2008/10/22

地頭力を鍛える



昨今、随分と地頭力という言葉を聞くようになりました。また職場でも地頭が良いとか、地頭という言葉を用いる機会が少なからずあります。地頭力の本質は「結論から」「全体から」「単純に」考える3つの思考力であり、訓練によって鍛えることができるもので、それを鍛える強力なツールが「フェルミ推定」という言葉でスッキリと表現できる。地頭というと、どうもIQを思い浮かべ、持って生まれてきたかのように聴こえるが実際は、鍛えることができるわけだ。この本は是非読むべき1冊だが、読んで実行しないなら意味はないと感じる。

この本を読んでから、フェルミ推定の例題を短時間で随分と考えることに挑戦するようになった。例えば、香港で1年間に消費されている檸檬の数はいくつか?思いつく限り質問を自分に作って、2分程度の時間で仮説から一気に概算し回答まで、もってゆく遊びをしている。

香港で私をみかけたら、たぶん思案しながら歩いていたり、乗り物に乗っていたりしているはずですが、決して悩んで途方に暮れているわけではありません。
元気そのものですので、ご心配なく。

常勝集団

私は常勝という言葉に、魅力を感じている。勝つ喜び、勝つ苦しさ、勝つことの意義、勝ちにゆく感覚、どれを取っても本質的に、執念と努力と志などが欠けていると手にすることができない「勝つことの実感」、自分に負けたくない、屈服したくない。貴方達が存在していることに誇りと、喜び、充実とやる気がみなぎるような勝ち続けられる集団へ成長させたいと思っています。人によっては圧迫、圧力に感じることもあるでしょう。ですが、決して貴方の人生にとって、この経験は無駄にならないと、私は確信しています。そして自信を持っています。そしてそれを伝播する熱を帯びているのです。貴方達全員を常勝集団として、1つのチームに生まれ変わらせたいと切に願っています。チームワークは無限の可能性を秘めています。最高のハイパフォーマーひとりより、とてつもない大きな成果が出せるのはチームしかない。常勝集団は常勝できる人より、はるかに価値があり、はるかに生み出しにくい。でも私はあきらめたくない。必ず、このチームを常勝集団としてリードしてゆきたいと思っている。勝つことへ情熱を束ねたい。だから心血注いで、私は戦っているんだろうと感じている。勝ち癖も負け癖も、一旦ついてしまった癖は取りにくいものだ。一番頂けないのは中途半端、この国では半桶水という。

やったぜ香港No,1

やったぜ香港No,1ということで、売場写真で一番になりました。
店長代行者とは、1位になって西貢で、皆で飯を食べよう!と
宣言していただけに実現できて、とても嬉しかった。本当に
よく頑張ってくれました。ありがとう。

時を同じくして、広州に移動した店長も一旦戻ってきていたので
久しぶりに顔が見れて良かったです。やっぱり店長というのは
とても素晴らしい職業だと、最近改めて店長職の魅力というもの
を肌で感じています。私は貴方達の未来を必ず切り開く助けに
なれるように日々心血注いで、ゆかないといけないと、幸せそうに
料理を頬張る姿を見て、あらためて感じたのでした。

そんな西貢の、このお店は、香港の教育機関担当の彼女さんの
親戚が働いている店(彼女さんのご実家)なので、以前にもイカ釣り
に参加させてもらった場所なのですが、おばちゃんが私の顔を
覚えてくれていて、ちょっぴり感動しましたよ。いいですね。
人の輪というものは。いつか結婚式で再会することを楽しみに
しております。

久々のオール

研修終了後、研修に参加していたスタッフから申し出があり、反省会終了後、食事を一緒にすることになった。非常にありがたい申し出だと思う。現地の教育担当者と共に、通い慣れた九龍城のタイ料理の店で夕食を取った後、モンコックにあるスタッフのお兄さんが働いている店に移動、そこで、他のスタッフと合流して二次会になった。1時間ほど飲んだ後、TAXIにて帰宅することになったが、現在の店舗の店長代行者から入電、一旦帰宅後、Uターンして飲み会に再び参加することとなった。飲み会はかなりエキサイティングで、ありとあらゆるゲームを教えてもらい熱中したため、結局朝までオールという状態になった。此処のバーの経営者と名刺交換をしたり、色々な人々と知り合えたことは非常に良かった。帰り道、店長代行者を家まで送り届け、自宅に戻るが、時、既に6時半、うっかり当日の語学学校を忘れ、そのまま爆睡という失態まで。先週、今週の疲れが一気に吹き出た日でした。でも、とっても充実した1週間であったと感じています。

