギネスを飲みながら、生のアイリッシュミュージックを楽しんでいました(夜な夜な)一度だけその場で歌う機会があって日本語でアカペラで歌ったのですが、皆異国の歌を喜んで聴いてくれました。
ギターで弾き語ればよかったのですが、そんな余裕はありませんでした。
エアギターは、ギターがなくともその人間が表現者となり音楽の魅力を伝えてくれるものだから、世界選大会が開かれるぐらいになったのでしょう。
ふと思ったのが、エアギターがあるなら、エアベース、エアドラム、エアボーカル???
可能なんじゃないでしょうか。
エアバンドで音楽フェスティバルなんてイベントはもしかしたら魅力的かもしれませんね。
飛び入り参加してもセッションできてしまうし。
好きな音楽なら尚更心も弾みます。

No music  No  life

2007/09/16

月をめぐるエトセトラ

今朝は月についてのエトセトラということで書いてみようと思います。
先日、日本は「かぐや」という名前の月を探索するロケットを打ち上げた。
なんでも月を構成している元素などを探り、月の誕生についてを探るという浪漫あふれる試みである。


http://www.sankei.co.jp/culture/kagaku/070914/kgk070914001.htm



月は一番地球に近い天体で、私たち人間が地上に誕生したころから僕らの頭上に輝いていた。
月は地球人みんなの宝物であり、月を見上げながら、地球人は色々なことに思いをはせ、その一生を過ごしては消えるを繰り返して来た。
竹取物語はよくご存知だろうと思いますが、そんな月への思いを「かぐや」という名に託す日本人の粋なネーミングはとても愛着を感じてします。
そんな我々、地球人にとっての月(神秘の象徴)同じ見上げるでも、人種が変われば、思惑は様々。
実はこの月にはヘリウム3という豊富なエネルギー資源が眠っているのである。
このヘリウム3をめぐり資源ナショナリズム一直線、プーチン率いるロシアやアメリカはやっきになって宇宙開発を繰り広げている。当然、資源大国中国も黙って見ているわけにはいかない。
月に眠るヘリウム3のエネルギーは現在の地球の100年分に相当すると言われており、いち早くこれを獲得した国が近未来のポストエネルギー大国にのし上がる可能性がある。
資源をめぐる争いは熾烈であり、ロシアに至っては資源を武器に欧州への圧力をかけている。
驚くべきは、ロシアの教育は、ロシアの資源はロシアの人々のものという強烈な教育を進めており、彼らの学生の多くは、この豊富な資源を利用して、どんな事業ができるか?なんて切り口で資源ナショナリズム教育を徹底している。
そのロシアの資源ナショナリズムの象徴がガスプロムというロシア政府系の企業で、日本では、サハリン2の問題で横槍を入れられたのが記憶に新しいと思うが、昔からこのガスプロムは私が注目する企業No,1(悪どいな~ランク)でサンクトペテルブルクに超高層ビル計画があり、ここは正にガスプロムシティ、2012年には、この巨大なプーチンタワーが完成する予定である。
話はそれたが、同じ月を見上げても嫌味な笑いをしている奴もいるということ。
ここで健全な挑戦も紹介しておこう。
グーグルもこの月の探査に対して報奨金を出した。
その額23億円、その昔アメリカで、金の採掘会社が金が埋蔵されているであろう過去の分析データなどを世界に公表して、多くの企業や個人が金の在り処を多額の報奨金目当てに掘り当てた歴史がある。
これの宇宙バージョンに近い?つまり全地球人参画型のチャレンジである。
世界中の才能をフル活用しようとするグーグルの試みにはとても関心させられる。


http://www.asahi.com/special/space/TKY200709140418.html



人間を考えると我々の寿命なんてせいぜい100年程度、その100年をそれぞれが一生懸命生きている。イモリの研究に全てを捧げるひと、経済の研究に全てを捧げるひと、
人間の好奇心と探究心というのは本当に凄いものだ。
個人的に好きなアインシュタインは宇宙のなぞを紐解きもしたが、原爆という悲惨なものまで世に送り出した。シカゴボーイズは経済を解き明かしたが、反面世界に貧富格差を広げていった。
人間は面白い生き物だと思う。

そんな人間を月はどう見つめているのだろうか。
25日は中秋の名月でも眺めながら、もう一度我々のことを考えたいと思う。


僕らの寿命100年って言いましたが、結構みんな頑張っているみたいです。

http://www.asahi.com/life/update/0914/TKY200709140075.html

2007/09/15

ガイヤの夜明け

テレビネタ続きますが、ガイヤの夜明けも皆さん知ってると思いますが、これは噂のグーグル奥さんではなく、ちゃんと私が発見しました(笑)

今回のテーマは百貨店統合について、特に大丸と松坂屋にスポットを当てた内容になっておりました。
統合で生き残りをかける2社と、あくまで単独経営で活路を見出そうとする高島屋のコンシェルジェについてまとめられておりました。
大丸と松坂屋統合は、規模では、業界2位の位置それに追随して単独で高島屋が業界3位。
統合の道のりと社員交流(配属替え)での様々な人間模様を描いておりました。
気になった点が両社による幹部による会議、大が小をのむ。
つまり大丸がベストプラクティスを松坂屋に教えていくという一方的な社員交流?の話が出ていた点。
つまり交流ではなく立て直し担当が松坂屋に出向くという形を主張する幹部がいたこと。
交流してもうちになんのメリットがあるの?なんか学ぶことはあるのか?という幹部が大丸にいる。
この点は見逃せないと思いました。
己を知り、相手を知るの相手を軽視するような幹部が多く存在すれば、この統合はその場凌ぎにしかならず、将来に大きな不安と影を落としたことになる。
最終的には両社のキーマンを交換して配属させることで決まったのだが、両社の営業利益率は大丸が約4%、松坂屋が約2%と2倍近い差がある、その要因が大丸が接客と在庫管理などの業務を完全な分業化にして売場スタッフの接客時間を長く確保している点、それに比べると松坂屋はひとりが多くの業務をこなすオペレーションで接客に割り当てられる時間が少ないことであるようだ。
この接客というキーワードから単独で生き残りをかける高島屋のコンシェルジェ(仏語で案内人)が登場する。このコンシェルジェ(コンシェルジュでも可)は簡単に言うとお客様の御用聞きなのだが、そのサービス水準の高さは素晴らしいと思いました。
会社の顔であり、看板を背負っているようなもので、この人でこの会社のイメージが決まる!というくらいの存在感とホスピタリティでした。
実際、番組の中で昔からのお客様が、そのようなコメントをしているのだが、このような地道な努力で生き残りをかけていく会社もある。
現在はどんな企業も安泰なんてことはなく競合による市場からの締め出しの恐怖か、内側からの腐敗か、どんなところにもリスクは潜んでいる。
前者はまだ前向きに挑戦して敗退するなら納得できるが、一番怖いのは後者である。

