2009/05/26

Newsweek (日本語版)5/27 オバマ、オバマを語る

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2009年 5/27号 [雑誌]

久しぶりに日本版Newsweekを見かけたので、購入してみた。

面白かったのは、2つの記事で、
①米国オバマ大統領の独占インタビュー
②リーマン破綻の真相

①米国大統領の知られざる一面をかいまみることができる。
  オバマ流とでも言うべきか。
  T minus 100daysは比較的順調に事を進めた大統領ですが、
  Next T minus 100daysで何を成し遂げてゆくのか、その方向性にも
  触れている。

②リーマン破綻の裏側で、どんな事が起こっていたのかを時系列で
  知ることができる。そして前米国財務長官ポールソンとリーマンCEOの
  ファルド、それぞれの思惑と最後の決断、金融市場の混乱と今となっては
  誰もが知る事実ですが、改めて違う決断はできなかったかを探れる。
  そんな内容になっている。自分ならどうしただろうか…。

かなり楽しめた今号でした。

一時帰国休暇

6月2日から6月13日まで日本に滞在します。

世界一歌える近所のおばちゃん!?


このGapが凄い…。

2009/05/25

男人心事



毎朝店舗へ向かうFerry乗り場の看板の「男人心事」という文字が気になっていたが、「男心」とか「男の事情」とでも訳せば、しっくりくるのだろうか、改めて問題提起された感じがして、毎朝「男の事情」について考察してしまう。そこで今回は香港の目を引かれた広告について、男の事情を織り込みながら、綴らせて頂こうと思う。香港は皆さんも知ってのとおり、あの派手な大型看板がネイザンロード沿いに、ところ狭しと掲げてあったり、香港島には各企業のネオン管がギラギラしている。また地下鉄MTR内は、2週間単位で目まぐるしく広告が全面入れ替わりになるなど、Marketingというか広告天国で、実際に香港の方々は、どれぐらい広告を見ているのか、広告も見ているけど、広告を見ている人を観察しています。香港に1年ほど居ますが、一番目に留まったのが、この美容大手詩琳という会社の広告です。

思わず「おっ!!」 ここで男人心事を申し上げると、これは本能的に視線が行ってしまうわけなんです。そして、この広告の凄い点は、なぜ美容かと言えば、それは異性を惹きつけるのが、大抵の目的なわけで、美容を売り物にする企業としては、女性が憧れて「おっ!!」と思う広告より、男性が「おっ!!」と思って視線を釘付けにする広告でないと、良いMarketingとは言えないのでしょうか。つまり男性がおっ!!と本能的に反応してしまうようなミューズを広告塔にすることで、それを見ている女性に、こうなりたい!!と感じてもらえることが集客、ブランディングにつながるのではないでしょうか。と完全に男人心事を踏まえての、雑談でした。


ほんとに、くだらなくてすみません…。

更に余談ですが、この広告はPosterですが、実はCMも存在していて、これがまた初めは気付かずにBusの中のモニターを見ていたのですが、スーツ姿の女性が街を歩いており、信号待ちで、いきなりスーツを脱いで、Tシャツにホットパンツという真夏のStyleに早替わりするわけなんですが、ここで、なるほどねぇと思っていたら、次の信号待ちのシーンでいきなり、Tシャツとホットパンツから水着に変身。一瞬ヒヤッとしました、結局本気で、2回驚きました。それがこの広告と同じものだったわけです。衝撃でした(笑)

日本式チーズスフレ??


今週は遅番15:00~24:00(残業で25:00ぐらい)帰宅すると26:00~27:00になります。以前は良く店長代行者と早朝点心を食べたりしていましたが、ここ最近は、そのような気力もなく、帰宅して睡眠というような生活になっています。今朝もそうでしたが、この数日は豪雨のため、本来外出して、食料品などを買う時間もなく、勉強だけして出勤という日々で、すっかり食料も尽き、これはまずいと思い、今日の昼休憩(17:00)のときに館内にあるBreadTalkというパン屋で、夜食と明日の朝食を買っておきました。レジで試食した日本式チーズスフレが、ひとくち口にほうばった途端に、シュわっと溶けるようになくなりながら、チーズスフレの柔らかな甘みが口いっぱいに広がって、ふわふわに空気を含んだ泡のような食感が、思わず衝動買いを誘いました。文句なしの超美味。だけどなぜか日本式という名称が気になる。チーズスフレって日本式とか西洋式とかあるの??ちなみに香港はケーキがとても安い、しかも美味しいです。日本の相場と比較してほぼ半額ぐらいです。なぜかケーキだけ安い…。

http://video.google.com/videoplay?docid=-6950227377796681239
(How to make Cheese souffle)