Leader ship 研修

最近ブログの更新まで滞っておりましたが、教育機関としての
仕事も詰まっており、ほとんどプライベートは機能しておりません。
2日間にわたり行なわれたリーダーシップ研修も終わり、前回よりも
今回の方が、参加したスタッフ達の成長ぶりがうかがうことができた。
彼、彼女らも現場で磨かれていることが容易に想像できる。

今回は2日間前もって研修内容の確認や落としどころなどを
すり合わせた上、リハも実施しており、比較的内容としては
まとまっていたと感じた。アイスブレーク(休憩)もうまく取り入れ
テンポを落とさないように実施したりと工夫も凝らしてみた。
現在、私はプレゼンの基礎知識を学習しているので、それもまた
研修に反映させてゆきたいが、早く言語をマスターして、直接の
アウトプットを行ないたいのが願望である。

将来の香港を背負ってゆく皆さん是非、大きく羽ばたいてください。







香港パスタ


ブログを、久々に更新します。激務の中ほっとひと息、香港の
パスタ。珍しいですよね。本当に、ちなみに香港でパスタを食べる
のは、半年間ではじめて、またここが最高に美味しいんです。

スイーツもトロトロのチョコレートが溢れ出て最高に美味。
ドリンクはアルコールの取り扱いはないのですが、ちょっと
凝ったドリンクが多く、私はバナナカフェを注文しましたが、
大正解。満足いく風味、久々に西洋料理を満喫しました。















2008/10/11

厳重的問題是教育“富人”

富める者を教育することで、本当に豊かな社会が実現できるのか。そんな投げかけをしているのが、この記事である。先富論によって、先に豊かになった一部の人々の暴走を描いている。対照的なのは西洋諸国の富める者達だ。私が尊敬するウォーレン・バフェットなどは、文字通り富める者として品と格を持ち合わせていると思う。人間はこうありたい。

巨大な本屋発見

現在担当している店舗が入っているモールに巨大な本屋を発見。今考えると、一度もモールの中をじっくり観察観していなかったので、仕事が終わってからグルッと回ってみた。ハイブランドも多数入っていて、意外に買い物すると楽しい、スケートリンクもあるし、なかなかと思っていたら、本屋発見。しかも洋書(英語)が80%を占めている。所得層が比較的高い人々が住んでいるのだろう。これは便利、思わずニヤニヤしてしまいました。中文が少ないのが、少し不便ですが、品揃えは充実していたので、困ることはなさそうです。

異文化マネジメント能力

この記事、確かに「異文化マネジメント能力」は、語学のみならず、現場で肌で感じる必須能力だと思う。振り返れば、10年前、アイルランドでCowboy生活をしていた時も、各国から来た留学生の友人と週末の旅行に行ったとき、宿決め、お金の支払い方、レストラン選び、時間管理様々なところで、議論があった。スイス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン(英語圏の人間はいない、彼らは英語を学びに来ていた)そいういえばアジア圏はいなかったが、知らず知らずに、そのような能力が磨かれていたのかもしれない。そしてホームステイ先、学校では英国、アイルランドの人々とコミュニケーションを取らないといけなかったわけで、ほぼ強制的にやらざるを得ない状況だったのだろう。うちの子供は1歳11ヶ月にして海を渡り、異文化マネジメントの「マ」ぐらいは肌で感じるのかもしれない。電車って言っても誰にも通じないわけだし、軽くパニックになるのではないかと思う。

典型的な1週間

以前リクエスト頂いた1日の行動モデル(曜日別)

月曜日
6:15起床(風呂・腕立て・食事・ニュース閲覧)
7:30通勤(移動中は読書)
8:30勤務開始
午前中は、金銭・売場の確認と当日の目標の握りを実施
午後は前週実績の数値検証と売場確認
15:00 昼食
17:00売上対策会議の実施(先週の結果に対して)
22:00在庫数値設定(自力で作成)⇒本部提案を実施
23:00帰宅(読書)
23:30腕立て・風呂・食事
0:00ブログ閲覧・Gmail閲覧で情報収集
1:00就寝

