2009/05/09

香港の失業率5%突破、そして過去最悪の8%?

香港の失業率の速報が出ている。とうとう5%を突破、特に6月、7月の休日が少ない月には更に倒産する企業が増加し、SARS発生時の8.3%に到達すると予測されている。現在、建設、運輸、貿易、製造、飲食での就業は極めて困難な状況である。世界金融危機は着実に見える形で私達の生活に影響を及ぼし始めている。町で見かけるひとの10名のうち1名が失業していたら、それは恐ろしい事だ。転職するのが当たり前の風土が香港にはあるが、転職で条件が良くなるということは、特殊技能やある程度の職務経験が必要で、短期間に転職を繰り返せば、人事部採用係からは、未熟練労働者としか評価されず、益々就職は困難になってしまうだろう。香港も、これからが厳しい時期を迎えることになる。