2011/12/30

2012年 年度方針

2011年の自己年度方針は「Be Unique」であった。

常に何か突飛なことをするということではなく。
言うのは簡単だが行なうのは困難なことをしっかりやること。
我々の商売は常に矛盾との戦いで、ある事と、ある事がトレードオフになっていることがほとんど。言葉にすると非常に大したことがないことをやり抜くこと自体が唯一無二のBe Uniqueにつながるとの思いで決めたことだが、10年計画の殆どを達成し締めくくることができた反面、延長線上の成長というのが現実的なところで、課題を多く残した。

2012年 年度方針は「卓越性」

グッと踏み込んで成長軌道を大きく変化させるために、軸をどこに置くか考えて決めた。ドラッカーが創造する経営者の中で、触れていること、多くの領域において卓越することはできない。しかし、成功するには多くの領域において並み以上でなければならない。いくつかの領域において有能でなければならない。一つの領域において卓越しなければならないとある。

仮に領域①、②、③がある場合、Aが有能、Bが並、Cが落第とした場合、最低でもSABであるということ、Sは卓越だ。自分が一体どの分野でこうあるべきかは決めて取り組まないといけない。

≪主なトピックス≫
■仕事では利益責任と教育責任を果たす
   ※月間労働時間200時間以内
■経営が自力でできるための勉強
■TOEIC900点突破/中国語日常会話
■古典読破
■スノボ/ワンメイク

2011/12/28

チロルチョコ大漁で。


最近明けても暮れても仕事、眠っている時まで仕事の夢だったので、遊びにも熱中してみた。チロルチョコ、左のパネル一面に陳列してあったボーナス用の山を一気に頂きました。当分、おやつはチロルチョコ三昧です。100個ぐらいあるのかな…

恐竜の発掘作業






とても良くできている、この恐竜の骨の発掘グッズ、砂の塊を木の棒とブラシで削りながら、埋もれている恐竜の骨を発掘し、ボンドで組み立てるというもの。シークレットが本物のGOLDというのも面白い。子供だましだと思ったら大間違いで、かなり発掘作業はきつく、根気がいるうえ、部屋中砂だらけ、土煙まであがる。マスクをしないと大変。たまには童心に返って、こんなもので遊んでみるのも良い。

これはおそらくプテラノドン、くちばしの骨格が姿を現している。つい夢中になってしまう、視点を変えると職業体験という感じもする。公休日に恐竜歴史学者になるというのも気分転換だ。

新たな年を迎えるにあたり注意事項

先日、英語教育革命で取り上げられていた。年始の挨拶「A happy new year」のAはいりません!! というお話。皆さん年賀状に加えソーシャルネットワーク上での英語の挨拶は「happy new year」が正しい表現ですのでお間違いなく。小話でした。

2011/12/15

think different

クレイジーな者たちよ。
落伍者たち。反逆者たち。トラブルメーカーたち。
丸い穴におさまらぬ四角い杭たち。
世界を違った眼で見つめる者たち。
彼らはルールを好まない。
現状維持には敬意も払わない。
彼らを話題にし、異を唱え、賛美し、謗るがいい。
しかし、ひとつだけできないことがある。
彼らを無視することだ。
なぜなら彼らこそがすべてを変えるからだ。
そして人類を一歩先へと押し進める。
狂気と人は言うかもしれない。
しかしわたしたちは彼らに天才を見る。
世界を変えることができると信じるクレイジーな者だけが
本当に世界を変えることができるからだ。

会場設営に見るリーダーの必要性

会場設営をする時、準備をするための人手が多ければ早いかと言えば、全くそうではない光景にでくわしたことは誰でもあるはず。この光景を見ているとリーダシップやリーダーの重要性をつくづく感じてしまう。たとえAクラスの集団であってもリーダー不在のfollowersである場合は、本当に惨い次元に留まってしまう。むしろAクラスの方がタチが悪い気すらする。硬直だ。Bクラスの集団がAクラスのたった一人のリーダーを有するだけでAクラスのfollowersの集団よりも遥かに卓越したパフォーマンスを発揮できる。そんなことを会場設営の光景を見ていると、少数精鋭の本質的なところが見えてくる。これはきっと世界中で話題になる無駄な会議でも同じことが起こっている。早い話が誰かがパッと決めて責任とってリードすれば物事というものは、とても素早く動かせるということなのだろう。その誰、に当たるのが人財と呼ばれる人々。

日経ビジネス 課長塾


この手の雑誌では久しぶりに面白くて参考になった1冊。意外に無意識にやっていることが実はビジネスの場では重要な原理原則であったりするもので、感覚的にやっていることがきちんと整理されて明文化されていると再現するときにとても役立つ。しばらく使い込んで板につくまでは手元に置いておこうと思う。結構品薄で書店からなくなっているようなのでAmazonで発注したほうが早いかもしれません。

2011/12/08

break point

最近、全く自分を追い込めていないと反省している。能力の天井を突き抜けるような仕事や自己啓発ができていない。早い話、自分の殻の中でこなしているレベル。ありえないぐらいの負荷をかけてやらないと、自分の殻を破壊して飛躍的な成長を実現することはできないだろうと感じている。生きてゆくうえで一番難しいのが、自分と対峙して打ち克つこと。全てが困窮するような状況に自分の身を置いて、追い詰めないといけない。毎年恒例になった10年計画(2012年~2022年)、2012年の年度方針をじっくり考えることとあわせて、12月はもっと負荷をかけてゆく。

2011/12/07

added value

この2日間で1つ大きな収穫があったことが、「付加価値」をつけること。ポロッと上司が言ったひとことに、ピンときた。単なる「集計業務」みたいなものを、そのままにしないで付加価値をつけられないか。非常に良い考え方だ。普通に考えて、単なる集計業務なら排除するのが一番だが、なくせない事務的な集計もあることは事実。単なる集計業務ならサクサク終わらせてしまえばよいが、逆に単なる集計業務にせずに付加価値をつけることはできないかという視点に立って考えると、「作業」ではなく、何か目標、目的を達成するための「仕事」に変化する。細切れの時間の中の作業要素に付加価値をつけて、時間当たりの生産性、創造性を高めてゆくような思考や実行は、非常にパワフルな求心力を創りだす。そもそも集めて、はきだすわけだから軸になる。はきだす瞬間に付加価値をつけてやれば、影響力に変化するはずだ。インプット志向からアウトプット志向へ

2011/12/02

sakura cafe



12月度English weekの特別英語施策「異文化交流、ダイレクトコミュニケーション」の下見に行ってきました。この企画に興味を持ってくれた店長と一緒に挑戦してきたのですが、ピークタイムをはずしたようで不発。320円の食べ放題モーニングを頂きながら2時間、海外の話で盛り上がりました。しばらくは、単独で一番タイミングが良い曜日や時間をリサーチしようと思います。その後TOEICを受験し、夜は六本木の隠れ居酒屋で、HQの方と交流の場が持てました。かなり濃い1日でした。

2011/11/25

traffic jam

車で巡回するようになって、一定の地域を曜日別、時間帯別で走行しまくると、なんで渋滞するのか不思議になって、原因を考えるようになった、もちろん時間ロスが嫌なので、できるだけ避けたいという思いがあったからなのだが、観察してみたら意外に簡単なことだった。

「右折」

だからルートを組むときは右折を徹底排除し左折と右折の割合を左折だけにするのが良い。自分が右折しなくても、前方の車両に右折車が多いと自動的に巻き込まれて時間をロスするので、右折車の割合が低いルートが次に取るべきこと。大きな二車線道路だと右折レーンを長く取っているので、今度は左折する車の減速で、速度が遅くなるので、右折レーンが短くて渋滞を起こしやすいところは左レーンを走る。川を渡るときは絶対に橋を渡らないといけないので、橋へのアプローチの中で一番最短でゆく道を選ぶ、信号が1回転する時間と車の列の距離を観察すると、車列が長くても1回転で消化しきる場所があるので、見た目だけで判断しない。当然信号機の台数は少ないに越したことはない。

2011/11/24

technology

テクノロジーは人々の生活を変える、価値観を変える、世界の在り方を変えてしまう。最先端のテクノロジーやビジネスに疎いとテクノロジーによってもたらされる劇的な変化についてゆけなくなり、確実に淘汰されることになる。小売の世界を劇的に変化させるのは、実はとんでもなく畑違いのところからやってくるテクノロジーによる荒波なんだ。そして津波をかわすことを考えるのではなく、荒波を起こすことを考えなくてはならない。それが仕事というものだと考えている。

2011/11/22

Profile

プロフィールが空白の理由、なにものにも属さないという精神、根無し草の精神。今持っている肩書き、地位や名誉を全て捨てたとして、貴方は何者なのか言い切れるか。不安を感じないか。「masaki goto」であること以外、なんでもない。この気持ちを絶対に忘れないためにProfileは白紙で良いと決めている。だから本当に、ひとりの人間として対等に接してくれる人々が大好き。

gravity

天才的な技術者でもなく、凄腕経営者でもなく、自分よりも優れたAクラスの才能を束ねて卓越した成果をあげるリーダーに必要なものが「gravity」重力という表現は実に深みがある。BクラスでもCクラスでも、この重力があれば、どんなことでも成し遂げられるかもしれない。この「gravity」の正体は、何だろうか、個人的には4つのPだと思っている。

★Philosophy(哲学/思想)
自分が何者であり、どこへ向かうのかWayがある

★Passion(情熱)
夢に向かって前進してゆく熱意がある

★persistence(不屈)
逆境でも決して諦めない強い意志と夢を現実に引き寄せる
粘り強い足腰がある

★Pride (誇り)
自己肯定、誇り、誰にも負けない努力に裏打ちされた自信がある

このような強靭なリーダーシップのある人物がgravityを宿すのではないか。

2011/11/21

game's ruler

SNSを使ったことがないひとがSNSを使ったマーケティングに対して正しく判断は下せない。当然ユーザー側(お客様)の立場に立脚することなんて更に疑わしいのが現実。今までのやり方がどんどん通用しなくなるのは、ゲームのルールが変更されているからだろう。世界の在り方はどんどん変化している。なるべくならフィルターを介さず、バイアスがかからない尖がった提案を直接経営判断できる方々まで一度は届けるのがベストかもしれない。


ところで本著、とてもわかりやすくマーケティングの基礎を教えてくれる。こういう感覚を現場の店長は絶対に持っていないといけないと思うし、実際にフル活用できる内容。

2011/11/17

欧州を奈落に導くリーダーの無策


今週のNewsweekの記事に「A stagnant union let down by its leaders」というタイトルで元英国首相ゴードン・ブラウンの現在の欧州に対する見解がある。その中で気になったのがP37にある文章だ。各地域(EU,US,ASIAなどの経済圏)の繁栄は、他地域の繁栄に依存していおり、欧米に力強い個人消費が戻らないとアジアは大量の出稼ぎ労働者を吸収する急速な成長を維持できないと語っている。つまり東洋にいる生産者と西洋にいる消費者がうまいこと歯車を噛み合わせないと成長、もしくはこの窮地から抜け出すことができないという内容だが、果たしてそうだろうか。極めて欧州からの偏った見方のように思える。1つの国の中に欧米に匹敵するような消費がうまれ、その中に生産が組み込まれたらどうなるのか、アジア経済圏で消費と生産が完結するような流れが急速に進んだらどうなるのだろうか。欧州諸国の国債がポートフォリオから除外されるように経済圏から除外されないことは100%と言い切れるのだろうか非常に疑問に感じる。今やグローバルという名の下でつながっていることが当たり前となった世の中でふと、当たり前のことが覆される可能性に危機感を覚える。

2011/11/14

農耕民族と長時間労働

English weekの時に、日本人が世界的にみても労働時間が長いことって知っているか先生に聞いてみた。更になんで同じ人間なのに、欧米の人々と日本人の労働時間がこんなに違うのかどうか意見を求めてみた。はっきり言って能力に大差があるようには思えないけど、どうよ? というようなノリで。そうしたら凄い答えが返ってきた。日本人は農耕民族だから、何でも手塩に掛けて大切に作るからでしょ!? えっ?? 私達アングロサクソンなんて狩をやって食べておしまいだから労働時間はとても少ないわけ、畑だって種を蒔いたら秋までカウチポテトだし、基本的に働かない。でも日本人は、とにかく朝から晩まで世話をしなきゃいけないことばかりやってきたわけだから、それは長時間労働になるわよね? 民族的な風土として。 そういうことか…。改めて長時間労働の理由ではなく、多様性の重要さを感じた瞬間であった。なんというか、もはや増えるはずのない脳細胞が増えた気分になった。ところでキリギリスの皆さんが構築した借金システムが大変なことになっているけど、そろそろアリ型に変えてみる!?

その後、結局は長時間労働というより、長時間職場滞留という結論になった。
そう帰ろうと思えば帰れるわけだ。

English week 2011 Dec

今月から新たな試みで一ヶ月に一回 English weekを設定して、その期間は集中的に語学学習を強化するというもの。その期間は仕事も定時であがるように、かなり仕事を前始末、前始末で進めてゆき、労働時間もキャップがはまるため自動的に1ヶ月単位の中でうまくバランスが取れるメリットも享受できる。第一回のEnglish week時に様々な先生方からご意見を頂戴したので、12月度のEnglish weekでは進化した取り組みを加えて実施をする。

【追加施策】
□Japan Times(英字新聞)は毎週に頻度アップする
□英語の辞書は低学年用のを使用し、英語を英語で理解する
□Listening,Reading,Speaking,Writingの4つの要素のうち
 日本人はPassive、はじめの2つに偏るため比率を50%ずつにする
□Writingをする時、いきなり書くのではなく、一度Speakingでアウトプット
 それを録音再生したものをWritingでおこしてゆき、添削すると短時間で
 SpeakingとWritingを実施することができる
□TEDから毎回必ず使える表現を3つ抜き出し、その3つを徹底して使う

※語学の能力を伸ばすにはその人に合った学習方法が不可欠であり、
特定の実施方法を指示するよりも、どうしたら自分の能力を引き出せるか
自分で考えて判断できるように育成する必要がある。非常に厄介だ。

2011/11/04

English week

English week 11月4日~11月11日
 -Private lesson 12回集中的に連日割当実施(公休日含め)
 -この期間は英字新聞でのインプット
 -この期間のGoogle readerアクセスは全て英語圏からの記事とする
 -この期間はできれば洋書1冊読破する(短めのもの)
 -この期間はTEDを車での移動中も流しっぱなしにする
 -この期間は友人(バイリンガル)と夕食会を催して英語で談話する

毎月どこかの週をEnglish weekとして設定し自己学習を集中的に実施する
11月30日はTOEIC受験

2011/10/26

フェルメール 光の王国


福岡伸一さん著書、フェルメール、光の王国。そもそも私は美術とか絵画の世界とは無縁な人生を歩んでいるが、ふと書店で目に留まってページをペラペラとめくったことがきっかけで購入した一冊だ。フェルメールが誰なのかすら知らない。ただアインシュタインの名前が文章に飛び込んできたことで、一体どんな内容なのか気になったのでレジまで運んでしまった。最近は、美意識がないという上司からのフィードバックを真摯に受け止め、そもそも美しいとはどのようなことなのか、随分と考えていたので、万人が美しいと認めるような芸術の世界の特にポピュラーな絵画だということで、読んでみようというモチベーションは比較的高かった。なんとも奇遇なことに、全く接点がなかったと思っていたフェルメールといかに自分がニアピンで足跡を残していたのかがわかり、今思えば非常に勿体無いことをしたと反省している。アイルランド、スコットランド、オランダ、ドイツ、ニューヨーク、パリとフェルメールの作品を管理している美術館があるところを殆ど訪れていたのに、その存在を知らないということで、素通りをしているような状況。著者は4年を費やしてフェルメールを尋ねる旅をするほどの貴重な機会としており、本著を執筆している。無知は損だ。何よりもこの本をきっかけにして、随分と絵についての知識や楽しみ方を教わった。残念ながら美とは何か、というようなポイントからははずれてしまったが、フェルメールが光の粒を絵に封じ込めながら、次の時間の動きをたくみに表現できる、著者の表現するところの微分を見事にやってのけた画家として私の記憶に鮮明に刻み込まれた。いつか機会があったら、フェルメールの作品を直接見てみたい。

2011/10/08

boneless question

語学のLevel checkの面談を受けた。簡単なインタビュー程度かと思いきや完全なface to faceのPrivate lessonだった。久々にNativeと会話したので、やっぱり言葉の表現の豊かさに感激。くだらない質問だったなぁぐらいのボソッとつぶやいたboneless questionに改めて、このLessonの重要性を再認識した。12LessonはBonusだけど。100Lesson自己負担でやるつもり。中途半端は嫌なので、ガチでステージを1つ上げにかかる。最近のハイスペック新入社員にはまだまだ負けない(意気込み)

2011/10/06

米国製エリートは本当にすごいのか?


