2008/01/30

後を絶たない食品問題

冷凍猛毒ぎょうざで幼い命が危機にさらされた。
この記事はビジュアル付なのでご参考までにどうぞ。(一口餃子よく見かけますね)
お弁当屋さんの食材はほとんど冷凍で、原価を安くおさえているそうです。できたてホヤホヤですが、冷凍食品を温めて提供しているというのが現実のようです。でないとあの価格で提供できませんよね。
美味しい、安全なものを食べたければお金を積むしかない世の中なのですね。
中国の富裕層は日本産のアワビを輸入しているそうです。
なんとも歪な構図です。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200801300083.html

我が家では、産地が不明、非表示は危険と判断して買い控えているそうです。
賞味期限やら消費期限やら産地やら、それは書いてあることが正しいことが前提となっているから
どうにも防ぎようがないのが現実ですね。
食べて変な感じがしたら吐き出すという原始的な野生の嗅覚に頼る時代に突入です。

経験知を伝える技術 ディープスマートの本質


なぜ企業の不正は起こるのか。なぜベストプラクティスを盗めないのか。そんな疑問に答えてくれる1冊、なぜエンロンの不正会計が。なぜトヨタの改善力はこれほどまでにオープンでいながらマネしきることができないのか。本質に迫る内容。ベストプラクティスの模倣は模倣にならない工夫が必要である。短期間に飛躍的に成長しようと思うなら模倣の質を高めよう。

2008/01/29

アラン諸島


アイルランドにはアラン諸島というちっぽけな島がある。風は強く波は荒く船酔いすること間違いなしのボートに乗って行ってみた。ここでは島民全員がアイリッシュを話している。英語も通じるが、第一言語がアイリッシュなのだ。石と雨と風の此の島には昔から聖者と賢人の島という言い伝えがある。私が流浪の民であったとき、真剣に人生について初めて考えたのが、この島に滞在したときだ。野原に転がってジッと空を眺めていた。答えは出なかった。

仙人みたいな方

現在インターンで配属されているマーケティング部に仙人のような方がいらっしゃる。この道キャリア30年というエキスパートというかプロフェッショナル。動きに無駄がなく、本当に色々なことを知っていらっしゃる。そしてこちらの全てを見透かされているような感じがします。昨日はお昼をご一緒する機会があり、話をすることができました。社長が今何を考えているかなど、私達が普段知らないようなことを教えて頂いて貴重な時間でした。その日の夜に飲みのオファーを頂いたのですが、時間が遅かったので残念ながら帰宅。今朝6時まで飲んでいたそうです。タフです。お酒は相当イケるらしく。飲むと朝なんて当たり前ぐらいなので、ご一緒するときは覚悟が必要ですね。その方が以前作った資料を今日まとめてたのですが、非常にシンプルでわかりやすく重要なエッセンスが抽出されており、作ったときのことを疑似体験しながらまとめました。来週はマーケティングの各チームから1時間ずつの講義をして頂くことになっており、仙人様の講義もあるので非常に楽しみです。将来マーケティング部にパワフルに成長して戻ったときに一緒に仕事をしてみたいと思いました。

2008/01/27

ザ・マスター・キー 第14週目


■ザ・マスター・キー 第14週目 潜在意識は宇宙精神と1つである
08/01/21週
一言で言うと、心を鍛えることが大切であるということか。外へのアウトプットは全てインプット後の思考の使い方(心)にある。何かを実現しようとして実現したものは思考の賜物であり、実現できなかったものは思考の使い方を間違っているということなのだろうか。

プロトコルを合わせるコツ。

以前ブログで書いた勝間和代さんの著書についての文章に、会話をするときは、「プロトコルを合わせる」という言葉が書いてあったのを自分なりに簡潔にまとめてみました。

①目をつぶって真っ白な下地に人の輪郭をイメージしてください。
②縦の線と横の線を人の輪郭の中心に描いてください。
③横の軸は複眼点で見る力、知識や教養の広がり、展開の幅です。
④縦の軸は思考力の深さ、本質や真理の線です。上が浅く下が深い。
 物事を深く考えて根底にあるものを理解しているかどうかです。
⑤人とプロトコルを合わす秘訣はこの③と④をその人物にあてはめて、動ける幅を感じ取ることです。
 この領域を感じ取って会話をすることを意識すればプロトコルが合い、コミュニケーションは非常に円滑になるのではないでしょうか。

先日、飲みながら仕事の仲間と話す機会があったときも、これは意識しました。共通語に砕く必要があるものは、単語は言い換えて、考え方や情報は簡易化することが非常に共感性、理解度へ好影響を与えます。

立てよ日本人

本部インターンで電車に揺られて通勤することになり、改めて日々不服に感じることがある。それは電車の優先席に平気で座っている学生と社会人、しかも座っている奴はだいたいゾンビみたいに眠っている奴が多い。彼らはなぜ座っているのだろうか。なぜこんなことが平気な社会なのだろうか考えることが増えた。日本社会は間違いなく疲弊している。彼らのロジックはこうかもしれない。お年寄りが来たら席を譲るつもりだ。このロジックを辿ると、誰もいなければ座ってもいいんじゃない?から来ている気がする。それが習慣になり、今ではお年寄りがいようといまいと占領する。隣の人も座っているからいいじゃない。私だけが座っているわけではない。今日は疲れているから勘弁してもらおう。この思考パターンは「明日大好き」の人間思考パターンである。明日から頑張ろう!明日やればいいじゃん。きりがいいから明日から。常に先へ先へと物事を延期してゆく、明日は一生来ないのである。明日になれば、また明日があるという。どうすればいいのか考えたが、罰金を取ればいい。その罰金はユニセフに寄付するか、線路沿いの緑化の経費に当てればいいのではないだろうか。それを社会のインフラということで利用者の上に胡坐をかいて座っている(つぶれそうになっても国が援助してくれる感覚)鉄道会社トップがやってくれるかどうかは期待できそうにないけれども。そんないくつかの皮肉をこめて、立てよ、そこの日本人。