あの幹部の言葉が忘れられない。

数年後、その言葉をそっくりそのまま言われる側になるのかもしれない。
学ぶべきことなど、どこにでも存在している。
相手がどうやって不採算で、どんな風土で、どんな人材が上位層にいるのかを知ることも自分が同じ状況に陥らないためには知っておいても損はなかろうかと思います。

というわけで、一番伝えたかったことは店長はコンシェルジェのようにあるべきだと。

そういうことでございます。

カンブリア宮殿

カンブリア宮殿は結構認知度が高いので皆さんは知っていると思いますが、我が家のグーグル奥さん。
なぜグーグル奥さんかというと、面白い記事(私が興味をひきそうなもの)とか番組をチェックしていて、帰宅すると自動的に報告してくれます。
まるで検索エンジンのような奥さんなのでグーグル奥さんです(笑)
そんなグーグル奥さんがカンブリア宮殿が「グーグル特集」をやると教えてくれました。
食事を済ませて育児を1時間バトンタッチして見入っちゃいましたが、感想は少し残念な内容。
検索エンジンという側面だけでグーグルを捉えた内容で、どれも平凡な切り口。
本当の凄さが全く表現されておりませんでした。
そしてWEB2.0についても全く触れずに番組は終了。

???

ある意味かなり衝撃的でしたカンブリア宮殿。
よくよく考えると、我が家ではすっかりメジャーなグーグルも日本という枠組みでは検索エンジン程度の認識しかないんだなと思うところもあり。
結局期待を大きく裏切られて、やっぱりインターネット上(向こう側)にいる人間ぐらいしか、現在の世界で起きている状況を的確に理解していないのかもしれないと思い知らされました。
実際、駐車場経営のご夫妻の方がWEB2.0の凄さを体感しているのかもしれませんね。
唯一の収穫は広告商売の相場と運用方法がリアルに拝見できたことでした。
カンブリア宮殿様、どうもありがとう。
次はお願いします。

フローのビジネス、ストックのビジネス

仕事から帰宅して、いつものように軽くネットにアクセスすると、梅田望夫さんのブログが更新されていた。

http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u132.html


RSSを使うと更新しているかすぐわかるので、とても重宝です。
何よりこのネットの世界には毎日のように爆発的に情報が生まれて、漂っているので最速で貴重な情報にアクセスするには欠かせない機能です。
私はグーグルリーダー(ブログの下にリンクしてあるやつ)を使っていますが、とても便利。
さて本題に戻りまして、梅田さんがブログの中で触れている記事、フローのビジネス、それはコンサルタントの仕事のように一回一回、比較的短期間で成果が実感できるビジネス。
それに対してストックのビジネスとは出口の見えない、長期間にわたり混沌とするビジネスのようなニュアンスでベンチャーキャピタルという仕事を表現しております。
フローつまりキャッシュ、ストックつまり株、ストックオプション。
コンサルタントとベンチャーキャピタルをそれぞれ上手に表現していると感じました。
この内容凄く響いてくるんですが、最近私の会社は人事制度、人事評価制度を変更しました。
それが、このフローのビジネスとストックのビジネスとリンクしているんです。
これまでの評価制度は比較的短期、四半期ないし半期の業績と業務遂行能力によって決められておりました。
私はこの制度、新人店長の頃から不服で、短期集中逃げ切り型の店長が多いこと多いこと。
瞬間だけです。自分が在籍しているその瞬間だけ全力を出してくれればいいという組織を作って力技の店舗運営を繰り返し昇格していくという、ある意味それも凄いテクニックだと思いながら、なんなんだろうか。と日々疑問を感じておりました。
この度の制度改革は、正直、会社を見直しました。
絶対に長期に渡る取り組みは必要で、力の根源であると思います。
つまり会社はストックのビジネスに大きくハンドルを切ったということになる。
これは店長職に向かい合うという意味では目先の利潤に惑わされず、着実に力強い組織を作りこむためには絶対に必要な制度であったと心底感じます。
トップマネジメントからの熱いメッセージですねこれは。

我々はこのストックのビジネスの勝者にならなくてはなりません。

2007/09/13

改革エンジン

昨日と本日は全社会議に出席しておりました。
ブログでも書き出していた仕事を破壊し新しく生み出すという切り口は、今回の会議でも全体のコンセプトとして使われており、改めてズシッと響くものがあった。
気になったのは会場にいるどれぐらいの人間が共感し意識を変えて行動の変化まで行き着くかであった。残念ながら昼食の時に隣の席に座った社員の話を聞いていて、大きくなった会社は膨張しやすいのだな、このままではこの会社は滅びてしまうだろうなというような会話がありました。
それは社内の部署で希望する部署はどこかの話題であった。やりたい仕事と理由を共有するようなどこにでもある一場面だったのですが、その部署で自分が何をしたい、どんなことができるか、世界水準の仕事をやりたい、覚えたいではなく、その部署でもいいかなって思っている、ちょっと変わった仕事がやってみたいというような発言であった。
これを聞いたとき、今日会場にいた何%の人間が同じように表面的に参加をしていたんだろうと思うと恐怖であった。
それなりの人数が、この程度の意識だと。間違いなく会社は傾くか下手をすると消滅する。
この場にいない社員やスタッフを含めると事はもっと深刻さを増すのである。
そして改めて感じたのは自分ひとりでは大きな像に蚊が乗っているようなもので、この会社を変えることすら難しいのが現状、中には階層が上の上司の中にも同じような意識レベルの低い人間が混ざっている。
考えたのは仲間を作ることしかない。である。
ひとりでも多く、同じような緊張感や危機感を持って大きく成長しようとする人間を束ねること。
それによって会社を改革していくこと。
自分は改革エンジンにならないといけないという決意を今日の全社会議で打ち立てた。

