2008/12/29

運命

私は余生の大半を異国の地で費やすことになると、10年前に感じていた。もしかしたら、これは私が引き寄せた運命なのかもしれない。香港での任期1年が間もなく終わろうとしている。既に丁度9ヶ月の時間が経過した。そして今、決断を迫られている。この決断によって私の人生は大きく変化することになる。異国の地で戦い続けるのか、帰国して日本に経験したことをフィードバックし、そこから再度外へ出てゆくのか。不思議なもので、どうなるのか想像がつかない領域に足を踏み入れている。本当に私は、守るべき人々を守り抜くことができるのだろうか。自問自答の毎日だ。

2008/12/20

砂時計

砂時計の砂は、あっという間に落ちてゆき、私の任期もあとわずかとなった。
長期休暇などを踏まえると、基本的にあと1ヶ月ぐらいしか香港にいることが
できないことになる。たった1ヶ月だ。もし残る場合は、スケジュールの調整が
また変化してくるが、あとは人事の結論を待つだけである。どちらの結果に
なってもいいように準備をはじめた。年明けには荷物は全部まとめようと
思っている(そもそもやたらと少ない荷物なので2時間あれば片付く)
残る場合は、長期の成長戦略を決めるつもり。公私ともにきちんと目標を
立て直さないといけないと感じている。

2008/12/19

同じ釜の飯



同じ釜の飯、ナショナル炊飯器、人口680万人の香港で、なぜ800万台売れたのか。九龍半島から、ビクトリア湾を挟んで香港島のネオンを眺めていると、ひときわ大きなネオンが目に留まる。ナショナルである。このナショナルのネオンの裏に隠されたストーリーを知ることができる1冊。香港理工大学に、この偉業を成し遂げた人物、蒙民偉の名前の入った建物がある。これは彼が寄付したもので、実は、この本を読む前から、気づいていたのだが、改めて彼の歩みを知ることができ、いつもと同じ風景が少し違って見えた瞬間であった。松下幸之助と蒙民偉が歩んだ歴史、いまでこそ高品質で認知されている日本製の製品が当時どのような状況であったかも、参考になるのではないかと思う。歴史に学ぶことは多い。

滅びる民族

私達の行方は、非常にシンプルで、いずれ地球上から姿を消す運命にある。
そして、この地球自体もいずれは、この宇宙から姿を消す運命にある。

なぜ滅びる運命を背負っているのに、人々はこんなに一生懸命生きるのか。
なぜ些細なことに悩むのか、なぜ法を守り、健やかに生きようとするのか。

生と死の鮮やかなコントラストほど単純には、ぼくらは、それを理解していない気がする。

もっと素直に生きてみてもいいのかもしれない。

2008/12/11

陽光

毎朝、フェリーを使って香港島に渡るのだが、すっかり涼しくなってからというもの、天気も良く、朝はとても清々しい。フェリーを待つゲートの前に立ってビクトリア湾を見ていると、太陽光が水面に反射して、きらきらと光り輝いている。大自然の営みを感じる。こうして多くの人々が、この風景を遠い昔から眺めていて、世代は交代していっている。対岸に見える大きなネオンの中にPanasonicの大きな看板があるが、この看板1つにも歴史がある。私はやはり朝型人間のようで、夜に動きすぎると闇に吸い込まれて行ってしまうようだ。陽光は不思議と、人間を見晴らしの良い場所へ導くエネルギーを持っている。

2008/12/09

空白

空白は雄弁に何かを物語る。

空白は時として雄弁に何かを物語る。

それは、何事もなかったかのような空白に見えるが

それは、ぎっしりと色々なものが詰まった空白なのかもしれない。

それは、空白を創り出したひとしか知ることができない軌跡。

2008/11/13

秋空

秋の空のように清々しい気持ちで迎えた朝、この数ヶ月物思いにふけっていた苦しい状況から抜け出すことができた。香港の気温も随分と低くなり、20度そこそこで、ようやく秋らしさ、冬の匂いすら漂うようになってきた。今朝の青空は、本当に気持ちが良かった。昨晩は仕事が終わって3時ぐらいから、店舗の代行者とBARに行き、全てを忘れてしまいたいというぐらい、お酒を飲み、思いをめぐらし、自分なりに、けじめをつけることができた。人生の1つの場面が幕を下ろしたのを感じることができた。BARのお店の人のはからいで、10年ぶりにBARカウンターに入れてもらい、シェーカーやお酒を自由に使わせてもらった。私の大好きなSide carを作ってみたが、久しぶりにカクテルを作ることもでき、思い出に残る夜だった。私の人生でシェーカーは度々登場し、そして人生の一場面を印象付ける役割を果たしてくれている。Irelandに滞在していたときのクリスマスパーティーでミニBARをやったときも、多くの友人を持つことができたし、コミュニティの輪に入り、顔や名前を覚えてもらうことができたり、ホストファミリーへささやかな料理とお酒をふるまうことができたり、今夜もピカピカに輝く銀色のシェーカーが、私の記憶を刻んでくれた。悲しみや苦しみがはじけて消えた。私は私の人生の節目を肌で感じることがある。第2の人生はIrelandに渡ったときからはじまり、昨日で終わりを告げた。今日から第3の人生が始まった気がする。私の全ては、私を必要としてくれるひとのもとへ戻っていった。

2008/11/06

Up or Out

貴方が無能なことは、お客様には関係ない。

成果を挙げてあがるか、おさらばかという厳しい言葉だ。成果は顧客と企業へ還元される、それができない人材は退場せよということだが、実に贅肉を落としきった文章だと思う。このような組織で自分はサバイブできるのだろうか、ふとリアルに背筋が凍る。興味のある方は記事を。

過酷な環境と適応能力

少し前の記事になりますが、過酷な環境下では生産性が低下する。例えば長時間労働などについて、決して過酷な環境下でも、ハイパフォーマンスな人々は多々存在しており、ワークライフバランスのバランスの整合性を取らずに、なんとなく実践している結果、わがままな組織になっている、なってゆくのではないかという内容。

緩い環境から一転、厳しい環境に変化した場合、多大な摩擦が発生し、耐えられない者が悲鳴をあげる。生産性が下がるというより、放棄、あきらめに近いのではないかと思う。そのような人々は、既に人生の消化試合に入っている。不毛な時間の垂れ流しと、不平不満のくそまみれだ。勝手にしていればよい。人間は飛躍できるし、飛躍できないのもいる。

私達が好むにせよ、好まないにせよ世界は絶えず変化する、激変することもある。厳しい環境から、更に厳しい環境に変化することだって多々ある。結局ワークライフバランスとうのは真っ白なキャンパスに自由に理想を描くというより、現実に直面している環境の中で、必死にやりくりして、なんとかしてゆくしかない、時間で調整ができないなら、たった1時間でも、幸福感に満ちた時間の使い方をするというところでバランスを取るしかないわけではないか、と私は考えている。つまりは量ではなく、質の問題だ。

2008/11/05

リッツ・カールトン20の秘密


リッツ・カールトンと言えば5つ星ホテルとして、最高のサービスを私達に保証してくれている有名なホテルだが、クレドと呼ばれる信条が書き込まれたカードを従業員が全員所持していて、常にその原理原則に基づいて個人ができる限りのサービスと感動を顧客に提供できるような組織や仕組みが確立されていることでも、よく知られている。改めてサービスとは何かを感じることができる1冊である。難しく考える必要はない。ひとりの人間として相手に自分が、どんなことをしてあげられるか、思いやりや気配りを持てるかどうかということだけなのだが、それを全員が実践できることが素晴らしい、サービスは人に強制されて、できるものではない。それは単なるうわべだけの行動で、そのような薄っぺらいサービスでは、おそらく私達自身、感動をおぼえることはないだろう。だから心底難しい課題だと思っている。この国でも、極たまに見かける奉仕精神溢れる人材、とても活き活きしていて、こちらが気持ちいい。