マッキンゼー with チャート


以前読んだチャート作成の基礎、マッキンゼーでは、
思考を簡単な図解にして理解力の強化をしているようです。
最近マッキンゼーの手法や考え方を集中してインプットしています。
随分調べたんですが、好奇心が再燃、今回は卒業生によって活用方法を
変化していることに気付きました。(※卒業生=元マッキンゼーの方)


ダブルでケンイチさんというところがちょっと面白かったのですが、
内容はタイトルの通り、問題を解決する方法論です。
これだけたくさん問題解決法が出回っても世の中からは、問題がなくならない。
そうビジネスとは問題解決に他ならないのかもしれない。
問題解決屋は一生飯が食えるということかもしれませんね。
本部に行ってからチャートを使う機会が多くなりました。チームメンバーを説得させるためにも、自分の考えを明示するためにも、また部署を越えてコミュニケートするときにも必須になります。これを機に思考から生み出されたものや、検証で使った資料などはナレッジとしてチャート化したものを貯蓄しておき、同じケースに出くわすときに即使用できるようにしておくこともいいのかもしれない。

2008/01/24

早起き生活

本部インターンになってから明らかにインプットの時間が減ったのを実感している。毎日5時間は自らインプットを行えていたが、ブログの読み込みと読書量が減少、計算したら2時間ほど減少していた。その原因は昼食と夕方休憩と通勤の乗り換え時間であった。いつもは読書している時間が本からのインプットではなく、人からのインプットに変化。使っている頭が違うことを感じてはいたが、インプットの時間が減少しているのではなく、インプットの質が変化したのがわかった。また生活する時間帯が思い切り前にスライドしたため、デスクトップでなくノートPC(私用)のものを持ち歩かないとネットからのインプットはしにくくなった。社用PCは会社のロッカーにある。4時40分に起床するため11時半当たりには間違いなく就寝というサイクルになっている。朝は清々しい本部前のエクセルシオールカフェ6時45分ごろはガラガラで禁煙席(私はタバコは吸わない)は尚更誰もいない。いつも同じ窓側の柱横に陣取って2時間集中して仕事の整理や課題解決法を考えたりと1日のウォーミングアップをする。その後出社するが、チームメンバーは誰もいないことが多い。ここから全員が揃う1時間は情報整理(メール、数値、社内イントラネット)その後、自己課題(グーグルでいう20%の仕事)に着手する、大抵は仕事の改善案などの蓄積。そこから通常業務に入る。随分早起きになったなぁということが言いたかっただけ(笑)今日はマーケティング部の他のチームにある共通のことを発見した。それはPCにグーグルシールが貼ってある人の集団がいた。今度インターネットやグーグルについて熱く語らう予定である。

2008/01/23

社長。

私が現在配属されているのはマーケティング部のチラシ作成チーム。チラシの最終確認のために社長室に同行し、目の前で社長が最終確認とGOサインを出すのを固唾を呑んで見守っていた。全身から覇気を感じる。空気が張り詰めていて心地が良かった。仕事の緊張感はとてもいいものです。今日で本部3日目ですが、ようやく実務フローの整理がつき、来週実際に業務に当たることができる可能性も見えてきました。とことん挑戦してみようと思います。最速で習得し、即戦力化するのが目標だったので必ず達成して店舗に帰還する。

本部にきて、色々と話をする機会も多く、同じ店舗から来ている仲間で本をたくさん読んでいるだけで、凄いと言う人がおりますが、それは大きな間違いで、読んでいて当たり前、読まなければ話にならないので、自分を語る上で本をたくさん読みます。は、当たり前過ぎて口に出すのも恥ずかしいことである。そんな社長は異常によく本を読む人だ。

2008/01/22

マッキンゼー式 世界最強の問題解決テクニック


本部2日目が終了しました。本部勤務での往復2時間の通勤時間を利用して、毎日1冊の読書に挑戦してます。また本部へは1時間以上早く到着するようにして、近くのカフェで当日の仕事の整理などをしています。夜は12時前には完全に就寝し5時前には起きるというパターンを構築。以前読んだ「残業するな前業しろ」を絵に描いたように再現してしまっていますが、事前に自分でイメージした通りにまずスタートダッシュは切れております。いかに朝に弱い人が多いか体感しました。ラッシュにラッシュとわかってすし詰めで出勤は、私にはできません。本部の仕事の仕方は店舗とガラッと変わって転職したような感覚があり、何もかもがエキサイティングで刺激的だ。現場で培った経験が特に役に立ったことがある。そのエッセンスが紹介されているのが、上記の本です。最近はマッキンゼー探求を意識的にやっており、その真髄をなんとか一部でもいいので身につけようと思っている。私のようなド素人のビジネスパーソン、学歴も才能も乏しい人間が、努力して同じ高みに届くようなことは至難の業だが、近づくことができれば、ありとあらゆる人に飛躍的な成長のチャンスは存在することを証明することになる。あきらめずにマッキンゼー卒業生の10倍、100倍いや1000倍の努力をすればいい。10年続ければ、芽ぐらい出るだろう。話は本に戻して、読むだけでは意味をなさない、必ず自分で実行しないことには意味がない。内容はマッキンゼーの仕事術の要所要所を簡潔にまとめてあるので、読みやすいが自分のスキルとして活用するには相当な訓練と覚悟が必要だと思う。プロフェッショナリズムとポテンシャルがスキルと掛け合わされることで相乗効果を生むのだろう。ロジックツリーを書き出すたびに私は、私にこのスキルを教えてくださった師のことを思い出します。今週は早速それを活用してチームに業務の改善提案をする予定、明日プレゼン資料を作成して、会議の効率を倍高める施策を共有するつもりです。