朗報もあった。
3年前に上司だった方々が同じブロックに配属になった。
非常に影響を受けた方々でとても尊敬している方々、3年間で成長した自分を是非見てもらいたいし、負けないように貪欲にチャレンジしていこうと思っている。
絶対に叶わない相手な方が異常に競争心がわいてくるので、自分にとってはいい環境になった。

2007/09/10

デストロイ マイ ビジネス

デストロイ マイ ビジネス。
自分の仕事を破壊しろ。という非常に暴力的な表現ですが、これは、ジャックウェルチが使った言葉。
彼が言ったのはアワ ビジネス(CEOなので)
なんで私がこんな言葉を出したかと言うと、今自分に掲げているミッションだからです。
今回、私は異動もなく同じ店舗に残ることになりましたが、今以上に爆発的に成長をしようと思うと、どうあがいても今までの成長曲線は描けない。
この半年、追い込んでやってきたけれども、それを遥かに凌ぐような成長をしようと思うと、目標設定を高くする。志を高くする、モチベーションを高い状態で維持する程度のことでは到底、大化けすることなんかできないことに日々の店長業務の中で感じてしまった。
相当なジレンマである。
確かに仕事のスピードは早くなり、判断力もよくなった。短時間で何かをやってのける。
影響力を発揮することや部下育成のために未来のビジョンを示すというようなことはよしとしても、自分自身への負荷がかかりにくい。
これでは完全なゆでカエル状態で、平行線をたどるのがいいところ。
毎日同じ仕事、同じ顔ぶれ、同じ成果、あっという間に半年なんて消化してしまう。
だから、だからである。

絶対に自分の仕事を破壊しないといけない。
徹底的に自分の仕事を破壊して、新しい仕事を作り出していかないと。
飛躍的成長は皆無だと考えている。

そこで
半年前の自分の出勤日のあるべきスケジュールと時間配分表があるのだが、この半年間はそれに則ってタイムアタックをしながらこなしてきた。
おそらく現在、当初の所要時間を使うことなくして仕事を完結させることができるようになっている。
今日は、その標準スケジュールを見直してみた。
今のレベルなら、このスケジュール通りでは何も負荷がないため大幅に修正する必要に気づいた。
業務の棚卸である。
これによって目標はかなりタイトになった。
今までの仕事量を今までの60%の仕事時間でこなすというもの。
残りの40%は部下育成。
私の中ではホット3と呼んでいるが(一番ホットな3人)この3名の育成、スタッフの育成のための時間に割り当てていくというもの。
別件で今年の新入社員1名を教育して、このホット3が抱えている業務を奪わせて店長代行者としてのポジションから駆逐する半年のゲームをやっていこうと思っている。
同時に2チームの育成を通して
それぞれの全員の業務棚卸を私が行い、それぞれ育成することで仕事を瞬間的に蒸発させてやろうという試みである。
彼らには豊富な時間が確保され、これによりもっと質の高い仕事をこなしてもらう計画。

そして私にはもう1つの課題を与えようと思っている。
それは地区内の店長代行者に対しての教育を集合研修のような形で行うということ。
これも大きな負荷になるが近隣店舗の店長の負荷が軽くなる。

これだけ背負ってまともに半年戦えれば、成長はできると信じている。
イメージとしては、店長業務は2.5日間で全てこなす、残りは人材育成への時間投資である。
これが週40時間のマネジメントとなる。

自分の仕事を破壊せよ!

相当破壊しました。

これとは別に自己啓発スペシャルメニュも考えてます。
ガンガン突き進んでやりますよ。

あっジャックウェルチがなんで、そんな言葉を発したのかは、彼の会社が競合によって
存続の危機に直面したとき、自分たちの今までのビジネスを破壊してでもいいから、生き残りのためになんでもやれ!という力強いメッセージであった。
こんな表現普通はできませんよね。

2007/09/06

KFSはKFFという罠

key factors for successつまり成功する鍵である。

例えば成功した企業のやり方を調べることで簡単に成功できるほとんどの人は思ってしまう。
成功した企業はマスコミや雑誌、メディアにも露出するので、その手法や方針などはガラス張り状態になる。そしてそれを取り巻く人々はすっかりと全てを理解したつもりになり、なぜか成功できないという壁にぶち当たることになる。
おおよそ誰もが気づいている成功の鍵は見せかけの鍵であり、それをつかんでしまうことで盲目になる。これは先日のパズルと同じようなことかもしれない。
つまりそれだけでは十分ではないのである。実は完全に見落としている鍵が巧みに隠されているはずなのである。それを見つける能力を身につけないと本当の意味でのKFSは手に入れられない。
つかんでしまうのは、失敗の鍵KFFなんだろう。

これは落とし穴だと思った。


そして、このKFSについて書こうと思ったきっかけが、ヘッジファンドの運用悪化であった。
その記事が面白かった。

http://www.gci-klug.jp/klugview/07/09/04/post_2744.php


ほとんどのヘッジファンドはクオンツ戦略というものを取っており、コンピューターに一定の基準で数値が動く(この場合は株価)と自動的に売買をしていくというもの。
人間のように感情に流されたり欲に負けて判断が間違わないように処理を進めていくというもの。
その割合で人間裁量する割合とのバランスを取り運用をしているのだが、記憶に残っているLTCMというヘッジファンド、これは経済学の権威や世界のトップクラスの人たちで作られたドリームチームであったが、まさかの破綻。
最近また新しいファンドを立ち上げていました(笑)今度は手堅い運用らしいですが。