2009/05/23

香港経済指数悪化

香港政府は先日、「2009年第1四半期経済報告」を発表したが、第1四半期(1-3月)のGDP伸び率は-7.8%で、過去11年で最低を記録。比較的記憶に新しい亜州金融危機に見舞われた1998年第3四半期の-8.1%と同程度である。政府は1ヶ月以内に100億HK$を拠出することを明らかにしてはいるが、具体的な内容については触れていない。曽俊華財政長官は記者会見で「現在直面しているのは最も悪い時期で、下半期の経済は現在より良くなる」と述べているが、最も悪い時期は本当に今なのか疑問である。そもそも経済減速の主因は、貿易の落ち込みで、第1四半期の輸出総額は前年同期比22.7%減の過去55年で最低となっていることであり、政府が考えているような100億HK$の活用方法を、公共住宅の家賃減免や不動産税の減免、またはH1N1対策の清掃作業員の臨時雇用でまわなわれるかといえば限りなく的外れな景気対策と言えるのではないか。またH1N1は弱毒性といえど、感染が拡大すれば観光大国香港にとっての大幅なImage downにつながることは間違いない。6月、7月は祝日、連休もなく消費の落ち込みは濃厚であり、以前厳しい状況が続くと見た方がよいだろう。香港政府はCEPA第6補充協議の調印を早急に行い、施行時期も10月ではなく、もっと前倒しした方がいいのではないか。

第四名確診者居住在紅磡海逸豪園


今朝の記事にも、出ていますが、4人目が香港で認定されました。
あいにくの雨で、上から見ていると、誰もいないように見えますが、報道関係者がフロントの周りをウロウロしています。但し現状は出入り自由なので、居住者も普通に生活している模様。特に大きな心配はなさそうなのが現状です。

豚インフル発生(Swine flu)

ニュースにも流れているので、ご存知だとは思いますが、香港の自宅の向かい側の棟の16Fで、豚インフル感染と認定された方がおり、豚インフル発生が発生した棟に住む、日本人駐在員は缶詰状態になります。仕事から帰宅してエレベーターに乗る前に、警備員の方々が掲示物を一生懸命、張替えておりました。内容はこのマンションの区画内の共有スペース(プールやジムや公園などなど)全て閉鎖するそうです。隔離されると生活が辛いだろうから、万が一に備えて、明日買出しをしておこうと思っています。まぁ、弱毒性の季節性インフルエンザの類ですから騒ぎ立てる必要はないと思いますけど。豚インフル騒動でマスコミ政府も過敏になっているようなので、隔離は隔離になるだろうから、念には念を入れておくべきだろう。それにしてもBingo!としか言いようがないですね。

2009/05/22

香港のドルペッグ制

香港金融管理局長官は先日、香港と中国本土の関係が一段と緊密になっているものの、現行のドルペッグ制を変更する理由はないという認識を示している。現在、香港は米国ドルとのペッグ制をとっている。 この制度により、香港は米国の景気循環と密接に連動している。米ドルと人民元に挟まれた香港ドルのポジションの先行きが気になる。

Night at the museum 2(翻生侏羅館 2) 35MM

夕食後に、TVをつなぐコンセントがショートして電源が落ちてしまったため、急遽映画館に行くことになる。丁度本日から上映開始のNight at the museum 2(ナイトミュージアム2)があったので、最初の作品は見ていませんが、挑戦してみました。チケットに35MMと表示があり、「この意味は?」と聞かれたのですが、確かFilmの事だと思ったけど…。と曖昧な返事になってしまったので、ついでに確認してみました。やはりFilmの種類でした。この映画とにかく面白いジョークが満載、言葉遊び、また博物館の展示品が、動き出したら、確かにこんな事しそうだけど、ありえないなぁ~という意外性のユーモアがたっぷりと詰まっており、肩の力を抜いて大笑いできる作品。1作目を見ていないので、ちょっと気になりますが、友人曰く、2作品目の方がBetterとでした。

日本&香港国際交流Event Vol,2

今回で2回目となった国際交流Event、前回は「すき焼き」そして今回は「お好み焼き」ですが、香港の友人を毎月一度自宅に招待して交流を深めようというもので、私が主催しておりますが、前回はすき焼き鍋でなくホットプレートを使用したため、やや失敗気味だったのに対して、今回は無事、Standardな日本のお好み焼きを提供することができました。粉と水の比率は1:1.6で、山芋をすって入れておりますので、外はパリパリ、中はしっとり、トップには鹿児島産の豚肉、脂身と赤身が半々のものを選び、夕方から野菜をカットしたり、出し汁を準備したりと大忙しでしたが、皆様に満足して頂けてホッとしております。食後は近所の映画館へ、充実した1日となりました。

そう考えると人生は楽かも

面白い記事、大学の入試部長の独り言ですが、独り言にしておくには惜しいので共有。
10人に1人でBar経営が成り立つ、1000人に1人で大学経営が成り立つ、きっと人生ならもっと低い確率でOKということになるだろう。これは気が楽だ(笑)わざわざ個性をつぶすような事はせず、堂々と生きようではないか。