2008/01/21

パーソナルブランディング


会社を立ち上げる時には、必要な知識かもしれません。しかし同じ方法を真似したとしたら、結局陳腐化して差別化にはつながらないようにも思えますが、それはそれぞれがお互いに創意工夫の末にかぶらないように考えればいいこと。店長職に置き換えると、PBS(パーソナルブランドステートメント)という考え方は凄く重要で、個人として仕事をする場合に自分と言う人間を周囲にどう感じてもらうか、ポジショニングを取ってゆくかというような切り口には最適なツールなのかもしれません。自分という人間を徹底的に考えるきっかけ作りにはとてもいい本に思いますが、全体としては、類似したことのオンパレードで本のボリュームはこの半分ぐらいで十分伝わるのではなのではないでしょうか。パーソナルブランディングに使うより、相手(競合)のパーソナルブランディングでの弱点、犯しているミスから教訓を得るほうで大いに役立つ1冊かもしれません。
①自分を見つめなおすきっかけ作り
②相手のブランディングから教訓を学ぶ
この2点
これでも翻訳するときにまとめられているということなので、原書はどんだけ長いのだろうか。

2008/01/20

ロジカルバーテンダー

先日地元に戻ったときに、以前バイトをしていたことがあるバーがつぶれておりました。ガレージのような空間とネオンと圧倒的なバーボンの数が素敵だったんですが、残念です。夜の商売をきっちりやってゆくことは凄く難しいことだと思います。何よりも強い信念や理念がないと流されやすい水商売ですからね。話はかわって、昨晩の食事会でお酒を持ってゆくことになり、どうせならカクテル作ろうかということになったのですが(結局時間の関係で断念)改めてカクテルってどうやって作っていたかなとか、バーテンの仕事術を効率化するには?など浮かんできたので、頭の中でまとめたものを残しておこうと思います。

効率的なカクテルの作り方たった3つだけ
①酸味・甘みのバランスを取る
②アルコール度の高い低い
③色・飾り
これでほとんどのオーダーに対応できる
これにバーテンダーは最後の相談役というように、会話さえできればいい。後はカクテルの逸話なんかあれば十分ではないかと思う。
スタンダードのカクテルがなぜ旨いか?それはシンプルがゆえに実現する美味しさということが改めてわかった。シンプルなカクテルは3種類ぐらいの液体しか混ぜないので、①を容易に実現できる。たくさん種類を使うカクテルもありますが、凝れば凝るほど肩もこる。味の焦点がぼやけます。後は好みで、②と③を海外でも国際バーテンダー協会があり、レシピは同じですので、グローバルな趣味にできるかもしれません(笑)

子供向けのゲーム機について

休日中の子供のゲーム機を見てふと思ったこと。平日はそんなに稼動していないけど、週末はずっと稼動しているので、売上のほとんどは週末だ。ムシキングなどを筆頭に、この手のゲームは今たくさん種類が出ており、子供たちもそれぞれ思い思いのゲームを楽しんでいる。売場と言えば大体こんな感じである。

①子供が楽しむゲーム
②子供も興味を持つが、大人がやるゲーム
③大人も興味を持つが、子供がやるゲーム
④どちらも興味を持って、できるゲーム
⑤大人が楽しむゲーム

UFOキャッチャー、すくいモノ、落下させるゲームなどのスキルを要するゲームは②大体家族で遊んでいても、大人がコントロールしていることが多い。③は先程のカードゲーム、ポケモンやドラゴンボール、ドラゴンクエストなど多種、単純にボタンを押すメダルゲームや、ピンボールのようなものは④、パチスロなどは⑤、①は子供くじなど。その他プリクラなどがある。商売の要は②と③で圧倒的なスペースを占めている。②は景品の原価が安いので、コインを投入した瞬間利益があがる。1回で取れても利益があがるものがほとんどだから取らせてなんぼ。回転数をあげる工夫をすればいい。回転数をあげるには取りやすくすることが一番だが、絶妙に取りにくくして回転数をあげることを軸にしている店舗がほとんどのように思う。どちらがいいのでしょうか。今回は③についてのエントリー。まず人だかりになっていて、完全な機会ロスをしている。画面も平面なので、見えない子供も多いのが残念ですね。メーカーさんはもっと考えないといけないし、レンタルしている売場からも提案があっていいのではないでしょうか。以前ナムコのブロック長の方とお話する機会がありましたが、一番頭を痛めるのはロイアリティとおっしゃっていました。高い家賃を回収するには、創意工夫が必要だと思います。開発コストにもよると思いますが、円柱形で8名同時に遊べるもので上部に、その状態が映し出せれるものであれば、機会ロスが解消され、売上があがるのではないかと思いました。また高い位置には大人がコントロールできる(子供と参加可能)ものを作って、大人も遊べるようにすることで、コインの投下回数もアップし、同時に遊べる人数も増えるので回転率が異常に高まるように思えます。もちろんコンテンツの魅力が一番大切なところですが、その辺の内情はどうなのでしょうか。