記事が取り上げているのは、このクオンツ戦略が模倣されたことによる弊害である。

http://funds.client.jp/faq/quants.html

つまりあっちもこっちも似たり寄ったりのポートフォリオで同じようなクオンツ戦略を取るもんだから
どっちもこっちも同じ結果に偏って全く差別化できないから勝てませんというもの。
そうこれが私にはKFSに感じてしまった。
成功の鍵はクオンツ戦略、クオンツ万歳そしてさようなら
なんで儲けられないの?ということになりました。
そりゃヘッジファンドなのにヘッジになってないし、ゼロサムゲームなら当然の成り行き
バードビューでご覧くださいということ。

KFSって難しいんだなと思いました。そして注意深く物事を見なくてはいけないなと思いました。
それは店長職でも全く同じです。

0からの風

皆さんはご存知でしょうか。
私は、この活動に携わっている部下から聞いて、興味があったので色々と調べてみました。
内容は交通事故、それも酒気帯び、飲酒運転による交通事故によって、ある若者の命が突然奪われてしまう、母親はこの事を通して2つ、息子の夢を継いで早稲田大学に入学する。そして飲酒運転での加害者に対してだけではなく、同じような不幸が起こらないように、現行の法律上あまりにも軽すぎる刑罰に対して社会や法曹に対して大きな働きかけを起こしていくという物語である。
日々繰り返される飲酒運転での事故、絶える事がない違反者とモラルのなさ、テレビレポートの中でも平然と酒を煽って運転しようとする無責任な方々を見ているとまず怒りを覚える。
この問題について、わたしも被害者の身になって考えてみたが、飲酒運転で人をはねてしまった場合。例えば極刑にしても気分が晴れることはないと感じてしまう。
極論ずれば、ナイフを差し出されて、そこにいる加害者をメッタ刺しにしてもいい権利を与えられたところで虚しいだけだと思う。
飲酒運転で電柱に衝突して、運転者があの世に行くのは本人の自由だ。
てめぇが好きでやらかしたことだから、自業自得で済む話。
せいぜい後片付けの方が大変だという迷惑ぐらいです。
この問題で常に苦しむのは残された人々である。被害者の親族はもちろん、加害者の親族だって悲しむでしょう。
つまり勝手にご機嫌なのは加害者本人だけなんです。
いつだって、少ない量しか飲んでないから大丈夫、警察にはつかまらない。
飲んでも運転ぐらい平気だと最高に良いイメージしか持っていない。
現実はそんなものではない。
酒を飲んでなくても事故は起きる。健康であっても、ルールを守っていても不幸な事故は起こっている。
飲酒運転なんて論外なのだ。
我々店長職を司る人間は当然、こんなことやってはいけないし、誰かが過ちを犯そうとしていたら止めさせる義務がある。
見て見ぬふりは有罪だ。
決して許してはいけない。
そしてこの問題の根本的な解決方法は、刑罰を重くするということだけではなく、社会を健全にしていかなければならない。ということ。
お互いがお互いを尊重し、相手の立場になって考えられる人間が増えることこそ、このような不幸な事故を減らすすべなのではないかと考える。
そしてもうひとつ、信号は青なら進めの教育も青だろうが、赤だろうが、車の有無で道を渡るべき。
という危機管理についても我々は注意を払うべきであり、子供に教育していくべきだと思う。

http://www.zero-karano-kaze.com/contents/intro.php

雨と風

台風が近づいている。
台風が近づいているときの空は明るいような暗いような独特な空をしている。
雨が降っているときの匂いをかぐとアイルランドを思い出す。
アイルランドの気候は丁度、こんな感じなのだ。
風はビュービュー、晴れていたと思ったら突然曇って雨が降り出す。
傘を持っていた記憶がない。
それは風が強いから傘をさすのがままならないからである。
当時はポンチョみたいなものをミリタリーショップで買って羽織っていたし、テンガロンハットをかぶって雨風を凌いでいた。
アイルランドと言えば、1980年代から驚異的な経済成長を遂げて、国民所得は8倍に膨れ上がった。
私が滞在していたのは、96年から97年あたりで、確かに若者にはエネルギーが溢れていたし、習い事や仕事もたくさんあって、活気に満ち溢れていた記憶がある。
それから10年が経過し、アイルランドは転換期になっている。移民問題や犯罪の増加だ。
当時は週末になるとクラスメイトとヒッチハイクをしながらアイルランドを周遊していたのだが、今やそんなことは遠い昔話になってしまったのかもしれない。
私の第二の故郷アイルランド、みんなの生活はどう変化したのだろうか。
最後に訪れたのは、98年のハロウィンの日。
サプライズでホストファミリーの家に転がり込んだのだが、わざわざ部屋をあけてくれて1週間ほどゴールウェイの町を楽しんだ記憶がある。
もう9年も経ってしまったんだな。

空を見上げながらそんなことを考えた。

ドリンクの戦略

ふと自動販売機を眺めていたら、ドリンクの戦略を感じた瞬間があった。
それはコカコーラである。
最近コカコーラ 0(ゼロ)が発売された。
のどごし、清涼感や味は据え置きでカロリーゼロという健康志向の顧客ニーズにアプローチは見たまんまだったのですが、自動販売機の缶を眺めていたら、もしかしたらと仮説が浮かび上がった。
炭酸飲料はガブ飲みするとゲップは出るし、おなかが膨らんで苦しいから、実は350ML以上は意外にナンセンスじゃないか、振り返ると昔は500MLなんか普通に自販機に入っていたが、女性は当然飲みきれないし、捨てるには勿体無いというのが心理であり、値段が同じでも罪悪感があるので、あえて飲まないことを選択していた隠れコカコーラ瞬間飲みたいぞファンは多かったのかもしれない。
だからこそミニ缶がちょこっと並んでいて、しかもキャップ付(そもそも炭酸飲料に蓋あっても気が抜けるから意味ないと思うが)分けて飲む選択肢までコカコーラは用意したんじゃないか?という仮説。
真相はどうなんでしょ。

