2011/08/28

店長最後の日、いつかまたきっと。

店長という仕事はやりがいがある。店長という仕事は多くの人々に出会い、自分も、そしてともに仕事をする仲間も成長する。その成長に一喜一憂する。心血注いで頑張ってきて、結果を出せたものも、出せなかったものも、全部まとめて嬉しさも、悔しさも積み重なってゆく。たくさんのお客様にも出会う。ありがとうの言葉に感動することもある。時には厳しくお叱りを頂戴することもある。そして、そのお客様を深く理解し、暖かい人間関係が生まれる。店長という仕事に誇りを感じる。店長という仕事は一生涯掛けて極めるべき仕事。今日で店長が終わってしまうけれども、明日からは大店長として新しいステージでチャレンジがはじまる。でもまたいつかきっと店長として戻りたい、そんな世界がそこにはある。お世話になった皆さん、本当にありがとうございました。どんな困難にも決して負けず、未来を切り開いてゆきます。

いつまでも心は店長論。

2011/08/25

残業の震源地について

残業(OT)は一体何処からやってくるのか。日本の長時間労働は統計にも現れている通りで、なんでそんなに働いて、この程度のアウトプットなのかと欧米人は首をかしげているかもしれない。もしかしたら、日本人は勤勉で、勤労だと思われているのかもしれない。いやいや実際は長時間労働していないのではないか。つまり朦朧としながら職場にいるだけ、ぶらぶらしている、上司が帰らないから仕方なく仕事をしているふりをして時間をつぶしているのかもしれない。つまりタイムカード上は長時間だが、集中して仕事をしている時間で言えば定時なのかもしれない。

残業は何処からやってくるのか。残業の震源地は、ずばりボトムラインとトップからやってくる。仕事はどうしても1つ1つの仕事に依存関係が存在する。1つが終わらないと次の1つが進まない。つまりこの連鎖が着実に時間を消費し、仕事を完結させるために残業を発生させてしまう。トップとボトムラインにはさまれた地帯は最もホットな残業地帯になる。この板ばさみが各階層で発生するわけだから、手に負えない状況になってゆく。デスマーチである。

残業の本質に迫るには、残業をしなかった場合、一体何が起こるのか、徹底的に書き出してみると良い。そこに対処する方法は【スピードと質】に収斂されてゆく。

Wikiにデスマの大きな要因が4つあげられている
1.与えられた期間が、常識的な期間の半分以下である
2.エンジニアが通常必要な人数の半分以下である
3.予算やその他のリソースが必要分に対して半分である
4.機能や性能などの要求が倍以上である

換言すれば、仕事にどれぐらいの時間を要するのかの見積もりが甘く整合性がないうえに、仕事を委譲したり分担する人材がいなければ、デスマーチは必然となる。最も悲惨なのは、その仕事がどのように構成されているのか、1つ1つの構成要素やステップがわかっていない場合だ。この場合は仕事の棚卸が必要になる。残業しないための定石はこの条件をそろえることであり、デッドラインを決めたらトップからボトムラインまで全員がそれを厳守することしかない。仕事がチームプレーである以上、依存関係を断ち切ることはできないのだから一糸乱れず全員が決められたデッドラインを守ることが一番重要になる。

そう考えると、いかに仕事をきちんと棚卸し体系的にまとめあげ、正確な見積もりを行い、然るべき人材に分担、委譲し(人材がいない場合は教育)ある程度バッファを持たせたデッドラインを設定したうえで、それを1日8時間の定時におさめるのかが要となることがうかがえる。但しこれは残業を撲滅するということが目的であり、本当に優れた仕事をしたい場合は、1日8時間のうち1~2時間は創造する時間に使えるようにしないと革新性は生まれてこないだろう。やはりスピードと質が求められる。

スピードならITを駆使することで補完し、
質を上げるためには日々考える力を磨くこと。
デスマーチは絶対に避けたい。

目的と手段という双子の魔物



この目的と手段という双子の魔物は瓜二つで、いつの間にか入れ替わることで、我々を陥れる。新聞を読むことは新聞を読むことが目的になると、殆ど付加価値を見出さない、160円と日経新聞を読むことにかけた時間がパァになる。そう新聞は読むことが目的ではなくて、それを通じて自分の仕事やプライベートにどのような影響が起こりうるのか先を見通して、なにか行動に起こしたときにはじめて付加価値が発生する。これは勉強でも仕事でも全てに言えることだが、目的と手段は注意を払うべき双子の魔物だ。学費を捻出するためのバイトで本業が疎かになる、お客様そっちのけで言われた仕事に没頭する、我々の周辺には双子の起こした悪戯が蔓延している。


考える人は尊いが、彼の考える姿を見ても何も啓発されないのが現実。

彼が言葉を発したり、動いたときに彼の本当の素晴らしさは示されるのだ。

2011/08/16

ジョブズ・ウェイ 世界を変えるリーダーシップ


邦題:ジョブズ・ウェイ 世界を変えるリーダーシップ
THE STEVE JOBS WAY iREADERSHIP FOR A NEW GENERATION by Jay Elliot
ジョブズの側近であったジェイ氏による著書で、Appleを内側から描いたもの。Appleに関する書籍は読む機会が多かったが、ほとんどは外側から書いたものであったため、本著を読んだときの衝撃は凄かった。商品と売場中心の経営が何かを事細かに書き出してあることに加え、魅力溢れるチームビルディングに不可欠な要素とは何かがしるされている。まるでバイブルに思える一冊だった。これをどうやって具現化することができるのか、そこが何よりも一番ワクワクできる点。そしてそれを拒む現実の厚い壁、そこに屈するか。それとも突き破るのか。これこそ正にスティーブが日々直面していた現実なのではないだろうか。学んだことを自分でやってみる。