2009/05/21

誰もが憧れる継続力を身につける方法

継続は力なりと、よく言われるが、継続することほど難しいことはない。継続力、粘り強さを身につける方法があるとしたら、それは驚きに値するのかもしれない。この継続する力、継続できる人とできない人を隔てている大きな違いは何なのか。私は三日坊主で、何事も続きません。怠惰だから、途中でやめてしまいますなどなど。継続できない理由は色々と考えられそうだが、ここで提案したいのは2つ。

1つ目は継続するための環境を整えるということ
2つ目は継続できるものを選ぶということ

これに尽きるのではないでしょうか。
1つ目について、物事を継続するということ、すなわち、継続するということは、継続しようとする物事に時間を割くということに他ならない。つまり続かない原因は十分な時間が確保されていない可能性が高く、根本的な原因としては、時間が管理されていないことがあげられるのではないだろうか。実は継続するためには、時間をしっかりと確保してあげるという点が最も重要なのである。人間はどうしても継続しようとする対象ばかりに目を奪われてしまうが、続かない原因は、実は時間にある。では時間が捻出できない人は継続できないのか、おそらく、そうかもしれない。継続力がある人間というのは時間を巧みに創り出すことに優れているのであって、根性で続けているのではないということを覚えておいたほうが良い。2つ目について、何事も好きであったり、興味があったり、好奇心が湧くようなものでないと、そもそも続かない。ではなぜ辛いこと(例えば減量など)を続けられる人がいるのか。それは、継続したい物事の中に面白みや興味をひくようなものを見つける力があるからである。肉食をやめて野菜食しか食べることができないという思考パターンで、減量に挑戦しても限界がある。しかし、とてつもなく美味しいサラダを食べられるレストランを片っ端から攻略しようと置き換えると、随分と動機付けが変化してくる。つまり誰もが憧れる継続力を身につける方法というものは、継続したい物事について、十分に時間を確保し、その物事について傾倒できるように思考パターンを変えてゆくことで身につけやすくなる特性があると私は考える。怠惰だからという理由は当たっているようで、実は的外れなのかもしれない。

X-men Origins Wolverine(変種特攻 狼人外伝)

ご存知、アメコミの代表格でもあるX-menの中のWolverine誕生の秘話をSpin offした作品。このX-men個人的には、映像が好きで、はじめの2作品は単純に観て楽しむという要素でしか捉えていなかったが、続編ごとにStory lineがしっかりしてきて、内容についてもワクワク感が増してきた。この作品の中にもお馴染みのミュータント仲間が伏線として、しっかり描かれているし、今後の外伝も楽しみである。私はアメコミは全くのド素人なので、純粋な顧客視点で見ることができるので、私が面白ければ、殆どの方々は楽しんで頂けるのではないかと思います。へぇ~Wolverineそうだったのね~というのが感想でした。子供はこんなの見たら、明日からX-menごっこだろうなぁ…。徒歩10分圏内に映画館があり、金額も50HK$程度(650円)と値ごろな香港は、映画好きには、とても良い環境だと思います。ちなみに今日(5月21日)から、また新作が、そして1週間後には未来戦士(Terminater)も上映開始です。

天使と悪魔(Angels and Demons)


全世界的に大ブームを引き起こした映画「ダ・ヴィンチ・コード」の原作者ダン・ブラウンのベストセラー「天使と悪魔」の映画版ですが、主人公ロバート・ラングドン(トム・ハンクス)ハーバード大学の宗教象徴学の権威で、歴史上最も謎に包まれた秘密結社・イルミナティの復活の証拠を発見し、彼らが最大の敵とみなすカソリック教会=ヴァチカンに致命的な脅威が迫っていることを知る。イルミナティの計画が密かに進行していることを突き止めたラングドンはローマに飛び、美しいイタリア人女性科学者・ヴィットリア・ヴェトラと協力してこの脅威に挑んでゆくというもの。宗教絡みの英語は聴き取りが難しかったが、あっさりと結末が予測できてしまったため、…という感じだった。活字で読むほどの面白さを求めてはいけない作品かもしれない。

Basketball 5月21日


今朝は早くからBasketballをやろうと思っていたが、Newsではあいにくの大雨警報(Yellow rain)が出ていたため、見送ろうと思ったが10:00前当りから日差しが出てきたので、着替えてグラウンドに下りる。ご覧の通り、空には黒い雲と鮮やかな青空の入り混じった不安定なお天気でした。本日は先週に引き続き、左手の練習と、ピボットからのシュート練習を100本ほどやってみました。気温は30度(香港に慣れたのか、体感温度はさほど高くありませんが)ポカリスエットを飲みながら、しっかりと汗をかきました。これから帰って掃除、洗濯、勉強、買出し、夜は香港の友達を誘っての、お好み焼きPartyなので野菜をカットしたりと準備が大変です。