占い

私は占いを信じないが、占い師には人の進む道に影響を与える力があるとは思っている。相当前に読んだ「The seacret」という本、引き寄せの法則は、つまりは、頭で描いたことを実現するための第一歩で、鮮明にゴールをイメージして、それを実現させるために何が必要かをブレークダウンしてくる力と捉えることができる。実際私も仕事で引き寄せる力を強烈に活用している。占い師は、悩める人の状況を洞察して、ある程度の方向性を示す、または単純に相談相手とも受け取れるが、占いを求める人の状況をなんとか的確に当てようと考えている占い師は詐欺師かペテン師の域を脱しない、しかし、ある一定のラインを越えてくると占い師は自分の、予言、予測を狂気的に信じ込むことにより、ある種の引き寄せの力を相手に発揮しているのではないかと思う。人生の悩み事など、ほとんど仕事か、家族か、恋愛か、誰でも容易に想像つくものだが、強力な言葉のシャワーで人の歩く道は多少なりとも、いや意外に大きく変化しているのかもしれない。皆さんは占いを信じますか。こちらでは「占ト」という表示を見かけます、西洋式、東洋式(中国式)色々あると思いますが、たまには人(占い師)の意見を聞いてみるのもいいかもしれませんね。

甘い人生


この2週間は家族が香港に滞在していた。仕事も忙しく、現実的な問題を多々突きつけられた日々だった。私は、人生に迷っている。人は人生のうちで何度も、岐路に立たされる。イビョンホン主演の映画、「甘い人生」といっても、Bitter Sweet Lifeだから、甘いだけではない。どちらかといえば人生は苦味の方が際立つ、苦味が強ければ強いほど、甘みを一層引き立てるのではないか。ビターの象徴、濃いエスプレッソに砂糖をドット入れ飲み干すと、ほろ苦さと濃厚な甘みが鼻をつきぬける。それはまるで人生のようだ。私は人生に迷っている。自分はどうすべきなのか、ふと頭に浮かんだ映画だった。悲しみや苦悩と一瞬の華やかさ、未来への不確かな希望とが入り混じって、ひどく気持ちが揺れる。

2008/10/22

地頭力を鍛える



昨今、随分と地頭力という言葉を聞くようになりました。また職場でも地頭が良いとか、地頭という言葉を用いる機会が少なからずあります。地頭力の本質は「結論から」「全体から」「単純に」考える3つの思考力であり、訓練によって鍛えることができるもので、それを鍛える強力なツールが「フェルミ推定」という言葉でスッキリと表現できる。地頭というと、どうもIQを思い浮かべ、持って生まれてきたかのように聴こえるが実際は、鍛えることができるわけだ。この本は是非読むべき1冊だが、読んで実行しないなら意味はないと感じる。

この本を読んでから、フェルミ推定の例題を短時間で随分と考えることに挑戦するようになった。例えば、香港で1年間に消費されている檸檬の数はいくつか?思いつく限り質問を自分に作って、2分程度の時間で仮説から一気に概算し回答まで、もってゆく遊びをしている。

香港で私をみかけたら、たぶん思案しながら歩いていたり、乗り物に乗っていたりしているはずですが、決して悩んで途方に暮れているわけではありません。
元気そのものですので、ご心配なく。

常勝集団

私は常勝という言葉に、魅力を感じている。勝つ喜び、勝つ苦しさ、勝つことの意義、勝ちにゆく感覚、どれを取っても本質的に、執念と努力と志などが欠けていると手にすることができない「勝つことの実感」、自分に負けたくない、屈服したくない。貴方達が存在していることに誇りと、喜び、充実とやる気がみなぎるような勝ち続けられる集団へ成長させたいと思っています。人によっては圧迫、圧力に感じることもあるでしょう。ですが、決して貴方の人生にとって、この経験は無駄にならないと、私は確信しています。そして自信を持っています。そしてそれを伝播する熱を帯びているのです。貴方達全員を常勝集団として、1つのチームに生まれ変わらせたいと切に願っています。チームワークは無限の可能性を秘めています。最高のハイパフォーマーひとりより、とてつもない大きな成果が出せるのはチームしかない。常勝集団は常勝できる人より、はるかに価値があり、はるかに生み出しにくい。でも私はあきらめたくない。必ず、このチームを常勝集団としてリードしてゆきたいと思っている。勝つことへ情熱を束ねたい。だから心血注いで、私は戦っているんだろうと感じている。勝ち癖も負け癖も、一旦ついてしまった癖は取りにくいものだ。一番頂けないのは中途半端、この国では半桶水という。

やったぜ香港No,1

やったぜ香港No,1ということで、売場写真で一番になりました。
店長代行者とは、1位になって西貢で、皆で飯を食べよう!と
宣言していただけに実現できて、とても嬉しかった。本当に
よく頑張ってくれました。ありがとう。

時を同じくして、広州に移動した店長も一旦戻ってきていたので
久しぶりに顔が見れて良かったです。やっぱり店長というのは
とても素晴らしい職業だと、最近改めて店長職の魅力というもの
を肌で感じています。私は貴方達の未来を必ず切り開く助けに
なれるように日々心血注いで、ゆかないといけないと、幸せそうに
料理を頬張る姿を見て、あらためて感じたのでした。

そんな西貢の、このお店は、香港の教育機関担当の彼女さんの
親戚が働いている店(彼女さんのご実家)なので、以前にもイカ釣り
に参加させてもらった場所なのですが、おばちゃんが私の顔を
覚えてくれていて、ちょっぴり感動しましたよ。いいですね。
人の輪というものは。いつか結婚式で再会することを楽しみに
しております。

久々のオール

研修終了後、研修に参加していたスタッフから申し出があり、反省会終了後、食事を一緒にすることになった。非常にありがたい申し出だと思う。現地の教育担当者と共に、通い慣れた九龍城のタイ料理の店で夕食を取った後、モンコックにあるスタッフのお兄さんが働いている店に移動、そこで、他のスタッフと合流して二次会になった。1時間ほど飲んだ後、TAXIにて帰宅することになったが、現在の店舗の店長代行者から入電、一旦帰宅後、Uターンして飲み会に再び参加することとなった。飲み会はかなりエキサイティングで、ありとあらゆるゲームを教えてもらい熱中したため、結局朝までオールという状態になった。此処のバーの経営者と名刺交換をしたり、色々な人々と知り合えたことは非常に良かった。帰り道、店長代行者を家まで送り届け、自宅に戻るが、時、既に6時半、うっかり当日の語学学校を忘れ、そのまま爆睡という失態まで。先週、今週の疲れが一気に吹き出た日でした。でも、とっても充実した1週間であったと感じています。

Leader ship 研修

最近ブログの更新まで滞っておりましたが、教育機関としての
仕事も詰まっており、ほとんどプライベートは機能しておりません。
2日間にわたり行なわれたリーダーシップ研修も終わり、前回よりも
今回の方が、参加したスタッフ達の成長ぶりがうかがうことができた。
彼、彼女らも現場で磨かれていることが容易に想像できる。

今回は2日間前もって研修内容の確認や落としどころなどを
すり合わせた上、リハも実施しており、比較的内容としては
まとまっていたと感じた。アイスブレーク(休憩)もうまく取り入れ
テンポを落とさないように実施したりと工夫も凝らしてみた。
現在、私はプレゼンの基礎知識を学習しているので、それもまた
研修に反映させてゆきたいが、早く言語をマスターして、直接の
アウトプットを行ないたいのが願望である。