逆境に負けない精神を身につける方法



登山。逆境に負けない精神、メンタルタフネスを磨き、決めたゴールを貫くまで踏ん張りをきかせるようにするには、どのような取り組みが一番効果的なのか考えると、最も身近で、費やした時間に対して、効果が高そうなもの。それが「登山」だ。チョモランマやK2に挑む必要はなく、自分の力量に応じた高さを選べば良いし、普段あまり体を動かす必要がないなら、1000m級であっても、結構な道のりだと思われる。富士山は日本最高峰であり、幼少の記憶でしかないが、とても大変だったことは昔のことながら覚えている。子供に挑戦させたり、家庭の風土として、定期的に山に登って頂上制覇の祝福をあげるというのもいい。一緒に仕事をする仲間とともに、1つの同じ目標(頂上制覇)というのに挑戦して一緒に達成感を味わうのもいい。険しい山道をひたすら登ることは、換言すれば、毎日の地道な1つ1つの努力を積むということを擬似的に体験しているようなもので、諦めて下ろうと思えば自分の意思でそうすることができるし、歯をくいしばって、最後までやりきろうと葛藤し、奮闘することと等しい。時にゴールが見えるときもあれば、全く先行きが見えないときすらある。振り返れば随分高みにいることを体感する瞬間もあるし、まだまだスタート地点と変わらないことも体感することができる。登山、そのシンプルな体験は、我々の不屈の精神を磨く絶好の機会なのではないか。

2011/08/13

自分の付加価値を知る方法

今、一生掛けても使い切れない大金が転がり込んできたとしよう。さてどうするか?! 自分が何者で、何を成し遂げたいのかを知るためには、この問に答えなければならない。直ぐに退職して余生を楽しみたいのなら、それこそが自分の追い求める姿だし、何かを成し遂げようとする情熱が消えなければ、それも自分の真の姿なのだろう。つまり自分の付加価値は、十分に満たされない何かが何かということにある。それが何かを見つけたら、そこに全てを注ぎ込まないと生きている意味なんてない。

2011/08/11

Be uniqueになっていない

今年の方針「Be unique」を改めて振り返ると、全く実現できていない。一体どこに自分の付加価値があるのかどうか苦々しい思い。残り2011年も4ヶ月と少し、諦めずに1つ1つ粘り強く鍛え抜いてゆこう。英語1つ取っても、TOEICの得点が良い方々なんて星の数ほどいるわけだから、ヒトと同じことをやっていてもBe uniqueにならない。同じ得点でもSpeakingだけは誰にも負けないぐらい卓越しているとか、絶対に耳だけは異常に良く、どんなジャンルでも、100%聴き取れるとか、Readingは異常に早くて試験時間が30分余るでないと、どれもソコソコ良いなんてバランスと言えば聞こえは良いが、勝てるフィールドで勝てるルールを持ち込んで勝負しないと自分でなければいけない理由がない。同じ得点になった時に差がつくのはそのようなところだと思う。だからBe uniqueという成長の切り口に決めたのだから、ここは絶対にやる抜く。今回のTOEICは「TED」と英語圏のNewsの徹底した聴き込みと、読み込みで伸びた点数だから、ここは残りの4ヶ月も狂ったようにやる。私には最近の社員のようにアカデミックなバックグラウンドがない分、文法や語彙に弱点があるわけだから、あえて、そこを埋めにかかるような事は今年はやらない。その代わりに、生き残るために使ってきた言葉を武器に徹底的に磨きをかけてBe uniqueを実現する。最終的には得点などどうでも良くて、それを使って何ができるかなのだから、やはりSpeakingに重点を置かないといけなくなる。Be uniqueを実行するのは本当に骨が折れる。まるでフリークライミングの世界だ。

2011/08/08

蕨会 7年後の仲間達


毎年恒例の蕨会、今回は残念ながら参加できなかったのですが、メールで写真を送って頂きました。現在は皆がそれぞれの道を歩んでおり、毎年感じることながら、顔つきが全員、大人になったなぁと、日々厳しい現実に直面して磨かれているのだと感じる瞬間です。来年は絶対に参加して、皆の近況を聞きたい。この春、退職した仲間も無事に就職したようで、ホッしました。

2011/08/03

豪傑と食べ物

久しぶりに発熱した。発熱しながら思ったことは、豪傑と食べ物という関連性について考えたら面白いということ。時代を切り開いてきた豪傑は何を好んで食べてきたのだろうか。パワーフードはその人間を支えるエネルギーそのものなのだから、豪傑と呼ばれる人々は食べ物によって胆力を支えていた可能性が高いと思った。毎日カップ麺や菓子パンを食べ続けた体では時代を切り拓くようなパワーは生まれてこない気がした。ここぞというときに踏ん張れるのは鍛錬された精神と肉体が欠かせない。だから豪傑と食べ物を辿れば、普段私達が接することがない歴史の意外な一面が見えてくるかもしれない。高杉晋作は小食で知られているが、やはり強靭な精神に肉体がついてゆかなかったのではないだろうかと思いを馳せてみた。ご飯は大切だ。