The endowment effect, loss aversion, and status quo bias


大前研一さんが米国が仕掛けた「フェイント」という興味深い記事を書いていらっしゃる。大前研一さんは、行動経済学について、日頃からお話することがあるが、この記事は正に、米国が行動経済学を認識した上で意図的に取っている戦略と言える。行動経済学という領域の開拓を導き出した米国心理学者ダニエル・カーネマンは2002年に「プロスペクト理論」(Prospect theory)ノーベル経済学賞を受賞しているが、今回の米国が仕掛けた「フェイント」は遡る事、1980年代、つまり30年近く前には、既に存在、立証されており、その後研究されてきた領域である。いわいるThe endowment effect, loss aversion, and status quo bias、「保有効果」「損失回避」「現状維持バイアス」と呼ばれるもので、この行動経済学入門という本の第六章で説明されている。またこの本にはThe winner's curse「勝者の呪い」やゲーム理論に関する内容も盛り込まれており、このような知識がある人間と、ない人間とでは明らかに生き方が変わる。Gameに強いのにはワケ(理由)があるわけだ。米国政府は世渡り上手と言える。

(簡単な例)
問1:世界で強毒性の鳥インフルエンザが大流行し、
600 万人が死亡すると予想される。国が国民に提示した対策は2 つあり、
それぞれの対策の結果は、以下のように予測されている。

対策A、200 万人が助かる。
対策B、1/3 の確率で600 万人全員が助かり、2/3 の確率で誰も助からない。

2つの対策のうちどちらを支持するか。

問2:世界で強毒性の鳥インフルエンザが大流行し、
600 万人が死亡すると予想される。国が国民に提示した対策は2 つあり、
それぞれの対策の結果は、以下のように予測されている。

対策C、400 万人が死ぬ。
対策D、1/3 の確率で誰も死なずにすみ、2/3 の確率で600 万人全員が死ぬ。

2つの対策のうちどちらを支持するか。

問1 では、およそ72%の人間がA を選び、28%がB を選んだ。
問2 では、およそ22%の人間がC を選び、78%がD を選んだ。

実際、対策A及びC、とB及びD は、表現こそ違うが結果は同じである。つまり、「助かる」という利得に表現がフォーカスされているのか、「死ぬ」という損失に表現がフォーカスされているのかという違いに過ぎない、しかし人間はそれぞれ違った回答をしている。今回の米国の「フェイント」は正に、この心理を利用しているということだ。

2009/05/18

徹夜をしてはいけない理由

かなり昔の記事になりますが、かなり同感で、「あるある」という内容だったので、少し雑談してみる。私は昔、留学費用を稼ぐために、地元の「BarでBartenderをしていたことがあるが(当然深夜勤務)早番は夕方からテッペン(24時)遅番は22:00ぐらいから明け方5:00というシフトだった。改めて感じることは、夜の仕事の方が余程今でも合っていると思っている自分ですが、効率が低い、またそもそも人間は太陽の下で働き、月明かりの下では眠るのが自然なのか、精神的に不安定になる。世界の中で自分だけ取り残された感を凄く感じたり、時間を浪費している感覚が物凄く強かったことを記憶している。香港の年配の方々は朝は太極拳をしていたり、音楽に合わせて踊っていたり、オリジナルな体操や、ランニング、ジョギング、ビクトリア湾で水泳!?など、早寝早起きの健康的なLife styleを維持しているようで、とても笑顔が素敵ではつらつとしている。反面、若者は完全な夜型が多く、Midnight mealという夜食を深夜に食べるのが極当たり前。小野和俊さんの、このエントリーのような症状に当てはまる人々を知っている。必要な徹夜以外は極力とっとと睡眠を取って、余程早起きをした方が良さそうなのは明らかだろう。自戒の念を込めて(笑)

2009/05/15

店舗MT

今日は早番で店舗MTが22:00からだったので、18:00には一旦仕事を終えて帰宅。動き易い服装に着替えてから軽く1時間程Basketballをやって、再び店舗へ移動、店舗の上にあるレストランにて、当方大好物のシーザーサラダ大皿、軽くガーリックでソテーした蝦が大量に載っている奴をぺロリと食べつくしつつ、読書を1時間程、そのままカフェにて濃厚なアップルジュースをゴクリとやって店舗にカムバック。充実した1日であった…。肝心の店舗MTはと言えば、すっかりメンバーが入れ替わったなぁと言うのが第一印象。人が何を考えているのかは目を見ているとわかる。傾聴具合も、内側に潜む感情も、目は口程にモノを言うとは良く言ったものだ。

2009/05/14

中国Online Game市場の展望

中国のOnline Game市場はこれからが本格的な成長段階に入る。市場規模は2011年には約6000億円規模まで急速に拡大し、現状(2008年)の2500億円規模から2.4倍に膨れる。距離と時間を問わないOnline Gameという産業はインフラ(高速回線)さえ整っていれば恐ろしい速度で拡散する可能性がある。2009年11月成都で、WCG(World Cyber Games)という世界的なゲームイベントが開催される予定となっており、今後の中国のOnline Game市場への参入機会を狙っている企業の熱い注目を集めるのではないか。そもそもGameというものは単純にアルゴリズムを感じてしまうような対コンピューターよりも人間の思惑が絡み合うOnlineや対戦型(あえて対人型と言うべきか)のGameというものには強い中毒性があると思うのは、私の経験談から言えることなのだが、中国でOnline Gameが、社会現象もしくは、社会問題になることは、さほど遠くない未来のお話である。