タイトルが気になってはいましたが、なかなか手が伸びなかった一冊、突発的に空いた時間にねじこみました。これをただ読んで、へぇ~ では全く意味がない。しかしながらエリートを目指すのかと言われたら、そんな器ではない。読みどころはどうやったら成長できるか、そのエッセンスを本著から引き抜くことだろう。


成長のスピードを加速させるためのポイント3つ

①多くの知識や経験があること(インプット)

②多くの知識や経験をうまく整理し、つなげる能力があること

③整理された知識、経験をうまく発信する能力があること


①膨大なリーディング ⇒圧倒的に不足している

②レポート(知識の編集作業)、意見をまとめる

③レポート、討論、プレゼン

②と③は訓練によって補えるので①が結局は大差を生む

経験という点では年齢を重ねることの唯一のメリットだと感じた。


非常に多岐にわたる情報が取り込まれていて、自分の知らない世界のことを客観的に語っている内容だったので、吸収できることが多かった。自分を鍛えることは本当に意識的にやらないと成長は難しいし、その場しのぎで勉強しても厳しい。ちゃんと体系的にまとめて、狙いを定めたうえで継続して実行するからこそ、結果がともなってくる。来年に向けての集中テーマは「古典」、自分をいじめぬかないと飛躍的成長はできない。語学もここから上げてゆくために、攻めなくてはならない。

さながら、こんな感じ。(しかし何度見ても、恐ろしいほど抽象的で笑える)

人事部は見ている


人事部でないなら尚更知っておくとよい。そもそも人事部の機能を果たさなければならないわけだから。米国HP社には会社設立から18年間も人事部がなかったことを考えると、無い方が健全であるという一方で、束ねる人材の数が250名以上になった場合は適切な対応ができなくなるため、この機能部分を社内にアウトソーシングするイメージなのだろう。そして改めて会社で働く場合の自分の位置づけが自分の持っている感覚とずれているのかを理解できる内容になっていた。最後に1つの会社に長くいればいるほど、確かに知っている人の数も増え、人となりも知っている方々と仕事をすることも多くなる。そんな中ではどうしたって相性やヒキが人事異動を左右するのは必然であることも、改めて文章で読むと、なるほどな、と感じた一冊だった。最近はこの人事部の機能を意識しながら仕事をしている。

stay hungry stay foolish

毎朝鏡に向かって問うてみる。僕の人生はこれでいいのか。人生は有限だ。だからこそワクワクするような仕事を、ワクワクする人々に囲まれて成し遂げたい。ワクワクしない退屈な仕事や退屈な人々に囲まれて人生を消耗することがいかに無駄なことか。でも一番重要なのはワクワクするような仕事をワクワクしながら夢中で創造できるのかなんだろう。Appleは嫌いだった。Openな精神を絵に描いたようなGoogleがClosedなビジネスを展開するAppleと比べると魅力的だった。Steve jobsには強く憧れていたけど、絶対にApple製品は買わなかった。これは僕の非買運動だった。でもSteve jobsのこだわりを知れば知るほど、Openにあらゆる人々が驚愕するような製品や価値観、サービスを世に生み出すには、細部にこだわり一切妥協しないことが必要で、Closedであることが実は究極のOpenなのではないかということに気づき、僕の中の常識を覆した。できればあと一世代、10年は若者に強烈な生き方を、背中を見せ続けて欲しかった。Appleが無い世の中なんて、退屈だったろうから、僕らはとってもLuckyだった。

Thanks Steve and RIP.

2011/10/04

12回のLessonの使い道

仕事に夢中。久々のエントリー。有難いことに全12回の語学Lessonが今週クラス分けのインタビュー後にはじまる。Private lessonで12回しかないが、その使い道について、先生にお願いして、内容を変更してもらおうと思っている。小手先のビジネスかじりのLessonで教科書のはじめのページの方を時間をかけて取り組むスタイルでは全く役に立たないので、毎週時事ネタでお題を設定してもらい、そのことについて自分で考えてプレゼンする、そのプレゼンの評価とFBをお願いし、その後お互いの意見をぶつけあって議論するという方法を提案する。これを12本ガチでやる。おそらく2週ぐらいで消化してしまうから、この試みが効果的なら自腹で継続しようと考えている。私の弱点は語彙だから、ここを補いながら、2011年内にあと85点必ず取りに行く。100本ノックぐらいやれば底上げできるはず。なんとか2010年に立てた語学の目標を1年ごしでクリアしたい。

2011/09/04

Lifehack

Beginnerだけが持つ特権それは素朴な疑問力、バカみたいに時間がかかることを、それが当たり前、昔からそうだという理由でやり続けることにNoと言える疑ってかかる精神。Lifehackしないと滅ぶという結論。

2011/08/28

店長最後の日、いつかまたきっと。

店長という仕事はやりがいがある。店長という仕事は多くの人々に出会い、自分も、そしてともに仕事をする仲間も成長する。その成長に一喜一憂する。心血注いで頑張ってきて、結果を出せたものも、出せなかったものも、全部まとめて嬉しさも、悔しさも積み重なってゆく。たくさんのお客様にも出会う。ありがとうの言葉に感動することもある。時には厳しくお叱りを頂戴することもある。そして、そのお客様を深く理解し、暖かい人間関係が生まれる。店長という仕事に誇りを感じる。店長という仕事は一生涯掛けて極めるべき仕事。今日で店長が終わってしまうけれども、明日からは大店長として新しいステージでチャレンジがはじまる。でもまたいつかきっと店長として戻りたい、そんな世界がそこにはある。お世話になった皆さん、本当にありがとうございました。どんな困難にも決して負けず、未来を切り開いてゆきます。

いつまでも心は店長論。

2011/08/25

残業の震源地について

残業(OT)は一体何処からやってくるのか。日本の長時間労働は統計にも現れている通りで、なんでそんなに働いて、この程度のアウトプットなのかと欧米人は首をかしげているかもしれない。もしかしたら、日本人は勤勉で、勤労だと思われているのかもしれない。いやいや実際は長時間労働していないのではないか。つまり朦朧としながら職場にいるだけ、ぶらぶらしている、上司が帰らないから仕方なく仕事をしているふりをして時間をつぶしているのかもしれない。つまりタイムカード上は長時間だが、集中して仕事をしている時間で言えば定時なのかもしれない。

残業は何処からやってくるのか。残業の震源地は、ずばりボトムラインとトップからやってくる。仕事はどうしても1つ1つの仕事に依存関係が存在する。1つが終わらないと次の1つが進まない。つまりこの連鎖が着実に時間を消費し、仕事を完結させるために残業を発生させてしまう。トップとボトムラインにはさまれた地帯は最もホットな残業地帯になる。この板ばさみが各階層で発生するわけだから、手に負えない状況になってゆく。デスマーチである。

残業の本質に迫るには、残業をしなかった場合、一体何が起こるのか、徹底的に書き出してみると良い。そこに対処する方法は【スピードと質】に収斂されてゆく。

Wikiにデスマの大きな要因が4つあげられている
1.与えられた期間が、常識的な期間の半分以下である
2.エンジニアが通常必要な人数の半分以下である
3.予算やその他のリソースが必要分に対して半分である
4.機能や性能などの要求が倍以上である

換言すれば、仕事にどれぐらいの時間を要するのかの見積もりが甘く整合性がないうえに、仕事を委譲したり分担する人材がいなければ、デスマーチは必然となる。最も悲惨なのは、その仕事がどのように構成されているのか、1つ1つの構成要素やステップがわかっていない場合だ。この場合は仕事の棚卸が必要になる。残業しないための定石はこの条件をそろえることであり、デッドラインを決めたらトップからボトムラインまで全員がそれを厳守することしかない。仕事がチームプレーである以上、依存関係を断ち切ることはできないのだから一糸乱れず全員が決められたデッドラインを守ることが一番重要になる。

そう考えると、いかに仕事をきちんと棚卸し体系的にまとめあげ、正確な見積もりを行い、然るべき人材に分担、委譲し(人材がいない場合は教育)ある程度バッファを持たせたデッドラインを設定したうえで、それを1日8時間の定時におさめるのかが要となることがうかがえる。但しこれは残業を撲滅するということが目的であり、本当に優れた仕事をしたい場合は、1日8時間のうち1~2時間は創造する時間に使えるようにしないと革新性は生まれてこないだろう。やはりスピードと質が求められる。

スピードならITを駆使することで補完し、
質を上げるためには日々考える力を磨くこと。
デスマーチは絶対に避けたい。

目的と手段という双子の魔物



この目的と手段という双子の魔物は瓜二つで、いつの間にか入れ替わることで、我々を陥れる。新聞を読むことは新聞を読むことが目的になると、殆ど付加価値を見出さない、160円と日経新聞を読むことにかけた時間がパァになる。そう新聞は読むことが目的ではなくて、それを通じて自分の仕事やプライベートにどのような影響が起こりうるのか先を見通して、なにか行動に起こしたときにはじめて付加価値が発生する。これは勉強でも仕事でも全てに言えることだが、目的と手段は注意を払うべき双子の魔物だ。学費を捻出するためのバイトで本業が疎かになる、お客様そっちのけで言われた仕事に没頭する、我々の周辺には双子の起こした悪戯が蔓延している。


考える人は尊いが、彼の考える姿を見ても何も啓発されないのが現実。

彼が言葉を発したり、動いたときに彼の本当の素晴らしさは示されるのだ。

2011/08/16

ジョブズ・ウェイ 世界を変えるリーダーシップ


邦題:ジョブズ・ウェイ 世界を変えるリーダーシップ
THE STEVE JOBS WAY iREADERSHIP FOR A NEW GENERATION by Jay Elliot
ジョブズの側近であったジェイ氏による著書で、Appleを内側から描いたもの。Appleに関する書籍は読む機会が多かったが、ほとんどは外側から書いたものであったため、本著を読んだときの衝撃は凄かった。商品と売場中心の経営が何かを事細かに書き出してあることに加え、魅力溢れるチームビルディングに不可欠な要素とは何かがしるされている。まるでバイブルに思える一冊だった。これをどうやって具現化することができるのか、そこが何よりも一番ワクワクできる点。そしてそれを拒む現実の厚い壁、そこに屈するか。それとも突き破るのか。これこそ正にスティーブが日々直面していた現実なのではないだろうか。学んだことを自分でやってみる。

逆境に負けない精神を身につける方法



登山。逆境に負けない精神、メンタルタフネスを磨き、決めたゴールを貫くまで踏ん張りをきかせるようにするには、どのような取り組みが一番効果的なのか考えると、最も身近で、費やした時間に対して、効果が高そうなもの。それが「登山」だ。チョモランマやK2に挑む必要はなく、自分の力量に応じた高さを選べば良いし、普段あまり体を動かす必要がないなら、1000m級であっても、結構な道のりだと思われる。富士山は日本最高峰であり、幼少の記憶でしかないが、とても大変だったことは昔のことながら覚えている。子供に挑戦させたり、家庭の風土として、定期的に山に登って頂上制覇の祝福をあげるというのもいい。一緒に仕事をする仲間とともに、1つの同じ目標(頂上制覇)というのに挑戦して一緒に達成感を味わうのもいい。険しい山道をひたすら登ることは、換言すれば、毎日の地道な1つ1つの努力を積むということを擬似的に体験しているようなもので、諦めて下ろうと思えば自分の意思でそうすることができるし、歯をくいしばって、最後までやりきろうと葛藤し、奮闘することと等しい。時にゴールが見えるときもあれば、全く先行きが見えないときすらある。振り返れば随分高みにいることを体感する瞬間もあるし、まだまだスタート地点と変わらないことも体感することができる。登山、そのシンプルな体験は、我々の不屈の精神を磨く絶好の機会なのではないか。

2011/08/13

自分の付加価値を知る方法

今、一生掛けても使い切れない大金が転がり込んできたとしよう。さてどうするか?! 自分が何者で、何を成し遂げたいのかを知るためには、この問に答えなければならない。直ぐに退職して余生を楽しみたいのなら、それこそが自分の追い求める姿だし、何かを成し遂げようとする情熱が消えなければ、それも自分の真の姿なのだろう。つまり自分の付加価値は、十分に満たされない何かが何かということにある。それが何かを見つけたら、そこに全てを注ぎ込まないと生きている意味なんてない。

2011/08/11

Be uniqueになっていない

今年の方針「Be unique」を改めて振り返ると、全く実現できていない。一体どこに自分の付加価値があるのかどうか苦々しい思い。残り2011年も4ヶ月と少し、諦めずに1つ1つ粘り強く鍛え抜いてゆこう。英語1つ取っても、TOEICの得点が良い方々なんて星の数ほどいるわけだから、ヒトと同じことをやっていてもBe uniqueにならない。同じ得点でもSpeakingだけは誰にも負けないぐらい卓越しているとか、絶対に耳だけは異常に良く、どんなジャンルでも、100%聴き取れるとか、Readingは異常に早くて試験時間が30分余るでないと、どれもソコソコ良いなんてバランスと言えば聞こえは良いが、勝てるフィールドで勝てるルールを持ち込んで勝負しないと自分でなければいけない理由がない。同じ得点になった時に差がつくのはそのようなところだと思う。だからBe uniqueという成長の切り口に決めたのだから、ここは絶対にやる抜く。今回のTOEICは「TED」と英語圏のNewsの徹底した聴き込みと、読み込みで伸びた点数だから、ここは残りの4ヶ月も狂ったようにやる。私には最近の社員のようにアカデミックなバックグラウンドがない分、文法や語彙に弱点があるわけだから、あえて、そこを埋めにかかるような事は今年はやらない。その代わりに、生き残るために使ってきた言葉を武器に徹底的に磨きをかけてBe uniqueを実現する。最終的には得点などどうでも良くて、それを使って何ができるかなのだから、やはりSpeakingに重点を置かないといけなくなる。Be uniqueを実行するのは本当に骨が折れる。まるでフリークライミングの世界だ。

2011/08/08

蕨会 7年後の仲間達


毎年恒例の蕨会、今回は残念ながら参加できなかったのですが、メールで写真を送って頂きました。現在は皆がそれぞれの道を歩んでおり、毎年感じることながら、顔つきが全員、大人になったなぁと、日々厳しい現実に直面して磨かれているのだと感じる瞬間です。来年は絶対に参加して、皆の近況を聞きたい。この春、退職した仲間も無事に就職したようで、ホッしました。

2011/08/03

豪傑と食べ物

久しぶりに発熱した。発熱しながら思ったことは、豪傑と食べ物という関連性について考えたら面白いということ。時代を切り開いてきた豪傑は何を好んで食べてきたのだろうか。パワーフードはその人間を支えるエネルギーそのものなのだから、豪傑と呼ばれる人々は食べ物によって胆力を支えていた可能性が高いと思った。毎日カップ麺や菓子パンを食べ続けた体では時代を切り拓くようなパワーは生まれてこない気がした。ここぞというときに踏ん張れるのは鍛錬された精神と肉体が欠かせない。だから豪傑と食べ物を辿れば、普段私達が接することがない歴史の意外な一面が見えてくるかもしれない。高杉晋作は小食で知られているが、やはり強靭な精神に肉体がついてゆかなかったのではないだろうかと思いを馳せてみた。ご飯は大切だ。

2011/07/21

明治の青年が眠る島 ヴェネチアと日本の接点



ヴェネチア本島の北に位置するサン・ミケーレ島は島全体が墓地であり、1878年(明治11年)に25歳で夭折した緒方惟直の墓があるという記事を読んだ。サン・ミケーレに足を運んだことがあったので、直ぐにその情景が頭に浮かんだ。緒方惟直は幕末の適塾、大阪の蘭学者として高名な緒方洪庵の第10子でヴェネチアに留学した最初の日本人で近代日本への思い半ばで、この地に眠ることになった。あの島に日本との接点があり、このような日本人の物語があったことを思うと不思議な感覚になる。ヴェネチアと言えば、大航海時代は造船で栄えた国で、ドージェという国家元首を軸に国の舵を取っていたことは皆さんも知っていると思う。このドージェを選出する仕組みが実に先進的で法の整備も進んでいたと記憶している。確か私の記憶だと、日本からの視察団の名前が数名古い文献に残っていたらしいので、実際は緒方惟直がこの地を踏むもっと前の時代に日本は、この国から政治の仕組みを学ぼうとしていたに違いない。ふと目にした記事から、思わぬ日本とヴェネチアの接点の発見ができた。またヴェネチアに行きたくなった。

マクドナルドの塩梅が健康バロメーター


マクドナルドは世界の国々に店舗を持つグローバルチェーンで、当たり前だが、日によって塩加減が変化することはない。ところが先日お休み明けで久しぶりに朝食を取るために朝マックをしたところ、衝撃的なことがわかった。一口食べた瞬間、塩辛くて食べられたものではなく、一瞬に何が起きているのか戸惑ったが、体が疲れていなくて心身ともにフレッシュ状態にあるとき、マクドナルドの味付けが異常に塩辛いことがわかった。つまり体調によって味覚が変化しているようだ。疲れている時は、わりと美味しいマクドナルドだけれど、その塩加減に気づかないぐらい味覚が影響を受けている。マックが美味しく感じるときは、私の健康状態は×で注意が必要なことがわかった。思わぬ健康バロメーターが存在していた。