それと合わせて、やるな午後の紅茶も紹介しときます。
最近高級感溢れる三角型のスタイリッシュなプラスチックボトルの午後の紅茶を手にとって眺めていたら会社の企みを感じてしまいました。
ボトルから受ける印象。
①高級感=美味しい
②ネーミング、新しいテイスト提案=新しい午後Tのブランディング
隣に旧型の四角いボトルもあったので比較してみて、気づいちゃいました。
旧型は500ML、新型は400MLちょっとなんですね。
なるほど、
1本あたりの量をこっそり減らして利益も確保。
パッ見るかぎり同じぐらいの大きさなのであまり意識しませんが、午後の紅茶もやるもんです。

[ vju: ] ビューという靴屋さん

今日は家族で買い物に行きました。
妻は靴が大好きで買い物へ行くとよく婦人靴屋に立ち寄ります。
その中でも男性の私が客観的に見ていいなと思える靴屋がありましたので、ちょっぴり紹介。

http://www.viewcompany.net/brands/brand/vjuindex.html

そもそも婦人靴の店を男性視点で見ているとはっきりいってごちゃごちゃしていてわかりづらい。
陳列もバラバラで見ていて疲れるし商品の良さなんて伝わってこない。
目立つのは値段とサイズぐらいで、どうせ安い靴の山の中からたまたま気に入ったデザインでサイズがあればラッキーという買い物の手順しか私には成り立っていなかった。
この店は違った。
とにかくレイアウトが整理されていて、どのタイプの靴か一目でわかる。
特徴がわかる、陳列が綺麗で一点一点自然に吟味してしまった。
今日は、わたしも買い物に参加。
あちこち歩きまわって商品自体のディテールまで眺めてしまった。

これはいい店ですね。
そして秋物のエナメルシューズの色使いなど最高、形やデザインもよくできています。
男性から見て、こうだということは、いいお店なのではないでしょうか。
帰宅早々、ホームページを調べてしまいました。

但しひとつ、この店が売上げ好調なら納得できますが、不振なら何が原因か、残念ながら人間は綺麗に整っている店だけを好むわけではないののは、ドンキホーテを見ればお分かりになるのではないでしょうか。
商売の難しさを感じます。

ビジネス誌のルーチン業務

毎朝出勤するときにコンビニの前を通過する。
そのときに目にするのがよく窓際に新入荷の雑誌など興味を引きそうなものを外側へ向けて飾るやつです。
先日気づいたのですが、これを作っている側の立場になって考えて見ました。
結構出る雑誌、出る雑誌内容を考えて作り上げるのは大変なのだろうな、とか隔週だと締め切り厳しそうだな、とかネタはどうやって仕入れるのだろうかと考えたとき、おや?と気づきました。
自分がネット上で見たり、読んだりしたことが、一定の期間をするとデカデカとタイトルになって発売されている気がするということ。
つまり彼らも情報を仕入れにいっており、皆の関心が高まっている、そのニーズに向けて編集をおこなっており、たくさん売るには私たち顧客の要望を探る必要がある。
じゃあ、その情報はどこにあるか?ネットである。
食品問題が話題になってブログやサイトが盛り上がっていれば、そこを専門的に掘り下げたり裏情報的なものや、わかりやすく体系化された内容のものを作れば当然、みんな進んで購入するだろう。
株なんてあきれるくらいたくさん特集しているからピンとこないかもしれないが、やはり不動産投資信託などが話題になっていると追うようにビジネス誌発売される(笑)
逆に半歩先や先見的なものは、ほとんどないか、いくつかのカテゴリーでルーチンしているだけのものなのではないかと疑ってしまうようなものまである。

視点を変える重要性を知った瞬間でした。

3i

3iってなんだろう。


私がインターネットについて色々考えたときに、このWEB2.0の持つ強みをいかにして利用して、自分に取り込んでいくかを表現した言葉です。


インフォメーション:情報
インテグレーション:統合
インテリジェンス:戦略


それぞれ英語の頭文字を取ってスリーアイです。


当初考えた並びは、インフォメーション、インテリジェンス、インテグレーション。
つまり
①この広い情報世界の中で良質で有益な情報を収集することがステップ1のインフォメーション
②その情報に信憑性があるのか、裏づけがしっかりしているのか、根拠や根底が正しくて納得できるかどうかを判断する知性、知識という意味でのステップ2のインテリジェンス
③そのような様々に分散した情報を組み合わせたり、加工しり、新しいものを産み出したりするというステップ3のインテグレーション

このステップを踏んで良質なアウトプットをすることが目的でしたが、

最近修正しました。

ステップ1はインフォメーションで同様
ステップ2はそれを統合してしまう。新しい付加価値を産み出してしまう。
ステップ3はそれを戦略とするという意味にしてみました。

インテリジェンスは、戦略的な情報という意味を持っているので再考した結果、このコンセプトが一番しっくりきたのです。


これを意識的にするようにしております。

ダメ教師の実態把握へ

そんなタイトルの記事があった。

内容はこうである。

最近、教師のレベルが低下し教師としてふさわしくない人間が教職という仕事についていて、生徒はえらい迷惑をしている。そんなダメ教師をこのままにしておくわけにはいかないので、あれこれ試験や評価制度を整えてダメ教師の実態を把握し再教育しよう。
だけど結局はダメ教師の評価軸が厳しくなると自分たち全員厳しい境遇になるから甘めにね。
これじゃ意味ないでしょ。
というような批判的なご意見でした。


1つダメ教師を把握するために、どれだけ税金使うんだ?ダメを把握する経費は本当に必要か。
2つダメ教師の実態がわかったところでどうにもならないのでは?ダメ教師を誰が教育するの?
そんな暇あるのだろうか。そして生徒はその間どうするのか。先生の人数増やすわけ?増税?
大勢に導入教育するのか?それでダメ教師は良い教師になるのか?
3つダメ教師をファイヤーしたところで、ダメ教師はダメ社員となり社会でまた迷惑をかける?