多読術

人々はなぜ書を求めるのだろうか。面白いから、それ以外に何か理由はあるのだろうか。書を求めない人は、その面白さに気付いていないだけであって、それ以外に何も理由はない。この面白みの境界線を超えると、歯ごたえのある難しい書の合間にファーストフードのような顎を弱体化させるような書物も心地よく味わえるようになるというのは、私の経験談である。これを術とか方法論という類で話すというのは、疑問を感じる。ブログの記事でも紹介されている、松岡正剛さんの事は、恥ずかしながら知らなかったのだけれども、千夜千冊とは驚き。読書とは編集だというのは、松岡正剛さんの言葉ですが、読書といふものは、兎にも角にも人生を豊かにする類のものであることには違いない。だからこの世には読書家と呼ばれる人々が多数存在しているわけである。心貧しき読書家、哀れな読書家、読書家餓死するなんて事は聞いたことがない。読書には生きるための知恵がたっぷりと隠されている。

2009/05/13

マッキンゼーの企業文化

マッキンゼーと言えば言わずと知れた世界屈指のコンサルファームだが、その企業文化について触れた記事がある。So what?だから何?と単純に訳すとシンプルだが、重く圧し掛かる言葉である。努力したけど結果がともなっていない。「頑張ったんです」「努力しています」「言葉ではいえないほど厳しい状況なんです」に対しての「だから何?」つまり結果が全てであるという事。非常に厳しい言葉だと思う一方、自分に対してつきつけられたら何も言い返せない質問だと感じている。もう1つUp or outも同様にマッキンゼーでは有名な言葉のようで昇格するか去るか。完全実力主義というのは本来、このような企業文化を言うのだろう。そしてそこで働く人材も、この事をよく理解していなくてはいけないのだろうと思う。私も今は背水の陣で、引く場所など何処にもない。So what?を自分に突きつけて戦うしか道は残されていない。

悩みが本業やな(松下幸之助)

ずしりと重い言葉。そして納得した「悩みが本業やな」は松下幸之助さんの言葉である。この記事にもあるが、運をひらく言葉ためのMagic wordだ。こういう言葉に触れていると、逆境の中で仕事をしている励みになる。仕事で悩んでいる部下がいたら、こういうことをサラリと言える上司になりたいと思う。やっぱり松下幸之助は偉大だな。

T minus...公約を守るということ

T minus (time)というのは、予定まで何日間というようにタイムカウントを表現している英文だが、大前研一さんのコラムで、オバマ大統領の公約を100日以内に実施したということに関して、高い評価をしている。そのときふと浮かんだのが、このT minus 100days(予定まで100日間)、すっかり目の前の事に忙殺される毎日で、この考え方が大きく欠落してしまったことで、力が発揮できなくなっている。元々私の仕事のスタンスはT minus型で、Privateも同様だ。いつまでに何を成し遂げるのか。自分への公約である。T minus型を早期に復活させねばならない。オバマ大統領にちなんでT minus 100daysという切り口で行く。3ヶ月つまり四半期で公私共にCome backする。

労働市場で生き残るためには

池田信夫さんの記事から、労働市場で生き残るためにはどうすべきか。色々と考えさせられる内容であった。特につぶしのきかない文脈的技能しかもたない、という表現は見事に核心を捉えている気がする。香港で働いていて切実に感じるのは、日本人というのは会社に対する帰属精神が、現在に至っても、やはり高く、これは世界的に見ても稀としか言いようがないのではないでしょうか。日本が特殊であって、海外では会社への帰属精神など欠片もなく、会社がどうなろうと、というと極端だが、給料がもらえればいいという程度でしかないのだと思う。もしくは、自分のスキルアップ。香港では転職は当たり前で、比較的短期間で、どんどん職を換える人が多いようだが、実際は、つぶしのきかない文脈的技能すら持たず、彷徨い歩いているようなもので、彼ら、彼女らの将来が、とても心配になる。人の心配をする前に私自身も、同じようなもので、文脈的技能はもう捨てて、明らかに労働市場で生き残れるように準備を進めないといけないのだと肌で感じている。

Basketball 5月13日


今日も14時からBasketballをしにグランドに降りた。今日も見事なほどに日本晴れならぬ、香港晴れの晴天で、途中から小学生が授業でコートを使っていたので、その間はコートの脇でドリブルの練習をしていたのですが、Basketballを単純にやっているだけでは上達はしないと思い。今日は左手だけを使ってトレーニングをしてみた。NBAのプロも初めは、利き腕だけでしか上手くドリブルはできなかったことを考えると、右手と同じくらい左手でプレイしなくては、バランスの取れたプレーはできないのは、Snowboardと同じで、Switchで滑る練習を丸何日もすることで、苦手意識が無くなるわけだ。そんなわけで今日の個人練習は左手のドリブル&視線を上げること。基本的にボールを見ないでドリブルができないと話にならないと思い。当分は、左手を右手と同じぐらいのLevelにすることと、ボールを見ないでドリブルすることに決めた。最後の5分は両手を使ってみたが、やはり練習の効果は絶大で、高校生の時のように自由にボールを操れるようになりつつある。なんでもそうだが、基礎練習はとても大切だ。仕事で折れないように、こういう地道な努力をしながら粘り強さを取り戻そうと思う。粘り強さ、とてもいい言葉だ。そのうち、地元の若者と一緒に真剣勝負をしたい。