将来の香港を背負ってゆく皆さん是非、大きく羽ばたいてください。







香港パスタ


ブログを、久々に更新します。激務の中ほっとひと息、香港の
パスタ。珍しいですよね。本当に、ちなみに香港でパスタを食べる
のは、半年間ではじめて、またここが最高に美味しいんです。

スイーツもトロトロのチョコレートが溢れ出て最高に美味。
ドリンクはアルコールの取り扱いはないのですが、ちょっと
凝ったドリンクが多く、私はバナナカフェを注文しましたが、
大正解。満足いく風味、久々に西洋料理を満喫しました。















2008/10/11

厳重的問題是教育“富人”

富める者を教育することで、本当に豊かな社会が実現できるのか。そんな投げかけをしているのが、この記事である。先富論によって、先に豊かになった一部の人々の暴走を描いている。対照的なのは西洋諸国の富める者達だ。私が尊敬するウォーレン・バフェットなどは、文字通り富める者として品と格を持ち合わせていると思う。人間はこうありたい。

巨大な本屋発見

現在担当している店舗が入っているモールに巨大な本屋を発見。今考えると、一度もモールの中をじっくり観察観していなかったので、仕事が終わってからグルッと回ってみた。ハイブランドも多数入っていて、意外に買い物すると楽しい、スケートリンクもあるし、なかなかと思っていたら、本屋発見。しかも洋書(英語)が80%を占めている。所得層が比較的高い人々が住んでいるのだろう。これは便利、思わずニヤニヤしてしまいました。中文が少ないのが、少し不便ですが、品揃えは充実していたので、困ることはなさそうです。

異文化マネジメント能力

この記事、確かに「異文化マネジメント能力」は、語学のみならず、現場で肌で感じる必須能力だと思う。振り返れば、10年前、アイルランドでCowboy生活をしていた時も、各国から来た留学生の友人と週末の旅行に行ったとき、宿決め、お金の支払い方、レストラン選び、時間管理様々なところで、議論があった。スイス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン(英語圏の人間はいない、彼らは英語を学びに来ていた)そいういえばアジア圏はいなかったが、知らず知らずに、そのような能力が磨かれていたのかもしれない。そしてホームステイ先、学校では英国、アイルランドの人々とコミュニケーションを取らないといけなかったわけで、ほぼ強制的にやらざるを得ない状況だったのだろう。うちの子供は1歳11ヶ月にして海を渡り、異文化マネジメントの「マ」ぐらいは肌で感じるのかもしれない。電車って言っても誰にも通じないわけだし、軽くパニックになるのではないかと思う。

典型的な1週間

以前リクエスト頂いた1日の行動モデル(曜日別)

月曜日
6:15起床(風呂・腕立て・食事・ニュース閲覧)
7:30通勤(移動中は読書)
8:30勤務開始
午前中は、金銭・売場の確認と当日の目標の握りを実施
午後は前週実績の数値検証と売場確認
15:00 昼食
17:00売上対策会議の実施(先週の結果に対して)
22:00在庫数値設定(自力で作成)⇒本部提案を実施
23:00帰宅(読書)
23:30腕立て・風呂・食事
0:00ブログ閲覧・Gmail閲覧で情報収集
1:00就寝

火曜日
6:15起床(風呂・腕立て・食事・ニュース閲覧)
7:30通勤(移動中は読書)
8:30勤務開始
午前中は、金銭・売場の確認と当日の目標の握りを実施
午後は人事系の仕事、もしくは教育機関関連(兼任業務関連)
15:00 昼食
17:00遅番の店長代行者と売場改善事項の進捗状況確認
22:00上手くいっていない仕組みや問題などを修正する仕事が多い
23:00帰宅(読書)
23:30腕立て・風呂・食事
0:00ブログ閲覧・Gmail閲覧で情報収集
1:00就寝

水曜日(この1ヶ月半は、休日出勤、店舗MTなどで公休日はつぶれている)
6:30起床(風呂・腕立て・食事・ニュース閲覧)
7:30読書(そろそろ涼しくなってきたのでバスケが入る)
8:50語学学校
11:00授業終了
12:00昼食
13:00帰宅(1週間分の買出し)
14:30掃除・洗濯など
15:00情報整理(Report用)
18:00夕食
1:00主にインプットを中心とした勉強をする

木曜日(この1ヶ月半は、休日出勤、店舗MTなどで公休日はつぶれている)
7:30起床(風呂・腕立て・食事・ニュース閲覧)
8:30読書
11:00Report作成開始
14:00昼食
19:00夕食
1:00主にアウトプット中心(Report、Blog)

金曜日
6:30起床(風呂・腕立て・食事・ニュース閲覧)
7:30読書
8:50語学学校
11:00授業終了
12:00昼食
12:30通勤(読書)
13:00出勤 夕方の休憩まで今週の実施事項の確認
17:00夕食
18:00最終まで、今度は来週の計画の確認
23:00最終の状況確認実施、特に店長代行者の指示や動き
1:00退勤
2:00帰宅・風呂・食事(軽く)
2:30就寝

土曜日
6:15起床(風呂・腕立て・食事・ニュース閲覧)
7:30通勤(移動中は読書)
8:30勤務開始
午前中は、金銭・売場の確認と当日の目標の握りを実施
午後は売場にて代行者の動きの確認、スタッフへの個別指導などを実施
合間合間にメール返信や細かい仕事を済ませる
15:00昼食
18:00まで同じ、翌週計画で終わっていないものを確認してゆく。
21:30退勤
22:30帰宅・腕立て・風呂・食事
0:00ブログ閲覧・Gmail閲覧で情報収集
1:00就寝

日曜日
6:15起床(風呂・腕立て・食事・ニュース閲覧)
7:30通勤(移動中は読書)
8:30勤務開始午前中は、金銭・売場の確認と当日の目標の握りを実施
午後は売場にて代行者の動きの確認、スタッフへの個別指導などを実施
合間合間にメール返信や細かい仕事を済ませる
15:00昼食
18:00まで同じ、翌週計画(兼任業務)で終わっていないものを確認してゆく。
21:30退勤
22:30帰宅・腕立て・風呂・食事
0:00ブログ閲覧・Gmail閲覧で情報収集
1:00就寝

私達の間違い

香港に来て2店舗目を経験することになり1ヶ月、日々思うことは、なぜCSが、なぜ人が、なぜ売場が、様々な問題が山積みになっており、当たり前のようにスタッフの仕事への姿勢が良くないなどと口走っている自分に「本当にそうなのか?」と思うことが多くなった。当たり前のように良いスタッフ、悪いスタッフを分ければ、あたかも店舗の全てが上手くいくというモノの見方しかしていない危険性に気づく。もっと俯瞰してみると、スタッフの立場で見ると自社は、どう映っているのだろうか、本当のボトルネックはどこなのか。この1週間は問題は、我にあり、組織にありという視点で見つめていた。どうやらボトルネックは我々にあるのではないかという仮説から切ってゆくと見えていない部分、見ようとしていなかった部分が露呈してきた。正しく評価されない、努力に報いてあげられていない、現実できないようなことすら要求している、一体彼らに何をしてあげられたのか。私は、とても申し訳なく思ったし、どれだけ多数の人間が苦しい思いをしてきたのか考えると、とても悲しく、情けない気持ちで一杯になった。

現場の問題点を洗い出して、ボトルネックに見当をつけ、経営資源をつぎ込んで、一番太い課題を解決したい。新体制の摩擦で20名が辞職、私を信じて残ってくれた人の人生を、私は背負っている。必ず彼ら、彼女らを見晴らしのいい場所へ導かなくてはならない。月商の規模でいえば60名はいないと回らない店舗を30名で戦わなくてはならない。これは日本ですら至難の業、今日も深夜2時、3時まで残ってくれた。ひとりは倉庫を綺麗にするために、目標と計画を立ててわざわざ公休日に届けに来てくれた。本当にありがとう。必ず君達を一人前のManagerに育てあげようと思う。