英語を社内公用語にしてはいけない3つの理由


津田幸男さん著、英語を社内公用語にしてはいけない3つの理由。英語を社内公用語にした会社に勤めるだけに気になっていた本であったので、対極の意見はどのようなものか知りたい好奇心に駆られて購入した1冊。自分の考えを強化するような本よりも反対意見に耳を傾ける方が視点も増えるので、とても良い機会になった。読めばわかるが、一方的な見解で、非常に憤慨するようなところも多々あるが、実は志の点で言えば親和性も非常に高く、ベクトルも殆ど同じ方向であることがわかった。著者は言葉を重んじる立場にある方なので、公用語の定義から入るので、私が実際に英語を社内公用語にした会社で働く中で、認識しているところと的がズレているために、つまり「英語の社内公用語化」という言葉が独り歩きして誤解を生んでいるように感じる。早い話がコミュニケーションエラーである。但し殆どの人は、この誤解の状態のようなメッセージを受け取るために、著者の指摘するようなことに少なからず影響を与える可能性もあるだろう。

p4率直に言って私には「英語信仰」はない、英語を話せることがカッコイイとも思わないし、英語ができるから偉いなんて思わない。ましてや日本語が劣るとか、英語よりも魅力がないなんて滅相もない。むしろ日本を離れ異国の地で苦労したり、英語を学ぶことを通して、日本語の大切さや日本文化の素晴らしさを再認識する機会が増えた。もっと突っ込んで話せば、私の祖父は陸軍の情報将校であった。他国の言語の理解と暗号解読は国を守るために絶対に必要な生きるための手段であった。そのような背景もあり、英語を含め他言語と向き合うときの動機は著者が言うような浅い感覚ではない。更には英語圏から情報を盗み出してやるぐらいの意識はあるし、日本の良さや会社で言えば企業理念を相手の母国語で伝えて、理解して行動を変化させようという気概だ。だから私は相手の国の文化や歴史、人を知り、言葉を知るという著者が考えるような道具ではなく権利に結びつけた言語観に基づいて、敬意を払って学んでいる。

p39確かにあらゆることが急速に変化しており、会社を支えてきた「叩き上げ」の人々にとっては、英語社内公用語という言葉が自分と会社の向かう方向の歯車を合わせようとしたときに、1つの障害になりえることは理解できる。但し私も正真正銘「叩き上げ」だが、「叩き上がる」苦労を考えれば、この困難を乗り越えられる忍耐力や努力をできることも「叩き上げ」の強みなのだから、一概に記憶力が良い、指示されたことを要領良くやれるだけのスマートさと競争しても何ら恐れることはないと思っている。第一言葉が通じたところで、中身がなければ意味もない。言葉で伝えるより、無言でやって見せた方が理解もしやすい。活躍の場が無くなる理由はない。あるとすれば当の本人が諦めた時だけだろう。

p98そもそもこの世は「平等」ではない。「格差」もあることを前提とすべき。耳障りの良い非現実的なところを繰り返し刷り込んで淡い幻想を抱かせる方が罪だと思う。不平等社会で理不尽なルールや押し付け、私利私欲や恨み、妬みが溢れかえっているし、格差がないことなど絶対にない。仕組みとして存在もしているし、個人の生き方によっても存在する。当たり前だが、毎日努力もせず、その日暮しの人間と真理を追究しようとする人間、この不平等社会を少しでも良くし、機会平等だけは実現させようと取り組む人間に格差がないわけがない。むしろあるべきだし、英語格差も同様だと考える。ここで取り上げられている英語圏での「異なる英語」、精密コードと制限コードは興味深かった。

p159英語を公用語とした会社の人々には、「公」の精神が欠如しているという決め付けは非常に腹立たしかった。相手のことをよく知りもしないで軽々しく発言すること自体、言葉に重きを置く人がすべきでないと思う。そのような表現が節々で見えるのがとても残念。そのまま最後の締めくくりに目を向けてゆくと、日本の伝統文化を世界の人々に伝えてゆくのですとある。世界の人々にどうやって伝えるのだろうか、日本語で?

世界の人々に伝えてゆくのです。に続くどうやってが欠落している。
これが経営者との決定的な差なのだろうと思う極めつけの言葉だった。
そのHowの部分を我々が「実行」しているわけだ。

2011/07/18

稲盛和夫の実学 経営と会計


会計がわからんで経営ができるか! はい、すみませんと思わず頭を下げたくなる帯がついていた。会社からの献本。稲盛和夫さんが会計に関して、純粋に向き合ったときの状況が良くわかる。このような経営者ばかりならエンロンに代表されるような粉飾決算などは起こらないはずだが、この会計という怪しい世界には魔物が住み着いており、今もご健在だ。

2007年8月25日 財務のお勉強に

2007年12月31日 ブロック長の入店で得たもの

丁度2007年は新入社員の受け入れで損益を教えるために勉強していたことや、上司のお勧めの本に財務三表に関する良書があったので、こちらにリンクを作っておく。改めて本著、稲盛和夫の実学、経営と会計を読んで、会社の数字はもっとインプットしないといけないし、会社がどのような状況にあるのか、第三者としてチェックし、インサイダーとしてその数値の持つ意味を熟知する必要があることがわかったので、自分で四半期ごとにまとめてゆく。

私が現在の会社に入る前に、自分で手がけた小さな商売で実践を積んだときの試行錯誤で、会計の素人として疑問に感じたことが、この本の中に詳細に表現されている。私にとって当時一番驚いたことは、売掛/買掛で、月をまたがせたり、またがせなかったりというようなことを取引会社とすり合わせながら調整することができたことであり、当月の売上と利益を最大化させることを実体験として行えたことは、この本が語りたいキャッシュを軸とした経営そのものであった。というより、それ以外に方法はなかった。この点は早くして実践し、学ぶことができた。会計の理解力を決める一番のポイントは数値と向き合うときに、その業績が自分が起業した会社のものだと思えるかどうかだと思う。自分以外に誰が会社の舵を取るのか、という気持ちになってはじめて会計がわかるようになるはずだ。更に言えば、それを理解して、問題点に対してどうアプローチするのか具体的な実行策まで落とし込んで会社を牽引できるかにかかっている。

電通「鬼十則」今、必要とされる行動規範


電通と言えば私の中では「鬼十則」だが、私個人としては、電通さんと接点がないので鬼十則を体現した人を知っているわけではない。唯一香港で社員販売を頻繁にしにいたことぐらいしか記憶にもない。それでも「鬼十則」は聞いたことがあったが、真剣に深堀したことがなかったので、興味深く拝読させて頂いた。この一冊は、馬鹿にできないぐらい内容が充実している。鬼十則云々だけに留まらず、ビジネスパーソンとして知るべきことや改めるべきことがギッシリと詰まっており、時間を掛けて何度も噛み締めながら読了した。新入社員にも、新入社員を受け持つ方にも読んでおくとお互いが誤解なく仕事ができるようなエッセンスが豊富だ。そもそも仕事とは何であり、ビジネスパーソンとは何を生業としているのか、そこの核心に触れてくれている。本著に書かれていることを実行してゆくと、本当に一流になれるだろう。それぐらいシビアな言葉が続いている。実行する意思があれば、これほど重い1冊はない。よってふわふわしている人が読んだところで他人事になってしまうのがオチなのでお勧めはしない。烈火の如く実行する者だけが読むべき一冊だ。

日本サッカー女子世界を制する

日本サッカー女子、なでしこJAPANが強豪アメリカを破り、悲願の世界No,1に輝いた。この勝利が持つ意味は値千金だと思う。日本発世界一をひとつでも多く輩出することが、今の日本、世界に求められていることだ。それを彼女達は成し遂げてくれた。苦しいときは私の背中を見なさいという全てを背負う気概は並みの精神力で言葉にすることも実行することもできないことだと思う。貴方が苦しいときはどうするのか、精神的にも肉体的にも本当にギリギリのところで踏ん張ってつかみ取った勝利は皆さんのおかげではなく、絶対に選手達のものだと思う。アメリカも厳しい雇用情勢と、先行きの不透明さで、米国民も、心から世界一になってマインドセットをポジティブ一色に染めて、自信を取り戻したい気持ちで一杯であったに違いない。あと一歩及ばずに逃した勝利と悔しさは糧になる。アメリカはこの悔しさをバネに傾いた経済をテコ入れするエネルギーを得たかもしれない。勝利は一瞬の輝きで、その一瞬に全てが凝縮されている。日本はこの勝利に陶酔することなく、現実を直視し、厳しさの中に身を置いて各々が自分で世界一をつかみ取りにいかねばならない。彼女達は自分達の仕事をやりきったのだ。我々ビジネスパーソンは仕事で卓越した成果をあげねばならない。そして世界に貢献しなくれはならない。日本発世界一を1つでも多く創りだそう。それには不断の実行あるのみだ。

2011/07/14

消えるCoffee shop in Amsterdam


今でもバックパッカーでヨーロッパを回った時の冒険の日々を思い出すときは、オランダのアムステルダムの話だけでも何時間でも話ができるぐらいに興味深い国であり、文化がある。アムステルダムでは合法的な大麻販売店のことを「コーヒーショップ」と呼んでおり、大麻のメニュがあり、そこで注文して、味わうことができる。私は煙草を吸わないので、実際に大麻を吸う機会なんてなかったわけだから、それは未知の中の未知の世界、突撃レポートしたのを覚えている。そのコーヒーショップを政府は2012年までに外国人の利用を禁止する新しい法律を提案しているようだから、政府はこの文化の根底にあるものを理解していないのではないかと思う。世界から、このような味のある文化を消すことは賛成できないが、世界遺産になんかには到底認定できるはずもなく保護することが難しいのもわかる。提案の取り下げを心から願うばかりだ。もし2012年までに本当にコーヒーショップの利用が禁止になるのなら、オランダ・アムステルダムに行ったことがない人は絶対に行ってみて損はしない弾けた町だ。唖然としてから、思わず1週間滞在期間を延ばした。

醤油バニラ


先日、六本木ミッドタウンにあるHAL YAMASHITAでDinnerを食べた最後のデザートに出た「衝撃の醤油バニラ」、塩バニラがあんなにヒットしているのだからあっても不思議ではないけど。流石にコース料理で出た繊細な味をスーパーカップのバニラに醤油を垂らして再現できるわけもなく。ひたすら、Mmと唸りながら口に運ぶ。悪くない、でも何がが決定的に違う。HAL YAMASHITA、デキる男(笑)
五葉松 ¥11,000(メニュは期間で変更されるようだ)
The World Gourmet Summit 2010 量を抑えた、ショートコース

・徳島地鶏の肝テリーヌ黒糖焼酎 高知生姜の風味 金沢の最中
・三重県伊勢湾の縞鯵カルパッチョ HAL YAMASHITA Style
・神戸牛の雲丹巻き スモークキャビア添え
・道北産牡丹海老&淡路レタスのしゃぶしゃぶ 土佐酢ゼリーがけ
・岐阜県産有機干椎茸とお米のスープ
・熟成神戸牛ロース備長炭焼雲丹昆布ソース
・HAL YAMASHITA & MISO Soup
・福島県産福娘大豆の甘豆腐 香川和三盆の蜜
・世界最高のエクアドル産チョコレートの濃厚ショコラケーキ
・ブレッド&ソース

The World Gourmet Summit 2010とは、
毎年シンガポールで行われる世界最先端の食の祭典である。各国より、一人のマスターシェフが選ばれ、その国の料理を披露する。2010年当店エグゼクティブシェフ山下は日本の代表となり、マスターシェフの称号を与えられ海外の多くの評論家やメディアより、世界のトップランクの高い評価を合わせて与えられた。

2011/07/13

Private lesson3

本日のPrivate lesson備忘録

店舗でのスタッフとの会話を想定した内容だった。
例文を使って会話をするところを崩して、通常の会話で進行する。
商品が持つ機能、日本ではお馴染みの「ドライ」機能について説明する必要があり、肌の水分が蒸発してサラサラにしてくれる機能と言い回したところ、それは「moisture wicking」だと教えて頂いた。その他わりと細かいことだが、最近使われている流行語(特に若い世代)やどの世代でも比較的よく使うようになっている表現をいくつか深堀して教えて頂いた。

I'm down with that.(=I would like that.)
I hate it.(=It sucks.)
これは特に若者の流行語であまり綺麗な表現ではない。
That's sweet.(=That's awesome.)これは皆使う表現。
※上記はUSだけでUKで使われているかは知らないそうだ。

2011/06/29

久々のPrivate lesson

ここのところ、語学のプライベートレッスンの日程が仕事の研修などと見事にバッティングしていたため頓挫状態であったが、久々に授業を受けることができた。ずっと受講できていなかったため、レッスンはまだ自己紹介の次の挨拶のところ(こんなことやっていて意味あるのかと思いつつ「挨拶」の練習)、しばらく話していなかったので、はじめはぎこちない会話でスタートしたが、次第にエキサイティングになってゆき、「挨拶」の授業が挨拶の表現から受ける東洋人と西洋人の感覚の違いがどうなのか、という話まで脱線しはじめた。How's life treating you?から受ける印象はLifeが貴方をTreatするような感覚を私は受けるけど、実際私からすれば、Youに当たる私はLifeの作り手であり中心にいるのだから、この文章はとても面白い表現の仕方だね、そこのところはどう感じますか? というような脱線具合。またWhat's new?についても、どこぞの経営者がコンサルタントに会うときの第一声が必ずWhat's new?なのは知っている? ジャックウェルチだったと思うけど、彼が意図するところWhat's new?には何か斬新なビジネスや注目に値する出来事、情報は持っているか?というような非常にアグレッシブな意味合いを含んだ表現にも使っているようだけど、実際のところはどうなのか? そういえば銀座のアバクロに行ったときにWhat's going on?と挨拶されて絶句したけど、この表現はとてもCasualだから基本的に顧客に対して発言すべき挨拶ではないと私は思うんだけど、アメリカでは普通なのか? 銀座というロケーションを理解して従業員教育をしているのか? それともブランドイメージを醸成するための戦略なのか? というような話まで拡大し、時間を超過して終了。50分近く話し込んだ。ただの「挨拶」の練習よりもずっと価値がある授業になった。このように書くと私がベラボーに英語が堪能のように見えるが私の英語のレベルはTOEICで645点程度で、海外で最低ラインの700点には到達していない。でも会話は弾むのはひとえにActive listeningの実践の差でしかない。Active listeningについては「 Active Listeningを妨げる壁」という非常に参考になるコラムがあるので一読をお勧めする。 来春までには800点台に乗せて2013年には完全に言語移行元年にする。アウトプットする道具としての言語に見劣りしないようにアウトプットできる中身のレベルの向上にも努める。

大前研一と考える「営業」学


大前研一と考える「営業」学、日々の情報インプットで目にとまった1冊を即購入。パラパラみただけでかなり勉強になりそうな内容であったため、直ぐに読み進める。不動産営業をやっていたとき、なぜ自分が契約を取れたのかが見事に説明されており、当時の状況を思い浮かべながらも、今の仕事でどのように活用するのかイメージしながら読了した。

当時、建築営業担当であった私は、大きく2つの点で営業の方針を決めて新人ながら仕事をしていた。大前提として競合他社の営業担当と、同僚は全員ライバルだったので、自分がお客様に選ばれる理由を明確にしようと考えていた。簡単に言えば差別化。

1つ目は誰もが目も当てない土地を集中的に見ること。
2つ目は信頼関係を築くために何が必要か、
これだけに集中して地主様とコミュニケーションを取ること。

この2点だけだった。1つ目は当たり前だが、何十年も昔から営業担当が星の数ほど存在していてアプローチされつくしているわけだから、そもそも目に留まるような条件の良い土地での商談はまとまりにくく、敷居も高いはずと考えていた。2つ目は、自分が地主様なら、普段どのような商談や電話をもらっているのか、よくよく考えていた。地主様なら昔からその土地に住んでいるわけだから、その土地の周辺の方々とお話をしたり、交友関係などできる限りの情報を集めて、お役に立てる提案ができないか、とタイミングをいつも計っていた。当時の上長達からは、よくもこんな土地を見つけてきたなと、呆れ気味のFBを頂いていたが、成約を果たせることは営業担当にとって動かぬ成果であり、誰も文句を言わなかった。契約が取れた要因、それがこの本の中には書き記されている。

次にどうやって自分の今の仕事に活かすのかという点を抽出しておく
①マーケティングマインドを持った営業プロフェッショナル
   ⇒このような視点から顧客を創造する仕事を実現させる。
②五段階のコンピテンシーモデル
   ⇒グローバル競争で付加価値の高い仕事を実現する上で
     必ず意識的に自分の行動様式をレベル4、5に合わせる
③ストレッサーに対処するコーピング
   ⇒自分は当たり前だが、チームメンバーにも基礎的な対処方法を教える
④営業チーム力の向上
   ⇒チーム型のリーダーシップ(マネジリアル・グリッド)