2009/05/09

日本にはまだ光がある。Wisdom of crowds

停滞している日本、ひどく暗いニュースばかりが多い日本、政治の腐敗、若者を取り巻く混沌とした空気。でもまだ日本には光があったと感じた瞬間。梅田望夫さんの著書「シリコンバレーから将棋を観る」の英訳がGWの間で完成され、既に公開されている。それも平均年齢21歳の一握りの若者の集団がWeb上でつながって仕上げたというのだから驚きを隠せない。そしてこれからは、私達1億2千万人の日本人もしくは、世界の将棋愛好者、ネイティブ、世界中の人々の手によってブラッシュアップできる状態になっている。挑戦とは素晴らしいことだ。英語になっているということは、香港の人々も、この1冊を読むことができるということだ。是非読んでみて欲しいと思う。

香港の失業率5%突破、そして過去最悪の8%?

香港の失業率の速報が出ている。とうとう5%を突破、特に6月、7月の休日が少ない月には更に倒産する企業が増加し、SARS発生時の8.3%に到達すると予測されている。現在、建設、運輸、貿易、製造、飲食での就業は極めて困難な状況である。世界金融危機は着実に見える形で私達の生活に影響を及ぼし始めている。町で見かけるひとの10名のうち1名が失業していたら、それは恐ろしい事だ。転職するのが当たり前の風土が香港にはあるが、転職で条件が良くなるということは、特殊技能やある程度の職務経験が必要で、短期間に転職を繰り返せば、人事部採用係からは、未熟練労働者としか評価されず、益々就職は困難になってしまうだろう。香港も、これからが厳しい時期を迎えることになる。

中国通信産業の政府支援について

3Gサービスでは中国独自の規格であるTD-SCDMAを採用している中国移動が政府から優先的に巨額の技術支援を受けるという見方が強まっている。規格に関しては以前、本Blogでも書いたことがあるが、中国の通信産業及び、マーケットを独占するためには独自規格によりインフラを整えるということが有効な政策であることからも、200億元に及ぶ支援は中国移動に重点投資される可能性が高いと考えられる。

2009/05/08

早番と遅番どっち派??

早番の場合、起床は5時半~6時、遅番の場合8時~9時、私は朝型人間なので圧倒的に早番の方が効率が良く、さっさと仕事を済ませてディナーを楽しみたいという早番派だが、遅番にも最大のメリットがある。香港の遅番は15時からなので、実は今日もこれから出勤なのだけれども、なにせ何処にも行けないので自然と強制的に自宅待機状態になる。当然近所に買い物に行ったり、掃除はできるのだが、遊びには出かけることはできない。つまり早番の時より、浪費を防ぐことができるわけで、その余剰時間を、勉強や運動(朝バスケOK)に当てられるのが、とても良いと思っている。今月からは週代わりで早番と遅番を交代してゆくが、遅番の今週は、やたらと勉強が捗った。それでも基本は早番派。朝型がベースにない限り、出勤ギリギリまで寝て過ごす生活に陥る確率は非常に高いと思う。貴方はどちら派だろうか。

中国医療改革方案に関して

以下、中国の医療改革方案の重点項目を簡潔にまとめてみた。

①基本医療保障制度の整備
医療保険の加入率を90%以上に高めるとともに、
自己負担を70%から世界水準の30%程度まで引き下げる方針。

②国家基本薬品制度のたたき台構築
医薬品の価格を入札方式にし、政府主導での価格統制は撤廃する。

③基礎医療衛生サービスシステムの整備
都市部と農村部での医療格差(人材、設備など)を緩和するため、
農村部の医療に携わる人材育成を行なう、また設備投資も行なう。

④基本公共衛生サービス促進
まずは都市部に疾病抑制・免疫計画・女性と幼児の保健・健康教育を
中心とした基本的な公共衛生サービスを提供する。住民カルテなどの
整備も進める方針。

⑤公立病院の改革を推進
医薬分業により健全な収益構造と医療サービスレベルと維持する。
従来の薬の処方により利益を上げる歪んだ利益構造の改善を行なう。

風の日


公休2日目も晴天、気持ちの良い風が爽やかな1日でした。ビクトリア湾を船で、いつものように渡りましたが、仕事で渡るのと、お休みで渡るのとでは気分が違いますね。最近は香港で行ったことがない場所や歴史、風土などを学べるような場所を少しずつ開拓してゆこうと思っております。今日の目的の1つは仕事用の靴を見つけることでしたが、幸いにも、お手頃価格(割引)でゲットできました。しかも探し始めて1軒目でヒットですから時間も節約できて嬉しい限りです。