私達は偏った思考や、物事の見方を一度白紙にする賢明さが必要だ。これをやらずに現場が見えるわけがない。現場を理解できるはずもない。私達は何か、大きな間違いをしているようだ。

2008/10/09

チャイナリスク ある邦銀の挑戦



邦銀が香港に支店を開設する挑戦から、中国本土、社会主義の扉をあけるまでの軌跡を描いたもので、香港で働いている私にとっては、丁度10年前に香港に来たときの記憶(旧国際空港など)、当時の町並みや雰囲気と現在目にしている香港の状態と比較することができ、非常に楽しく読むことができた。かなり昔の生活環境も生々しく想像することができ、当時の駐在員達の苦労がうかがえる。この国がどのような国なのか、人間模様も描写されているため、1つのケーススタディとして学ぶことができる1冊である。

香港政府の方針

①葵涌の物流センター化
②新空港建設、アジアのハブ
③旺角の西側海岸の埋立地のメトロポリタン構想
④中環(セントラル)の再開発
⑤觀塘地区、旧啓徳国際空港跡地の再開発

③④はまだやってます、⑤は頓挫

コンサル1年生、リサーチャーという仕事

先日読んだ記事に、マッキンゼーのコンサル1年生の仕事について、書かれていたものがありました。そのミッションとは「リサーチャー」つまり調査ですが、私もこちらに来て、中国を色々と調べる機会があり、毎週レポートを作成していたのですが、この記事に書かれている内容が、自分の身にも起こっていることがわかりました。そして現在フェルミ推定について、書かれた本を読んでいるのですが、改めて深く反省することとなりました。フェルミ推定については、以前、このブログにも書いたことがある、ビル・ゲイツの面接問題というもので触れていたのですが、実際現実的に、それを応用して仕事やプライベートに活かしてはいなかったのですが、中国を調べていたときに、どこに、どんな情報があるのか、掴むことができましたが、実際フェルミ推定が必要、つまり、そもそも、そんな情報がなく、概算するしかない状況が多々あり、四苦八苦していました。正しくはしています。リサーチャーという仕事は、このような事を気づかせてくれるものだと肌で感じました。

目的を持った情報収集は意味がありますが、目的が不透明な情報収集はいたずらに時間だけを浪費し、結論へ至りません。結論から仮説を立てて、落としどころを掴みに行く必要性があることも最近、身にしみて理解することができました。内容を充実させるために時間を取る、長く設定するというのは、単なる幻想に過ぎず、1週間というタイムボックスの中で、最高の質を求める重要性を再認識したわけです。詳細については、後日またブログにアップしたいと思っています。

電子レンジ食材 カゴメデリの思わぬ活用方法

電子レンジ食品のプラスチックの器に、レトルトパックの食品や、
水と粉末などを入れてチンすると短時間で調理ができ、むらなく
温めることができる。カゴメデリの器は機能性に優れた食器兼調理器
という事実。

※ガス代節約可能、短時間調理で電気代節約、洗う手間が少ない
水代節約、割れない、軽い、重ねられる


電子レンジで「チン」が当たり前の現代、誰でも一度は電子レンジで調理できる食品を食べたことがあると思います。また中にはプラスチックの容器のようなものに既にご飯がはいっており、ルーをかけて召し上げる商品も多数、陳列されておりますが、この容器が異常に便利!食べたら捨てるのが当たり前の行動ですが、先日ふと眺めていて、これって無駄だなぁ~。一体地球上で、どんだけ廃棄されているのだろうか。背筋が寒くなりました。最近売上も絶好調で連日大幅な予算達成、課題山積みで休みなく働いているため、スーパーで買えるお手軽レトルトが、小腹減ったとき、朝食などに重宝なのですが、レトルトパックのものを器に移してチンしたりすると加熱時間も必要で、おまけに、あまり均一に温まらない。温め過ぎると、熱くなる。ルーが器にこびりつき、洗うときに不便だとおもっておりました。しかもこっちは1分でも惜しいわけで、腕立ての間に、出来上がっているぐらいが理想、食べたら即片付けて出動。

これ頭使えば、鍋とかできるのではないかと思います。
そう考えると器代込みで、この値段は激安?
この器よく設計されていますね。

2008/10/02

人間にとって所有するということ

今朝方読んだ記事で、「所有」という概念について考えさせられる内容があった。人の人生は長くても80年~100年程度、あの世へは持っていけるものなどない。家を買うか(所有する)か賃貸で過ごすかというのは、実は表層的な考え方で、実際は80年レンタルと比較しているに過ぎない。そう考えると「結婚」という仕組みは、人生のパートナー契約、残りの半生を協力して乗り切りましょうというような意味合いが強いのかもしれない。子供は何か、知識とは何か、知恵とは、そのような視点で考えると、全てがひっくり返ってゆく。子供は自分達の過去の姿を映し出す鏡で、この世を去る恐怖を和らげる鎮痛剤のようなものなのか。知恵とは、限られた期間を上手に活用できるようにするソフトのようなもの。人間にとって所有するという概念は儚いものなのかもしれない。実は所有している気持ちでいても、するすると握り締めたこぶしの隙間から砂のようにサラサラと抜け落ちて、手のひらに残るものなどなにもなく、幻想を毎日見続けているだけのことなのかもしれない。かつてユダヤの民は、定住する場所を失い、世界を流浪した。私も日本を出てからは、日本で最後を迎えるとか、定住というような感覚を失い、自分が立っている場所が、その瞬間のリアルなだけだという認識が強くなった。以前のように家を所有するという希望も、結局は所有した場所にいないのなら、所有する意味もないと感じるようになり、今朝の記事を読んで考えてみると、そもそも所有するということ自体にあまり価値を見い出せなくなった。ただモノに対しては、このように割り切れても、ヒトについては結局のところ明確な回答を見つけ出したり、明文化できなかった。つまりヒトは、家族は、子供は単純に言葉で表現できるような存在価値ではないのだろう。だからこそ価値があるのかもしれないし、そもそも価値がつけられないのかもしれない。価値をつければ、途端に陳腐になる。モノが乏しい時代からモノが豊かな時代へ移り変わり、先進国の消費構造はマスからニッチへ、多様性の時代へ、人々のモノに対する価値観も変貌をとげる、やがてモノが飽和し、より強欲に、よりおぞましい物欲が人間の心を支配し、モノを手に入れるために時間の大半を費やすことが常になり、私達は心の豊かさを失った。次の時代は、このモノが飽和した時代から、所有することの本当の意味を見い出した人間が新しい概念を世界に誕生させるのかもしれない。このトンネルを抜けたとき、先進国はモノからヒトの豊かな時代へ変貌を遂げることができる。次の時代はヒトなのだ。そう願いたい。

タイ料理(泰国菜)


いつも通っている香港城のタイ料理の店に2連続で行って来ました。花火が終わって、本当は近隣で食事をしようと思っていたのですが、あまり選択肢がなかったので、思い切って九龍城まで移動しました。昨晩は蟹カレーだったので、今日は蟹の香草焼き、にんにくの香ばしい香りと、厚みのある蟹の実がなんとも美味。最近青檸ソーダというタイ料理の店にしかない、さっぱりとしたライムのドリンクがお気に入り、これもまた料理との相性はばっちり、更に、ここの店の叉焼は、スパイスの効いたソースと一緒に頬張ると、口の中で肉の風味とソースが複雑にかもしだす2重奏、香りが鼻からも抜けてゆき、幸福感が2度楽しめる1品、此処は何を頼んでもハズレがない。そしてお一人様150HK$(タクシー代込み)2000円で、このボリューム、このクオリティは、ガイドブックに載らない名店、ガイドブックに載せてはいけない名店だろう。