火曜日
6:15起床(風呂・腕立て・食事・ニュース閲覧)
7:30通勤(移動中は読書)
8:30勤務開始
午前中は、金銭・売場の確認と当日の目標の握りを実施
午後は人事系の仕事、もしくは教育機関関連(兼任業務関連)
15:00 昼食
17:00遅番の店長代行者と売場改善事項の進捗状況確認
22:00上手くいっていない仕組みや問題などを修正する仕事が多い
23:00帰宅(読書)
23:30腕立て・風呂・食事
0:00ブログ閲覧・Gmail閲覧で情報収集
1:00就寝

水曜日(この1ヶ月半は、休日出勤、店舗MTなどで公休日はつぶれている)
6:30起床(風呂・腕立て・食事・ニュース閲覧)
7:30読書(そろそろ涼しくなってきたのでバスケが入る)
8:50語学学校
11:00授業終了
12:00昼食
13:00帰宅(1週間分の買出し)
14:30掃除・洗濯など
15:00情報整理(Report用)
18:00夕食
1:00主にインプットを中心とした勉強をする

木曜日(この1ヶ月半は、休日出勤、店舗MTなどで公休日はつぶれている)
7:30起床(風呂・腕立て・食事・ニュース閲覧)
8:30読書
11:00Report作成開始
14:00昼食
19:00夕食
1:00主にアウトプット中心(Report、Blog)

金曜日
6:30起床(風呂・腕立て・食事・ニュース閲覧)
7:30読書
8:50語学学校
11:00授業終了
12:00昼食
12:30通勤(読書)
13:00出勤 夕方の休憩まで今週の実施事項の確認
17:00夕食
18:00最終まで、今度は来週の計画の確認
23:00最終の状況確認実施、特に店長代行者の指示や動き
1:00退勤
2:00帰宅・風呂・食事(軽く)
2:30就寝

土曜日
6:15起床(風呂・腕立て・食事・ニュース閲覧)
7:30通勤(移動中は読書)
8:30勤務開始
午前中は、金銭・売場の確認と当日の目標の握りを実施
午後は売場にて代行者の動きの確認、スタッフへの個別指導などを実施
合間合間にメール返信や細かい仕事を済ませる
15:00昼食
18:00まで同じ、翌週計画で終わっていないものを確認してゆく。
21:30退勤
22:30帰宅・腕立て・風呂・食事
0:00ブログ閲覧・Gmail閲覧で情報収集
1:00就寝

日曜日
6:15起床(風呂・腕立て・食事・ニュース閲覧)
7:30通勤(移動中は読書)
8:30勤務開始午前中は、金銭・売場の確認と当日の目標の握りを実施
午後は売場にて代行者の動きの確認、スタッフへの個別指導などを実施
合間合間にメール返信や細かい仕事を済ませる
15:00昼食
18:00まで同じ、翌週計画(兼任業務)で終わっていないものを確認してゆく。
21:30退勤
22:30帰宅・腕立て・風呂・食事
0:00ブログ閲覧・Gmail閲覧で情報収集
1:00就寝

私達の間違い

香港に来て2店舗目を経験することになり1ヶ月、日々思うことは、なぜCSが、なぜ人が、なぜ売場が、様々な問題が山積みになっており、当たり前のようにスタッフの仕事への姿勢が良くないなどと口走っている自分に「本当にそうなのか?」と思うことが多くなった。当たり前のように良いスタッフ、悪いスタッフを分ければ、あたかも店舗の全てが上手くいくというモノの見方しかしていない危険性に気づく。もっと俯瞰してみると、スタッフの立場で見ると自社は、どう映っているのだろうか、本当のボトルネックはどこなのか。この1週間は問題は、我にあり、組織にありという視点で見つめていた。どうやらボトルネックは我々にあるのではないかという仮説から切ってゆくと見えていない部分、見ようとしていなかった部分が露呈してきた。正しく評価されない、努力に報いてあげられていない、現実できないようなことすら要求している、一体彼らに何をしてあげられたのか。私は、とても申し訳なく思ったし、どれだけ多数の人間が苦しい思いをしてきたのか考えると、とても悲しく、情けない気持ちで一杯になった。