内容が充実しており、かなり対話することができた1冊、早速現場で実践しながら、自分なりにカスタマイズドしてゆく。

2011/06/27

おにぎりと破壊

コンビニで当たり前のように売っている100円ちょっとの「おにぎり」、そして味もなかなか美味しい。先日は仕事に向かう電車の中でちょっと考えてみたことをまとめて文章にしたくなったので、記憶が残っているうちにアップしておく。

この100円ちょっとの「おにぎり」を、この質で作ろうと思うと650円コストがかかるらしい。よくよく考えると100円ちょっとで買える「おにぎり」というのは殆どインフラ化しているのではないだろうか。この100円ちょっとの「おにぎり」は究極のところまで殆ど到達しており、50円おにぎりにはなかなかたどりつかず、既にいい線いってしまっている。わざわざ作る必要がなく購入するメリットが高い商品なわけだ。

この1つのサンプルから思考を展開させると、100円ちょっとの「おにぎり」のようにインフラ化している商品は高効率の賜物で、私達が本来払う時間や原料などの対価としてのコスト650円という現実に対して、直ぐそこに手を伸ばせばある100円ちょっとの「おにぎり」を提案することで、圧倒的な囲い込みをしている。実は価格の差の問題ではなく、私達は自分達でも気づかずに「時間」を購入しているではないだろうか。

資産がウン十億ある社長が、嬉しいことは高価な本を好きなだけ値段を気にせずに買えることだと語っていたが、実はいくらお金があって、本を山ほど買えたとしても、読むために「時間」を消費しなくてはならず、本を読む速度で読める本の量が頭打ちとなり、お金は意味を成さなくなる。私達にとって一番貴重なものはお金ではなく「時間」なのだ。

100円ちょっとの「おにぎり」の本当に凄いところは、時間の価値650円を100円ちょっとで手に入れられることにある。実はコンビニのおにぎりというのは、おにぎりを作って食べること自体を容赦なく破壊してインフラ化しているのかもしれない。そのようなことが自分の直ぐ目の前に広がっているのが現実であり、恐怖すら感じる。

ビジネスの成功率を高める可能性があるとすれば、私は、必ずこの「時間」を産み出すものに収斂されてゆくと考えている。

2011/06/23

缶コーヒーの戦争


贅沢微糖、どちらかというと糖分たっぷりの方が贅沢な感じがする。
たっぷり濃厚加糖とか、限界濃度の方が響く気がする。
洗練の極み、抽象的過ぎて良さが伝わってこない。

衝撃香味、どんな衝撃だよとツッコミを入れたくなる。
劇的微糖、砂糖1粒なのか?!それはブラックコーヒー?!
劇的なら、入れなきゃいいのに、などと思ってしまうような
あの手この手を感じるネーミング。
缶コーヒーのシェア争い恐るべし。

2011/06/22

柳井正の希望を持とう



柳井正社長の著書、「柳井正の希望を持とう」献本頂き感謝。この本を手に取ったとき、希望を持とうという単純明快なメッセージだなと思い、店舗で働くスタッフに朝礼で「希望を持っているひと挙手!」と聞いてみた。誰も手を挙げない。「では希望もなく日々下を向いて生きているのか?」と尋ねると、こちらは笑いが起きた。そう、つまりは「希望」というものを意識して生きてはいないということなのだ。「希望」と言えば、「KIBOW」というプロジェクトがGLOBISの堀さんを中心に立ち上がっており、日本を元気にしようと有志が集まっている。このプロジェクトについてはFacebookにもFan pageがある。


話を戻し、少し長文になるが6点、これだということにフォーカスして実行する。


1つ目は、p73にあるGoal-orientedについて、常にゴールを描いて、それを達成するために逆算して現状と目標の間を埋めてゆくというやり方は定石。そこで感じていたのはゴールを設定してしまうと、それ以上の成長や成果が生まれてこないこと。だから様々な可能性を含ませながら前進することが最善の手段だと思っていたが、改めて見落としていたのが現実の延長線上にゴールを置くようなことをしてしまっていたことだ。そもそもはじめから、現実の延長線上にない飛躍したゴールを設定しておかなくてはならない。そこに革新性がうまれ、そこへDriveするエネルギーがうまれてくるわけだ。特に経営をブラさないということは、いかにこのゴールをきちんと捉えているのかが差になるということを改めて実感した。Next Decadeの描き方は、この延長線上にないゴールをどのように置くかで決まってくる。私は毎年元旦までにNext Decadeを考える習慣があるが、結局毎年修正しているからブレが発生するわけだ。ブレたら戻すべきということだ。


2つ目はp114にあるビジネスマンにとっての人脈について、私は飲みニケーションを否定しないが、ここに書かれていることは真実だと思う。新人店長の頃は、いわゆる皆で飲んで、食事してと毎日のように、このようなことを繰り返したが、それが仕事で活かされたことはなかった。むしろこのような機会がなくても仕事上のコミュニケーションをしっかり取ったことでしか成果は上がらなかったことは経験上理解できている。バランスは必要だが、目的がはっきりしない会合は意味はないというのは同感。「維新会」は重要な人材をつなぎ、社内経営者育成機関に対抗できるような学びの場と成長意欲のあふれる集いとして、明確な目的を持って創出した場であり、今後は、この志ある会合をもっと有意義な場として改善してゆく。


3つ目はp130にある人を見る目を養うこと、これは日々実践していることだが、改めてこのように明文化されていると、その感覚が伝わってくる。面構え、発言、物腰、薄っぺらい人間は直ぐにわかる。


4つ目、p145、私の中で本著で一番響いた言葉であり、これこそが教訓だと言える言葉だった。「原理原則とは、自分で体験して、これが原理原則なんだと実感しない限り、その後の行動指針にはならない。」私は非常に頑固であり、また自分で考える習慣があるだけに、自分のやり方のほうが優っているというような驕りがあり、原理原則をわかったつもりになって何年も時間を使ってしまった。ちょっとしたきっかけで原理原則に足を踏み入れ、その本当の凄さを体感した瞬間、原理原則の魅力に取りつかれた。これは自分と同じ思考や癖のある人間がメンバーにいるときにきっと役に立つ経験だった。私も自分で体験して、これが原理原則なんだと実感したから、その後の行動指針に活かされる結果となった。つまり原理原則を体験させることが人を成長させ、成果をあげさせる1つ重要な切り口なのだ。

5つ目、p156ジョブホッピングで最高のチームを作る欧米型の経営や風土は、日本の企業で育った私達にとって、恐ろしく違和感を感じることの中の1つだと思う。サムライ型のチームビルディング思考で異文化に入るとわかるのだが、理念なき社員が多く、数年で自分が評価されないと転職してゆく、生え抜きで強いブランドを築ける人材育成をすることは、とても地道な努力の繰り返しが必要だ。

最後にp205、ちゃんと休もう。

Dr,Pepperにまつわる話


ドクターペッパーを知っている人は、結構コアなファンがではないかと思う。殆どの人々は、この特殊な味が嫌いなのではないかと思うぐらい、ドクターペッパーを好きという人に会ったことがない。私はこの「ドクターペッパー」がわりと好きで、これを飲むといつもCocktailで使うリキュールのアマレットを思い出す。アマレットを使った代表的なCocktailにボッチボールというのがあるが、このCocktailからオレンジジュースを抜くとドクターペッパーの味と大差がなくなる。アマレットの瓶がムラーノのガラス職人によるデザインというのも私が気に入っている点だ。ムラーノ島には何度か足を運んだことがあるが、ヴェネチアに行ったら足を伸ばして見てもらいたい場所の1つだ。こんなことが紐づいて私の中のドクターペッパーは輝いている。が、決して美味しいとはいえない。好きではないが輝いているものは存在しているというお話。

2011/06/19

Dream Area X


私が目指すもの。
それはDream Area XというDream Teamを創り上げること。
(※但し写真はジェダイ評議会

Dream Teamに必要なもの。
それは4つのP

★Philosophy(哲学/思想)自分達が何者であり、
どこへ向かうのかWayがある集団。

★Passion(情熱)夢に向かって前進してゆく熱意がある集団。

★persistence(不屈)逆境でも決して諦めない強い意志と夢を
現実に引き寄せる粘り強い足腰がある集団。

★Pride (誇り)チームメンバーである誇り、
誰にも負けない努力に裏打ちされた自信がみなぎる集団。

Dream Area XのMemberは全員が夢、志、目標を掲げる
ホットな集団であり、ふわふわした夢を具現化する力がある
最高のパフォーマンスを発揮できる憧れの集団である。

Dream Teamは、全員が上級店長である必要など全くない。
Dream Teamは、全員が一致団結することで強みをマルチプルに
強化させ、弱みを補完することで総合力で勝負できる
多様性を活かした集団である。


Dream Area Xは常識を変え、世界を変える。
(※但し私はヨーダではない)

2011/06/16

決意を新たにすることの無駄さ

大前研一さんは言っている。

人間が変わる方法は3つしかないと。

①時間配分を変える
②住む場所を変える
③つきあう人を変える

この3つの要素でしか人間は変わらない。そして、最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだと言い切ります。だが世の中には、決意によって時間配分を変え、住む場所を変え、刺激的な人間の輪に飛び込める人間も存在する。自らの強い意志によって、自分を革新できる人間が存在することも事実だ。確かに、その人間が何に時間を使っているか、どんなネットワークで生きているかを見れば、その人間の5年後や10年後を想像することはできる。想像を超えるような成長を遂げるかどうかは①~③で大きな変化が生じるかどうかにかかっていることは否定しない。だから重要なのは、人材を飛躍的に成長させるブレークスルーポイントを与えられる仕組みをこの3つの軸で考え抜き、大きな仕事を任せることだろう。

ということで、①について毎週20時間語学学習をするという決意表明。
きっと決意表明自体は無意味で、実行することだけに価値があるのだろうと思いつつ早起きした。

面接は見極められる場ではなく、成長の場である

面接というと、合格/不合格を見極められる場と思いがちだが、面接は非常に重要な成長の場であるということ。極度の緊張の中で、相手の質問の意図を瞬間で読み取り、的確に答えを明示するということはエレベーターピッチと同じで、自分という人間を数十秒という時間の中で表現することに通ずる。しかもその答えが会社の理念や目標、原理原則に収束されてゆく必要がある。もう1つは面接官を見極める場でもあるということ。社内面接なら自分の会社の経営者は、どのような視点や考え方をしているのか、質問力や洞察力を推し量ることができる場であるということ。極度の緊張が継続すると、次第に神経が研ぎ澄まされてきて、相手の手先の動き、表情、足元、全てがリアルに見えてくる。隣の方の答えの中に、どうしても納得できない答えがあり、怒りするら感じることだってある。それに対して面接官が自分の気持ちを代弁する。この面接から色々なことを学ぶことができた。

2011/06/09

パワーブランドの本質


非常に刺激を受けた。最近読んだ本の中で一番自分への跳ね返りが大きかった本で、つまり私の好奇心の中心はマーケティングであるということを改めて感じた一冊。今はそれを学ぶ絶好の機会に恵まれている。アドバイザリーに極めてマーケティングに明るい人物が入っておられる。この分野を継続して学んでゆくことは、自分自身の好奇心、知的欲望を満たすこととイコールだから、どんどん踏み込んでゆく。数多く本を読んでゆくと、様々な考え方や視点が増えて、家の増築を繰り返すような状況が多かったが、心得としては、今一度更地に家を再度建て直し、よりシンプルで洗練された形に創造しなおすことにしている。物事は整然として、単純明快な方が良い。

アスパラガスの御裾分けに感謝


ご近所様から、とても新鮮で美味しいアスパラガスの御裾分けを頂いた。生でかじっても甘さがあって、やわらかい。早速本日はアスパラガスを喰らう祭となりました。本当にありがとうございます。晩御飯はアスパラガスの肉巻きと、ベーコンとチーズとアスパラガスを春巻きの皮でくるんで、パリパリに焼いたスティックとアスパラガス入り野菜スープで、文字通りアスパラガスを喰らう祭でした。美味しくて幸せに包まれました。美味。

2011/06/08

仁遠からんや我仁を欲すれば斯に仁至る

昔ともに働いた日々葛藤する仲間に、私からはこの言葉を。もし貴方が誰かから逃げたいことを目標とするのなら、すぐにその場を立ち去ればよい。その瞬間に貴方が決めた目標は達成されることとなる。だが、もし貴方が何かを成し遂げるために、その場にいたいと思うのなら、その目標が達成されるまで、そこに留まり続けるべきだ。貴方が心血注ぐべきは、自分が何者で、何処に向かいたいのか、何を成し遂げたいのかを定めることであり、他者の評価や環境について思案を巡らせることではない。貴方がやるべきことは自分の内側の言葉に耳を傾け、勇気をもって、その言葉に従うことだ。どちらにせよ決断したときは一報頂きたい。

2011/05/28

告子下篇第十五章

天の将に大任を是の人に降さんとするや、必ず先ず其の心志を苦しめ、其の筋骨を労せしめ、其の体膚を餓えしめ、其の身を空乏にし、行其の為す所を払乱す。

非常に含蓄ある言葉。

2011/05/26

創作パスタ


久しぶりに男の料理。ベースはアンチョビを使ったバーニャカウダー風味、分厚いベーコンをサイコロ状にカットして、ガーリックとオリーブオイルでコンガリ焼きめがつくまでフライパンであぶり、玉葱とアンチョビを加える。そこに牛乳を加え、塩、胡椒で味を整え、フィットチーネと湯通ししたアスパラとブロッコリーを絡めて出来上がり、最後にチーズをたっぷりと覆いかぶさるようにかけて黒胡椒で仕上げる。

メガマック


最近、ドナルドとハッピーセットに対して物言いがついているマクドナルドですが、久しぶりにメガマックのCMが流れていて、単純な私は、まんまとマーケティングに誘導されて、思わず食べてしまいました。ビーフパテが4枚でなんともいえない絶妙なパサパサ感がビックマックらしくて美味。これぞジャンク!! ということでチキンなども話題になっておりますが、私はやはりビーフです。

焼きド(焼きドーナツ)


親友がミスドの店長をやっていることもあり、ミスドの新作には、ついチェックが入ってしまう私ですが、何を隠そう、私の親友は私が昔アルバイトしていたミスタードーナツに入社して、それ以来そこで働いているという面白いエピソードがある。当時、ミスドでは主に飲茶のトレーナーをやっていたり、ドーナツを作るベーカーや仕上げをするフィニッシャーなんかもできるし、ハンドカットという手作りドーナツもこなせるので、実は社員バリに店舗を回せるという特技がある(笑)さて今回は、この焼きドを試食したが、これが油であげたドーナツとは全く違うしっとりとして柔らかい食感、コーヒーとの相性も良く、とても美味しい。後は焼きドならではの味のバリエーションを工夫すれば良いかと思う。カリカリした香ばしさがあっても良い。今後に期待したい。

Bershka


スペイン発のカジュアル衣料ブランド「Bershka(ベルシュカ)」を見学に行った。日本第一号店となる「Bershka渋谷店」に引き続き、第二号店が越谷にオープンした。「Bershka」はスペインのインディテックス社が欧米のティーンをターゲットに、1998年にスペインで創業したカジュアル衣料ブランドで、同社が展開する「ZARA」の妹的なブランドとして、世界49カ国に700店舗以上を展開中。 縫製は雑だが、ポピュラープライスは若者向けにおさえられていて値ごろ、いかにもファストファッションといった感じであったが、中には4990円?と飛びぬけた価格もあり、おやっと感じることもある。全体的にビビットで鮮やかな色使いのアイテムが多く、奇抜なデザインのカットソも品揃えしていた。あまり認知度が高くないようで、お客さんの入りはいまひとつであったが、何度か足を運んで店舗チェックをしてみようと思う。

2011/05/25

自分の生きる道を探る

最近深堀しているところを備忘録として記する。

吉田松陰⇒高杉晋作
      ⇒孟子/陽明学

2011年8月末ぐらいまでは、この領域を学んでゆく。余談になるが、「高杉晋作」をYou Tubeで、ググッたら某宗教団体のトップが高杉晋作になりきって話をしている動画があった。その滑稽さで最後まで見ることができないぐらい、ひどいものだった。生き方を学ぶのなら、直接自分の五感を使って学ぶべきだろう。孟子の教えを学びたいなら、誰かを介することなく、直接「孟子」に触れることが肝要。だから私も松陰から、松陰に影響を与えたそのルーツへと戻る道を選んでいる。そのような中から自分はこうありたいという「自分の生き方」「自分の生きる道」が確立されてくるのではないだろうか。