満員電車大国日本のサバイバル術とは

来週から本部のインターンで電車通勤です。
電車通勤と言えば、満員電車につめこまれて、ゲッソリしている人間の塊、眠りに落ちたゾンビの群れというイメージがあり、どうやって快適に出勤しようかと考えたわけです。電車のダイヤやネットで情報収集した結果。
①とにかく早い電車に乗って出勤し、のんびり読書する。早くついたらカフェにて仕事の整理など準備の時間に当てる(1日2冊は読書できる)
②普通電車を利用する
③近隣駅発の始発を狙う
大体この3パターンぐらいに落ち着いたのだが、昨晩の食事会で素晴らしい方法論を教えてもらった。
それは、長い間電車通勤した人ならではの方法だった。ベストプラクティスの素晴らしさとは、自分が長い時間をかけて、その方法にたどり着くための時間を人が代替してくれる点である。これで私は長年電車通勤したひとと同じ知恵がついたことになる。その秘訣とは、いつも同じ駅で下車するひとは一緒であるということを利用してその人の前に陣取るというもの。意外に簡単なことだがなるほどと思った。そこで、何人ものひとが同じやり方をしていることを想定し、陣取りできる確立を高める方法を考えた。それは駅の乗降客数である。自分のところは13万人、隣の駅は80万人だから隣駅で降りるひとは確立で言ってもグロスで行っても文句なく多い。だから隣駅で降りる人の顔ぶれをできるだけ多く覚えることだと思う。そして多く降りる車両も理解すれば、必然的に座席を確保でき、読書が可能になるというわけだ。どちらにせよ、私は読書するために必ずいずれか最適な方法を選ぶだろう。

お食事会

昨晩、妻の友人のご自宅でお食事会をしました。以前レストランで一緒に食事をしたことがあり、同じ1歳の子供を持つ家族同士で子育てや子供のことについて、またパパ同士の仕事について楽しく食事をしながら話をすることができました。印象的だったことを3つ。
①実名ブログの話
実名でブログをお互い書いていること。日本人はとかく匿名でモノを言いたがるが、アメリカ人は実名で主張する。僕らもアメリカナイズドですかね(笑)実名で書くことの意味について触れました。このことについては、池田信夫さんがブログ上で、事あるごとに触れていたのが記憶にあります。
②IT業界の話
異業種の話ですが、非常に興味がある分野なので勉強になりました。特にモバイルビジネスの可能性については、私も同様に感じている点でした。
③子供の個性
同じ1歳の子供でも随分違います。正に個性ですね。
母性、父性、遺伝、環境など様々な要素が1つになった結果。
うちの子は、ばたばた歩き回り、動き回ることと悪戯が専売特許。
お友達のお子さんは、おしゃべりや歌まで歌う器用さ、集中力が高いのが専売特許。
お互いを足して2で割ると結構バランス良さそうです。
春のピクニックが楽しみです。

考える力を奪うもの

私達の考える力がどんどん奪われているように思う。「どうしたらよいですか?」「何をしましょうか?」という言葉をたくさん聞くようになった。決まって「どうしたらよいと思う?」「何をすべきだと思う?」と考させる質問で返すことになるのだが、考える力が弱まっているのは、何も店舗だけではなく、この世の中の大半がそうなっていると思う。長期休暇中、買い物に行ったり、遊んだりしている中で、平日休みである私は週末休みの方が普段どんな生活をしているのか味わうことができて考えることも多かった。なぜ人々は行列するのか。長い車の列を見ていると、それが当たり前だから仕方ないというような印象すら受ける。反対車線はガラガラ。平日休みの私達からすれば、非常識なことが週末休みの方々には常識であったりする。子供を遊ばせる広場やアミューズメントパークもゴチャゴチャで慌しく、気が休まるどころか、お祭り騒ぎに近い異様な熱気。日本はこれで本当にいいのか?と思った景色が広がった。私達は日増しに考える力を失っている気がする。巧みにメディアにコントロールされ、自分らしさを取り違え、関心を示すもとと言えば表面的に日々目に映る極めて流動的なことばかり。明日からルール変更ですと言えば、新しいルールを一生懸命書き写す。そこにはなぜルールが変更になるのかへの問いかけは存在しない。ニュースは情報の垂れ流しだ。ニュースは事実であることが大半だが、何も語ってはくれない。ニュースはなぜそれが起こったのか今後何が起こるのかを推測し、何かのアクションにつなげてこそ価値を発揮する。原因は点検の不備ですというメディアの考えをそのままコピーし続けることは非常に危険極まりないことである。

ザ・マスター・キー 第13週目


■ザ・マスター・キー 第13週目 夢は実現する
08/01/14週
最後の一文、知恵が命ずることを実行する決断力という表現が肝心な気がする。知っていてもできないことが実は多いのかと思う。制約など、様々なことが思考にブレーキをかけてしまい。やれば成果が出ることが実行に移せないのは、やはり決断力の弱さになるのだろう。私達がやるべきことは、制約を取り払うことを前提に思考を働かせるか、この本が言うところの宇宙の精神に合わせれば、制約などは消えることになるので、知恵が活かされ、決断力をし、そして描いた結果へと現状を引き寄せることになるのかな。