現場の問題点を洗い出して、ボトルネックに見当をつけ、経営資源をつぎ込んで、一番太い課題を解決したい。新体制の摩擦で20名が辞職、私を信じて残ってくれた人の人生を、私は背負っている。必ず彼ら、彼女らを見晴らしのいい場所へ導かなくてはならない。月商の規模でいえば60名はいないと回らない店舗を30名で戦わなくてはならない。これは日本ですら至難の業、今日も深夜2時、3時まで残ってくれた。ひとりは倉庫を綺麗にするために、目標と計画を立ててわざわざ公休日に届けに来てくれた。本当にありがとう。必ず君達を一人前のManagerに育てあげようと思う。

私達は偏った思考や、物事の見方を一度白紙にする賢明さが必要だ。これをやらずに現場が見えるわけがない。現場を理解できるはずもない。私達は何か、大きな間違いをしているようだ。

2008/10/09

チャイナリスク ある邦銀の挑戦



邦銀が香港に支店を開設する挑戦から、中国本土、社会主義の扉をあけるまでの軌跡を描いたもので、香港で働いている私にとっては、丁度10年前に香港に来たときの記憶(旧国際空港など)、当時の町並みや雰囲気と現在目にしている香港の状態と比較することができ、非常に楽しく読むことができた。かなり昔の生活環境も生々しく想像することができ、当時の駐在員達の苦労がうかがえる。この国がどのような国なのか、人間模様も描写されているため、1つのケーススタディとして学ぶことができる1冊である。

香港政府の方針

①葵涌の物流センター化
②新空港建設、アジアのハブ
③旺角の西側海岸の埋立地のメトロポリタン構想
④中環(セントラル)の再開発
⑤觀塘地区、旧啓徳国際空港跡地の再開発

③④はまだやってます、⑤は頓挫

コンサル1年生、リサーチャーという仕事

先日読んだ記事に、マッキンゼーのコンサル1年生の仕事について、書かれていたものがありました。そのミッションとは「リサーチャー」つまり調査ですが、私もこちらに来て、中国を色々と調べる機会があり、毎週レポートを作成していたのですが、この記事に書かれている内容が、自分の身にも起こっていることがわかりました。そして現在フェルミ推定について、書かれた本を読んでいるのですが、改めて深く反省することとなりました。フェルミ推定については、以前、このブログにも書いたことがある、ビル・ゲイツの面接問題というもので触れていたのですが、実際現実的に、それを応用して仕事やプライベートに活かしてはいなかったのですが、中国を調べていたときに、どこに、どんな情報があるのか、掴むことができましたが、実際フェルミ推定が必要、つまり、そもそも、そんな情報がなく、概算するしかない状況が多々あり、四苦八苦していました。正しくはしています。リサーチャーという仕事は、このような事を気づかせてくれるものだと肌で感じました。

目的を持った情報収集は意味がありますが、目的が不透明な情報収集はいたずらに時間だけを浪費し、結論へ至りません。結論から仮説を立てて、落としどころを掴みに行く必要性があることも最近、身にしみて理解することができました。内容を充実させるために時間を取る、長く設定するというのは、単なる幻想に過ぎず、1週間というタイムボックスの中で、最高の質を求める重要性を再認識したわけです。詳細については、後日またブログにアップしたいと思っています。

電子レンジ食材 カゴメデリの思わぬ活用方法

電子レンジ食品のプラスチックの器に、レトルトパックの食品や、
水と粉末などを入れてチンすると短時間で調理ができ、むらなく
温めることができる。カゴメデリの器は機能性に優れた食器兼調理器
という事実。

