2014/06/29

チームを作る力

毎年二回シンガポールでは日本人会主催のドッヂボール大会があり、シンガポール中の日本人小学生1000名がチームを組んで凌ぎを削る。中には各クラスのエース級を集めた大人気ないチームもあるのだが、今回依頼を受けたチームは、そのクラスのエースが引き抜かれた後のメンバーで男の子、女の子比率も半々の、いわゆる凡人を集めたチームだ。チームのコーチになってみて始めて気付いたことは、ビジネスも小学生のドッヂボールでも、勝てる強いチームを作る原理原則、根底にあるものは同じ。ということだ。残念ながら練習も足りず、思うような試合はできなかったが、強いと言われていたチームから勝星を奪えたことは子供達の自信につながったのではないかと思う。コーチという仕事の面白さ、子供達の成長の早さ、可能性を肌で感じることができた1ヶ月間であった。

2014/06/21

とある農村のお話

とある農村のお話。

ある農村では年々収穫高の落ち込みが深刻になっていた。そこで村では協議の末、新しい農具を一括購入することにしたそうだ。購入に際しては村人がおのおの金額を負担することにした、なかには高い買い物だと反対するものもいたようだが収穫高の落ち込みの深刻さゆえ、もはや選択の余地はなかった。しばらくすると村に新しい農具が届き、村人達は早速、新しい農具で、農作業を始めてみた。ところが新しい農具は使い勝手が良いものもあるが、使うのに手こずるものもあり、農具の購入に反対していた村人は、ホラ!言わんこっちゃないと新しい農具に見切りをつけて、村長に負担した金額の返金を求めた。一方で使い勝手が悪い農具の上手な使い方を購入先の商店に問い合わせる村人もいた。季節は移り変わり、収穫の時期を迎えた。結局新しい農具を積極的に活用したおした村人の収穫高は見事に回復し、村長への返金交渉に多くの時間を費やしてしまった村人の収穫高は更に落ち込んでしまったそうだ。

リソースは活用したもん勝ち。

そんじゃーね!(ちきりん風)