ザ・マスター・キー 第12週目


■ザ・マスター・キー 第12週目 引き寄せの法則
08/01/07週
人間に取っての真の財産とは、一瞬で消えたりする富ではなく、知恵であり、人間は考えることができるからこそ人間である。考えることについては個人個人の限界(本人が決めるもの)はあっても制限はない、いくらでも思考できる人は創造的なパワーに限りがないということを意味する。これは私が上司と死について話をしたことがあり、人間は「思考」しなくなることが一番の恐怖だと話をしていたことがあり、その通りだと思う。但し、この著書は、この恐怖を否定的思考と位置づけている。宇宙の思考に合わせる事で、恐怖なんてものはなくなると言うのだが、どうもこの考え方と引き寄せる法則がリンクしないのは私だけだろうか。なんとなく言わんとすることはわかるが、言葉にするには難しい考え方に感じます。この世に存在するものは、全て物質で構成されており、それぞれが真理、原理原則に則って引き寄せられた結果、目の前に現れている、人間も同じであり、思考というものを、その真理に則って使うことができれば、実現できないものはないという感じ。

2008/01/17

カラダにいいものを食べよう


「カラダにいいものを食べよう」著者マリリン・バーンズ

たまたま長期休暇中に買い物にいったSCのキッズパークのような場所にたくさん本があって、気になったのでパラパラめくってみたら、親しみやすい絵とともに「コカコーラ」の話が書いてあったので、そこだけ軽く読んでみた。そこには驚くべき事実が記述されていた。炭酸飲料が世界で飲まれるようになった当時、コカコーラは炭酸抜きのジュースだったそうですが、そのジュースに目を付けた人が2000ドルで、その権利を買い取り、炭酸を混ぜて売ることを思いついたという歴史から入るのだが、その内容が単刀直入に記されているため、子供が読んだら一生コカコーラとは無縁になるなぁ…と炭酸飲料と縁が薄い我が家では人ごとのように一時の会話のネタで終わった。コカコーラの99%は炭酸水と砂糖である。その他に香料やX7という社外秘の秘薬?つまりあれは砂糖ソーダ、チキンの骨をコカコーラ漬けて放置してみるといい。もし抜けた歯があるならコカコーラに漬けておいてそれを観察するといい。なんてかなり軽く書いてますが、こんな実験をしたら一生コーラは飲みませんよね。なんでそんな液体を世界の人々はゴクゴクと飲むのか?なんて疑問も叩き付けてます。これについては、巧みなマーケティング戦略をかなり鋭くついています。3日間ぐらいコカコーラにまつわるものを目にしたらチェックをしてみたら、どれだけ多くの広告と接触しているのかがわかるでしょうと書いてありました。確かにいたるところに自動販売機、コンビニでも陳列しているし、CMやらなにやら1日に1億本も飲まれているということは、飲んでいるひとも広告塔になるわけで、私達が日頃気付いていないニーズやウォンツを探り当て適切なサービスや商品を提供するのが企業のマーケティング戦略という側面と、強制的に考える力を奪い、洗脳的にインプリンティングするような戦略、無意識にスカッと爽やかに飲んでしまうように誘導するような戦略。二宮尊徳の一円融合の悟りに通ずる2面性を感じました。
一体他にどんなことが書いてあったのでしょうか。気になるところです。

テレビ大論争

妻の実家から携帯電話へ大型テレビの画像が送られてきたことからはじまった。なんでも妻の祖母がテレビを買い換えたと同時に妻の両親の家のテレビも買ってくれたようなのです。それを見て妻が我が家にも「大きなテレビ」というような雰囲気だったので、テレビ不要派の私と論争になったわけです。そこで考えてみたのですが、何でテレビを見るのか、見るとしたら自分のメリットは何か。3つほど、1つ目、活字だけだと感じることができない現地の状態や人々の表情を知ることができる。2つ目、色々な企業のマーケティングなどプロモーションの戦略を見ることができる。3つ目、気分転換(現在は毎週土曜日の夜11:10ぐらいからやっているSPというドラマのみ)、その他映画となり、では絶対に必要かと言ったら不要だという判断。現在の家のテレビは14インチ程度の映ればいいというレベルのテレビで、引越しのときも邪魔にならないので、かたくなに小型。一番怖いのは「テレビの魔力」です。無意識にスイッチを入れて画面を覗き込んでいるだけで3時間なんてあっという間に過ぎてしまいます。半ば中毒症状です。以前は私もテレビは見ていましたが、最近テレビを見る時間があったら大抵読書をしています。実際、自分が能動的にテレビを見るのは、週に1時間ぐらい、スイッチが入っていたり、子供と一緒に座って夜ご飯までの間にチラッと見ることはありますが、それでも2時間いかない。時間の使い方の目的意識の違いが「大型テレビ論争」となったわけです。私の感覚だと、わざわざ大きなテレビにして快適にカウチポテトライフの環境を整えることは死刑台を自ら準備しているのと同じことなのです。目覚ましテレビを見て、とくだねにつなぎ、時代劇か主婦向け番組をなんとなく、笑っていいとものゲストが気になり、小堺さんも飽きたから家族ドラマを見て、昼ドラ見たら、2時っチャオ、ぼちぼち外出して、夜のニュースで食べ物特集を眺め、クイズ番組、バラエティ、お笑い眺めて、映画見て、深夜番組という心地よい流れに乗って人生を過ごしてはいけない。特に新社会人は、学生時代の悪い習慣と断ち切って少しでも前進することを考えた方がいい。