香港の花火


毎年この時期に香港島で花火大会があるという噂を聞いたと思ったら、徹夜明けの夜にお誘いがあり、現地店長と新しく香港に赴任してきた日本人店長と、その奥さんと一緒に自宅から徒歩10分の埠頭で待ち合わせをして、花火を見ることになりました。日本のとは一味違って、初めて見る種類の花火がとても印象的でした。またあまり高さが高くないので、香港の中環(セントラル)にあるHSBCの本社が爆撃を受けているようにも見えて、大丈夫なのかな?と思うこともしばしば。季節季節のイベントを大切にする香港の風土は、日本人も見習うべきだと思いますね。随分と日本はこの10年、20年で変貌してしまったように感じています。家族との団欒の時間、親戚と集まる習慣、日本の良さをもう一度取り戻したい。

香港1号店のリニューアルオープン

長い1日が終わった。前々日の朝一番から店舗へ出勤、月末ということもあり、仕事が山積み、朝から晩までバタバタした1日が終わり、早番の代行者と1ヶ月だけ一緒に仕事をした、現地の前任店長(1ヶ月は引継ぎ期間として店長2名体制だった)と教育機関の責任者と、いつものタイ料理の店へ、仕事も一段落、売上は上々だったので、ホッとして美味しく食事を頂きました。その帰りに翌日リニューアルオープンの香港の旗艦店に差し入れを持参しに行くと、売場は混沌、スタッフは団子状態で一箇所に8名も群がっていて、非常に非効率的な状況。一箇所だけ陳列の見本を作ろうと、お手伝いをしていたが、これはどうにもならないと感じて、残ることに決めました。結局次の日の昼まで残って、オープンを見守ったのですが、良い経験と教訓になりました。統率すること(指揮系統の集中)、計画すること(明確な詳細)、計画の変更を正確に伝えること(情報共有)課題が浮き彫りになった長い1日でした。その後、昼食を食べてから帰宅、本当は眠りたかったけど、サイクルがおかしくなるので、自宅でゆっくり過ごしました。さすがに頭はまわらない。

9月30日 6時起床 出勤
    21時退勤 夕食
10月1日 0時出勤 30分休憩
    11時30分 退勤 帰宅して読書、インターネットなど
    20時45分 外出(花火見学&夕食)
    23時30分 帰宅 いつの間にかベッドで寝てました
    (片手に本を持っていたので読書していた?)

仕事の経験では一番長い1日だったかもしれません。
なにはともあれ、オープンおめでとうございます&スタッフの皆さんご苦労様です。
一緒に何かを成しえるというのは、信頼関係を強固なものにします。
今回、売場を仕切る担当達と、たくさんコミュニケーションができ、お互いを知ることができて本当に良かったと思います。また一緒に仕事をすることがあると思うので、とても楽しみです。

Straightener


最近は音楽を聴く時間もなく、毎日タスクを右から左へ片付ける毎日。筋トレも本格的に来週から開始するため、時間のコントロールが一番大切になる。今朝は掃除機かけから、洗濯、トイレ、風呂掃除、ゴミ出し、1週間分の買出し、読書、情報のインプット、レポート作成と一日みっちり、携帯電話が壊れたため、目覚まし時計がないので、腹時計に頼って起床していたが、万が一に備えて、目覚まし時計を購入。お休みの日も、目覚ましで起床時間を設定しないと1日の計画をこなしきれないので、時間に縛られている感じがしてしまうが、充実感はあるので納得している。音楽は、シャワーを浴びたり、風呂掃除しているときに聴くようにしている。後筋トレの時。つまり「ながら戦略」●●しながら●●する。さすがに考え事は掃除しているときには、まとまらないので、しない。五感を分割して、それぞれ今、ながら戦略ができるものは何かないか探して、できる限り同時に物事をするようにしている。移動中に音楽を聴きたいと思うこともあるが、貴重な読書時間なので、音楽を割り当てることはない。この「ながら戦略」真剣に取り組めば、時間捻出に結構効果があります。主に体を使うことと、耳、目、舌、頭など感覚的なものを組み合わせるといいようです。

そんなわけで、あまりメジャーではありませんが、私の好きなアーティストのご紹介。

2008/09/28

仕事が面白い

自分の勉強する時間が全く取れないぐらい。プライベートでも紙に現在の店舗や仕事上の問題点を書き出して、毎朝、毎晩、対策を短期、中長期で練りに練って、翌日即落とし込み、どんどん挑戦している。時間との戦い。おまけにレポートは知らないことがどんどん出てきて、5時間、6時間なんてすぐに飲み込まれてしまう。いかに無知なのか、笑えるぐらい実感してしまう。実際笑ってしまっている。頭を使ったら、今度は腕立て伏せやら、腹筋やら、その間は音楽を流して気分転換。こんな生活は単身赴任でしかできない。かなり変態だと自覚している。神様、どうか時間を下さいと、気分転換にブログも書いてみる。さぁ勉強しようかな。

2008/09/27

携帯電話が破損中です

私用の日本の携帯電話の液晶が破損、現在は香港のみで使える社用携帯のみしか手元にありませんので、用件のある方はPCにメールを飛ばしてください。一応社用携帯も国際電話はつながります。修理は日本でしかできそうにないですね。半年は放置かもしれません。

2008/09/26

ハーバードでは教えない実践経済学


経済学というより、ビジネスの、特に対ヒトという部分での心理的な駆け引きや、心の動きを書き出している1冊、中間当たりは、スポーツ業界の事例で中弛み感があるが、締めくくりの仕事術当りから、まとめに入りテンポがあがる。ビジネスの秘訣を自身の経験から解いている前半部分が読みどころかもしれない。簡単に言えば、学校で習ったことを社会では、どう活用したらいいのかという点にスポット当て、世の中に出回っている論理的思考やら、何やらを装備したけど、それをどうするの?So whatの当りが書かれている。シンプルな内容が多いが、全てを実践するには骨が折れる。骨が折れるが、シンプルに実践したからこそ、著者マーク・マコーマックはビジネス、特にスポーツの分野で大成功したのだろう。最後の最後に著者の強みが書かれているが、つまりはタイムマネジメントが要で、心理戦の類は目的達成のための手段の中の手段にすぎない。

スタント メソッド

凡庸な教師はただしゃべる。
良い教師は説明する。
優れた教師は自ら示す。
そして偉大な教師は心に火をつける。

19世紀の英国哲学者、ウィリアム・アーサー・ワードの言葉だ。

スタントの教育法は、真剣に相手と向き合うことで、相手の心を奮わせて、眠っている潜在的な能力を引き出す。これはアーサー・ワードの言う、心に火をつけるやり方だ。この記事を読んで、教育の重要性を再確認したとともに、店長という職に対しても考えさせられるところがあった。「教師」を「店長」と置き換えてみれば、驚くほど自然でしっくりくる。これは職業というより、人間としての在り方を上手に表現しているようにも捉えられる。つまり「教師」を「人間」に置きかえればいいわけだ。 スタント・メソッドは現代の教育現場で失われてしまった志がある。授業を受ける側の生徒にも、このようなスタンスが必要だ。私もせっせとバイトに専念していたため、実に耳の痛い話だったが、学ぶ喜び、学べる喜びは、ほとんどの人が後々になって気づく大切なもののうちの1つである。

この1ヶ月は葛藤、今も葛藤

潜在能力をどう見い出し、モチベーションをどう高めるか?
(と言ったところでしょうか。目下、重々しい壁にぶち当たり中)
 -何が強みで、人と差別化できることは何か書き出してゆく
 -その能力は過去にどう磨かれ強みとなったのか書き出してゆく
 -その能力を磨くコツ、その強みで期待される成果を具体化する
 -その能力を磨くとき、極限状態と呼ぶ状態はどのようなものか書き出す
 -その能力を磨くために極限状態に挑戦してみる
 -期待される成果、ゴールからブレークダウンしてスモールステップを置く