TEDの認知度

最近はFacebookと言ったら、わかる日本人が増えたし、Facebookを持っている日本人も増えたから、メールアドレスの交換や電話番号を聞かずに、Facebook経由でお近づきになる、というよりもいちいち面倒なので「Facebookありますか?」で会話することが殆どだ。「えっ?それは何ですか?」という人とは、あまり交流する機会はない。何をやるにしてもお互いが触発されるような関係や環境を作り出すには、ある程度同じ情報などに接しているか、全く未知のことに通じているかが必要になるのではないでしょうか。情報インプットで近頃私のブームになっているのが「TED」というのは以前、ブログでも書いたと記憶している。2013年のインプットの大半を英語圏から、吸い上げようとする場合には、良質な情報源をいかにおさえて、日本語からシフトさせるかを日々実行していかなくてはならない。その魁となったのが「TED」であった。この「TED」も日本でも随分認知度があがってきており、著名人がブログなどで話題にすることで拡散が進んでいるように感じることができる情報を目にする。今回はてなの近藤さんがTEDxTokyoについてブログを書いているが、ここで情報をもう一歩踏み込んで掘り起こすヒントを頂いた。キーワードを「TED」でググっても、かなりアクセス件数が高いプレゼンしかヒットしない上、You Tube上のTEDの公式ページでは選りすぐりのプレゼンしかアップされていない。「TEDx主要都市」で検索をかけると、かなり大量のプレゼンにアプローチすることができる。自分にとっては重要であるかもしれない情報が埋もれていて、そこを採掘する道具を頂戴した!! 盲点であった。

2011/05/19

現代に志士が現れない理由



本屋のおじさんと立ち話。今みたいな時勢は、日本に幕末のときのような偉大なリーダーが登場するのかという話題に対して、「お客さん、わたしゃ、この時代には志士は現れないと思うんですよ」「教育がまずい」つまり、当時の日本にあったような全人格形成の礎を築けるような教育の場である藩校や寺子屋が存在していない。というような話から、江戸時代における「刀」の本当の意味というところまで話がとんだ。刀は武器というより、精神を象徴するものにその存在目的を変貌させたのではないか。というところまで延々と続いた。「講孟余話」これは吉田松陰が発した生の言葉をまとめたものだ。教育のなんたるか、どうしたら志高きリーダーを育てることができるのか、そんなヒントがつまっているように思える。

2011/05/18

異端児

店舗の店長室に文庫を作ってスタッフが自由に読めるように貢本していたのだが、先週、ボスとボスのボスとボスのボスのボスが入店して、文庫が禁止となった。原因は並んでいた本の中に堀江貴文さんの著書が2冊入っていたことだが、自社が求める人材は「正統」であり、「異端」の代名詞であるような堀江さんの著書は悪影響とまではいかなくても、思わしくないということらしい。しかし、常識を覆すのは常に異端と呼ばれる者達なのではないかと思っているし、そもそも筋が通っていない。それこそこの棚に並んでいる本を全て激務の中、全て読破できるほど好奇心旺盛で時間を創り出すことに長けている新入社員なら、どのような内容の本を読んだとしても、右に左に流されるものではない。つくづく思うのは、このような姿勢を色濃く持っている自分ほど上司が好む「正統」の継承者と対極に位置する部下もまたいないのではないかということ。

2011/05/12

ユッケを喰らう


今は道なき道を自らが判断して進む時代だ。巷ではユッケ自粛で騒動が起きているようだが、ユッケは危ないと情報を鵜呑みにして自粛すること自体、意味がない。ユッケ自体は、今までずっと食べ続けているものだ。早い話、この一皿は大丈夫なのか、すべて自分で判断すべきであり、誰かのお墨付きを求めて判断してゆくことは逆に困難だ。肉屋に限らず、私が働くSC内のフードコート内にある蕎麦屋は、食中毒にあった人間が私の身近に2名いる。うわさでも何名かいる。ということは食わずして、この店舗の食に対する管理は杜撰なのは十分に想像できる。私が今回、注文した一皿、この騒動の中、お客様が望むのならお出しできますと、平然と言ってのける、これは自信があるからか、余程の盆暗かどちらか。いちアルバイトスタッフが空気を読んで対応するところを見る限り、教育もなされている。値段にしても手間をかけても利益があがる値付け、食べても問題ないことは運ばれてきた皿を見て感じ取ることができるほど、見事な色艶。自分の人生で、残り何度食事をすることができるのか、人間は有限に気づいたときに、こだわりを持つようになり、必死に思考するようになる。ユッケを喰らうことは、思考停止に対しての私なりの一種のアテツケだ。ヒトが同じ方向に向かうとき、その反対側に最高の機会が眠っている。一番旨いユッケを喰らいたいなら今がその時だろう。

Dentsu 10 rules


  1. Initiate projects on your own instead of waiting for work to be assingned.

  2. Take an active role in all your endeavors, not a passive one.

  3. Search for large and complex challenges.

  4. Welcome difficult assignments, Progress lies in accomplishing difficult work.

  5. Once you begin a task, complete it. Never give up.

  6. Lead and set an example for your fellow workers.

  7. Set goals for yourself to ensure a constant sense of purpose.

  8. Move with confidence. It gives your work force and substance.

  9. At all times, challenge yourself to think creatively and find new solutions.

  10. When confrontation is necessary, don't shy away from it. Comfrontation is often necessary to achieve progress.

電通の鬼十則も英語にすると、その凄みが失われる。鬼とは死霊、生きている人間が鬼と化すということは、つまり死を覚悟した者を示す。武士で言えば、命を賭して物事にけじめをつけるための腹のくくり。生きながらにして死した者の迫力がある。日本語の十則には、このような凄みが内在する。この英語からは地を這うような泥臭さなどは感じることができない。会社の理念を他言語に翻訳するときに、一番重要なのは、その本質を骨の髄まで理解した人間で、かつ他言語に明るい人間が、一語一句吟味しながら仕上げることだろう。人任せにしたツケは必ず企業文化の衰退という形で精算しなくてはならなくなる。自社の翻訳された理念にも、勘違いした表現を見つけることができる。

2011/04/27

必読の書

歴史を読み解いてゆくと、その時代の文化人は読んでいて当たり前というような必読の書というものが存在している。つまり世界には、そのような時代時代の英知の結晶が先人から残されており、読み継がれながら、時代にそぐわず姿を消したものや、再び脚光を浴びて世に登場するものがある。では現代の世界の必読書とはなんだろうか。人間がやってきたことを考えると、意外に幅を狭いので、戦いで勝つ方法や、人として生き方、人を束ねる方法、結局は人間にとって常に付きまとうお題は、このあたりになる。時間軸とジャンルで整理して、俯瞰してみれば、面白い必読書マップが作れそうだ。本質をついた内容の書籍は10年経過しても色褪せないのは、原理原則に基づいているからだろう。そして読書という習慣も、同じように学ぶスタイルとして普遍的だ。

おもしろくもない世の中

世の中は公平で、エキサイティングで楽しいことが溢れていて、努力すれば報われて、などという思い込みを軸に、この世界を覗いてしまうと多分に失望する。そもそも、この世は、全く逆で決して面白くもなんともない。人間が作り上げたアーティフィシャルな社会は矛盾、でたらめ、そこに私利私欲が溢れかえっている。悪人を善人に仕立てる法律、善人を悪人に陥れるルールなんてものは即席で作り出せる。では、そんな世でどう生きてゆけば良いのかということだろう。軸を移せばよい。偏差値のような発想で、真ん中を世間一般、そこより上か下などという考え方は一切捨てる。軸は己の中に作るものだ。どう生き、どう死ぬか、それは自分が納得できればそれで万事良し。

革命を彩る3種の人間群

革命初動期:詩人的な予言者の出現、偏癖の言動
革命中期:卓抜な行動家への伝播、奇策縦横の行動
革命後:処理家、果実をもぎ、先駆者の理想を容赦なく捨て処理可能な世に

非常に稀なことに、この3種の人間群が松下村塾に備わっていた。
これを現代に当てはめてみても、革命にはどのような人物像が必要かがよく理解できる。中東での混乱は、処理家の不在という点が大きいのではないだろうか。初動から中期にかけては、ソーシャルネットワークやモバイルがその役割を補完し、未熟な予言者や、卓抜とは言えずとも、志ある者がテクノロジーを後方支援として上手に活用することで、革命の導火線に着火させるぐらいのことはできるようになっている。肝心なのは処理家の存在だ。理想を唱えるものと、それを実現しようと幕を切って落とすことはできても、先駆者の甘い理想を容赦なく捨て去り、処理可能な革命の世に調整できる人間がいなければ、大きな混乱と混沌を産み出すだけだ。革命には3種の人間群が不可欠である。

獄中生活

丁度、世に棲む日日で、吉田松陰が獄中で過ごした時間について色々と描写されていたところに、堀江貴文さんの実刑判決のニュースが流れてきた。この2年を越える獄中生活で、おそらく堀江さんは、相当量の書籍を読破するだろう。裏を返すとこの時間はコアタイムと考えられる。ある意味、浮世から離れることで飛躍的な成長機会を手に入れられることもある。日本語圏と日本語の呪縛から開放されることでも、大いに色々なことを吸収できる。孤独は人間を成長させる1つの要素だと考えている。

新浪微博

新浪微博をご存知だろうか。新浪微博は中国版のTwitterである。実刑が確定した堀江貴文さんが自身のブログでも書かれているように「これからは中国の時代」ということは、殆どのビジネスパーソンは肌で感じているはず。英語公用語化の次の波は中国語という流れは、今後10年ぐらいは避けられそうにないだろう。Be uniqueであるためにはで考えると、英語と中国語を身につけたビジネスパーソンの付加価値は高くなりそうだが、言語はあくまで手段であることを考えると、その言葉によって何を伝えられるのか、具現化できるのかが最も重要なことだし、ニッチなところでも競合がいないところなら、それもBe uniqueになる。振り返れば2007年あたりからBlogというものがインターネット上で浸透してきて、2008年ぐらいに過熱具合はピークだったと思う。書評を書いて、そのアフェリで結構な金額を稼ぐ人々もいたようだ。その波が中国にも来るのではと思い。中国語で書評を書いてみたりしたこともあったが、もしかしたら、これからがそのような時期になるかもしれない。既に殆どの日本人はTwitterという言葉を聞いたことがあったり、実際に使っている人も多いと思うが、新浪微博は中国語圏で大きな影響力を発揮してゆくのではないかと思う。私も試しにアカウントを作り、早速つぶやいてみた。中国語はもちろん、英語も日本語の入力もできるので、好きな言語でつぶやけば良いが、折角中国語圏のソーシャルネットワークなので中国語の練習も兼ねて、つぶやいていこうと思う。ところで中国語の書評書いてリンクを貼っても、Amazon.jpにリンクを貼っては、肝心の買いたい人々が日本語で購入できないということ。Amazon.cnにリンクを貼るのが正解だ。

2011/04/26

世に棲む日日(二)

さっさと読んでは勿体ないと思い、よく噛み締めながら読む全四巻のうちの2冊目。生涯を賭ける、高杉晋作が松陰から受け継いだものに、たっぷりと肩まで浸かって感情移入する。英語もやらなくてはいけないし、ほかのインプットも疎かにはできない。仕事もガチンコ、そんなギュウギュウ詰めの毎日が良い。政経塾の情報もタイムリーに頂戴したりした。今後は地域のコミュニティにも積極的に参加し、社会に貢献してゆけたら尚良い。

2011/04/21

世に棲む日日(一)

司馬遼太郎著書、世に棲む日日、今日は夕方いつものようにNewsweekを買いに行った書店で、吉田松陰についての立ち話になった末に、じゃあ何か歴史が歪められていないちゃんとした客観的な立場で書かれた本はないか、ということになり、取り敢えず、これは大丈夫ということになり手に取った1冊。丁度吉田松陰と松陰後に興味があったので、良い機会と思い購入してみた。あと3冊あるので、楽しみだ。それにしても書店の店主、よく人の名前覚えているな、ここは取り寄せでも名前を聞かないという凄い店なので、名前を名乗った覚えがない。

2011/04/20

ユニクロ帝国の光と影

ファッション流通ブログde業界関心事というアパレル業界ではわりと良く知られたブログがあり、そこで取り上げられていたので、書店でチェックしてみたら在庫があったので、興味津々で読んでみた。どちらかというと批判的な立場でユニクロという会社を調べてみたような内容であったが、どこのの企業にも光と影みたいなものは存在する。というよりむしろ人間には光と影の部分がある以上、なんらセンセーショナルでもないというのが率直な感想。ZARAやH&Mの大型店の店長と交流があるので、どの企業にも良い点、課題点はあり、それぞれが納得した上で、そこで仕事しているわけだから本を読んで騒ぐこともない。1つ物凄く滑稽だったのは、7年ぐらい店長をやって毎月300時間を超えて働き、本すら読めないと労働環境について語る元店長。それは自身のレベルが低すぎるという話であり、自ら環境を作り出せないというのはマネジメントとして失格、それを創り出すのが仕事であり、あるべき状況へ改革するのが使命なのではないでしょうか。そもそも急成長している企業が、理想通りの人事制度や評価制度、労働環境をはじめから整備できているわけもなく、そのようなものをより良く創り上げる、もしくは創り直さなければならない。唖然とする内容もあったが、改めてユニクロという会社を理解するきっかけになる1冊。ZARAという別解も、とても参考になった。

月に1冊は読書とは言わない。

改めて思う。月に1冊は読書とは言わない、新人店長時代に衝撃を受けた言葉で、それ以来、月に1冊本を読んで、世の中をわかったつもりになっていた恥ずかしい自分を思い出す質問がこれ。「月に何冊ぐらい本を読みますか?」、現在の私ならノンジャンルで日に2冊ぐらいは読まないといけないと思う。それぐらい物事を知らなさ過ぎる。知る手段が読書だけではないが、基本的なインプットとしては読書は手軽で費用対効果も高い。実は会社で要求される課題図書はありがたい。月に30冊ぐらい送って欲しい。学びたい人にとって、これは献本だ。1冊2000円前後で30冊だと60000万円のコストを会社が負担してくれるのなら、こんな幸せなことはない。そうしたら、自分のお金で今度は違う自己投資ができるのに、会社は既に読んだ本ばかり送ってくるもんだから、勿体無い。

ダントツ経営 コマツが目指す日本国籍グローバル企業


坂根正弘さんの著書、ダントツ経営 コマツが目指す「日本国籍グローバル企業」を読んだ。この「ダントツ」という文字が目を引いたこともあるし、コマツという重機を扱う企業についての知識もなかったので、気になったので即購入して読み進めてみた。私のコマツのイメージといえばブルドーザぐらいであったが、知れば知るほど魅力的な会社ということがわかった。以下、備忘録としてキーワードを書き出しておく。継続してもっと深堀してゆくべき内容が多く含まれていた。


  • フルーガル・イノベーション(金をかけないイノベーション)

  • 地域経済活性と企業誘致(中国経済の行政)

  • 成長とコストの分離

  • 投資機会とバブルの関係

  • ICTシステムというアイデアの転用

  • ダントツ商品開発にはまず何を犠牲にするかという発想が必要

尊敬する方が以前にコマツで仕事をされていたことを知っていたので、目にとまったということは、やはり1つの機会であったと感じるとともに、全く別の産業から、視点を取り込んで仕事に活かしてゆくということは、単に延長線上の成長ではない、何かを必ず自分にもたらしてくれる。コマツが向かうところにマーケットは存在している。

結果を出し続けるために




ご存知、将棋棋士、羽生善治さん著書の「結果を出し続けるために」、結果を出し続けているだけに説得力のあるタイトル。この本を読んで、プレッシャーに対しての理解を深めることができたのは収穫であた。プロ棋士がなぜ、そこまでしのぎを削る極限状態の中で、そこまで集中できるのか、非常に言葉には表しにくいが、感じることもできる。学んだことは3つ。


  • あと一歩という時が一番しんどい、しんどいということはあと一歩の地点である

  • 選択をする場合、その選択が間違いであったとしても納得できるかで判断する

  • ゴール志向で枠にとらわれず、その枠を突き破る可能性を常に探る

極度の緊張、プレッシャーについて羽生さんがp82に書かれている内容で、駒がちゃんと指せないほど、手が震えたという。実は私も手が震えてどうしようもなかった事がたった一度だけある。それは香港赴任中の会社の理念に関する暗記のテスト。今でもその時の手が震えた感覚が残っている。このテストは当時全店長が集まった会議と合わせて行われたテストだったが、実は私は当時の部下と、このテストを日本語でなく、広東語で受けて満点を取ると約束をしていた。どうしてもやればできるということを証明したかったし、同じ店長というポジションで働く仲間にも刺激を与えたかった。テスト当日まで相当に勉強を積み重ね、準備は万全だった、必ず満点が取れる確信を持っていた。ところが試験開始とともに、鉛筆を持つ手が極度のプレッシャーのために震える、勝利を確信しているために、どんな些細なミスも許されないという状況に自らを追い込んでいたのだろう。結果は満点であったが、そのときなぜ、そこまで震えたのか、よくよく考えもしなかったが、羽生さんのおっしゃる事は、つまりはこれだった。プレッシャーを好きな人はあまりいないと思うが、プレッシャーの無い人生とは、実は全く人間として何かに挑戦していないことの裏返しなのかもしれない。折角頂いた人生を放棄しているのかもしれない。