効率が10倍アップする新・知的生産術


知的生産については、過去随分とどうあるべきか考えてきたことだったので、タイトルも、グーグルという単語にも興味があって購入しました。確か会社でも過去推薦図書で10倍シリーズはあがっていたと思いますが、悲しきかな人間はその場で行動しないと意識の奥底に沈んでしまい。本屋に並んでいたときにふと意識化に戻ってきますが、この機会を逃すとまたチャンスを見送ることになります。つまり本は思ったときに即買っておくのがベストだということです。これと同じことを本田直之さんや、この10倍シリーズを手掛ける勝間和代さんはおっしゃっている。また自分の場合はインプットに集中してアウトプットとの比率、バランスが崩れないようにしたい。そもそも何を意識してインプットし、アウトプットにつなげているのか、またそれがインプットに還元してゆく状態を整理しようとインプット&アウトプット体系表を作成していたタイミングで読んだのでタイムリーな内容でした。この1冊は誰が読んでも、かなりメリットのある1冊であると思います。
理由①万人、誰でも共通の思考の強化の具体的方法論が書いてある「再現性が高い」
理由②単に頭の鍛え方に留まらず、人間の営みの中でのBPが紹介されている。人間である以上、衣食住に大きく影響を受ける。
理由③文字も大きく、章ごとの構造もしっかりしているので、短時間で吸収できる、最終章がサマリー       になっているので、この数十ページだけでも予備知識があれば効果を得られる。
私の場合、わかりやすく話すことに最近、異常に課題を感じていて、話しながら伝わっていないな、とか伝わりづらい、わかりにくいことを言っていると感じていたので、著者の勝間和代さんが書き出していた「プロトコルをあわせる」という表現で、なるほど!と思いました。上司にも部下にも、この「プロトコルをあわせる」を意識しないと話は飛躍するし、そもそも橋渡しができていない状況で、構造的でない話をしたところで伝わるわけはないんですね。最近対面でプレゼンするような機会がなかったので、これからは些細な会話から徹底してプロトコルをあわせてゆこうと思います。

2008/01/16

頭の内部を整理しよう

長期休暇にやりたいと思っていたこと。それは頭の中を整理することです。この1年我武者羅にインプットだのアウトプットだのと走りまくった中で、体系的に自分が、どのように情報を仕入れて活用して、成長していっているのか知りたくなり、頭の中で拡散していたパーツを一旦整理したいと思った結果が、実はブログの右上の「■-masaki goto 店長論-」のところにリンクを貼っているので、いつでも確認できる状態になっています。情報源のところは個人名があるので伏せてますが、いつでも自分の思考の内部にアクセスできる環境は魅力的だと思っていたので最高です。インターネットにさえアクセスできれば、手ぶらでも何とか戦える材料はグーグルを中心としたネット上のストレージに集結させてあるので、心強いです。一番重要なのは自分ですが、思考を強化するための支援にインターネット上のベースキャンプは欠かせません。

都市金鉱 資源大国日本の将来とは


長期休暇に入り(1/13~1/20)めっきりアウトプットをせずに家族サービスとインプットにいそしんでおりました。先日1/11に入手した情報をどうしてもエントリーしておきたかったので、時間を作りました。
マッキンゼー流に「空・雨・傘」を意識して書き出したいと思います。
まず都市金鉱という記事で、実は日本には世界一、金、銀、鉛、インジウムの存在量があるという事実。とかく日本は資源に乏しい国と思われ、私達も頼れるものはテクノロジーだけしかないなんて思っていますが、実は大量の金属資源が存在することが、この度、物質・材料研究機構の調査で明らかになった。つまり世界の金鉱の埋蔵量よりも多いという驚愕の事実である。詳しくは記事を参照。

http://www.asahi.com/business/update/0111/TKY200801110242.html

この事実をニュースで知ったとき、頭をよぎったのが、以前読んだ「千年、働いてきました。」日本の老舗がなぜ、そんなに息ながく発展と存続できたのかを書いたものだが、これはプレビューを引っ張ってきているので、以下の通りである。
千年、働いてきました、日本には創業100年以上の老舗企業が10万社以上あると推定されている。これほど老舗が多い国は世界でも例がない。本書は特に老舗製造業に焦点を当て、職人集団としての製造業が、どのように生き続けてきたのかを追う。
老舗製造業に共通するのは、時代の変化に柔軟に対応してきた点だと指摘する。例えば、1885年の創業以来、貴金属の売買を手がけてきた田中貴金属工業は現在、携帯電話の振動モーター用に小さな金属製ブラシを製造する。300年以上の歴史を誇る福田金属箔粉工業は、携帯電話の配線基板などに使う電解銅箔を製造している。両社は、長年築いた技術を生かし、時代の要請に応じて新分野に進出している。確か携帯電話のごみの山は金鉱だというくだりがあったことを思い出し、その金を抽出する技術を持つ会社があるというから、これは正に現代のゴールドラッシュ。
つまり日本には、その都市金鉱から金属を採掘できる可能性があるということであり、また現実に行われているということになる。
このテクノロジーに磨きをかければ、我々日本は世界でもトップクラスの資源大国となるわけだ。
このテクノロジー、他国が手を出すかと言えば、自分の国にリアルな鉱山があるわけだから、どちらかといえば、見つける技術、掘る技術に力を入れたいのではないか。つまり日本が都市金鉱を抱えているがために必要とされる技術で、その利益を全て享受できるのは我々日本であるわけだから、独占できる分野なのではないかと思ったわけです。