思うに、社会経験を積んだ、要は厳しい営業や人間関係、社会人生活を一般の企業で最低3年ぐらい、まともに働いた人を教師にした方がよっぽど、いい先生になるのではないか?というのが私の意見でした。


なんせ学校卒業して先生になってしまうと社会を知らないから世間知らずな教師になるのは当たり前だと思うんですよ。
本当に

ユニクロ、フランスへ

ネットでも新聞でも、かなり取り上げられていた記事ですが、パリに12月旗艦店を出店するそうだ。
フランスには確か、ラファラン法という法律がありなかなか大規模な商業施設の出店開発は難しいと思っていたが、ユニクロの出店が確定したということは、問題をクリアしたということなんだろう。
ご当地カルフールですら、大型店などの出店は難しいと聞いていたので、意外でした。
これは簡単に言うと、地元の商業や町並みなどの景観などを保護するための法律です。
ドイツなどにも確か同様の法律があり、ヨーロッパの出店開発は町並みや景観との戦いでもある。
また小規模商業、日本でいうところの今は荒廃気味なアーケードや駅前商店街の保護のようなもの。
さてユニクロはどこまで欧州で店舗網を広げることができるのだろうか。

ラファラン法の解説↓

http://www.clair.or.jp/j/forum/forum/gyosei/114/INDEX.HTM#3

漫画ワンピース

我が家では、子供に読ませたい漫画は何かという話題で両親揃ってランキングされたのが、

■ドラゴンボール
■スラムダンク
■ワンピース

まぁ男の子だからかもしれないが、これはコミック全巻揃えて本棚に並べようということになっている。
ところが肝心のワンピース(海賊物)については、私は床屋でさっと流し読みする程度で、ここ何年も漫画を読む習慣がなくなっていた。
誰にヒヤリングしても絶賛するひとしかいなかったので、興味が湧いて来ました。
そこで早速店舗の店長代行者に話をしたところ全巻(まだ完結していなが)持っている部下が取り敢えず9巻までを貸してくれました。

気分転換と刺激を受けるために昨日の公休日を利用して1時間半ちょっとで読破しました。

ストーリーは海賊王になると決めた主人公が伝説のひとつづりの秘宝(ワンピース)を探す、なぞを解いていくというもので、航海に必要な仲間を集めながら旅をしていくというもの。
基本、海賊同士の戦いや旅先で出会う人々との様々なエピソードなどが書かれている。
なぜこんなに支持率高いのか、その理由は、私たちが失くしてしまったものをよく描いている点、これに共感したり、憧れたりするのではないかと感じた。
具体的には、友情、約束、強さ、信念。
昨今我々は携帯電話が普及した影響で、約束というものに対してあまりにも意識が薄らいでいる。
メール1つ飛ばせば、遅れても大丈夫、待ち合わせ場所が曖昧でも携帯で確認すれば、ちゃんと出会うことができる。もちろんビジネス以外での話しであるが、以前は約束とは絶対的な意味を持っていた。
約束したらそこにその時間にいかないと会うことはできなかった。
ひとたび外出すれば連絡する手段などなかった。
放課後、友達と約束をかわす。こんな当たり前が消えてしまった。
そして何かを貫く信念も同様に、薄らいでしまった。何かを背負って戦っているひとをなかなか発見することが難しくなった。覇気があるリーダー、長い物にまかれないひとは完全に減ったと感じてしまう。
社会は歪められ、孤高であること自体難しいのではないだろうか。
所詮、漫画されど漫画、現実、海賊王なんてなれないかもしれない。でもそんな姿に勇気付けれれる人たち、暑苦しいほどの友情、絶対的な約束という存在に惹かれるひとたちは多いのではないか。

私たちは、古き良き心意気を、この漫画に見出しているのかもしれない。



そんな感想と今後の物語の展開に期待しながら昨夜は、今年店舗に受け入れた新入社員の送別会に参加しました。

そこで、ワンピースの話題も出たのですが、ひとつ漫画の読み方は自由ですが、作者に依存してはいけないと思う。つまり毎週少しずつストーリーを読むことができる、来週が楽しみだになってはいけないということである。

私たちビジネスパーソンは漫画を読むのも真剣に読むことが必要である。
ストーリーの背景にあるメッセージ、物語で解き明かされていない謎は自分で仮説を立てて論理的に展開していくと違った味わいができるのかもしれない。
これに対して部下は漫画くらい何も考えずに楽しみたい。
ごもっとも。

しかし何も考えず受身で流し込むより、アクティブリーディングの方があなたのためになる。



そんなこんなで結局朝までスタッフと話しこんでしまった。
2次会のテーマは、僕らの持ち時間は4時間(始発まで)、この4時間をどうやって濃い内容にしようか!であった。有意義な時間にするために話し合うべき項目は何か、という切り口で居酒屋で語り合った。たわいもない項目を馬鹿みたいに掘り下げていくことでスタッフの知られざる一面や考え方を知ることができた。

とても有意義でした。

2007/09/04

人が持つ引力について

人が持つ引力について考えました。
意外な関連性の仮説を立てることができたので、今朝は、引力について書こうと思います。
人が持つ引力を感じたことはありませんか?人には引力があるんです。
困っているとき、悩んでいるとき、つまづいたとき、周囲の人間が貴方に手を差し伸べてくれます。
これは貴方が落ちていくのを必死に周囲の人間が引き戻そうとする引力です。
貴方が目標とするひと、尊敬するひと、憧れるひと、そのひとのマネをしたり手本にしたり、追いつこうとすることがありませんか?それはそのひとの引力にひきづられているかもしれません。
もしかしたら貴方自身が引き寄せようとする引力が働いているのかもしれません。
視点を鳥にしてみましょう。バードビューで社会を俯瞰するともっと面白いことが起きてます。
例えばエビちゃん(私は特にファンというわけではないですが)、ファッションやメイク、言葉遣いやしぐさ、彼女の魅力に引きづられてキャンキャンの販売部数は伸びてます。他のファッション誌は不調なのに。これは引力が数字に表れているのかもしれません。
バードビューで俯瞰すると社会のいたる所に人が持つ引力を見たり感じたりすることができます。
もっと視点を変化させると地球を中心に回転する月、太陽系はどうでしょうか。太陽を中心にグルグルと惑星が回転してます。銀河はどうでしょうか。
実はこれは大いなる自然の摂理なのではないかという仮説に至ったわけです。