2011/04/11

商品構成

渥美俊一さんの著書、商品構成、チェーンストア理論シリーズのうちの1冊。これが丁度、現在自分が取り組んでいる売場改革に大いに役立った内容であり、この1年大型店の店舗運営で蓄積されたモヤモヤ感をすっきりさせてくれる手助けとなった。振り返れば、ひたすら部下育成と人事の問題で費やした時間、ようやく売場や商売の中身のところに着手できる喜び。無論課題は山積みではあっても、1ミリでも前進できることは、自分にとってとても大きい。2008年店長としてのグレードを上げた直後から、海外赴任し、考えてみれば独力で試行錯誤した2年があっという間に過ぎ、原理原則と向き合うことすらなかったが、しっかりと何があるべき姿か考えて、トライアルをし、失敗しながらまたトライアルすることができる環境に身を置くありがたさ。新入社員の育成をしながら、自分も大きな挑戦ができるということはとても恵まれていると思う。これを皮切りに、真の売場王を目指すと心に決めた。特大ホームランか空振り、どちらかで良い。果敢に挑む。

2011/04/07

ホンダのデザイン戦略経営

車に疎いので、車種やその特徴について、そうだったのかというような再発見や驚きはない反面、素直に車のデザインということでなく、デザインマネジメントについて理解を深めることができた一冊。簡単に言うと、モノづくりへのこだわりが、その企業の強みとなり、顧客を魅了し続けるパワーの根源になるということであるが、営業のフィールドで、その商品が本当に魅力的で、早くお客様に提案したいと思ったことがなかったり、そのような熱意が同じ会社のメンバーにすら伝わっていないという状況があるのなら、ホンダで言うところのラグビーアプローチにはなっていないということだと認識できる。モノづくりという視点をヒトづくりという視点に切り替えると、面白いことができそうだと感じた。将来自社の命運をわけるような責務を背負うような、自社の将来を左右するような人材をどのように育て上げるのか、これはつまり「ヒトづくり」であり、商品開発のフローやループとは異なるが、戦略的にアプローチしてゆくことは可能だ。一度この点をつめて、この半年の新入社員教育をデザインしなおしてみる。それとは別途1つだけ現場で取り入れる工夫を、この本から頂いた。

2011/04/02

骨のある男

私は選挙が近くなると駅前で不特定多数に「おはようございます」と愛想笑いする輩に全く興味もないし、この方々が興味を示しているのは、私ではなく、票だ。アイコンタクトもせず、挨拶すること自体、失礼極まりない。だから基本は返事すらしないし、目も合わす気もないが、ずっと駅前に一人立ち続けている人がいる。それも毎朝、毎朝だ。はじめは、不特定多数への挨拶をする人間と思い、気にしていなかったが、とにかく毎朝いるもんだから、気になってしょうがない。いつしか目が合うようになり、こちらも会釈をするようになった。最近ではちゃんと挨拶を交わすようになると同時に、この人がどのような人間なのか興味を持つようになった。私はとことん気になったことは調べる性分なので、徹底的に調べてみると思いがけないことがたくさんわかり、Twitterもやっていることは知っていたので、フォローもしてみることにした。1週間後に選挙を控えて忙しそうだが、このような骨のある男、私は好きだ。明日もきっと駅前に立っているだろう。もしかしたら、私が政治という領域に興味を示したはじめてのきっかけになるのではないかと感じている。

脳回路の輪番停電というおはなし

茂木さんの脳回路の輪番停電というお話は面白い。響いたことが2つある。1つは、「きのこの森」と「たけのこの里」。私は断然「たけのこの里」である。理由は3つあり、①チョコとクッキーの織り成す味のハーモニー、②食感、③「きのこの森」はチョコ部分を分解して遊ぶため、時間を浪費するためだ。響いたことの2つめは、ズバリ「ブレイン・メーター」である。これはわかりやすい。一緒に仕事をしている新入社員と共通言語にしたいと思う。



  • まだまだ余裕(1段階目)

  • テンパッている(2段階目)

  • いっぱいいっぱい(3段階目)⇒この言葉を良く耳にするので既にトップギア?

  • 頭真っ白(4段階目)

2011/03/31

サクラサケ

日本を象徴する「桜」、2011年3月11日を境界として、日本という国が随分と変化した。それでも日々季節は流れてゆき、復興を待つことなく春がやってくる。この日本の大地に再び桜を咲かせたい。桜には、そんな日本人の心が連綿と受け継がれている。この思いを噛み締めながら前進する。

教える時にもっとも学ぶ

教える時にもっとも学ぶ、教わる時より3倍学べるのはなぜか。


  • 明文化したり、自分の言葉としてアウトプットするということは、頭の中で考えたことの整理であり、効率よく伝えるために整頓をしなくてはならないからである。

  • そのプロセスにおいて、自らのロジックが破綻している部分に気づき、そこを穴埋めすることの作業により、知識はより一層その人間の血となり肉となりうる。

  • 磨き上げた英知を繰り返し他者に伝えるという反復作業は正に練習そのものである。

では、常に教える側にいたほうが恐ろしく成長できるのではないか、ということだが、教えることが単純な繰り返しになってしまっていては、決して3倍の成長はのぞめない。ブラッシュアップが必要だ。そこで実行すべきは、優れたトレーナーにつくこと。一旦は教わる側に回るが、新しく吸収したことをフル活用して、教える側に立つことで、3倍以上の学びを得ることができるのではないか。非凡なトレーナーがどのような点が優れており、どのような点に注意してトレーニーとして指南を受けるべきなのか。



  • 全体像をどのように捉えているのか、マクロとミクロの視点を自由自在にズームイン、ズームアウトさせるときの着眼点を盗み取る。

  • トレーニーのロジックが破綻しているところを見極めるために、どのような質問を投げかけ、確認を取るのか、またピンポイントで理解不足のところを、どのように補強してゆくのか、その具体的な方法と、根底をなす知識や教養を把握する。

  • 複雑怪奇なことを単純明快にステップダウンしているか、また記憶に残るようなインパクトを与えるためにウィットに富んだ表現があるのか、耳を傾ける。

  • 教わったことを直ぐに活用できる場や機会を創出しているか確認する。

  • 革新性を有しているか探りを入れること。

教わる側は、教わる内容だけにフォーカスしていては、時間を浪費してしまう。教えるノウハウを盗み出すことを疎かにしないよう、違った視点でトレーナーを観察することを心掛けたい。

えんがわ

えんがわ 子供の頃、祖母と祖母のボーイフレンドのおじさんによく近所のお寿司屋に連れて行ってもらった。当時は甘エビではなく、ボイルしたエビが大好物で、ほとんどそれしか食べなかった。大人になった今も大して変わらず、えんがわをこよなく愛食している。かなり低燃費ですが、意外とえんがわは貴重だったりする。

2011/03/30

成りたい自分に成る為に必要なこととは

成りたい自分に成る為に必要なこととは何か。


  • 成りたい自分が描けていない場合、成りたい自分モデルを探す

  • 成りたい自分のモデルが見つかったらとにかく真似をする

  • -どんなインプットをしているのか、時間の使い方をしているのか知る

  • -どんなアウトプットをしているのか、どうしてそれができるのか知る

  • 成りたい自分ツアーを開催し、理想的な1日をお試し体験してみる

  • 成りたい自分と今の自分とを比較し圧倒的な違いを1つだけピックアップする

  • 成りたい自分と今の自分の圧倒的な違いだけに特化し、ツアー頻度をあげる

成りたい自分に一部分でも成れたら、またスタートに戻って繰り返すことで、どんどん成りたい自分に近づくことができる。成りたい自分像は周囲の人々にどんどん伝えて、実行力の底上げをしておくと良い。

2011/03/24

ドラッカーと会計の話をしよう


林總さん著書、ドラッカーと会計の話をしよう。今年の新入社員からお勧めされた1冊で、わざわざ店舗に持ってきてくれた。

学んだことを3つ
①会計が簡単に操作できる代物であることを改めて再認識した。
②経営で一番重要なことは価値の創造であること。
③商品のライフサイクル(備忘録として列挙しておく)
  1.今日の主力製品
  2.明日の主力製品
  3.生産的特殊製品
  4.開発製品
  5.失敗製品
  6.昨日の主力製品
  7.手直し用製品
  8.仮の特殊製品
  9.非生産的特殊製品
  10.独善的製品
  11.シンデレラ製品あるいは睡眠製品

そう会計は操作できる。私も商品を自分で仕入れて商売をやっていたときに売掛/買掛を利用して当月の現金収入を調整していた。今思えばこれも会計操作。そのとき無意識に感じていたことが、この本に記されていたことと同じだ。プライシングについても仕入れ価格に何倍するということではなく、お客様が支払ってもらえる、つまり価値を認めてくれるのは、いくらか?で確定させていたから、それぞれ利益幅は異なったが、これだったら値ごろという価格をつけていたので商売は順調で儲けていた。そこに収まるようにコストの枠を組んでいた。改めてこの本を読んで、自分で商売をやることの面白さと厳しさを実感できたが、利益と儲けの区別はつくか質問されたら、かなり困る。

この本を読んで③の切り口で商品を毎週月曜日トップ60のアイテムを選別することに決めた。

2011/03/16

営業する意味

これは実際に宮城で震災に合われた方のメールだ。
シャッターを開けることで、実は被災地の方々に貢献できる
ということの1つのケースだ。これが正に我々が営業をやる意味だ。

以下、メール添付
--------------------------------------------------------
避難所に2泊した3日目、精神的にも限界を迎え始めた早朝、
突然旦那が迎えに来てくれてなんとか通行止めをぬって
福島の実家に連れて来てもらったよ

旦那は電気屋さんだから仕事しなきゃですぐ帰っちゃったけどね

避難所生活は実際に経験してみないとわからない位過酷でした
寒さで眠れないし衛生状態も最悪

多賀城の自宅は水道はしばらく1ヶ月は無理かな~、
すぐ近くまで津波が来たから普通に買い物して
生活できるにはしばらくかかりそう…
だから落ち着くまで●●(お子さん)と実家にいます
実家は水道が出ないけど、暖かい布団に寝れて幸せです

昨日、●●のズボンとおむつ、ミルクをなんとか買えたから
しばらくは大丈夫かな。
本当に気づかいありがとね

私は避難できる場所があって本当に恵まれている方だよ

高速道路は一般車輌は通行止めで、ヤマト佐川西濃
すべて宅配便はストップ状態です
友達達は皆実家に帰れたみたいで、無事がやっと確認できたからひと安心

ガソリンもなくて旦那にも会えないし、
多賀城で旦那と3人普通に暮らせる日が来るまで頑張るよ!

テレビ見ると、関東も物資が不足しているみたいだけど
お互い頑張ろうね!
ありがとう!
-----------------------------------------------------------
インナーやキッズ、防寒できる商品などを福島に送ってあげられる
ことで実際に被災地の方々に貢献することができる。買い物目的が
実は遠方の親戚や友人の為ということだって多々ある。
逆に言えば、営業しないことで期待に添えないことの方が大きい。
シャッターは絶対に開けなければいけない。

経済のシュリンクよりマインドのシュリンクが問題

各企業の営業活動について、自粛せよとか、配慮が足りないなど賛否両論ご意見はあると思うが、日本の経済活動を停止させてしまっては、被災地のための復興支援に投下できる経営資源が底をついてしまう。もっと大局を見るべきだ。経済のシュリンクは恐ろしいが、最も恐ろしいのはマインドのシュリンクだ。商売人は商売をやる。どんどん税金を払わないと、国にもお金が回らない。あがった収益から復興支援にどんどん寄付金を回せばよい。それに衣食住やインフラに携わるものがシャッターを閉めてどうするんだ。人材育成だってもっとやらなくてはいけない、今後何年にも渡って、日本を支えてゆく人々を育てることを休むことなど、それこそ被災地の方々に対して合わせる顔がないではないか。本当に大切なことを、雑音でかき消されないようにしないといけない。シャッターを下ろして暗い顔してうつむいていて、誰が救われるのか考えてみればよい。確かに映像を見ていると悲しいし、いたたまれない、涙をこらえるので精一杯だ。だがそこで立ち止まっていても、決して何の貢献もできない。私は、会社のプラットフォームを利用して、とにかく営業すること、何よりもそのことが一番社会に与える貢献度が一番大きい。私個人の貢献など雀の涙にもならない。だが仕事を通じての貢献度で言えば、中小企業ぐらいの貢献度はある。私は信念を貫く。日本を再建できる優秀な人材を送り出す。

2011/03/15

成長こそ貢献

今回の大震災で現在も寒さや不安と戦われている被災地の皆さんのためにも、私は私ができることをするべきだと考えた。計画停電や設備の損壊など、職場の状況も厳しい状態にあるが、冷静に考えたら、本当に今後の復興や日本社会に貢献しようと思えば、一日でも早く仕事を立て直し、必死に学ぶ日々を取り戻さなければ、今の私の力では到底なんの役にも立てない。自衛隊に助けられたおじいちゃんが、チリ地震も体験した、大丈夫、また再建しましょうと言った時の素晴らしい笑顔、このおじいちゃんは本当に当時同じような困難を自ら切り開いてきたに違いない。だから言い切れるのだろう。勉強も再開する。仕事も今こそ柔軟に、かつ大胆に自ら環境を作り出すためにリーダーシップを発揮してゆく。できない理由をいくつ並べてもなんの価値もない。どうしたらできるのか、いくつアイデアをねじり出して実行できるかに価値がある。成長こそ貢献。足踏みするのはもうやめよう。

2011/03/12

余震が続く中での電力不足による停電対策

〔余震が続く中での電力不足による停電対策〕

まず全員が極力無駄に電力を消費しないよう
当事者意識を持って協力することが大前提。

□浴槽にいっぱい水をはる
□バケツを用意しておく
□飲料水パックを買っておく
□ろうそくを買っておく
(今はLEDランタンなどがあるのでそちらがベター)
□懐中電灯
□携帯電話やPCをフル充電しておく
(乾電池を差し込んでチャージできるものがあれば尚便利)
□車にガソリンを入れておく
□灯油を買っておく
□スリッパを玄関にできるだけ用意しておく
□ワレモノを低い位置に置いておく
□緊急用の荷物を避難経路におく
□枕元に着替えとハキモノ

※再度の緊急時にはTwitterかSNSで連絡を取る、すり合わせをする。
電話やメールよりも、タイムリーな会話が成り立つ。

2011/03/10

過去を生きる、今を生きる、未来を生きる

過去を生きる、今を生きる、未来を生きる。

生きるということは、とても厳しく辛いことだ。世の中は不平等で、矛盾だらけでできている。だから、そのことを前提にしていないと、何で生きるのはこんなに辛いのか。ということばかりに気がとられてしまい。足の踏み場を無くすことになる。所詮この世は、あらゆる人間の思惑が複雑に絡み合いながら、あっちこっち都合の良いようにくっつけたり、離したり、ルールを作ったり抜け道を作ったり、そんなものだから、辻褄があうわけもない。そこを堂々と認めて受け止めた方が余程楽だ。

デジタル機器の普及で、今や鮮やかな画像を記録として残すことができる。もちろん動画だって簡単そのもの。私達の記憶は、デジタル機器に勝るのか、劣るのか。あの時見た綺麗な夕日を私達は脳に記憶として刻むことができるが、10年経過して、その当時のことを思い出すときの記憶と、その時デジカメに記録した画像を比較した場合、果たしてどちらが鮮明なのか。きっと美しい画像と自分の記憶に差があるはずだ。人間が脳に刻む映像はあまりにも美しすぎて、色褪せることがないどころか、時間の経過とともに、より美しくなってしまう。これが私達を過去に閉じ込めてしまう甘い誘惑なのだ。過去に生きることは、恐ろしく甘い誘惑であり、一度踏み込んでしまうと抜け出すのが難しく、今流れている時間を放棄することになりかねない。歴史に学ぶことはあっても、歴史の中を生きてはいけない。

未来を生きることはできない。明日は誰のところにもそもそも存在していない。明日になればそれは今日になるからだ。そもそも二度と目を開けることもないかもしれない。だから恐れる心配もない。

では今を生きれば良いか。これが更に難解だ。今と呼ぶ、この瞬間が既に過去に流されてゆく。つまり変化とは必然で、常に今が存在できない。これが「無常」なのだろう。無常の中で、永遠の愛を誓うことは愚としか言いようがないが、本当に素晴らしいのは、この流れてゆく一瞬、一瞬を「一期一会」と捉えて生きること。毎日誰かの良いところを見つけては、毎日誰かの為に、何か自分にできることがないか、必死に積み重ねてゆくことが、人間が幸せでいられる秘訣なのではないだろうか。これを忘れるとき、何かが崩壊してゆく。

もしも私がお坊さんで、「無常」の中で目標設定するのはどうすればよいのだろう。
全く想像の域を超えたところで、お坊さんは、生きておられるのだろうと思った瞬間だった。

2011/03/03

汚物を人に投げない

怒り、嫉妬、憎しみ、わがまま、エゴは人間の汚物である。それを人に投げるのは論外。NGな人にならない秘訣は、この汚物を垂れ流さないこと。汚物まみれの人と共に過ごさないのも重要。そして汚物を投げつけられたら、投げ返さないこと、この3つ。