※ガス代節約可能、短時間調理で電気代節約、洗う手間が少ない
水代節約、割れない、軽い、重ねられる


電子レンジで「チン」が当たり前の現代、誰でも一度は電子レンジで調理できる食品を食べたことがあると思います。また中にはプラスチックの容器のようなものに既にご飯がはいっており、ルーをかけて召し上げる商品も多数、陳列されておりますが、この容器が異常に便利!食べたら捨てるのが当たり前の行動ですが、先日ふと眺めていて、これって無駄だなぁ~。一体地球上で、どんだけ廃棄されているのだろうか。背筋が寒くなりました。最近売上も絶好調で連日大幅な予算達成、課題山積みで休みなく働いているため、スーパーで買えるお手軽レトルトが、小腹減ったとき、朝食などに重宝なのですが、レトルトパックのものを器に移してチンしたりすると加熱時間も必要で、おまけに、あまり均一に温まらない。温め過ぎると、熱くなる。ルーが器にこびりつき、洗うときに不便だとおもっておりました。しかもこっちは1分でも惜しいわけで、腕立ての間に、出来上がっているぐらいが理想、食べたら即片付けて出動。

これ頭使えば、鍋とかできるのではないかと思います。
そう考えると器代込みで、この値段は激安?
この器よく設計されていますね。

2008/10/02

人間にとって所有するということ

今朝方読んだ記事で、「所有」という概念について考えさせられる内容があった。人の人生は長くても80年~100年程度、あの世へは持っていけるものなどない。家を買うか(所有する)か賃貸で過ごすかというのは、実は表層的な考え方で、実際は80年レンタルと比較しているに過ぎない。そう考えると「結婚」という仕組みは、人生のパートナー契約、残りの半生を協力して乗り切りましょうというような意味合いが強いのかもしれない。子供は何か、知識とは何か、知恵とは、そのような視点で考えると、全てがひっくり返ってゆく。子供は自分達の過去の姿を映し出す鏡で、この世を去る恐怖を和らげる鎮痛剤のようなものなのか。知恵とは、限られた期間を上手に活用できるようにするソフトのようなもの。人間にとって所有するという概念は儚いものなのかもしれない。実は所有している気持ちでいても、するすると握り締めたこぶしの隙間から砂のようにサラサラと抜け落ちて、手のひらに残るものなどなにもなく、幻想を毎日見続けているだけのことなのかもしれない。かつてユダヤの民は、定住する場所を失い、世界を流浪した。私も日本を出てからは、日本で最後を迎えるとか、定住というような感覚を失い、自分が立っている場所が、その瞬間のリアルなだけだという認識が強くなった。以前のように家を所有するという希望も、結局は所有した場所にいないのなら、所有する意味もないと感じるようになり、今朝の記事を読んで考えてみると、そもそも所有するということ自体にあまり価値を見い出せなくなった。ただモノに対しては、このように割り切れても、ヒトについては結局のところ明確な回答を見つけ出したり、明文化できなかった。つまりヒトは、家族は、子供は単純に言葉で表現できるような存在価値ではないのだろう。だからこそ価値があるのかもしれないし、そもそも価値がつけられないのかもしれない。価値をつければ、途端に陳腐になる。モノが乏しい時代からモノが豊かな時代へ移り変わり、先進国の消費構造はマスからニッチへ、多様性の時代へ、人々のモノに対する価値観も変貌をとげる、やがてモノが飽和し、より強欲に、よりおぞましい物欲が人間の心を支配し、モノを手に入れるために時間の大半を費やすことが常になり、私達は心の豊かさを失った。次の時代は、このモノが飽和した時代から、所有することの本当の意味を見い出した人間が新しい概念を世界に誕生させるのかもしれない。このトンネルを抜けたとき、先進国はモノからヒトの豊かな時代へ変貌を遂げることができる。次の時代はヒトなのだ。そう願いたい。

タイ料理(泰国菜)


いつも通っている香港城のタイ料理の店に2連続で行って来ました。花火が終わって、本当は近隣で食事をしようと思っていたのですが、あまり選択肢がなかったので、思い切って九龍城まで移動しました。昨晩は蟹カレーだったので、今日は蟹の香草焼き、にんにくの香ばしい香りと、厚みのある蟹の実がなんとも美味。最近青檸ソーダというタイ料理の店にしかない、さっぱりとしたライムのドリンクがお気に入り、これもまた料理との相性はばっちり、更に、ここの店の叉焼は、スパイスの効いたソースと一緒に頬張ると、口の中で肉の風味とソースが複雑にかもしだす2重奏、香りが鼻からも抜けてゆき、幸福感が2度楽しめる1品、此処は何を頼んでもハズレがない。そしてお一人様150HK$(タクシー代込み)2000円で、このボリューム、このクオリティは、ガイドブックに載らない名店、ガイドブックに載せてはいけない名店だろう。


