2012/04/25

ハンバーガーの教訓


私は個人的に、マックの原田さんが好きだ。 経営手腕が素晴らしく、ずっとマックの販売戦略の狙いを考えながら、マック自体もたまに利用させてもらっている。そんな原田さんの著書の中での一言、「MBA留学より屋台のラーメン屋さん」、今回はこの表現が一番響いた。そんな泥臭い感じ漂わせながら、いつもロジカルで、構造的なアプローチをしているところが魅力的だ。それにしても、この一冊のお値段、ダブルチーズバーガーセットを頼んだらトントンぐらい。これはマックが高いのか、本が安いのか(笑)

10年後に食える仕事、食えない仕事


先月は本部に行くことが多く、電車の移動中に広告が目にとまって読んでもたいと思っていたところ、たまたま入った書店に在庫があったので購入してみた。簡単に言うと、フラット化する世界をすこぶる庶民的で日本人向けに内容をしぼりこんだ感じ。10年後にまともに給料をもらえる仕事を今選んで準備したら、誰もサービスする人がいなくなるので困る。私は食える仕事か、食えない仕事かで仕事を選ぶのはナンセンスだと思う。食えなくてもやりがいや充実感、人の役に立つ仕事を選ぶほうが人生は豊かになる。但し10年後の自分を創るのは今の自分なのは確かだと思う。10年後にどうありたいかを描いて毎日を大切に過ごすことは10年後に食える確率を、どの仕事で食えるか模索するよりはるかにあげる可能性は高いのではないだろうか。

2012/04/18

「原因」と「結果」の法則


言わずと知れた超ロングセラー、James Allenの「原因」と「結果」の法則、昔読んだが、最近上司が、この本の話をしていたので、気になって購入して読んでみる事にした。内容は至ってシンプルなので時間もかからないが非常に核心をついている。原因と結果と聞くと、私は映画「Matrix」を思い出すのだが、映画の中でもCausality、つまり因果応報というような言葉が吹き替えなしで映画を観る方は随分とたくさんセリフで言われていることで耳につくかもしれない。改めて読み返すと、自分の内なるものが環境を導いているという本当にシンプルな関係を良く理解していなければならないと思う。

後ろ向きなマインドや言葉を繰り返し使い続ければ、それに見合った結果、卑屈な人々を引き寄せ、そのような環境が出来上がり、そのような人生を歩む。

前向きなマインドや言葉を繰り返し使い続ければ、幸せで充実感溢れる、豊かな人生を歩むことになる。

「原因」は全て己にあるのだ。その「原因」に見合った「結果」を背負ってゆくのが自分が描いた運命であることに早く気づけると素晴らしい人生を歩める。

VUCA時代

VUCAとは軍事用語で、それぞれの頭文字を取ったもの

・Volatility:不安定さ
・Uncertainty:不確実さ
・Complexity:複雑さ
・Ambiguity:曖昧さ

早い話がVUCA時代とは、不安の時代ということだ。このVUCA時代を生き残るために必要なこととは何だろう。一言で言えば私は「軸」だと思っている。確かに英語スキルや欧米式のコミュニケーションスキル、食いっぱぐれない資格云々と世の中は騒ぎ立てるが、大海原で荒波にもまれる中で、自分の足で真っ直ぐと立つためには、自分の中できちんと軸があり、重心がしっかりと定まっていなければならない。その軸とは精神の拠り所、Wayだと思っている。Wayというと何か、企業が掲げるようなイメージが強いが、自分の価値観、行動規範というものをきちんと決めることだと思う。My wayというと凄くありきたりな表現だが、My wayがなければこれから更に激流となるVUCA時代を楽しむことはできない。

アウン・サン・スー・チーの生き方に惚れた


先週のNewsweekのp27「国家か、家族か、スー・チー苦悩の半生」という記事を読んで、物凄く心を打たれたので、忘れないようにメモしておく。最近のミャンマーの動向は私も注目していた、4月1日の補選で議席を獲得したこと自体は1つの前進だと思う一方、それでも全議席の75%はまだ軍将校が占めている状況であり、民主化がどのように実現してゆくのか、今後も興味深くウォッチしたい。今回の記事は、そこの深堀というよりも、スー・チーの人生について書かれており、私自身さほど詳しくは知らなかった彼女の生き方について断片的ではあるが、知ることができた。人間はこのように強くなれるのかということに驚愕し、改めて心の奥底にある悲しみが伝わってきて思わずグッときてしまった。このような人になら、私なら信じてついてゆく。最近何のために自分が生きているのか、生きるのかということを考える時間が多かったので、とても響きました。

2012/04/13

僕がアップルで学んだこと


404 Blog Not Foundにて取り上げられていた「責任者出てきた - 書評 - 僕がアップルで学んだこと」を読んで興味があったので、私も自分で読んでみた、本当はきちんとまとめたいが、時間が限られているため、メモ程度。

・Feature creep and Intuitive MacBook pro unibody

・社員教育がない世界(Up or Out)のジョブホッピングな世界では、その瞬間に自分がどのようなパフォーマンスができるのかが勝負であり、カエならば他にいくらでもいるような人々を引き付けて吸引する魅力ある企業の場合は尚更、できる人は残れるし、できない人、事業解体でレイオフというのが当たり前という厳しい世界だ。

終身雇用前提であったの古い価値観や風土の上に築き上げられた日本企業では、手取り足取り研修期間(数ヶ月)を設けて、教育するのが当然だったけれども、転職文化が定着している国では、これはある意味非常識、そう考えると香港駐在時の学生ALは確かにOJT云々ではなく、できるスタッフは主体的に仕事ができ、即戦力であったのに対して、怠惰なスタッフは、この原理が当てはまるように業務遂行能力が著しく低いということで解雇も可能であった。

個人的にはジョブホッピングな風土は好きではないが、今後の世界を考えると、そちらに収斂されてゆくような気がする。だとすれば、その企業の理念や文化に心底共感し、体現できる人材というのは本当に貴重な人材になるだろう。それと同時に私達日本人は現実的に「育成」という考え方や方法論については間違いなく変化させないといけなくなるはずだ。「教えてもらう」ということ自体が「自ら学ぶ」という要素が強くなり、泳げないなら溺れなさいになるかもしれない。誰だって理想は、山本五十六的な指導だろうが、自ら本当に努力を惜しまない才能ある人材でないならば、その先にあるのは「アメリカの外食産業に過労死がない理由とは?」のような本当にクッキリと線引きされた世界なのかもしれない。

・自由は創造性を高めるのか、制約があったほうが創造性が増す
Q1:レンガの使い方で思いつく限り自由な使い方を書き出す
Q2:レンガの使い方で思いつく限り、料理で使う方法を書き出す

・Social loafing and Social facilitation
社会的手抜き(リンゲルマン効果)、社会的促進

・米国流人事評価 Performance Appraisal examples

・もしあとリスト
もしあと10年しか生きられないなら何をするのか、5年なら、3年なら、1年なら、そのリストの共通する項目を人生の優先順位にあげてゆくという発想は素晴らしい、10年計画の右欄に追加すると本当に何をすべきかがクリアになるはず。

・考えすぎは、直感を曇らせる危険な落とし穴
・ライフスタイル
出社前にメール処理、朝食、運動、インプットのサイクルを築けるか
・通勤時間はばかにならない