よって、私達は、日本の為に、田中金属工業の株を買ったらいいのかもしれない。

http://www.tanaka.co.jp/index.html

2008/01/07

いざ本部へ

今月末から2月いっぱい、約1ヶ月間本部へゆくことになりました。部署はマーケティング部、上長が考慮してくださったのだと思います。部署が決まったので、準備に入ろうと思っています。というより準備をはじめたのですが。1ヶ月間集中して多くの事を吸収するために1ヶ月間の自分の行動スケジュールを作成(自分の時間で)開始します。また基本的な知識など共通語で会話ができるレベルにはなっておきたいので関連書籍の濫読実施。乗る電車、乗る位置、通勤で片道48分なので1日1冊往復で読書、サマリーの作成とランチはどう取るか。休憩時間はどうするのか。それぞれチームの方に投げかける質問や疑問、徹底的にイメージをふくらませて具現化。せっかく都内に出るので、競合調査や友人と食事などアクティブに本部勤めをしてこようと思います。レギュラーメンバーの実力とどれぐらい肉薄することができるのか勝負したいと思います。お店も今、大改革を行うところなので、非常に重要な時期なのですが、きっちり軌道に乗せて、長期休暇も取って、本部でも手ごたえを感じ、エポックメーキングな1年の良きスタートを切ろうと思います。

整理整頓とは

整理整頓とは、整理と整頓の2つの要素から構成されているものである。
整理とは不要なものと必要なものに分けることを指し、整頓とは機能的に配置することである。このことをしっかりと認識している人は、片付け上手であることが多く、ほとんどが整頓への意識が強くバランスが崩れており、大量な物の中で必死に配置だけを変えようと悪戦苦闘するが、結局は、物の絶対量が変化しないため、またぶっちらかるという結末である。佐藤可士和さん流に言うなら手ぶらで仕事にゆくことが究極の整理である。何にもなければ整理する対象がないので必然的に綺麗な状態なのだ。クリエーターは物質的な整理整頓より、要求されるのは頭の中の整理整頓だと思う。物質的な整理整頓は物の絶対量を劇的に減らせば、ほとんど勝負がつき、後は使いやすいように使用頻度などに合わせて置き換えてやればよい。仕事をする上で厄介なのは、物質的でないものごとの整理整頓である。特に我々SPA(製造小売業)では、何かを作る提案、今なら来年はこうして欲しい、ああして欲しいという提案で溢れかえる。それはそれで商売を振り返ることは、とても重要なのだが、よくよく考えてみれば、来年の予算に合わせた生産しかできないのである。つまりパイは限られており、その分配と内容を決めることが肝要になる。ところが、我々ときたら、増やすことの要望は非常に多いが無くすことの要望が少ない。仕事もそう。何かをやろう!という動きばかり多く、何かをやめよう!という動きは少ない。私達は24時間しか持ち時間がないのだから、仕事に使える時間だって限られている。その中でやろうやろうと動きまわれば、1日48時間あったって足りるわけがない。これは仕事の整理ができていない証拠である。つまりは、何かをやろう!と何かをやめよう!対になっていないといけないことになる。商品を増産するなら、減産するものも特定して提案しないといけないし、仕事も何かをやるなら何かをなくす決め事をしないと整理整頓の本質に近づくことは到底かなわないのである。一時期話題になっていたセカンドライフでは、自分の持てるアイテム数が限定されている。ドラクエだってそうである。僕達は際限なく何でも抱えられるわけではないのだから1つ買ったら1つ捨てる意識を持たないと、スッキリした人生は送れないのではないか。

2008/01/04

レバレッジ人脈術


人脈を築くことの重要性は誰しも感じると思います。特に私の会社では、社外の方との付き合いが極端に薄く、その結果として、内向きな仕事や発想、裏を返すと内向きに集中するので一見いいようですが、部分最適に陥りやすい、社交性が低く、チームワークというより、個人プレーの束というような感覚もあります。私もこの本に書かれているように「人脈」というと、自分が困ったときに助けてくれるとか、何かいい話を持ってきてくれるというような意識に偏っていて、典型的な名刺交換、異業種交流のような場を想像しておりましたが、根本的にそんな人間関係は成立しない。そう著者である、本田直之さんが言うとおり、コントリビューション(貢献)という一言につきるのではないでしょうか。人付き合いの基本はここからなのだなと。ギブ・アンド・テイクでもいけない。ギブ・アンド・ギブぐらいの姿勢でないときっとなんでテイクできないんだ!となってしまうのが人間の弱さというか陥りやすい欠点ですよね。だから常にギブの姿勢で過ごしていれば、つまりコントリビューションを意識した人付き合いができたのなら、それが勝手に人脈を築いてくれるということなのでしょう。但しレバレッジ(梃子の原理)なので、ここにも最小の労力で最大の成果を引き出そうとする著者の人付き合いのノウハウが濃縮されている。自社の店長陣は読んで損はない1冊だと思いました。

2008/01/03

大人の見識



阿川弘之さんの著書「大人の見識」、軽躁なる日本人へ 88歳戦争を知る世代の重く深みのある言葉であると感じた。我々日本人は日本人の良さを失いつつある。英語が話せれば素晴らしい、グローバル化、英才教育という名の下に英語教室には親子からビジネスマンまで足しげく通う日々。結果何を生み出すのか、それは己の無知を欧米諸国にさらけ出す道具となった。我々は我々のことをよく知る必要がある。そして志。この2つは温故知新という阿川さんの結びの言葉へと集束してゆく。以前読んだオックスフォード流のマナーについての本が第六章のノブレス・オブリージュとリンクしており、孔子は先日妻の祖父の書棚から拝借していたものとあわせて大陸思想について学んだときに触れていたので何度もうなずける内容でした。一番知っておくべきことは、やはり戦争のことだと思います。私の母方の祖母は従軍看護婦で、戦争を体験しており、当時の様子を子供のころから聞ける環境でした。また祖父は陸軍中野学校を卒業し情報将校として無線傍受や暗号解読などの任務についていたと聞かされています。当時のことについて書かれた本もあり、一度も会った事のない祖父の貴重な記録です。陸軍のことについては、著者が海軍であったこともあり、かなり酷評されていますが、親族が命をかけて戦い、片足を失って生きていたことを考えると胸がつまる思いでしたが、戦争を俯瞰し、様々な立場の方々の見識で物事を鋭く表現されていることについては、老文士の個人的懐古談というよりも、私達が失おうとしている日本人としての見識、大人の見識を育むことができる至宝の言霊という表現がふさわしいのではないでしょうか。

