2008/01/16

都市金鉱 資源大国日本の将来とは


長期休暇に入り(1/13~1/20)めっきりアウトプットをせずに家族サービスとインプットにいそしんでおりました。先日1/11に入手した情報をどうしてもエントリーしておきたかったので、時間を作りました。
マッキンゼー流に「空・雨・傘」を意識して書き出したいと思います。
まず都市金鉱という記事で、実は日本には世界一、金、銀、鉛、インジウムの存在量があるという事実。とかく日本は資源に乏しい国と思われ、私達も頼れるものはテクノロジーだけしかないなんて思っていますが、実は大量の金属資源が存在することが、この度、物質・材料研究機構の調査で明らかになった。つまり世界の金鉱の埋蔵量よりも多いという驚愕の事実である。詳しくは記事を参照。

http://www.asahi.com/business/update/0111/TKY200801110242.html

この事実をニュースで知ったとき、頭をよぎったのが、以前読んだ「千年、働いてきました。」日本の老舗がなぜ、そんなに息ながく発展と存続できたのかを書いたものだが、これはプレビューを引っ張ってきているので、以下の通りである。
千年、働いてきました、日本には創業100年以上の老舗企業が10万社以上あると推定されている。これほど老舗が多い国は世界でも例がない。本書は特に老舗製造業に焦点を当て、職人集団としての製造業が、どのように生き続けてきたのかを追う。
老舗製造業に共通するのは、時代の変化に柔軟に対応してきた点だと指摘する。例えば、1885年の創業以来、貴金属の売買を手がけてきた田中貴金属工業は現在、携帯電話の振動モーター用に小さな金属製ブラシを製造する。300年以上の歴史を誇る福田金属箔粉工業は、携帯電話の配線基板などに使う電解銅箔を製造している。両社は、長年築いた技術を生かし、時代の要請に応じて新分野に進出している。確か携帯電話のごみの山は金鉱だというくだりがあったことを思い出し、その金を抽出する技術を持つ会社があるというから、これは正に現代のゴールドラッシュ。
つまり日本には、その都市金鉱から金属を採掘できる可能性があるということであり、また現実に行われているということになる。
このテクノロジーに磨きをかければ、我々日本は世界でもトップクラスの資源大国となるわけだ。
このテクノロジー、他国が手を出すかと言えば、自分の国にリアルな鉱山があるわけだから、どちらかといえば、見つける技術、掘る技術に力を入れたいのではないか。つまり日本が都市金鉱を抱えているがために必要とされる技術で、その利益を全て享受できるのは我々日本であるわけだから、独占できる分野なのではないかと思ったわけです。

よって、私達は、日本の為に、田中金属工業の株を買ったらいいのかもしれない。

http://www.tanaka.co.jp/index.html