それで何が言いたいのかということですが、この引力は実はかなり曲者であるということ。
先程例に挙げましたが、自分がピンチの時に働く周囲からの引力は陽の引力なのです。
会社に入社してから同じような境遇で頑張ってきた同期の輪というのは強い引力が働いてます。
引き上げられる引力は陽であり、成長を促します。
ところが時として、この引力がマイナス、つまり陰に働くことがあるので注意するのはもちろん、その存在にしばられることなく変化しなければならないというのが私の仮説からの提案なのです。
具体的には、ある集団に働く引力について、あなたが十分に成長して次のステージに移ろうとするとき、この集団の持つ引力は陽から陰へ急速に質を転化します。
つまりこうです。
「僕らを置いていかないで」
「いつまでも仲良しでいようよ」
「違う世界にいっちゃうなんて嫌だよ」
「ひとりだけ抜け駆けなんてやめようよ」
「ここにいれば安泰だよ」
つまり今まではプラスに作用していた人が持つ引力、挫折しようなときに助けてくれたり、一緒に問題を解決したり、喜びも苦しみも共に味わっていた頼もしい集団の持つ引力が、貴方の足かせとなる瞬間である。
この引力は物凄くパワーがあり、この引力から脱出して次の成長軌道へ移るのは困難なことである。
それは太陽を中心に回転する太陽系、太陽が陽の要素だとすれば、いきなりブラックホールと化すに等しい、光も吸い込んでしまう凄まじさである。
そして太陽を中心に回転していた惑星、地球が貴方だとすると、お隣のもっと大きな太陽のある場所へ移ることに他ならない。
太陽の力が弱まれば、脱出できるかもしれないし、突如飛来した彗星に衝突して軌道が変化することで飛び出るかもしれない。
私たちには、それに匹敵するようなことが必要だ。
新たな強力な引力の持ち主を探すか、とてつもない力を溜め込んで自分が持つ引力で志の高い集団に引きよっていくかである。
さもなくば、この引力が持つ呪縛から逃れることができない。
人は時としてドライにならないといけない瞬間がやってくる。引力を断ち切る瞬間である。
貴方の周囲の引力が陰に変化したことを感じたら、それは決別するサインである。

ある集団は必ず20%の優秀な人材と80%のその他になると言われている。
それは新たに上位20%の同じレベルの人の集団を作っても必ず起こる。
どう括り直しても必ずその集団を率いるトップ集団とその他が生まれてくるのは、もしかしたら
この引力の影響なのかもしれません。

人が持つ引力を意識しなければなりません。

2007/09/03

0ベース思考とは何なのだろうか

超難問や答えのない難しい問題もそうだが、自分を取り巻く環境の中には同じような問題がゴロゴロしている。50人相手に仕事をしていくこと、また商売にはサービスを提供する側もいれば受ける側もいる。自分ひとりでは到底解決できない問題は山積になっていく。
解決すべき問題、タフな問題にどのようにアプローチしたらいいのか、ここ数日間考え続けている。
私に大きく欠落していたものは、与えられていない条件に気づいていないこと。
物事を考える上で、まず私がやらなければいけないことは問題を発見すること。
そして、その問題には見えない与えられていない、盲点になっている情報が潜んでいるということに気づかなければならない。
そして問題がなぜ問題になっているのか、その原因とそれを取り巻く前提条件や制約条件を的確に把握しなければならない。
そして有効な対策を打つのだが、有効な対策程度で解決できない超難問に対して、あと1歩踏み込んで考える必要があるという現実。
前提条件や制約条件をクリアすることに目が行ってしまう。それでは解決できないことがなぜか多い。
前提条件と制約条件に触れてはいけないのかもしれない。
つまりアプローチ自体が誤っている可能性が高い。
このような場合、いつもの仕事と全く変化がないのである。
前提条件、制約条件に触れずにアプローチするためには、通常思いつくような考え方では問題をクリアすることができない。クリアするためには前提条件、制約条件に接触することなく、見えない、全く与えられていない情報を的確に浮き彫りにして思考を組み立てていく必要がある。
なんとも説明しにくいが、もしかしたら、これが0ベース思考なんではないかと感じている。

テーブルに四枚のカードがあり、どのカードも一方には数字、反対側には文字が書いてある。
当然上になっているカードしか見えない。
ここで問題、カードの一方に母音が書いてあれば、裏には偶数が書いてある。という規則を確かめるために、めくらなければならないカードはどれか特定してください。

 A  F  2  7

この問題を解くことと、この問題の論理を考えていたら、これって仕事に似ているな
と思いました。


答えは A と 7

でもこれは答えより、なぜそうなるのかが大切で、もっと大切なのは、なぜ誤った答えを導きやすいのかということではないのか。
ここができるようになれば、0ベース思考に近づけるのではないかと思う。

2007/09/02

17歳の少年がiPhoneを改造しロックを解除した!