http://www.skynet-1.com/heya/nakamura01.html

http://www.geocities.jp/jisedaikenkyu/nakano-kouyuukai.htm

http://snsi-j.jp/boards/past.cgi?room=undefine&mode=find&word=%C3%E6%CC%EE%B3%D8%B9%BB&cond=AND&view=10

『留魂碑建立23周年祭』 “誠”の精神を忘れない――
 2004年4月。京都東山の霊山(りょうぜん)観音。桜の花吹雪が舞っていた。 ぽかぽか陽気の土曜日、境内の一角に自然宿でつくられた高さ2.5メートル、横幅2メートルの碑の鎮魂祭が行われていた。碑には幕末の志士吉田松陰が著した「留魂録」から採った『留魂』の二文字が彫られている。その意味するところは『魂を留め』にあるのだが、陸軍中野学校の卒業生は留魂に思いを込めて「……己を滅却して礎石たるに安んじ、名刺を棄て、悠久の大義に生くるの信念は実に茲ここに淵源す。我等中野に学びて特殊の軍務に服し……、此の碑に我等が志の支柱たる誠の精神を留めんとす」と碑文を刻んだ。 卒業生は、この碑文にもあるように特殊の軍務に服していた。しかし、その任務は決して終戦で終りを告げたわけではなく、戦後も戦っていた戦士がいた。それは、留魂碑の前で叩頭している老人のなかに……。 焼香は導師の読経が続くなか進んで行く。23年祭には全国各地から卒業生や遺族等200余名が集まった。今日の式典は戦場で散った仲間の慰霊と中野の精神である“誠”の精神を忘れないための儀式であった。老戦士たちはかつて中国で、満州で、南方地域で情報戦やゲリラ戦を戦ったプロの情報将校である。 筆者は式典の合間を縫って何人かの老戦士に、中野の戦後史について問うてみた。一見すると彼らは皆、好々爺である。戦後は商社マン、銀行員、事業家、教師などの職に就き、なかには陶芸家や画家の道に進んだものもいた。しかし、戦後、自らの“歴史”を語ることはほとんどなく、陸軍中野学校の遺訓ともいう“黙して語らず”を貫いてきた。 彼らは中野学校のことに触れると、背筋を伸ばし眼光鋭く別人の表情になった。そして、口をついて出てくるのは言葉ではなく、校歌の“三三壮途(わかれ)の歌”(※1)の歌詞であった。“三三”とは、陸軍中野学校の秘匿名・東部三三部隊の名称であった。声をかけた老戦士の誰一人、それこそ、黙して語らずであった。 筆者はサイレント・コマンダーのなかで一人、今年84歳になる小俣洋三を自宅のある和歌山に何度か訪ねて説得し、懇願して戦後秘話ともいうべき「GHQ潜入工作」についてインタビューする機会を得た。小俣が指定したのは留魂祭の前日であった。歴史の貴重な証言は信じられない内容であった。
(抜粋)

留魂碑をはじめて訪れたのは祖母との旅行のときでした。桜が綺麗だったのを覚えています。
それから京都に立ち寄るときには、必ず留魂碑に手を合わせにゆきます。
何度季節が過ぎても、かわらぬ想いを。

ザ・マスター・キー 第11週目



■ザ・マスター・キー 第11週目 帰納的推理と客観的な心
07/12/31週

全24週なのでもうすぐ半分です。この章でも前回同様、宗教や思想のような内容に傾倒しているように感じるが、最後のp155、34のところ一見不可能なことを成し遂げた人、生涯の夢を実現した人、自分自身を含め全てを変えた人を確かにたくさん知っている。そして自分も困難な目標に挑戦し勝ち続けてきたときのことをよく考えてみると、勝利を確信していた。因果の法則のようなもので、こうすれば必ずこうなるから、確実に成果が出て当たり前。そういうふうな思考をしていた。そしてそれを引き寄せるために詳細を描いたし(考える能力をフル回転)、とにかくやりきることへ執着して忍耐した(耐える能力の限界まで挑んでいた)

今朝ブログで拾ったプロフェッショナルの流儀の「イチロー」の記事を思い起こした。現実とはイディアの写しであると唱えたプラトンによって伝授された手法、「何かをなそうとするなら、それがすでに達成されていると信じる」ということ。非常に大切なことの1つだと思いました。


http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20071212/143016/

2008/01/01

2008年度方針

NO CHALLENGE
NO FUTURE

(会社)

何への挑戦か?世界一だ。
世界一になるには自分はどうするんだ?
劇的に成長するんだ。
世界で戦うには、どんな強みが必要だ?

スピードと質の追求

(自分)

スピードと質の追求をしたら何が変わるんだ?
人が変わり、サービスが変わり、売場が変わり、売上が変わる。
人が変わり、チームが変わり、会社が変わり、常識が変わり、
そして世界が変わる。