くじけないこと


「くじけないこと」スリランカ上座仏教長老、アルボムッレ・スマナサーラさんの著書。足元をみなさいと説かれている真意を理解することに、数日間を費やした。物事の捉え方について言えば、一番自分の考え方に親和性が高い内容だと感じるとともに、片方から光を当てると、影が映し出されるような二面性や、世の中の矛盾に関してよく俯瞰されている内容であった。確かにアーティフィシャルな社会であることがわかっていれば、くじける理由はなくなる。

著者の導く方向で、Made For All、あらゆる人々の為の服作りの概念について考えるとき3つのアンチテーゼを投げかけることができるのではないかと、自らが持つ概念の対極に位置する考え方をぶつけてみた。1つ目、服を必要としない人々に対して、服を押し付けることにならないか、またその人々をアーティフィシャルな社会に引きづりこむ責任が取れるのかどうか。2つ目、服をすでに必要としている人々に、良い服を提供することが、より高度な競争をうみ、淘汰される企業や、そこに従事する人々の生活を奪う可能性を高めることになるのではないか。そして最後が、手ごろな価格で高品質なモノには満足できない、もっとよりよいモノを求める貪欲な人々をうみだすことになるのではないか。正しい考え方や価値観というものは、実は非常にあやふやで、正しいと思い込んでいる危険性をはらんでいることを知っておかないといけないことに気づかされる材料となった。このようなことを経営者に直接ぶつけた場合、どのような答えをするのかが、とても興味深い。

2011/02/24

カマンベールもんじゃ


カマンベールもんじゃ、超美味簡単レシピ。

①カマンベールチーズ(ホール型)を丸ごと御椀に入れる。
②生クリーム(液状のやつ)を半分ぐらい注ぐ。
③2分間電子レンジでチンする。
④もんじゃ焼の小さなヘラでチーズを溶かしながら混ぜ合わせる。

グラスに白ワインを注ぎ、画像のクラコットとの相性が抜群であるため、
クラコットにトロトロのカマンベールもんじゃをつけて召し上がると頬っぺたが落ちる。

2011/02/23

今日の生き方

明日、人生が終わるとしたら、今日という日をどう生きるだろうか。
そう毎日目が覚めるとともに自分に問いかけて、1日をスタートしたら
どんな人生が送れるだろうか。自分がしていることは本当に正しいだろうか。
自分の内なる声に耳を傾け、自分で決断し、自分の道を歩いているだろうか。

答えがNoなら、本当にこのままで良いのだろうか。
毎日目が覚めるとともに、明日、人生が終わるとしたら、今日という日をどう生きるか。
毎日問い続ければ、必ずそれが現実になる日がやってくる。

これは人間に仕込まれたメカニズムだ。

未来永劫生き続けられるとしたらどうか。
不老不死の薬が手に入ったらどうなるだろうか。

人間は輝かないのではないだろうか。
人間が輝けるのは、その儚さをまとっているから成し得る業なのかもしれない。
ヒトの夢と書いて儚いと言う。人間は夢の中を生きているのだろう。
本当は人生の幕を降ろす時、本来の世界の戻ってゆく。

今日という日をどう生きるのか。
Noが続く日を歩いてはいけない。

ヒトの価値

ヒトはとても尊い存在であり、どんな高価な腕時計や宝石を着飾ること、贅沢な食事や、豪華な家よりも遥かに価値がある。そんなモノに引け目を感じる必要など全くない。そのヒトが、そこにいることが、どれだけ素晴らしいことなのか、ヒトは連綿と受け継がれた遠い昔から、気が遠くなるほど幾重にも積み重ねられた時間の集大成、様々な価値あるヒトとヒトが有機的に結びついて、この世に生を受け、そしてひとりひとりが全く違う道を歩いてきた稀有な存在だ。あなたそのものが、この世に存在する全ての中で、唯一無二の尊い存在だ。どんなことにも負い目を感じる必要はない。ましてやモノや環境、職階、学歴、所得で比較するなんて全く意味のないことだ。本当に清清しい生き方とは、裸で生きること。ヒトが本来持つ最も洗練された存在価値を示す瞬間は土に返る時。我々が持ち運べるのは我々自身のみ。

2011/02/11

維新会で思うこと

今回で2回目の維新会、根気良く続けてゆこうと思う。この春で2010年に受け入れた新入社員は私のところから完全に卒業となり、巣立っていった。はじめて新入社員を受け入れたのが2005年、次が2007年、香港で2008年の海外新入社員、そして今回の2010年だ。実は2011年の受入が決まっており、合計で5回新入社員を受け入れることになるが、2005年は1名は九州で期待の星として頑張っている。2007年は都内の難易度が高いところを任されている。それと同時に内定者としてアルバイトをしていた2009年の社員は、現在中京のエースとして成長目覚しく、今回2011年の新入社員育成店長に選出されている。とても優秀だ。2008年の香港のMTは香港から北京に異動し、今回店長をやると連絡を頂いた。2010年は1名は半年で店長に、もう1名は今回資格を取得した。このようなネットワークはとても大切で何か良い機会を作りたいと思っていたことを形にしたのが維新会だ。そして自分も負けないように刺激をもらいながら、化学反応を起こして、もっと大きなことができないか、そんな野望を抱いている。何よりも、この優秀な面々がそれぞれ相互にネットワークを拡大したら、世界のどこへ行っても良い仕事ができるのではないかと思っている。

特に2011年の新入社員3名には必ず全員が半年でキッチリ巣立ってもらいたい。幸い2010年の先輩が近くにいるので、かなり早くから引き合わせて、2名から多くの失敗から得た教訓を学んでもらいたいし、またメンタル面でのサポートも積極的にやってもらいたいと思っている。

実はもう1つ企てていることがある。それはインターンシップだ。インターンの学生さん達にも是非、このネットワークに入ってもらい。自社のことを良く知ってもらいたい。本当に優秀で魅力的で、個性的な面々が揃っている。どのように育成店長と新入社員がコミュニケーションを取りながら非常に短期間で飛躍的な成長を遂げているのか。肌で感じてもらいたい。

最後に次回の維新会ではソーシャルビジネスやCSRを取り上げて議論をしたいと思っている。
この分野では第一人者のあとひとを呼ぼうと皆で決めた。

映像特典:ハリーポッター山口 (Harry Potter Yamaguchi)

本当にそれで良いのか?!

何よりも、半年で店長を育てるということが大偉業のような認識でいること自体が危険すぎる。常識を覆すことを常とするならば、半年でやって当たり前というような気概や風土が醸成されていない限り、そこが言い訳や妥協する逃げ口になる。育成責任者ができるかどうか不安などと口に出して言ってどうするんだ。できることが当たり前と思ってこそ、そこから現実が乖離したときの戻しの強さや粘り強さに底力が生まれる。ノウハウは確かに大事だ。しかしその前に自分の中の常識を粉々に粉砕されたし。そして本当に半年でできるんですねとチームメンバーが驚くような状況に心底反省をしなくてはいけない。不可能なんてない。そして困難や欠乏が極限であればあるほどイノベーションが起こるものだ。

ハイスペック人材と対等にやりあうには

いわゆるハイスペックな人材と平凡を絵に描いたような自分がまともに仕事するには、とんでもなく努力をしないといけない。しかもトンデモな方法でという結論だ。TOEIC1つとっても少し勉強しただけで得点の伸びが全然違う。お互いインプットが1なら私が5で、ハイスペック人材が10のアウトプットとして跳ね返る。これはもう3000円のスノボの板と好き嫌いは別としてバートンの板ぐらいの差になる。1時間単位0.2ポイントしか伸びない私は200点伸ばそうと思えば1000時間の勉強が必要だ。目標到達までには、界王拳3倍では47週(約1年・52週)半年でやろうと思えば界王拳6倍、これは既に別次元になる勢いだ。でも悔しいので、なんとかすることに決めた。そこらじゅうにハイスペック人材がゴロゴロしているので、私のような歪な完成度のロースペック人材はBe uniqueと言えばBe uniqueと自分をモチベートする。それでもブロック内で自分の仲間がNo,1になることは実に嬉しいことだが、いつでも前向きな気持ちのよい競争心を絶対に持つようにすることは大事。必ず抜かすぞ!!

2011/02/02

本と対話する

今日は本部にて研修があり、その中から1つ面白い話が聴けた。「本と対話する」ということを自社の社長はお勧めしている。本のカバーをはずして、本に直接疑問やポイントを書き込んでゆくというものだ。本をブックオフなどで売るつもりで、綺麗なまま読むひとは、まずやらないこと。私は売った事がないので、どれぐらいで売れるか知らなかったので、お隣に座った方にきいてみたが、20円とか、そのような金額ということらしい。だったら自分が使いたいように使った方が圧倒的に良いし、もう読まないのなら、誰かに譲ったほうが断然良いというのが私の結論。社長がやっていたことは実際は自分でもやっていたので、どんな読み方をしているかを簡単にまとめておく。
①いつ出版された本なのか確認する
(書かれた時期に起きたことを背景として意識する)
②目次に目を通し、全体像をつかむ
③重要だと思うところはページの角を二重折り、参照は一度折り返す
④ペンで疑問を書く、線を引く、マルをつける、などなど
再度読み返すとなぜ、そこが重要だったのかもわかるし、Blogなど外部メモリを使って記憶の補強をしておくことや、要点をまとめるのにも役立つ、また重要なポイントが変化することもあるので、その違いも把握できる。後から思い出せないときは、どこに折り目をつけたのかもわかっているので、最悪は開いて確認することも比較的容易にできる。今後は電子書籍でのインプットも増えてゆくので、対話の仕方が変化するのも想定しているが、おそらくTwitterやFacebookを使って対話をWeb上で行なってゆくと思うし、そちらの方が情報のリンクを一点に集中させるのには効率的だろうと思っている。そして何より最低1つ、本から学んだことを現実世界で具体的な行動に落とし込んで何かを変化させるという習慣化、本への投資(時間とお金)と投資回収を必ずやるということが肝心だ。

2011/01/31

ソーシャル×クローズ×リアル という切り口が持つ意味

この10年はソーシャル×クローズ(服)×リアル(現場)という切り口でInputとOutputのテーマを決めている。アパレル業界もしくはFB業界には、この3つを有機的に結びつけることができる人間が不足していると感じているし、それは社内外問わず、同じではないかと考えている。Be uniqueを実現しようと思えば、1つの自己成長戦略でもある。今日は繊研新聞で目にとまった記事から、少し抜粋してこよう。伊ユークスグループのフェデリコ・マルケッティCEOは戦略なきSocial Networkの活用は諸刃の剣だと語っている。Yooxはイタリア発の高級ブランドを扱うオンライン・セレクトショップで日本語版は、2005年より開始しており、世界NO.1のマルチブランドを扱うファッション&デザイン・バーチャルブティックを目指している。同様にFacebookで20ヶ国で22万人のファンを獲得しているブランドも存在している。satisfaction guaranteed(サティスファクション・ ギャランティード) 、というメンズカジュアルブランドである。ファッション業界はITに疎すぎるというのが、両社のトップの見解だが、私も同感であり、この産業には大きくポッカリと空いた、この穴を埋めることができる人材が必要とされている。T型人間の時代だ。

夢の種類

夢の種類は2つある。1つは「計画」の先にある夢と、2つ目が「妄想」だ。前者が実現の可能性が高まるのに対して、後者はただの絵空事であり、この2つを大きく隔てるものは「努力」である。前者は夢に向かって前進するのに対して、後者は夢に逃避する。「実行」をともなってはじめて「夢」というものは本来、夢が持つ前向きに人々を魅了しながら巻き込んでゆくパワーを備えるものだと思っている。持つべきものはつかみに行く「夢」だ。

2011/01/29

精神と時の部屋 Quora

質の高い回答で評価されているSocial Q&Aの「Quora」について、磯崎さんがブログでコメントしている。まだ草創期であるため、それほど認知度は高くないし、英語のみのサービスで招待制ということも手伝って、何それ?!といった世界の話かもしれない。このQuoraをウォッチしようと思っていたが、使って見なければ何が良くて、何が悪いのかわからないので、単なるObserverでは理解にも欠けるということで、自社についての質問にズバリ答えてみた。そして更に質問をいくつかぶつけてみたところ、まずは回答に関して厳格なガイドラインを守らない発言にLearn moreの指導が入って、やっちまったなぁと反省しているところに、私の質問に誰かが回答してくれている通知があった。非常に的確な回答に、思わず感心してしまったが、いかんせん自分の英語力では、微妙なニュアンスを理解するのがまず大変で、まともに議論しようと思ったら、まだまだ修行が必要であり、Quoraは自分にとって、正に精神と時の部屋となった。TOEICで高得点を取る方法なんて、目的と手段を間違えた勉強なんかするより、よほど深い議論を展開できるようになるようなトレーニングや成長機会を模索すべきだ。しかもこれがチャンス開発と直結していれば尚更良い。年度方針はBe unique。いかに狂えるか、暫くは高密度な情報集積地点である精神と時の部屋で、武者修行に励みたい。英語で書かれた文献を読みまくったのは今回が初めての経験で、いよいよ2013年にむけた日本語によるインプット比率20%まで削減の序章がはじまった。

2011/01/28

良いリーダーシップのモノサシ


課題図書を読み進めている。この本は実は読むのが2回目だが、1回目に読んだときと、明らかに現在読むのとでは自分自身が変化しているので、ちゃんとはじめから読んでいる。私の場合、2007年を境界として、それ以前と以後では圧倒的に、考え方や自己研鑽の時間量の桁が違っているので、正直2007年より前のインプットに関しては、目を通したものについてもわかったつもりにならずに復習をすることにしている。今のインプットはリアル世界に対して必ず「実行」を伴うものにしているので、当時の自己研鑽に比べると意味合いが違ってきている。p212にある良いリーダーシップのモノサシについて、アメリカでは、よく「管理者が有能かどうかは、本人に何ができるかではなく、その管理者がいないときに、部下に何ができるかを見ればわかる」と言われている。裏を返せば「上司がいないときに、自分であらゆることを判断し、的確に対応できなければ未熟」ともなる。日本のような残業文化や休暇も満足に取得できない、究極は公休日に判断を求められるような状況ではいけないし、それが自分の部下育成の甘さということになる。確かに、1つ1つの仕事については店長は完璧だろう。わからないこともないし、異常に綿密にどの仕事もできる。つまり本人に何ができるのかを評価しても意味がないということになる。問題はその部下に何ができるかである。そしてその部下を自分以上に育てることに挑戦すること。これが更なる挑戦だ。私は今後も、あくまで、グローバリストの育成に心血を注ぐ。だからこそグローバリストを定義し、求められる人物像を明文化した。そして何より自分がそうなる為に。

The S&P credit downgrade of Japan should be much of a surprise.

Japan gets called out S&Pによる日本長期国債の格付けがAAからAA-に引き下げられた。平和ボケしている日本人と、海外から見たご意見は、この記事にある通り、驚くべきことではない。だろうが、危機感のある日本人にとっては、驚くべきことである。間違いなく圧力をかけられているのとかわりはないのだが、日本国債の買い手が、日本人であるから資金の引き上げの影響がないだけであって、例えば法人税の低さをメリットに外資を呼び込むような戦略をとっている国が同じ状況になれば、たちまち国がデフォルトになりかねない。日本経済が皮肉にもデカップリングしているからなんとかなっているだけなのだ。国の問題に正面から取り組めないような政権は早々に交代してもらいたい。

The land of serious recycling.