衝撃的なニュースです。
この記事を目にした時に衝撃と感動をおぼえた。
新聞にも出てますが、ネットではもちきりです。
ネットは権利について、ずらずらと書かれているが、新聞ではもっと少年にクローズアップした内容。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0708/30/news040.html

スティーブジョブス率いるアップルが6月に発売したアイフォンをAT&T以外の通信網で使えるようにしたということなんです。
米国では個人IDであるSIMカードを携帯電話の会社から購入してカードを入れ替えると同じ端末を他の通信網で使えるようになっているが、このアイフォンはAT&T社以外では使えないように
SIMロックがかけれれている。
この少年、ジョージホッツ君17歳は500時間を費やし会場に成功、同じ通信システムを使うTモバイル社の通信網で使えるようにしてしまった。
これの手順をブログに掲載している(笑)※探したがもう見当たらない。。。
個人的な利用でのこの行為は米国では違法にはあたらないというのは上の記事を見ればわかります。
これで利益を得ようとすると違法なのでジョージホッツ君はフェアレディZと未改造のアイフォン3台をご褒美に貰った上、サーティセル社のコンサルタントを務めることになったというお話。

これで終わった新聞記事は本当の面白みをもう一段掘り下げて書くべきである。
時はさかのぼりスティーブジョブスが16歳のころ、そうジョージホッツ君17歳より1歳若いとき、
ジョブスが何をやっていたかというと、ロン毛で学校にもいかず、フリークといういわゆるオタク集団と行動を共にしていた。フリークが何をやっていたかというと、AT&T社の長距離電話設備をだまして、つまり技術により無料で使用してしまう方法を発見したりして楽しんでいた。技術大好き集団である。
それに使われていたのが、シリアルのおまけの笛で、その笛の音をブルーボックスという装置にしてしまったのが、何を隠そうスティーブジョブスとその友人のウォズニアクである。
この世界のどこにでも無料(違法)で電話がかけられる夢のような小さな箱を学生などに売りさばいて一儲けしたのが、この天才ビジョナリーだったのである。
あれ?ジョブス VS AT&T(笑)
つまり今回の一件、ジョブスとAT&Tの脳裏によぎったのは若き日のジョブスとAT&Tである。
それにしても災難ですねAT&T社は(笑)

そして何に感動したか、それはこのような若者がこれからの世界を創っていくんだという頼もしさ。
困難な問題を解決しようとする探究心、きっとこの若者は目的がはっきりしていて設計を理解し、どこをどうすればいいのかロジックが描けていたのでしょうね。
本当に凄いです。

ということで一段掘り下げたお話でした。

タフな面接



店長職についているなら、人事のお仕事についているなら誰しも「面接」というものをしたことがあると思う。
採用と不採用を分ける物は一体なんなのか、ここで1冊面白い本を書店で見つけたので紹介したい。
その名も「ビルゲイツの面接試験」である。ビルゲイツはマイクロソフトのビルゲイツ。
IQこそ全て!と言い切ってしまうような極端な考え方ではあるが、なるほどと思った1冊でした。
マイクロソフト社の面接は丸一日をかけて行われる。
そしてその出題内容といえば、パズルである。
とてつもない質問を極度の緊張感が漂う中で行われる。
そして超難解のパズルと論理の問題をそのプレッシャーの中で延々行われるのだから受ける方はたまらないと思う。但し極端ではあるが、我々採用する側、もしくは我々が面接される側になったとき、いくつか素晴らしいテイストがあるので簡単にまとめてみた。
①採用すべき人間を不採用にすることの過ちと不採用にすべき人間を採用にする過ちなら後者の方が致命的である。なぜならそんな人間が大量に会社に入ればたちまち会社は腐る。
だからこそ、このとんでもない面接試験は有効だということ、これは現場で店長をしていても同感。
社員についても同じことがいえる。ドラッカーも言うように人事というものは一番重要な仕事なのである。
②論理パズルは知能だけではなく本人の強みも検査する。そして勝者と敗者に分ける。
答えが出るか出ないかであり、勝てるかどうかは能力だけでは決まらずハングリー精神が必要である。このパズルが提供するのは難関ということだけで、登山家がそこに山があるから登るように、そこにパズルがあるから解くのである。うまくパズルが解ける人は問題を知的に解決する能力だけでなく、どんな難関が自分に与えられても取り組む気があるということを裏付けている。ということ。
確かにさじを投げる人は多い。粘り強く取り組めるハングリー精神と問題解決能力が合わさるとき、最大の力を発揮できるのかもしれない。

ではいくつか例題を
鏡が上下でなく左右を反転させるのはなぜでしょう。
南へ1キロ、東へ1キロ、北へ1キロ歩くと出発点に戻るような地点は地球上に何箇所ありますか。

眠れなくなるといけないので解答も
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0888.html

その他多数ございますが、自分で解こうと思っているのでまた後日

採用と不採用は企業戦略なのだと考えさせられる1冊でした。
そしてビルゲイツがなんで、こんな(笑)になったのかも家庭の環境が書かれていたので納得、このような人物を育むのはやっぱり、このような親なのだ。

そんなビルゲイツも変化をしたんだなという記事も興味深いのでオススメです。
http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u119.html

2007/09/01

点検商法にご用心

我が家にもお知らせが入っていた。
以前、勤務していた店舗付近でも、このお知らせが入っていた。
書き方はまるで公的機関かのように電波の点検をいたします。
点検ご希望日を連絡してください。
というような受けなきゃいけないような文章内容である。
知らなかったらついうっかり点検受けてしまいます。
怪しいので検索したらやっぱり問題になっていました。
点検商法という手口です。結局歩合制の恐喝に近い勧誘を延々受けたうえ、嫌がらせをされる。
これはたまりません。


J:C●M にご用心 




http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/cs/1162622910/l50

滑稽なのが、こんな実態を会社は把握していながらホームページ上では

最高経営責任者が満面の笑み

完全にいただけません。
業績伸びるの当たり前でしょその手口なら(笑)
それにしても、この世の中不思議なことは、コムスン(介護会社)問題でお騒がせになった。
グッドウィルグループのトップや、この点検商法の会社のホームページを見るとわかるのだが、名誉ある賞を受賞したりしている。
特にグッドウィルなんかは確か国から勲章を頂いている有様、名誉を与えるときは与える相手がふさわしいかどうか、よく考えないと過去の栄誉が過去の汚点となり、背中を押した人間が非常に恥ずかしい思いをするということである。
NOVAもあんなにイメージが良かったのに実態が浮き彫りになったことで、赤字転落。
NOVAうさぎちゃんに罪はない。
トップの責任である。