アウトプットの頻度を落として、インプットを強化して質を高めようとしたが、バランスが悪い。やはり1週間単位がベストだったのかもしれない。確かにインプットする時間は多くなったが、結局広くインプットしているため、アウトプットの質のアップという点に貢献しているようにも思えず、自信も消え、公休が取れなかったことも、テンポが変調になり、やりにくかった。以前上長に、インプットのパターンなどをどうしているのか質問したとき、巡回目的地は毎日異なり、移動距離も時間もバラバラなのが、一番学ぶ環境や時間確保を困難にしていたとおっしゃっていたが、今の私は全く同じで、的が定まらずに、モヤモヤしているような状況だ。多くを学んではいるものの、効果的なアウトプットができていないことにジレンマ。今日はこれから論文を読み込み、明日は早朝から出勤まで、レポートをまとめようと思う。まとめるということは本当に難しい。

Google プロジェクト 10 の 100 乗

Google プロジェクト 10 の 100 乗をご存知でしょうか。Googleが世界を良くするためのアイデアを大募集しております。それぞれコミュニティ、機会提供、エネルギー、環境、健康、教育、安全保護というような大項目に沿ってアイデアを提案し、一定の条件、選考基準を満たして投稿するというものです。私は4つほど、実現したら良いなぁというものを紙に書き出してみました。

-We were born in XXXX
世界、人種を超えたSNSで同い年生まれの人を結びつける。
そのサポートができるプラットフォーム

-One Big Tree
世界のルーツを探る、家計図の世界版

-Green Green Green
世界植林運動、ネット上の地球で植林が必要な地域にクリックして
募金ができ、ストリートビューで見ることもできる。

-世界最高教育学府「1.2.3」
体系的に整理された教育プログラムをYou tubeを利用して無償で
講義をアップしてもらい教育の機会平等を実現する

全て、インターネットやGoogle,Web2.0という点を盛り込んでいます。ネットほどコストを限りなく抑えて世界を一瞬で塗り替えられる媒体はないと思いますし、正しさ、志というものを集積できる場所もないと思っています。インターネットの世界を上手に利用してリアル世界を豊かにするという発想が、今回の提案の根底にあります。そしてどれも、参加するひとのスタンス1つで相乗効果や新しい発想が生まれる機会を提供するきっかけでもあり、更なる進化の余地がある点も、未来へのバトンタッチです。さてさてどんな事を世界の人々は提案してくるのでしょうか。楽しみです。

現地店長から子供へ

先日、日本の店長コンベンションに参加した店長達から子供に誕生日プレゼントを頂きました。来月の25日が誕生日なのですが、どうやら1ヶ月間違ったらしく、いきなり「お誕生日おめでとう!」と言われて驚いてしまいましたが、とても嬉しい限りです。来月は妻と子供が香港に2週間ほど滞在し、一緒に誕生日をお祝いすることになっています。頂いたプレゼントは子供に直接開けてもらうことになり、そのまま袋に入った状態で置いてあります。なんでしょうね。開けるのが楽しみです。わざわざプレゼントを選んでもらって感謝しています。ありがとう皆さん!

2008/09/23

またまた台風

またまた台風です。昨晩シグナル1が発令されていましたが、今日になってシグナル3、会議やらなにやらが終わった18時頃にシグナル8に。今日は日本から2名新しく日本人店長が香港に渡航して午後には、こちらに到着して生活準備にあたっていたのに、とんだタイミングになってしまったようです。IKEAに足を伸ばしたのに既に閉店だったらしく、本部にいた私達も20時には車自体がなくなるため、ギリギリで帰宅。店がほとんど閉店しており、仕方なくセブンイレブンで買出しをして、TAXIに飛び乗りました。TAXI自体も少なく危うく徒歩で帰宅になるところでした。実際歩けるような状況ではないので、本当に30分違ったらアウトでした。社宅に到着して外に出たら暴風、暴風、暴風でまともに歩けず、吹き飛ばされても不思議ではないレベル。シグナル8は本物です。先程、電話で、近くのレストランで食事をしていた来航組は大丈夫なのでしょうか。私の部屋は風がビュービュー吹いており、風圧でドアが開きませんでした。明日、明後日は公休日なので引きこもってレポートを仕上げようと思います。

2008/09/22

火鍋(ホットポット)


鍋のような、しゃぶしゃぶのような、香港では火鍋と呼ばれている丁度鍋としゃぶしゃぶとの中間、食事会に参加をした。前の店舗のはじめの歓送迎会で行ったことがある場所だった。一度目は何がなんだがさっぱりわからなかったが、今回は2回目ということもあり、ゆっくり楽しむことができた。参加メンバーはほとんど違う店舗のスタッフだったが、研修を受けたスタッフや、先日の結婚式の2次会で一緒に飲んだことがあるスタッフもいたので話しやすかった。改めて香港の各店舗のスタッフや店長、代行者はあちこちでコネクトがあり、情報交換や食事をしていることがよく理解できる。今日は香港で有名なドラマ「家好月園」が最終回だったらしく、皆テレビに釘付け、ここの店の店長も釘付けで働いていませんでした。
全員20代前半~半ば、中には10代のスタッフもおります。香港は全体的に年齢層が低く、これから人生を切り開いてゆくあたりですかね。私が彼らと同じ年の頃はIrelandでCowboyをやっておりました。そう考えると無限の可能性を秘めていたことを今感じることができます。今だからこそ可能性を秘めていたと思えるのかもしれませんが、若さ、とか時間は無駄にはできませんね。振り返ると私はこんなに元気があったような記憶はありません、もっとストイックで、垢抜けない感じだったように思います。彼らは今後どのような10年を送るのか。彼らが自分の道のりを振り返るときどんなことを思い出すのでしょうか。人間への好奇心は尽きることがありません。

時間がショートする

新しいポジションで動きだして1週間、日本へ出張へ行っていたこともあり、公休らしい公休が取れていない。完全に時間がショートして、レポートを仕上げるに至らない。インプットの時間で手一杯という感があり、しっかりとアウトプットまでできていない。来週の公休日に、ようやくまとめられそうだが、売上規模が最大の店舗の立て直しと、売場面積が過去最高の倍、言語が通じない、本部機能の兼任と、それこそやること、やるべきこと、やらなければいけないことだけ並べればエンドレス。早くベストな方法を見つけないといくら時間があっても足りやしないと、この1週間を振り返ると感じている。また言葉の必要性を痛感する、言葉ができなくても唯一通じる方法は熱意や信念だ。熱意や信念があれば言葉の壁はなんとかなる。逆に言葉は通じても熱意や信念がなければチームは全く機能しない。それは誰しも知っていることだが、それでも言葉を介してのコミュニケーションの威力は大きい。だから言語はこの世界に存在するわけだ。おまけに人事の問題も含んでる。これまでの仕事の環境で考えると人生で一番苦しいかもしれない。久々に仕事にも時間にも追われている感覚をジワジワ味わっている。こんなことは日本では滅多に経験できないことで最高にエキサイティングだ。私は心底逆境を好む人種のようだ。

2008/09/21

H&Mの日傘の宣伝効果


ファッションブログで取り上げられていたH&Mの日傘の宣伝効果について、H&Mのオープンの日は確かに日差しも強く、気温も高い日で汗がじっとりと額ににじむような天気でした。この日傘を見てピンときたのは、かの松下幸之助さんが、万博のパビリオンで行列するお客様が同じように、暑い中並んで頂くことに申し訳なさを感じて日傘と即席で紙の帽子作らせて配布したというエピソードがあり(しかも自ら実際に列に並んで自社のパビリオンを視察したそうです)この話がピンと来ました。これは顧客視点がマーケティングになった例ですが、H&Mのこの取り組みは松下幸之助さんの発想とは逆ですが、結果顧客への配慮とマーケティング効果を十分に満たしているものだと私も感じました。このエピソードをH&Mの幹部の方はご存知だったのかもしれません。歴史に学ぶことは多いですね。