Recycling Strikes Back からThe land of serious recyclingと表現された国Germanyの厳格なリサイクルのルールは間接的に環境保護に貢献しているという記事だが、私達が経済を大きく発展させようと考えるとき、まず真っ先に消費の拡大ということが前提になりやすい。その場合このような厳しいリサイクルのルールというのは消費をMinimumに抑えるような心理的圧力を加えるので、どこか経済成長に足枷をつけるようなイメージになるが、限られた資源をどうしたら効率的に活用できるかということがポイントで、もっとこの産業が大きく成長していかなくては、私達は地球そのものを喰らい尽くす可能性が高い。やや滑稽なのは、ドイツは欧州という経済圏の中で欧州各国への輸出で経済が潤っていることだ。国内ではせっせとリサイクルに励み、大量生産したものは国外へ排出する。ただドイツの私の第一印象はあらゆるところでアイドリングストップの意識を感じられたこと。そのような精神が元々根付いているのだろう。日本の省エネ技術が世界水準であることも、どこかドイツという国に親和性を感じてしまう。旅先で出会ったドイツ人は皆、素朴で賢明な方々が多かった。何はともあれ、ドイツに行ったらまずゴミの仕分けを学ぶことが肝心というのは、この記事を読めば想像できる。

2011/01/27

経営とは何か

経営とは何かという質問をされた場合、私は「人の行動を変えること」と答える。人の行動を変える以外に会社を存続させる方法がないというのが私のFull stopだ。人の行動を変える上で、一番重要なことは相手に、会社の理念や価値観を腹落ちしてもらうことであり、それを成し遂げられる方法は言葉によるコミュニケーションだ。しかも発信者と受信者の間に層がなければないほど良い。そう考えると、新規の海外事業を成功に導くためには、中期での戦略とそれを実行できる人材配置と育成が非常に重要なポイントとなる。本来なら、それは出店が決まる前に準備されているべきことであって、決まってから取り組むことではない。そのような脆弱さを補うには、いかに自分達が、前準備をするかだろう。そのような人材が多ければ多いほど、それこそ世界中どこでもビジネスを展開することができる。本当に自分が戦いたいフィールドがあるのなら、水面下で努力を惜しまないことだ。いずれ扉は開かれる。

ガラパゴス

会社の成長を支えているのは店長であり、その集団の質が今後の会社の存続に大きな影響を与えるのは間違いない。「フラット化する世界」を読んだことがあるのが、60名以上いる管理者の中で、自分だけという現実に危機感を通り越して、恐怖すら感じる。更に言えば、読んで理解できるのかどうかと、それでどうするのだ、というところまで行けるかどうかだろう。このようなことは何年も地道にインプットとアウトプットをしながら、理解を深めてゆくことで自分の血となり肉となることであって、試験の一夜漬けとはわけがちがう。本当に世界で戦える人材を育てようと思えば、上司は当然、貪欲に学ばなければならないし、部下にそのような情報を共有し、時には引き上げるようなこともしないといけない。そのような風土を築かない限り、会社の成長が、人材の成長を遥かに上回り、会社は崩壊してゆく。今すぐに、保護区の壁を全て取り払わないと、競争に勝てない絶滅品種の温床になりかねない。

2011/01/26

直訴

直訴というと物々しいが、最近はダイレクトコミュニケーションを躊躇することなく実施することにしている。組織が大きくなると無駄に階層が増えることで、重要な情報がManagementまで届かなくなりやすい。そして何よりもスピード感がなくなることで、タイミングを誤り、チャンスを逃すことが致命的になる。小さいことなら別にかまわないが、インパクトが大きくなりそうなものについては、間違いなく自分が知る限り一番上の職階の方に提案をするようになった。チャンス開発については今後も直訴で行く。

2011/01/23

מצדה‎ Masada マサダ要塞

今日は仕事帰りに、いつもの駅前書店に立ち寄り2冊ほど本を購入、情報屋の店主と軽く立ち話になる。棚に陳列されていたMichael Sandelについての話になる。ここは私の方がかなりインプットしているところなので、逆にどのような薦め方をしてくるのか耳を傾けた。次にドラッカー、こちらもおそらく私は仕事上でも接点が多く軽くジャブ程度になる。ここでいきなりコメディーで覚える英語、最近よく宣伝をしているものは面白いかどうか、他のお客さんの反応はどうかという話題になり、なぜかそこから話が脱線し、店主の友人のユダヤの方の話になった。最終的に、今日の話題の中心が「異文化コミュニケーション」という話になる。店主の友人のユダヤの方は日本に居るのに、一言も日本語で話をしなかったそうだ。店主は日本にいるなら日本語を話せと要求したそうだが、彼は日本人をいわゆるイエローモンキーと思っていたので、敢えて日本語を使わなかったそうだ。理由は3つ。①無宗教、②英語が話せない、③歴史を知らない。ではなぜ英語が話せない店主が、この友人と親しくなったのか、それは店主が①について反論し、③については、店主がユダヤの歴史や地理に詳しかったからだ。




マサダ要塞




嘆きの壁



私もユダヤについての本はいくつか読んだ記憶があるが、なんとなく嘆きの壁の印象はあっても、こちらのマサダについては初耳であった。相手の文化を尊重するということは、相手にとっては非常に嬉しいことで、その後店主とそのユダヤの方は様々な話を片言の英語を使いながらというか単語で会話をしながら意思疎通をしたそうだ。店主は事在るごとに、お客さんが外国に行く場合、この文献だけは知っておいたほうが良いと教えているそうで、異文化コミュニケーションは言葉だけで通じ合うだけではない参考になるケーススタディであった。マサダについては名前だけ、もう一回教えてくださいとメモ紙に書いてもらい、帰宅後調べてみました。1つ勉強になった。

2011/01/21

ラーメンライス


ラーメンとライスという黄金の組み合わせ。どちらも炭水化物がメインなのでダイエットを考えている人には、ありえない組み合わせだろうし、主食と主食の組み合わせなんてありえないというご意見をお持ちの方もいらっしゃると思う。私がお勧めしたいのは「ラーメンライス方式」のインプットだ。勉強の合間にテレビを見ることや音楽を聴くなど、いわゆる気分転換や息抜きを入れることは誰しもあるだろうが、どうしたらインプットの効果を最大化できるかを考えたとき、あるべきインプットのやり方は「ラーメンライス」につきる。つまりこうだ。英語を勉強していて疲れたら、英語の音楽を聴いて気分転換したり、You-tubeで英語の動画を見たり、誰かのスピーチを聴いたりする。それでも飽きたら、洋書や英語のブログなどを読んだりする。早い話同じ属性の中で種類が違うものを徹底的に組み合わせてしまうことだ。相性はラーメンライスのように抜群だが、好き嫌いは存在するので、好きな分野のインプットで是非お試しあれ。

秋葉原とオタクについて

秋葉原とオタクというと、どちらかというとネガティブなイメージを持っていたが、最近はビジネス上、オタクのようにスペシャリストのような人材は、現在のグローバルな競争の中でも十分通用するのではないか。というようりもオタクである方が余程、生存率は高いのではないかと思うようになった。秋葉原といえばAKB48がCDの売上ランキング上位を嵐と独占するなど、秋葉原がある種ブランド化したように感じることができるほどイメージが様変わりした。ここで一点突破したのが日本を代表するアニメ文化で、世界で通用する日本発なのは誰もが知るところだろう。そう考えると小さい子供がプラレールやトミカにハマって鉄男(電車オタクの男の子)になるのが嫌で、早々にヒーロー者に乗り換えてしまう親の判断は、どちかといえば誤っているのかもしれない。子供が興味を示すことを徹底的に追求できる環境を提供したり、機会を創出したりすることが重要なのではないかと思えるほどだ。私みたいな器用貧乏はハッキリ言って何の役にも立たないがオタクには誰にも負けない特殊な領域を持っているという最大の強みがある。パソコンオタクも同様だ。余程ITリテラシーも高く現代向きでそこらのネット音痴より何十倍も活躍の場があるだろう。後は対人能力を磨けば良い。

2011/01/20

Principles or Commoditization?

原理原則は、何処でも通じるから原理原則のはずだが、経営の原理原則は本当に、原理原則なのだろうか。ほとんどの会社は企業後、数年ないし数十年以内に姿を消す現実に、経営の原理原則を行なえば存続できるという保証は全くない。あまりにも、この世の中に経営の原理原則なるものが浸透した結果、ある種、この原理原則は既にコモディティ化して全く役に立っていないのではないかという仮説を立ててみた。ヘッジファンドの凄腕マネージャーが同じ金融工学に則って、似たようなリスクヘッジや売買基準を定めれば、ホームレスマネーは時と場所を同じくして、全く同じ方向に向かう。こういうことでは利ざやは減少する一方で、とんでもないしっぺ返しを食らうのも時間の問題だ。実は経営の原理原則も同じような同一化の方向へ向かいすぎていて、本来ならもっと生存率が高いはずなのに、多産多死の状況に陥っているのではないかということ。無論、経営の原理原則は口で言うほど実行するのは非常に困難というのも事実ではあるが、同一化すれば競争は熾烈になり淘汰が起こるのは必然。改めて原理原則を踏まえてBe uniqueであることの重要性を感じる。Be uniqueといっても、おそらく人間が思いつくことは既に世の中になんらかの形になって現われているはずなので、注意深く物事を観察することが重要であると考える。

2011/01/19

11-01-19 Memorandum of Learning English

2010/8/14 level 7.4/10⇒ 2011/1/19 level 8.4/10
2011/1/19 Exam Listen 264/400, Read 296/400,Total 560/800
Independent User、Advanced level or Independent level

2011/01/18

店長輩出

本日最終結果の共有があり、2010年3月からの1年で、結果、店長代理を3名輩出した(うち1名は既に店長)、1年に1名が絶対に譲れないラインであったので3倍の3名は目標通りであったが、それほどの人材がいるならば、もっと改善速度や改革の推進力があってもおかしくなく、そこは私自身、大きく反省をしている。部下は本当に良く頑張ってくれたと思うし、そのような環境を提供してくれた店舗スタッフには、とても感謝している。本来なら誰もが間違いなく、この人ならできると断言できる状況で自信を持って突破してもらいたかったのだが、私の至らなさとしか言いようがない。ハラワタが煮えくり返るような気持ちだ。まだ時間は残されているので、残り2週間できちんと課題を克服して卒業してもらう。そして残りの日々、一切妥協なく仕事をやりとげてもらいたい。最後に一言、「合格おめでとう!!」

オープンエデュケーションのススメ Open Education



この年末年始は主に課題図書を中心に読み進めて来た為。気分転換に大前研一さんの「お金の流れが変わった!」を読んでみた。途中でたまたま出てきた情報を自分も活用していたので共有する。現在の世の中は別に高い授業料や留学という選択肢を取らずとも、無料で質の高い教育機会を手に入れられる時代だ。Open Education、世界最高峰の教育学府はインターネットと言えるぐらい。良質な情報にアクセスできるのだから、貧乏は理由にならない。極論インターネットで寝泊りしているネットカフェ難民などは、それこそ駅前留学となんら変わらない。You-Tubeで「TED」と入力すれば一流講師のプレゼンが聴き放題だ。私はたまたま自分で見つけた情報源なのだが、大前研一さんは一体何処から、この情報源を知ったのだろうか。知っているひとは知っているんだろうけど。肝心の本の内容は、タイムリーな内容が多く、面白いというより危機感に拍車がかかってしまった。沈むとわかっている船の上で生活する気分はかなり微妙だ。

企業が社会の公器になる意味

企業が社会の公器になる意味は2つ。1つは社会のインフラ的存在としてなくてはならない存在になること。もう1つは社会に巣食うこと。つまり大きすぎて潰せないというような社会のインフラ的存在という立場を利用し、人々の上に胡坐をかくこと。この2つを大きく隔てる要因は、経営者の姿勢であり、そこで働く人々が、正しい人間の集団であるのかにつきる。

2011/01/17

世界戦戦えるのか?!

サービス残業が禁止なのに、強制学習というのも何か滑稽な感じがするが、8月からスタートしたOnline学習のカリキュラムは、当初計画は2ヶ月で180時間を消化しようと毎日3時間で取り組んでいたが、仕事が忙しくなり頓挫。頓挫を見越してやっておいたのがせめてもの救いだったが、ここに来てようやく、全カリキュラムは修了、中級の復習のトピックスが少し残っているだけで、残るは全トピックスの復習である上級と中間テストのみ。ほとんどの人間が頓挫すると思い学習状況を個人別で情報開示しないと会社の経費をドブに捨てると提案したが却下。そして、今そうしている4ヶ月半遅い対応。やる気の問題もあるが、そもそも金融、IT、語学に疎いというだけ。本当にこれで世界戦が戦えるのか相当疑問。Are you Brazilian?なんて練習する意味は本質的には全くない。

2011/01/16

Magical Number 3

Magical Number 3 はよく耳にする有名なお話だ。Consultantが良く使う要点を3つにまとめて説得力ある裏づけや論理的な展開をしてゆく。Popular Number 3と言っても良く、とても使いやすい。私も3を常に目安にしているが、最近では3つでも多く感じる。2つならポンと出る。あと1つというところで頭を鍛えているのかもしれない。また尽くす努力は3倍が目安だし、要する時間は1/3が目安。ということで界王拳は3倍、スーパーサイヤ人ならやはりThreeがいいけど3分しか持たないみたいな。それでも3流の私にしては上出来ではないか(笑)

2011/01/13

Risk-taking or hedge

誰だって危険をおかすのは恐いし、できればHedgeしたい。でもRiskは積極的にTakingしないと未来というものは開けてこない。知らず知らずのうちに、無難を求めてしまっていた。自分にはできないのではないかと足踏みしていた。何もかも投げ出して熱中することは楽しいことでもあるが、とても恐いことでもある。実力の半分も出せないのは、ここのたった1つのスイッチを押すか、押さないかの違いだけなのだろう。これを腹をくくる。ということなんだろう。昨日の経営者面談で、色々なことを持ち帰った。

2011/01/11

一期一会 Forrest Gump

一期一会(いちごいちえ)とは、茶道に由来することわざ。『あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものです。だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう』と言う意味の、千利休の茶道の筆頭の心得である。平たく言えば、これからも何度でも会うことはあるだろうが、もしかしたら二度とは会えないかもしれないという覚悟で人には接しなさい、ということである(Wikipedia)2010年春に受け入れた新入社員2名のうち、1名は半年で店長として成長し巣立っていった。そしてもう一人もおそらく店長としてちゃんと巣立ってくれるだろうと信じている。もう一人は私が新人店長の頃に同じエリアの他の店舗で働いていた方で、このタイミングで店長資格に挑戦し、きっと巣立ってゆくだろう。嬉しいことだが、共に過ごした時間を思うと、少し寂しい気持ちもある。私は基本的に、自分が受け持った部下は、この「一期一会」を人材育成のモットーとしている。共に過ごしている一瞬一瞬に全力を尽くし、ご本人の人生にとって少しでもお役に立ちたいと思い、情熱をぶつけている。そろそろ私も、私自身に決別し、巣立つ頃合なのだろう。春という季節は常に出会いと別れがある。
(写真)部下と近隣店舗に応援に行った繁忙期、夜食を食べた博多ラーメン屋

2011/01/10

機会格差 Inequality of opportunity

貧富、教育、食、情報、あらゆる格差はどこから来るのか。人間が一律全く同じ条件でスタートを切ったとしたらどうなのか。遺伝格差、先天的な差についてはどうしようもないとして、0からスタートを切った場合、何が大きな要因なのか考えてみた。思考格差が、機会格差を生み出し、あらゆる格差へと拡散してゆくのではないだろうか。そこに先天的な要素や環境が加わって、更なる拍車をかけてゆく。つまり一番肝心なのは、考える事だ。思考格差(Thinking difference)なぜそうなのか、どうしたら良いのか、どうあるべきか。機会格差(Opportunity gap)どうやって機会を創出するのか。これをやらないとあらゆる格差に巻き込まれる羽目になる。問題の根源は全て考えようとするかしないかだけだ。優れたDNAというものは、自発的な思考の志向性を織り込んでいるのかもしれないが、少なくとも生まれた後で我々にできることは、頭を使うこと以外にないと断言しよう。

2011/01/05

English+one

English+one 一時期China+oneという言葉を良く耳にしたが、私はEnglish+oneが最近のトレンドだと思う。英語公用語化で随分と英語熱が高まっているようだが、既に英語だけは不十分。だから早いところ英語には見切りを付けたい(とっとと一定レベルまで引き上げて切り上げる)欧米が世界を牽引した時代は終わり、アジアや世界の新興国が幅をきかせる現代では、商売するなら中国語を自由に使いこなせることが非常に重要だ。だからといって英語の優先順位が低下するわけでは決してない。ポイントはイノベーティブな発想や情報は英語圏から頂戴し、それを利用して中国語でビジネスをやるということ。良いトコ取りをするならEnglish+oneがこれからのコンセプトになる。店舗でも上海出身の方が働いており、良い練習になるので普通語で、声を掛けるようにしている。

2011年度 年度方針

2011年の自己年度方針は「Be Unique」に決めた。
Be Uniqueだから常に何か突飛なことをするということではなく。言うのは簡単だが行なうのは困難なことをしっかりやること。我々の商売は常に矛盾との戦いで、ある事と、ある事がトレードオフになっていることがほとんど。言葉にすると非常に大したことがないことをやり抜くこと自体が唯一無二のBe Uniqueにつながると思う。もちろん斬新さということも含め、2011年は公私共に取り組むことを宣言する。最近はTwitterでのOutputが多くなりBlogの使用頻度が落ちているが、2011年初のエントリーはやはり方針から。

≪主なトピック≫
■CSレベルの圧倒的向上
■収益改善
■TOEICは800点以上
  ・洋書最低1冊月の読書に混ぜる
  ・毎日You-tubeで15分程度の英語のプレゼンを視聴する
  ・英語圏のTwitter/BlogのInput量アップ
  ・Berlitz学習システムを使い倒す/
   Group lesson/Private lesson欠席なし
  ・DSの試験対策全て終わらせる
  ・カラオケは洋楽を歌う
  (英語であそぼ企画を主催する/Facebook上にイベント立てる)
■維新会2回開催(上期/下期)
■Snowboard復活(OneMake)
■長期休暇で海外
■Bar710で美味しいお酒を満喫(1回)
■フラメンコ週1回