香港の花火


毎年この時期に香港島で花火大会があるという噂を聞いたと思ったら、徹夜明けの夜にお誘いがあり、現地店長と新しく香港に赴任してきた日本人店長と、その奥さんと一緒に自宅から徒歩10分の埠頭で待ち合わせをして、花火を見ることになりました。日本のとは一味違って、初めて見る種類の花火がとても印象的でした。またあまり高さが高くないので、香港の中環(セントラル)にあるHSBCの本社が爆撃を受けているようにも見えて、大丈夫なのかな?と思うこともしばしば。季節季節のイベントを大切にする香港の風土は、日本人も見習うべきだと思いますね。随分と日本はこの10年、20年で変貌してしまったように感じています。家族との団欒の時間、親戚と集まる習慣、日本の良さをもう一度取り戻したい。

香港1号店のリニューアルオープン

長い1日が終わった。前々日の朝一番から店舗へ出勤、月末ということもあり、仕事が山積み、朝から晩までバタバタした1日が終わり、早番の代行者と1ヶ月だけ一緒に仕事をした、現地の前任店長(1ヶ月は引継ぎ期間として店長2名体制だった)と教育機関の責任者と、いつものタイ料理の店へ、仕事も一段落、売上は上々だったので、ホッとして美味しく食事を頂きました。その帰りに翌日リニューアルオープンの香港の旗艦店に差し入れを持参しに行くと、売場は混沌、スタッフは団子状態で一箇所に8名も群がっていて、非常に非効率的な状況。一箇所だけ陳列の見本を作ろうと、お手伝いをしていたが、これはどうにもならないと感じて、残ることに決めました。結局次の日の昼まで残って、オープンを見守ったのですが、良い経験と教訓になりました。統率すること(指揮系統の集中)、計画すること(明確な詳細)、計画の変更を正確に伝えること(情報共有)課題が浮き彫りになった長い1日でした。その後、昼食を食べてから帰宅、本当は眠りたかったけど、サイクルがおかしくなるので、自宅でゆっくり過ごしました。さすがに頭はまわらない。

9月30日 6時起床 出勤
    21時退勤 夕食
10月1日 0時出勤 30分休憩
    11時30分 退勤 帰宅して読書、インターネットなど
    20時45分 外出(花火見学&夕食)
    23時30分 帰宅 いつの間にかベッドで寝てました
    (片手に本を持っていたので読書していた?)

仕事の経験では一番長い1日だったかもしれません。
なにはともあれ、オープンおめでとうございます&スタッフの皆さんご苦労様です。
一緒に何かを成しえるというのは、信頼関係を強固なものにします。
今回、売場を仕切る担当達と、たくさんコミュニケーションができ、お互いを知ることができて本当に良かったと思います。また一緒に仕事をすることがあると思うので、とても楽しみです。

Straightener


最近は音楽を聴く時間もなく、毎日タスクを右から左へ片付ける毎日。筋トレも本格的に来週から開始するため、時間のコントロールが一番大切になる。今朝は掃除機かけから、洗濯、トイレ、風呂掃除、ゴミ出し、1週間分の買出し、読書、情報のインプット、レポート作成と一日みっちり、携帯電話が壊れたため、目覚まし時計がないので、腹時計に頼って起床していたが、万が一に備えて、目覚まし時計を購入。お休みの日も、目覚ましで起床時間を設定しないと1日の計画をこなしきれないので、時間に縛られている感じがしてしまうが、充実感はあるので納得している。音楽は、シャワーを浴びたり、風呂掃除しているときに聴くようにしている。後筋トレの時。つまり「ながら戦略」●●しながら●●する。さすがに考え事は掃除しているときには、まとまらないので、しない。五感を分割して、それぞれ今、ながら戦略ができるものは何かないか探して、できる限り同時に物事をするようにしている。移動中に音楽を聴きたいと思うこともあるが、貴重な読書時間なので、音楽を割り当てることはない。この「ながら戦略」真剣に取り組めば、時間捻出に結構効果があります。主に体を使うことと、耳、目、舌、頭など感覚的なものを組み合わせるといいようです。

そんなわけで、あまりメジャーではありませんが、私の好きなアーティストのご紹介。