2008/09/18

第2ブレトンウッズ体制

経済ニュースや経済を語る記事はどうしていつも、わかりにくいのだろうか。


ニューヨーク大学のルービニ教授は、湾岸諸国、ロシア、インド、中国、アルゼンチンなど多くの国が、自国通貨をドルにペッグするかあるいはそれに準ずる厳格な為替レート管理を行っている現状を「第2ブレトンウッズ体制」と呼んでいる。
 もともとのブレトンウッズ体制とは、1945年に連合国が固定外為相場制として作ったものであり、1971年まで継続された。同体制の終盤、米国は双子の赤字であり、金融政策は緩和的だった。それが当時のコモディティー価格を高騰させ、ドルに自国通貨をペッグさせていた国(日本を含む)でもインフレが生じた。
 ルービニ教授は「第2ブレトンウッズ参加国」も似た状況にあると指摘している。高騰したインフレの弊害から逃れるために、固定的な為替レートをやめて、自国通貨切り上げの調整を行う必要が生じてくるという。
(抜粋)


ドルペッグとは、自国の通貨をドルと連動させること、つまりドルが弱くなると自国の通貨も弱くなる(通貨の価値が下がる)お金の価値が下がるとモノの価値が高くなる、つまり物価が上昇する(インフレ)、金利を上げるとお金の価値が高くなるので、モノの価値が低くなるのでインフレ抑制になる。米国が金利を下げると、お金の価値が下がるため、インフレが強まる、この記事はそのことを説明している。ドル離れしたくても急にはできないから、少しずつ離れるしかないというのが現状だ。世界は今モヤモヤで混沌としている

サイコアクティブ物質



いわゆる依存性の強い、タバコ、アルコール、カフェインなどをサイコアクティブ物質と呼ばれ、平たく言うとハイになれる成分。これについて面白い記事があったので、紹介したいと思う。所得の高い層は、教育に支出する金額が高く、タバコなどへの支出は一番低い。逆に所得の低い層はタバコなどへの支出が高く、教育に当てる支出は最低という統計がある。私は非喫煙者なので、他人事だがアルコールとカフェインについては、どうしたものか元々珈琲はそんなに好きではなく、本格的に?飲むようになったのは実は3年前で新店の立上をやっていた頃だから、歴史は浅い。最近は専ら紅茶。アルコールは晩酌の習慣がないので、摂取量はそんなに多くないが、飲むこと自体は好き、やろうと思えばアルコールを断ち切ることは簡単だけど、食を楽しむという点を放棄したくないので、1杯本当に美味い酒を吟味するという方法もいいかもしれない。1杯しか飲めないなら一番飲みたい1杯を選ぶ楽しみが増えるわけだ。サイコアクティブ物質大量摂取されている方は、この点どう考えているのでしょうか興味深いです。

2008/09/17

ウェブ時代の5つの定理



梅田望夫さんの著書、読むだけでワクワクしてくる内容、ITの世界で革命が起こり、彼らが世界を塗り替えた。塗り替えたという言葉がインターネットの世界では、とてもしっくりくる。インターネットの世界発のものは、世界を一瞬で塗り替える。時空を超える人類最強の装置だ。この世界のクロックを見つめる人々の感性や発想、創造力は計り知れない。畑は違っても、このような刺激に触れずにいれば、いつの間にか時代に取り残されてしまのではなかろうか。そんなクロックを見つめる、もしくはクロックであるビジョナリー達の言霊が閉じ込められた1冊。読まないと損というか、何度でも、事あるごとに読み返すとよい。 またCEOという異質な職業についても理解を深めることができる。CEOはそれぞれ個性の違う抜きに出た才能を結集させハイパフォーマンスを実現してゆく、チームとしての一体感をこのような文章から肌で感じることができる。またボードメンバーに求められる個性的な卓越性についても自社のボードメンバーを一人ひとり機会があるときに強みを探ってみると、独特のプロフェッショナルな領域が見て取れる。今後10年飛躍的に成長するには、現状の方法では決して到達できないのだと改めて痛感する。では何が必要なのか、答えは、この本の中に閉じ込められている。1つのキーワードは狂気だと思う。私はこのままでは、少し中国に明るい人間、少しグローバルテイストがある人間、少し変わっている人間程度で、圧倒的な差別化を実現できないだろう。この10年で見事に埋没する準備ができている、自然にそんなレールに乗っている、自分がやらない限り、世界に起こらないことを実現すること以外に10年で今の延長線上から抜け出せるチャンスなどない。既に今のインプット方法もアウトプット方法も限界に来ている。0ベースでこれだというものを創り上げるしかない。2つめのキーワードは、いかにクロックを高速で駆動させるかが明暗を分けるファクターとなるだろう。

香港帰国前夜


食事会が終わり、私は家族を日本の自宅に送り届けてホテルに戻り、全員が荷造りを済ませて再度23時に集合、翌日はフライトも朝一番のため、ホテルから6時半のシャトルバスに乗る計画であったため、最後に軽く飲みに行こうと決まり、近くのBARに行きました。ここでは広東語、普通語、日本語禁止ゲームをやり、負けたら1ワードにつき100円のペナルティを設け、そのお金でお酒のつまみを買って、2時間ぐらいワイワイやっていましたが、2時ぐらいに今度はカラオケボックスに移動して、皆で熱唱、結局明け方近くまで騒いでから、シャワーを浴びるために部屋に戻って、早朝成田行きのシャトルで帰路につきました。台風の影響で迂回するフライトは30分以上遅くなり、当日は管制塔やシステムにエラーが発生しており、全ての手続きが滞っているようで、随分待たされた感がありますが、夕方には無事香港に到着、解散となりました。お疲れ様です。

インターナショナルな食事会


最終日の自由行動日は、どうしてもはずせないH&Mのオープンを見学したくて銀座に足を運び、あちこちとアパレル見学をした後、プランタンにある喫茶店アンジェリーナにてモンブランを頂きました。超美味中の美味。苦味のある珈琲と良く合います。一度も行ったことがない方は絶対に味わって頂きたいスイーツです。


夜は表参道にあるバルバッコアというブラジル料理の店で、お肉を味わいました。子供と奥さんも参加して、インターナショナルなテーブルでしたが、子供は始めて耳にする広東語や英語にはじめはキョトンとしていましたが、少しずつ慣れてくると、いつものようにせわしなく動き回る状況で、久しぶりに私は子供を抱っこして外に散歩に、近くにある子供用陶器のお店で西瓜の箸置きを、買ったり、月を眺めてブラブラしてきました。少しはゆっくりお肉を味わえたのでしょうか。テーブルにいると、彼はマトリックスのように体を思いっきり仰け反ったりするので、ひやひやします。


あっという間に時間が過ぎて、お腹もいっぱいに、ご馳走様でした。

2008/09/16

タイトなスケジュール


前日も朝から晩まで、コンベンション2日目も早朝からスタート、電車で立ったまま眠る勢い。コンベンション終了後は、本部へ移動して中を見学。色々と資材を香港に持ち帰るため、手元には大きなダンボールやら、袋やら、仮想店舗にて冬の売場の見学が夜19時からだったこともあり、喫茶店で休憩したり、ちかくの神社にお散歩したりと、疲れを紛らわすため、アクティブに動き回る。