2009/05/07

PCの普及を凌ぐ3G携帯Userの増加率

中国では現在9000万台のPCが普及しているが、それを凌ぐ勢いで3G携帯Userが急増するとの見通しが示されている。中国ではここ数年で携帯電話利用者が6億人に急増したことを考えると、3G携帯(第三世代)への移行も比較的早い段階で進んでゆくとの見方を強めている。キーポイントはゲームなどのアプリの開発で、ユーザー増加を左右するファクターであると中国情報部は予測している。また日本は、2008年に中国で認可が承認された3G携帯の通信分野で協力提携を行っていく合意文書に署名しており、特にゲームの配信や電子決済などの開発に重点を置いているのが現状である。

港珠澳大橋着工へ

香港、澳門、中国珠海を結ぶ港珠澳大橋が2015年開通に向け、今年の12月に着工されることを中国新聞社が記事で伝えている。投資額は総額で、385.4億元の巨大プロジェクトで、投資回収はかなりの時間を要する案件であるが、世界金融危機を受け、深刻化する失業率、年末には7~8%に達するという試算も出ており、雇用の創出という点での意味合いも強いのではないかと思われる。

香港電子Money八達通、中国銀聯、深圳通提携



香港では何をするにも、どこに行くにも絶対に欠かせない電子マネーの「八達通」オクトパスカードが有名ですが、中国銀聯(チャイナユニオンペイ)は中国本土では同じように有名、こちらはデビッドカード、香港ではEPSと呼ばれているものがある。近い将来この最高の機能を有したカードが誕生するというのだから、非常に注目である。また深圳の電子マネーである深圳通も、オクトパス社との提携をほのめかしており、夢のようなカードが私達の暮らしをより快適にしてくれることは間違いない。オクトパスカードの発行数は実に1900万枚以上、香港の人口の倍以上になるわけだから、特に香港までのアクセスが便利な深圳の人々も保有している確率が非常に高いと言える。中国人観光客を中心に据えた旅行産業に従事する経営者は、このような顧客利便性をうまく取り込みながら商売をするといいだろう。

貧困のない世界を創る



浅沼ヒロシさんのブログでも書評されている1冊だが、はじめて本のタイトルを見たときに、ふとミレニアム開発目標を思い起こした。ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals)に掲げられている目標のトップに極度の貧困と飢餓の撲滅とある。ウィキペディアの説明にもあるように、極度の貧困とは、1日当り1ドル以下で生活をする水準をさしている(確か、1ドル25セントだった記憶がある)、この本で取り上げられているマイクロクレジットというものは、実際は、このミレニアム開発目標に掲げられているような段階の話ではない。発展途上国に水道などのインフラを整えたり、識字率を向上させるような当たり前の教育や、農業技術などの支援など、本当に生活するために必要最低限なレベルまで引き上げようとする試みである。本当に貧困のない世界を創るためには、マイクロクレジットのような段階も大切であるが、それよりももっと私達がやらなければならないのは、発展途上国や極度の貧困と飢餓の中で困難な状況にある人々に、自力で梯子が登れるように、梯子の最下段に足をかけさせてあげることだと、国連ミレニアムプロジェクトの長を務めるジェフリー・サックス教授は唱えている。

2009/05/06

生物模倣(Biomimicry)は意外と身近

バイオミミクリー(生物模倣)について書かれた記事ですが、内容で取り上げられているマジックテープは、なるほどと思った事例ですが、意外にバイオミミクリーは身近に存在していると思います。例えば蜂の巣の構造を建材などに利用したハニカム構造は、殆どの方が耳にしたことがある好事例ではないでしょうか。生物や自然というものは根本的に理に適った構造を有しているから地球上に存在できているということを考えれば、私達はまだまだ自然界から学ぶことは多いのではないかと思われる。また記事では創造性についても、ふれているが、創造性の源は複眼視ではないかと思う。クリエイティブな人とそうではない人を思い浮かべると、発想力のある人物というものは、圧倒的に複眼視できる人が多いのが率直な感想だ。また考える習慣を有しており、好奇心旺盛であることが多いと思う。生物模倣については、もっと考えてみようと思う。

同調作用(Peer influence)について

私はよく、素晴らしいと思う人々と日々行動を共にすることを推奨してきた。なぜなら、ずばりこの同調作用を自分に利用したいと思っているからである。今回の記事は、この同調作用について触れている。人はよく感化される生き物であると同時に、とてつもなく変化しにくい生き物でもあると身をもって感じている。よりよい方向へ変化したい場合、この同調作用は大変有効だと考えられる。ヒトの行動を変えるというのは実に難しい、それゆえにこの同調作用を意識して活用するのと、しないのとでは大きな開きがあるだろう。そういえばパッケージ商品の「Don't open」のPopは全く意味がないなぁと思っている。これも一種の同調作用の悪影響の事例と言える。この同調作用の効果は3次の隔たりという制約があるようだが、6次の隔たりで全世界のどんな人々ともContactできるのなら、十分なのではないかと思える。3次(友達の友達の友達)、既に遠い人物だ(笑)