結局この日は深夜近くまで、仕事をしてホテルの近くで食事を、注文は?と聞かれて、何でもいいので即出してくださいというオーダー。この日は16時間労働ですね。

H&M銀座店オープン

テレビでもネットでも話題になっていますが、いよいよH&Mが日本に初上陸、記念すべき第一店舗目は銀座、今後原宿、渋谷と足早に出店をする計画です。丁度11:00オープンの瞬間です。

行列は延々と続き、日差しの強さと真夏日の気温の中、ファッション感度の高い、20代の女性を中心に明らかにアンテナの立ったお洒落な方々が列を作っていました。H&Mのロゴの入った日傘を差している女性も多く並んでおり、宣伝効果も抜群でした。5000名近く並んで、中に入るのに3~4時間ならば並ばないといけないぐらいの混雑ぶりだったそうです。若者中心の集客でしたが、今後どうなるのか興味深いです。この並びにあったZARAもなぜか大盛況、H&Mに入れなかったお客様が流れていっている状況でした。てっきりバーゲンでもやっているのかと思うぐらい中は大混雑。その向かい側にあるユニクロは昼ぐらいになって混雑してきました。明らかにH&Mのオープンに合わせて、視察している方が多かったように思います。身なりと動きを見れば、買い物客かどうかはすぐに分かります。そんな私も視察していましたが
洋服はしばらくその重要性を失ったかもしれないが、自社は洋服が人々の生活に、真に意味ある形で戻るのを手助けした。これはスティーブジョブスのiPodと音楽について語った文をアパレル業界に書き換えてみたものだが、
I think that clothes faded in importance for a while,and the our company has helped to bring clothes back into people's lives in a really meaningful way.
競合に勝つというより、アパレル産業全体の活性化という大きな視点から眺めると、お互い切磋琢磨して服の世界でイノベーションが起こることは最高なことだ。そしてまた、競合に勝つということはアパレルという囲いの中では、重要なことではあるが、世界中の人々をあっと驚かせるような何かを起こすには、服というものがもう1度なんなのかを知らしめる必要がある。そう音楽がiPodとジョブスと共に人類にカムバックしたように。この産業も再びカムバックしなくてはならない。そして我々は競争に勝ち残らなければならない。背筋がゾクゾクした1日だった。

激流に身を浸すこと

店長コンベンション2日目は、2020年の未来について、自分はどうなりたいのか、会社をどうしたいのか、会社を通して何を成しえたいのか。という切り口での議論をグループで行いました。私のチームはフランスと香港の海外事業のグループでした。フランスの取締役の方が議論の取りまとめ役だったのですが、私が以前、本部のインターンに居た時に部屋の中で、PCを打つのをずっと見ていたことがあり、とても姿勢が良くてキリッとしている方だなと思っていた方でした。早朝仕事前に水泳をしてくるそうで、自分に対してストイックそうな方だと想像していましたが、今回のディスカッションの前の自己紹介で、非常に心を打たれる話を聞くことができました。役員まで上り詰めて人生順風満帆のように見える私ですが、という語りだしから、幼少の頃からご両親の海外転勤で世界各地を転々とし、全く知らない言語の環境の中へ放り込まれる。毎朝精神的なプレッシャーから鼻血が出る。帰宅すれば壁を家族と見立てて話しかけるような厳しい日々が続いた。それでもなんとかハードシップを乗り越え、弁護士資格を取り、世界でも名高いGEやモルガンでも活躍されていた。そして自社の社長に出会い、一緒に経営をしてみたいということで自社へ。このような方が認める自社の社長は、心底凄いのだと思うが、この方の、この一言が私のこれからの10年を塗り替えたと思う。「激流に身を浸すことでしか飛躍的な成長は遂げられない」どんなに成功したと周囲から見られる人でも、歩んできた道のりは決して平坦ではなく、辛く厳しい毎日の中で鍛えられ、ある種の使命感を携え、志を持って、葛藤しながら現在に至っている。飛躍的成長のためには、激流に身を浸す勇気と強靭さ、主体者となれる使命感が絶対条件のように感じる。そしてまた「何かを決めること、すなわち人の行動を変えることほど難しいことはない」これは学習志向ではなく行動志向、実践志向がゆえの、本質を突いた言葉だと思う。12年後、私はどうありたいのか、私に何が欠落しているのかがシンプルになった瞬間であった。



そしてたまたま、自分の未来を2000人の前でプレゼンするという機会に恵まれたのも、脳に強く印象付ける最高のチャンスとなった。2000人にコミットメントしたからには絶対に成し遂げたい。こんな偶然に感謝したい。



※右上のキャリアデザインを更新しました。

店長コンベンション1日目

早朝から店舗見学を行い、コンベンション会場へ移動、皆かなり疲労しているうえに、このような会に参加するのが始めてで、英語の翻訳があまり上手ではなかったため、聴き取りにくく、それぞれの内容の本質が伝わらない状態、長時間じっと座って話しに聞き入ること自体が非常に大変だったようだ。眠気と空腹とも戦うことになり(店舗見学の影響で昼が食べれなかった)厳しい状況が続く。試験は中国語を書き出すのが日本語より時間がかかり、もう少し配慮して欲しかったが、なんとか書き上げ、ほぼほぼ全員満点。1文字でもミスがあるなんて信じがたいが、もしろ日本人の方が怪しい人間が多かったように思う。今回はWAYについて学ぶことが主たる目的だったこともあり、企業戦略研究、大学院の方や、グロービスの方をむかえてのプレゼンもあり、内容的にギッシリ重みのあるコンベンションであった。ニューズウィークぐらい毎週欠かさず読まない社員の会社など、世界では通用しないと素敵な笑顔でブッタ切る教授が素敵でした。笑顔で苦言を呈することができるのは凄い才能だと思います。それでも負けず嫌いなので、クソッと内心思いましたが、どちらかというと、それぐらい実行できていない自分に悔しかった。香港に来てから定期的ではなくなったことが多いので、もう1度インプットの体系化をしないといけない。初日が終わり、夜は中国事業チームで懇親会が行なわれた。9月23日から新たに2名日本人がやって来る。今回はその顔合わせもできたので、とても良かった。

日本に戻って

9月9日、1ヶ月ぶりに日本へ帰還。当日のフライトにて、機内食の黄色いパプリカにカビが生えていたのを、日本人店長の同僚が発見、フライトアテンダントに申し出ると、「はぁ~確かにカビですねぇ~申し訳ございません」、確かにカビです、それは。その後機内アナウンスにて、黄色いパプリカを食べないで下さいと緊急放送が入る。ANAでも、こんなことがあるのかと正直驚いた。


店長コンベンション初日は企業理念についての試験があるため、皆真剣に勉強。ホテルへのシャトルバス内でも勉強で香港の新人店長3名と私達日本人店長2名、クタクタになりながらホテルに到着。


夕食はホテルの近くの「牛角」に行きました。日本にいるときは、あまり感じませんでしたが、改めて食べると本当に美味しいです。焼肉は日本か韓国に限りますね。皆大満足でした。その後軽い運動も兼ねて散歩しようということになりましたが、丁度いいのが目の前にあったので、東京タワーを目指して散歩をしました。20年ぶり?東京見物なんて考えたこともなく、東京タワーがとても新鮮でした。



夜景は申し分なく最高で、香港の夜景より360度広がりがある分、華やかで見事でした。ちゃんと600円払って最上階まであがりましたが、あまり高いところは好きではないので、ヒヤヒヤ感があり落ち着きませんでした。


こうして日本滞在初日は平和に終わりました。翌日は早朝から店舗見学、店長コンベンションとハードなスケジュールで、試験も控えていたため、早めに部屋に戻り、おのおの勉強をすることにしました。私は不覚にも朝4時まで企業理念の紙を握り締めたままベッドの上で眠りに落ちていましたが…