シリコンバレーから将棋を観る


ネット上でとてつもないことが起こっている。著者である梅田望夫さんが、「シリコンバレーから将棋を観る」を何語に翻訳してもいいという宣言をされてから、1週間程度で英訳が完成、そして仏語も翻訳進行中、それも無償で集まった人達が、いわゆるオープンソースという方法で、作業を行なっているのだから、改めてInternetの可能性を再認識させられた。そして日本にも、まだまだこのようなエネルギーがあると思うと心底嬉しいと思う。詳細はこちらで。

本日もBasketball日和


本日は快晴で、とても風が気持ちよく、日差しのわりには、気温は高くはなく絶好のBasketball日和となった。コートは意外にもガラガラで、途中小学生が授業で使ったりした以外は、好きに使うことができた。持って行った水1㍑は全て飲み干し、2時間半の運動は終了。休憩中、地元の子供と遊んでいるManagerの姿、なかなか貴重なショットです。今日は勉強と運動と掃除というストイックな一日でした。明日は気分転換に仕事用の靴でも探しに出かけようと思います。

そういえば昨晩4時間ほど試行錯誤して中国語の方のBlog(我们的畅销书)を久しぶりに更新しました。やっぱり難しいですね…。少しずつ更新頻度を上げようと思いますが、インプットの時間が日本語より時間を必要とします。勉強もコツコツとやるしかないですね。楽しみながら。

気になるH&M銀座店の売上は?

気になるH&M銀座店の売上は、1日当り1500万円(115万HK$)にもなるそうです。この売上を毎日取ろうと思ったら、旺角に超大型の旗艦店を出すぐらいしかないでしょうね。恐ろしい数字です。

Abacrombie and Fitch 日本到来



記事にもありますが、いよいよ2009年12月15日、東京の銀座に米国Abacrombie and Fitchが日本に初上陸します。海外研修で2回ほど買い物に行ったときに、ファンになりましたが、ネットや並行輸入のお店で買うというほどの熱狂的なファンではなく、遊びに行ったときに機会があればという程度なので、今回の銀座出店は、嬉しい限りです。身近に好きなブランドがあるというのはいいですね。私のお気に入りのTシャツは既に5年ほど着用しており、もうビンテージですが、相変わらず現役で活躍しております。そもそもSales商品でした(笑)5年持つというのは凄いことですね。5年着用し続ける私も私ですが…。香港の若者はとても着こなしが上手で、店舗Staffを見ていると洒落っ気のないStaffは極々少数で、ファッションへの感度、関心度の高さがうかがえます。彼ら彼女ら曰く、日本はTrendの発祥地で憧れがあるようですが、私からすれば、彼ら彼女らのアンテナの高さは、既にOriginalを上回って独自の文化を育んでいるようにも思えます。不思議ですね文化というものは。話は本題に戻りますが、11階のフロアというのは、どんな売場になるのでしょうか。Mix&Matchの角部屋を平面でつなぐという売場の作り方はHolisterなどの店舗構造ですが、それを縦に並べるという発想でしょうか。機会があれば帰国したときに見学(正しくは買い物)にゆきたいです。


2009/05/05

思わぬGift

先日、香港での自社の返品交換についてのpolicyについて、お申し出を頂いたお客様から、大きな苺のホールケーキを頂いた。あまりに突然だったので驚いた。そもそも、このお客様は自社の返品交換のルールについて、顧客視点でない、もっと良いserviceがあるのではないかとご意見を頂いた経緯があり、私も十二分に承知しておりますが、会社のレギュレーションを私個人が特定のお客様に対してだけ変更することはできませんとお断りしていた。ご意見は有難く頂戴し、より良いserviceについては勿論考えさせて頂くことを伝えていた。但し、お客様のご意見自体は非常に理にかなっており、私個人として、できる限りご要望にお答えできればと思い、色々と提案させて頂いた結果、お客様自身は快く通常通りの対応に納得して頂き、笑顔でお買い物をして頂くことができた。それから1ヶ月程経過していたが、先日たまたま店頭でお会いする機会があり、差し入れをして頂いた。私達の仕事は、お客様に喜んで買い物をして頂くこと。この一言に尽きるなぁと改めて思った瞬間でした。その後も店頭で何度かお会いしてお話をする機会も増えている。最近顔見知りのお客様がとても多くなった。このような楽しみや喜びをStaffも感じることができたら、きっともっと良いserviceが提供できるのに。そういえば店長代行者にも、それぞれ澳門からいつも電話をかけてくるloyal customerや携帯電話に直接出勤しているか確認してくるお客様もいらっしゃる。このような点は日本と随分異なり個人対個人の人間関係が発達しているのが特徴だ。人脈というと大袈裟だが、このようなコネクションは此処では重要な意味を持つ。